6 / 71
第六話『二重炎拳 - フレイムパンチ』
しおりを挟む
「で、2つも『炎拳 - ファイヤーパンチ』を手に入れてどうするの?」
とニコが聞く。
「こうするんだよ!」
と僕は言った。
両手の平を天に向け大きくひろげた。
『スキル合成 - シンセサイズ』
僕はスキルを発動した。
合成するのはもちろん
『炎拳 - ファイヤーパンチ』
『炎拳 - ファイヤーパンチ』
この2つだ。
なんとなく両手に『炎拳 - ファイヤーパンチ』を持っているようなイメージを描く。実際に発動しているわけではないが
両手に乗っている、『炎拳 - ファイヤーパンチ』を混ぜるイメージを描く。
実際にはそういうことはしなくても合成出来るような気がするけど、気分だ。
気分は重要。
せっかく異世界だしね。
スキルクリエイター感を出したかった。
すると
<<合成成功>>
と、無機質な声が聞こえる。
よし、成功した。
やっぱり出来るんだな『同じスキルの合成』も!!
「スキル確認!」
と天の声に向かって言う。
<<二重炎拳 - フレイムパンチ>>
「フレイムパンチか!よし。できた。」
「フレイムパンチ?なんのことよ!」
とニコは言った。
外からは何をしているのかよくわからなかったらしい。そういえばそもそも彼女は、『炎弾 - ファイヤーバレット』を作るところも見ていなかったのかもしれない。
「こういうことだよ!『二重炎拳 - フレイムパンチ』」
と、僕は言いながらスキルを発動する。
わかりやすく実演して説明することにする。
すると、右腕から、炎が出る。
前回ビッグベアことクマさんと対峙したときに発動した
『炎拳 - ファイヤーパンチ』より遥かに、大きな炎を右腕にまとっている。
「なにそれ!」
と目を丸くして、驚くニコ。やはり前回の合成しているところを見ていなかったらしい。成果物の『炎弾 - ファイヤーバレット』だけ見ていたようだ。
「そんなスキル持ってたの??それなら速く言いなさいよ!!」
とニコが言う。
「いや、もってなかったんだ。今『炎拳 - ファイヤーパンチ』を2つ合成して作ったんだ!」
「作った!?!?」
とニコはかなり驚いている様子だ。
「スキルを作るなんてそんな話聞いたことないわよ!!」
「合成したんだ。一つにまとめたんだね。まさかこんなに効果があるとは思わなかったけれど」
と、まだ発動『二重炎拳 - フレイムパンチ』を眺める。
まさに効果はテキメンで、かなりの威力を持っていそうだ。
そして確認が済んだので、スッとスキルを消した。
「うーん、なかなかすごいね!」
と僕は笑った。
「というわけで、僕には『スキル合成 - シンセサイズ』のスキルがあるんだ」
とニコに言った。
「『スキル合成 - シンセサイズ』・・・そんなスキル聞いたことないわ。タカシ・・・一体何者なの?・・・いや何者でもいいわ!すごいわね・・・」
とニコが言った。
「ありがとう!」
僕は笑った。
とニコが聞く。
「こうするんだよ!」
と僕は言った。
両手の平を天に向け大きくひろげた。
『スキル合成 - シンセサイズ』
僕はスキルを発動した。
合成するのはもちろん
『炎拳 - ファイヤーパンチ』
『炎拳 - ファイヤーパンチ』
この2つだ。
なんとなく両手に『炎拳 - ファイヤーパンチ』を持っているようなイメージを描く。実際に発動しているわけではないが
両手に乗っている、『炎拳 - ファイヤーパンチ』を混ぜるイメージを描く。
実際にはそういうことはしなくても合成出来るような気がするけど、気分だ。
気分は重要。
せっかく異世界だしね。
スキルクリエイター感を出したかった。
すると
<<合成成功>>
と、無機質な声が聞こえる。
よし、成功した。
やっぱり出来るんだな『同じスキルの合成』も!!
「スキル確認!」
と天の声に向かって言う。
<<二重炎拳 - フレイムパンチ>>
「フレイムパンチか!よし。できた。」
「フレイムパンチ?なんのことよ!」
とニコは言った。
外からは何をしているのかよくわからなかったらしい。そういえばそもそも彼女は、『炎弾 - ファイヤーバレット』を作るところも見ていなかったのかもしれない。
「こういうことだよ!『二重炎拳 - フレイムパンチ』」
と、僕は言いながらスキルを発動する。
わかりやすく実演して説明することにする。
すると、右腕から、炎が出る。
前回ビッグベアことクマさんと対峙したときに発動した
『炎拳 - ファイヤーパンチ』より遥かに、大きな炎を右腕にまとっている。
「なにそれ!」
と目を丸くして、驚くニコ。やはり前回の合成しているところを見ていなかったらしい。成果物の『炎弾 - ファイヤーバレット』だけ見ていたようだ。
「そんなスキル持ってたの??それなら速く言いなさいよ!!」
とニコが言う。
「いや、もってなかったんだ。今『炎拳 - ファイヤーパンチ』を2つ合成して作ったんだ!」
「作った!?!?」
とニコはかなり驚いている様子だ。
「スキルを作るなんてそんな話聞いたことないわよ!!」
「合成したんだ。一つにまとめたんだね。まさかこんなに効果があるとは思わなかったけれど」
と、まだ発動『二重炎拳 - フレイムパンチ』を眺める。
まさに効果はテキメンで、かなりの威力を持っていそうだ。
そして確認が済んだので、スッとスキルを消した。
「うーん、なかなかすごいね!」
と僕は笑った。
「というわけで、僕には『スキル合成 - シンセサイズ』のスキルがあるんだ」
とニコに言った。
「『スキル合成 - シンセサイズ』・・・そんなスキル聞いたことないわ。タカシ・・・一体何者なの?・・・いや何者でもいいわ!すごいわね・・・」
とニコが言った。
「ありがとう!」
僕は笑った。
1
お気に入りに追加
177
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる