234 / 286
第二百三十二話『速射弓矢』
しおりを挟む
「おねぇさまは渡しませんよ!!ジュン!!」
と小柄な美少女アスカが言う。
「うん、気をつけるよ!」
と僕は笑った。
と、僕達は挨拶を済ませて、C級英雄ランク戦の第二ラウンドに突入したようだった。
彼女たちはどんな戦い方をするのか、そんなことを思っていると、BGMが戦闘の音楽に変わった。
「さて、早速敵が現れたぞ!」
と僕は言った。
「次の敵はなに?」
と、サラが僕に聞く。
「こどもの魔法使い・・・?」
と、サラが見た目から判断して聞く。
小柄なモンスター。
そして、なんとなく魔法を使いそうな衣装。
「ダークウィザードジュニア三体だ!」
そう、彼らは小柄な魔法使い。
僕はサラに説明する。
そして、チラッとサラの方を見る。
「だーく、うぃざーど、じゅにあ・・・?」
と、はてなマークをめいいっぱい頭に浮かべていた。
あ、専門用語使いすぎた・・・とその瞬間思った。
「あ、ジュニアはわかるよ!!子供のことでしょ!それはわかります!!」
えっへんと胸を突き出して自信満々のサラだった。
うん、たぶん中学生で習うからね。
「そうだね・・・ダークは闇とか暗黒とか、まぁ、悪いやつくらいの意味だね。ウィザードは魔法使いだね。男の魔法使いね、女の魔法使いはウィッチね!」
と、僕が言う。
「ほ・・・ほう・・・知ってました・・・よ・・・?」
と言うサラ。
ウィッチは確実に知らなかったっぽいな・・・と思った事は内緒だ。
「うん、そうだよね」
と、僕は笑った。
そうこうしていると。
「グオォォォォォ」
とモンスターがうなる。
「おねーさまは完全にお守りします!!」
と、小柄な美少女アスカが走りだしていた。
「みんなどういう戦い方するのかな?」
と、サラが言う。
そう、C級英雄ランク戦はお互いの戦い方が見られることが特徴だ。C級になると、グッとチームに特色がでることが1ラウンド目でわかっていた。
「エリカちゃんが大きな弓を持ってて、サヤカちゃんは普通の大きさの弓で・・・アスカちゃんは、籠手を使ってるから、格闘家?」
とサラが僕に聞く。
「惜しい!」
と僕が言う。
「惜しい?」
とサラが聞く。どれが外れたのだろう?と不思議そうな顔をしている。
「あの籠手は格闘家用の籠手じゃないね」
と僕が言う。
しゅたたー!
と、かなり小回りの効く走りで、アスカが敵の横に回りこむ。
「はい、みんな!おねぇさまの方じゃなくて私の方を向いてね!」
とアスカは言いながら、籠手を構えた。
「籠手を構えた?どゆこと・・・?」
とサラが僕に聞く。
簡単に言うと、右腕を伸ばして、相手に向けている、という状態だ。
確かに、普通の籠手だと思っていたら、良くわからない状態だ。
と、同時に、パシュッと、アスカの右腕、つまり籠手から、弓矢が発射された。
「うん、あれは速射弓矢だね。片手で打てる、機械式の弓矢だ!」
と僕が言う。
「そう、私達は、弓矢三人チームだよ!」
と普通サイズの弓矢を持つサヤカが弓を引きながら言った。
と小柄な美少女アスカが言う。
「うん、気をつけるよ!」
と僕は笑った。
と、僕達は挨拶を済ませて、C級英雄ランク戦の第二ラウンドに突入したようだった。
彼女たちはどんな戦い方をするのか、そんなことを思っていると、BGMが戦闘の音楽に変わった。
「さて、早速敵が現れたぞ!」
と僕は言った。
「次の敵はなに?」
と、サラが僕に聞く。
「こどもの魔法使い・・・?」
と、サラが見た目から判断して聞く。
小柄なモンスター。
そして、なんとなく魔法を使いそうな衣装。
「ダークウィザードジュニア三体だ!」
そう、彼らは小柄な魔法使い。
僕はサラに説明する。
そして、チラッとサラの方を見る。
「だーく、うぃざーど、じゅにあ・・・?」
と、はてなマークをめいいっぱい頭に浮かべていた。
あ、専門用語使いすぎた・・・とその瞬間思った。
「あ、ジュニアはわかるよ!!子供のことでしょ!それはわかります!!」
えっへんと胸を突き出して自信満々のサラだった。
うん、たぶん中学生で習うからね。
「そうだね・・・ダークは闇とか暗黒とか、まぁ、悪いやつくらいの意味だね。ウィザードは魔法使いだね。男の魔法使いね、女の魔法使いはウィッチね!」
と、僕が言う。
「ほ・・・ほう・・・知ってました・・・よ・・・?」
と言うサラ。
ウィッチは確実に知らなかったっぽいな・・・と思った事は内緒だ。
「うん、そうだよね」
と、僕は笑った。
そうこうしていると。
「グオォォォォォ」
とモンスターがうなる。
「おねーさまは完全にお守りします!!」
と、小柄な美少女アスカが走りだしていた。
「みんなどういう戦い方するのかな?」
と、サラが言う。
そう、C級英雄ランク戦はお互いの戦い方が見られることが特徴だ。C級になると、グッとチームに特色がでることが1ラウンド目でわかっていた。
「エリカちゃんが大きな弓を持ってて、サヤカちゃんは普通の大きさの弓で・・・アスカちゃんは、籠手を使ってるから、格闘家?」
とサラが僕に聞く。
「惜しい!」
と僕が言う。
「惜しい?」
とサラが聞く。どれが外れたのだろう?と不思議そうな顔をしている。
「あの籠手は格闘家用の籠手じゃないね」
と僕が言う。
しゅたたー!
と、かなり小回りの効く走りで、アスカが敵の横に回りこむ。
「はい、みんな!おねぇさまの方じゃなくて私の方を向いてね!」
とアスカは言いながら、籠手を構えた。
「籠手を構えた?どゆこと・・・?」
とサラが僕に聞く。
簡単に言うと、右腕を伸ばして、相手に向けている、という状態だ。
確かに、普通の籠手だと思っていたら、良くわからない状態だ。
と、同時に、パシュッと、アスカの右腕、つまり籠手から、弓矢が発射された。
「うん、あれは速射弓矢だね。片手で打てる、機械式の弓矢だ!」
と僕が言う。
「そう、私達は、弓矢三人チームだよ!」
と普通サイズの弓矢を持つサヤカが弓を引きながら言った。
0
お気に入りに追加
695
あなたにおすすめの小説
運極さんが通る
スウ
ファンタジー
『VRMMO』の技術が詰まったゲームの1次作、『Potential of the story』が発売されて約1年と2ヶ月がたった。
そして、今日、新作『Live Online』が発売された。
主人公は『Live Online』の世界で掲示板を騒がせながら、運に極振りをして、仲間と共に未知なる領域を探索していく。……そして彼女は後に、「災運」と呼ばれる。
いや、一応苦労してますけども。
GURA
ファンタジー
「ここどこ?」
仕事から帰って最近ハマってるオンラインゲームにログイン。
気がつくと見知らぬ草原にポツリ。
レベル上げとモンスター狩りが好きでレベル限界まで到達した、孤高のソロプレイヤー(とか言ってるただの人見知りぼっち)。
オンラインゲームが好きな25歳独身女がゲームの中に転生!?
しかも男キャラって...。
何の説明もなしにゲームの中の世界に入り込んでしまうとどういう行動をとるのか?
なんやかんやチートっぽいけど一応苦労してるんです。
お気に入りや感想など頂けると活力になりますので、よろしくお願いします。
※あまり気にならないように製作しているつもりですが、TSなので苦手な方は注意して下さい。
※誤字・脱字等見つければその都度修正しています。
異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!
リュース
ファンタジー
主人公の青年、藤堂飛鳥(とうどう・あすか)。
彼は、新発売のVRMMOを購入して帰る途中、事故に合ってしまう。
だがそれは神様のミスで、本来アスカは事故に遭うはずでは無かった。
神様は謝罪に、チートスキルを持っての異世界転生を進めて来たのだが・・・。
アスカはそんなことお構いなしに、VRMMO!
これは、神様に貰ったチートスキルを活用して、VRMMO世界を楽しむ物語。
異世界云々が出てくるのは、殆ど最初だけです。
そちらがお望みの方には、満足していただけないかもしれません。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
ーOnly Life Onlineーで生産職中心に遊んでたらトッププレイヤーの仲間入り
星月 ライド
ファンタジー
親友の勧めで遊び、マイペースに進めていたら何故かトッププレイヤーになっていた!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意事項
※主人公リアルチート
暴力・流血表現
VRMMO
一応ファンタジー
もふもふにご注意ください。
VRおじいちゃん ~ひろしの大冒険~
オイシイオコメ
SF
75歳のおじいさん「ひろし」は思いもよらず、人気VRゲームの世界に足を踏み入れた。おすすめされた種族や職業はまったく理解できず「無職」を選び、さらに操作ミスで物理攻撃力に全振りしたおじいさんはVR世界で出会った仲間たちと大冒険を繰り広げる。
この作品は、小説家になろう様とカクヨム様に2021年執筆した「VRおじいちゃん」と「VRおばあちゃん」を統合した作品です。
前作品は同僚や友人の意見も取り入れて書いておりましたが、今回は自分の意向のみで修正させていただいたリニューアル作品です。
(小説中のダッシュ表記につきまして)
作品公開時、一部のスマートフォンで文字化けするとのご報告を頂き、ダッシュ2本のかわりに「ー」を使用しております。
現実逃避のために逃げ込んだVRMMOの世界で、私はかわいいテイムモンスターたちに囲まれてゲームの世界を堪能する
にがりの少なかった豆腐
ファンタジー
この作品は 旧題:金運に恵まれたが人運に恵まれなかった俺は、現実逃避するためにフルダイブVRゲームの世界に逃げ込んだ
の内容を一部変更し修正加筆したものになります。
宝くじにより大金を手に入れた主人公だったが、それを皮切りに周囲の人間関係が悪化し、色々あった結果、現実の生活に見切りを付け、溜まっていた鬱憤をVRゲームの世界で好き勝手やって晴らすことを決めた。
そして、課金したりかわいいテイムモンスターといちゃいちゃしたり、なんて事をしている内にダンジョンを手に入れたりする主人公の物語。
※ 異世界転移や転生、ログアウト不可物の話ではありません ※
※修正前から主人公の性別が変わっているので注意。
※男主人公バージョンはカクヨムにあります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる