3 / 25
3 何気ない日常
しおりを挟む
ステイアニーは小さい頃から甘い物が好きだった。本人に自覚はなくとも表情は隠せない。もちろんジルネフィもそのことには気づいていた。
(人間の世界で食べたことがないみたいだったし、その反動かな)
最初にスティアニーに甘いものを与えたのは拾って半年ほど経った頃だった。たまたま人間の世界で棒付きキャンディーを見つけたジルネフィは、「人の子はこういうものを喜ぶんだったな」と思い出し買って帰った。
「はい、お土産」
そう言って差し出したキャンディーに、スティアニーは菫色の瞳をこれでもかというほど見開いた。そうして何度もキャンディーとジルネフィの顔を見た。
食べたい、スティアニーの顔にはそう書いてあった。ところが一向に手に取ろうとしない。不思議に思ったジルネフィが「食べないの?」と尋ねると、キャンディーを見たときよりも驚いたような顔をし、震えながら手に取った。
スティアニーは棒付きキャンディーをそれは大事そうに食べた。少し舐めては口を離し、何か悩むような顔をしてまた少し舐める。そうして何度か舐めたあと、なぜか包み紙に戻そうとした。
「もういらない?」
尋ねるジルネフィに大慌てで首を横に振る。両手は棒をしっかり持ち、奪われたくないのだと全身で訴えていた。
「全部食べていいんだよ?」
「……でも、」
「食べたいんだよね?」
問いかけにスティアニーは俯き、それから小さく頷いた。
「食べたいのに食べないのはなぜ?」
「……なくなっちゃうから」
小さな声での返事に、ジルネフィは「なるほど」と思った。スティアニーはキャンディーが好きだ。しかしいま食べたら二度と食べることができない。そう思って少しずつ食べようと考えたのだろう。
「また買ってくるよ」
ジルネフィの言葉にスティアニーは菫色の目をますます大きく見開いた。「だからそれは全部食べるといい」と言うと、それまでと違い夢中になってキャンディーを舐め続けた。
それ以来、ジルネフィは人間の世界に行くたびにキャンディーを買い求めるようになった。いまでも気がつくと買っていて、そのたびにスティアニーは「もう子どもじゃないですよ」と笑う。
(そんなスティも、いつの間にか自分で菓子を作るようになった)
今日は昼食前に薬の調合が終わった。午後はゆっくり本でも読もうと思っていたジルネフィだが、なにやら香ばしい匂いがしていることに気づきキッチンを覗く。
テーブルには焼きたてのクッキーが何種類も並んでいた。オーブンの近くでは髪を一つに結んだスティアニーが鼻歌を歌いながら作業している。しばらくその姿を眺めたもののジルネフィの気配に気づくことはない。それだけクッキー作りに夢中になっているのだろう。
何事にも熱心なスティアニーの様子にジルネフィの顔に笑みが浮かぶ。つい「ふふ」と笑うと、声に気づいたスティアニーが振り返った。その手にはテーブルに並ぶものとは違うクッキーが載った皿がある。
「お師さま、何を笑っているんですか?」
きょとんとした顔で首を傾げるスティアニーからクッキーの甘い香りが広がった。バターやミルク、それにジャムの香りがするということはジャムサンドのクッキーも作っているのだろう。
「スティは本当に甘いものが好きだなぁと思ってね」
「いつまでも子どもみたいだって言うんでしょう?」
少し膨らんだ頬が愛らしい。いつの頃からか見せるようになった表情に「これも思い出というものになるんだろうな」と人間のようなことを考えながら「そんなことはないよ」と言って近づく。
「わたしのスティはいつまでも愛らしいと思っただけだよ」
少しむくれたような表情を慰めるように頬にチュッと口づけた。しばらく呆けたようにジルネフィを見ていたスティアニーの顔が一気に赤くなる。
「スティ?」
ここまで真っ赤になったのは初めてだ。どうしたのだろうとジルネフィが顔を覗き込むと、頬を真っ赤にしたまま視線をうろうろとさまよわせる。皿を持つ手は少し震え、反対の手は胸のあたりを押さえるように拳を握っていた。口元も少し震えているようで、何か言いたいのか少し開いたかと思えばすぐに閉じるといった仕草をくり返している。
「どうかした?」
尋ねる声にハッとしたスティアニーは、二、三度視線を左右に揺らしてから「な、なんでもないです」と答えた。そうしてくるりと背を向ける。
「お茶の用意しますね」
そう言って棚から茶葉を取り出し、ティーポットやティーカップを用意し始めた。これ以上何か訊ねても答えてはくれないだろう。そう判断したジルネフィはおとなしく席に着くことにした。そうしてテキパキと動く姿を眺めるものの、時々見える横顔はまだ少し赤い。
(そういえば最近こういう表情をすることが増えてきたな)
静かに観察しているとスティアニーがくるりと振り返った。手には先ほどとは別のクッキーが並んでいる。
「お師さま用のクッキーも焼いたので、お師さまはこちらをどうぞ」
「わたし用?」
「はい。前に甘くないクッキーを焼いたとき、これなら食べられると言っていたじゃないですか。それをもう少し改良した新作です」
見ればほかとは違い黄色や赤色の小さな実が載っている。クッキー自体にも黒っぽい粒が見え隠れしていた。
「これをわたしのために?」
「はい」
まるで薬の調合に成功したような誇らしげな表情を浮かべている。「スティはいつも全力だな」と微笑ましく思いながら、一枚手にしカリッと一口かじった。最初に漂うのは甘いクッキーの香りだが、噛み続けると痺れるような辛味が舌を刺激する。
「辛味が効いていておいしいね」
その言葉にスティアニーが「よかった」と満面の笑みを浮かべた。
「前に焼いたときよりもジンジャーを強めにしたんです。あと、香ばしさを出すためにナッツの種類も増やして、スパイスも少し加えてみました」
説明するスティアニーの表情がうれしそうなものに変わっていく。
(こうした表情を見るのも悪くない)
弟子として喜ぶ姿とは微妙に違う。そうした微妙な表情の変化はジルネフィの興味を引いた。人間の表情に興味を持ったことなどないのにスティアニーの表情には目が留まる。「これも養い親になった証かな」と思ったものの、そう考える自分を笑いたくなった。
(そんなことをわたしが考えるなんて、本当に興味深いことばかりだ)
元々ジルネフィは好奇心が強い性格の持ち主だった。かつて拾った猫も命果てる瞬間まで観察したが、それよりもスティアニーのほうがずっと興味深い。これまで人間と深く接したことがなかったからか初めて目にするものも多く、そのたびに好奇心を満たしてもくれた。だから養い親めいたことをし続けているのだろうとジルネフィは考える。
「本当にスティは何でもできるようになったね。いまではわたしよりずっと上手に料理もできるようになった。わたしはきっと、スティが作ったもの以外は食べられなくなっているんじゃないかな」
以前は食に対してそれほど興味がなかった。毎日食べなくても死ぬことがない体だからか、疎かに考えていたときもある。しかしスティアニーを拾ってからというもの食に対して貪欲に考えるようになった。
きっかけは何を与えてもあまり食べないスティアニーだった。あまりにも食べない様子に憤り、とにかく食べさせようと躍起になって料理をするようになった。そんなスティアニーがおいしそうに食べるようになると、今度はその変化に興味を持った。いまではスティアニーが作るものすべてに興味がある。
そう思って告げた言葉にスティアニーの頬がうっすらと赤く染まった。
「僕は、お師さまの作る料理が好きです」
「もうスティのほうがおいしく作れると思うよ」
「それでもやっぱり僕にはお師さまの料理が一番なんです。それに、お師さまの手作りケーキは僕にとって一番のご馳走ですから」
はにかむ表情に「それじゃ、今年はさらに気合いを入れないといけないな」と答える。
毎年、スティアニーの誕生日にケーキを焼くのがジルネフィの役割になっていた。人間の世界では誕生日にケーキを食べると知ったからで、拾った翌年からずっと続けている。
凝り性でもあるジルネフィは、人間の世界にある様々なケーキを調べては自ら作り、さらに改良してスティアニーに食べさせた。キャンディーすら食べたことがなかったスティアニーにとってジルネフィのケーキは宝物であり幸せの象徴となった。
だからスティアニーはいつも「お師さまのケーキが一番だ」と口にする。しかしジルネフィがスティアニーの深い気持ちに気づくことはない。
「とても楽しみです」
菫色の目でしっかりとジルネフィを見ながらスティアニーがそうはにかんだ。その瞳にはいつになく強い光が宿っていた。
(そんなにケーキが食べたいのかな)
それなら誕生日以外でも作ってやるのに。そう思いながらジルネフィは「楽しみにしていて」と答えた。
スティアニーの誕生日はすでに過ぎている。当日ケーキを用意しなかったのは、後で成人の儀式をすると二人で決めたからだ。
その昔、人間の魔術師は幸運が訪れるようにと特別な成人の儀式を行っていた。儀式は月齢を読み、精霊の祝福を受ける最善の日を選んで行う。ジルネフィはその儀式をスティアニーに施すことにした。未来に多く幸あれと考えてのことだ。
古い儀式のことを聞いたスティアニーは、一生に一度しかない特別なその日にケーキを食べたいと言った。滅多に自分の欲を口にしない弟子のおねだりをジルネフィは快く受け入れた。
「今年は特別な日に食べるからね、いつも以上のものを期待していいよ」
微笑むジルネフィに、スティアニーは弾けんばかりの笑顔を返した。
(人間の世界で食べたことがないみたいだったし、その反動かな)
最初にスティアニーに甘いものを与えたのは拾って半年ほど経った頃だった。たまたま人間の世界で棒付きキャンディーを見つけたジルネフィは、「人の子はこういうものを喜ぶんだったな」と思い出し買って帰った。
「はい、お土産」
そう言って差し出したキャンディーに、スティアニーは菫色の瞳をこれでもかというほど見開いた。そうして何度もキャンディーとジルネフィの顔を見た。
食べたい、スティアニーの顔にはそう書いてあった。ところが一向に手に取ろうとしない。不思議に思ったジルネフィが「食べないの?」と尋ねると、キャンディーを見たときよりも驚いたような顔をし、震えながら手に取った。
スティアニーは棒付きキャンディーをそれは大事そうに食べた。少し舐めては口を離し、何か悩むような顔をしてまた少し舐める。そうして何度か舐めたあと、なぜか包み紙に戻そうとした。
「もういらない?」
尋ねるジルネフィに大慌てで首を横に振る。両手は棒をしっかり持ち、奪われたくないのだと全身で訴えていた。
「全部食べていいんだよ?」
「……でも、」
「食べたいんだよね?」
問いかけにスティアニーは俯き、それから小さく頷いた。
「食べたいのに食べないのはなぜ?」
「……なくなっちゃうから」
小さな声での返事に、ジルネフィは「なるほど」と思った。スティアニーはキャンディーが好きだ。しかしいま食べたら二度と食べることができない。そう思って少しずつ食べようと考えたのだろう。
「また買ってくるよ」
ジルネフィの言葉にスティアニーは菫色の目をますます大きく見開いた。「だからそれは全部食べるといい」と言うと、それまでと違い夢中になってキャンディーを舐め続けた。
それ以来、ジルネフィは人間の世界に行くたびにキャンディーを買い求めるようになった。いまでも気がつくと買っていて、そのたびにスティアニーは「もう子どもじゃないですよ」と笑う。
(そんなスティも、いつの間にか自分で菓子を作るようになった)
今日は昼食前に薬の調合が終わった。午後はゆっくり本でも読もうと思っていたジルネフィだが、なにやら香ばしい匂いがしていることに気づきキッチンを覗く。
テーブルには焼きたてのクッキーが何種類も並んでいた。オーブンの近くでは髪を一つに結んだスティアニーが鼻歌を歌いながら作業している。しばらくその姿を眺めたもののジルネフィの気配に気づくことはない。それだけクッキー作りに夢中になっているのだろう。
何事にも熱心なスティアニーの様子にジルネフィの顔に笑みが浮かぶ。つい「ふふ」と笑うと、声に気づいたスティアニーが振り返った。その手にはテーブルに並ぶものとは違うクッキーが載った皿がある。
「お師さま、何を笑っているんですか?」
きょとんとした顔で首を傾げるスティアニーからクッキーの甘い香りが広がった。バターやミルク、それにジャムの香りがするということはジャムサンドのクッキーも作っているのだろう。
「スティは本当に甘いものが好きだなぁと思ってね」
「いつまでも子どもみたいだって言うんでしょう?」
少し膨らんだ頬が愛らしい。いつの頃からか見せるようになった表情に「これも思い出というものになるんだろうな」と人間のようなことを考えながら「そんなことはないよ」と言って近づく。
「わたしのスティはいつまでも愛らしいと思っただけだよ」
少しむくれたような表情を慰めるように頬にチュッと口づけた。しばらく呆けたようにジルネフィを見ていたスティアニーの顔が一気に赤くなる。
「スティ?」
ここまで真っ赤になったのは初めてだ。どうしたのだろうとジルネフィが顔を覗き込むと、頬を真っ赤にしたまま視線をうろうろとさまよわせる。皿を持つ手は少し震え、反対の手は胸のあたりを押さえるように拳を握っていた。口元も少し震えているようで、何か言いたいのか少し開いたかと思えばすぐに閉じるといった仕草をくり返している。
「どうかした?」
尋ねる声にハッとしたスティアニーは、二、三度視線を左右に揺らしてから「な、なんでもないです」と答えた。そうしてくるりと背を向ける。
「お茶の用意しますね」
そう言って棚から茶葉を取り出し、ティーポットやティーカップを用意し始めた。これ以上何か訊ねても答えてはくれないだろう。そう判断したジルネフィはおとなしく席に着くことにした。そうしてテキパキと動く姿を眺めるものの、時々見える横顔はまだ少し赤い。
(そういえば最近こういう表情をすることが増えてきたな)
静かに観察しているとスティアニーがくるりと振り返った。手には先ほどとは別のクッキーが並んでいる。
「お師さま用のクッキーも焼いたので、お師さまはこちらをどうぞ」
「わたし用?」
「はい。前に甘くないクッキーを焼いたとき、これなら食べられると言っていたじゃないですか。それをもう少し改良した新作です」
見ればほかとは違い黄色や赤色の小さな実が載っている。クッキー自体にも黒っぽい粒が見え隠れしていた。
「これをわたしのために?」
「はい」
まるで薬の調合に成功したような誇らしげな表情を浮かべている。「スティはいつも全力だな」と微笑ましく思いながら、一枚手にしカリッと一口かじった。最初に漂うのは甘いクッキーの香りだが、噛み続けると痺れるような辛味が舌を刺激する。
「辛味が効いていておいしいね」
その言葉にスティアニーが「よかった」と満面の笑みを浮かべた。
「前に焼いたときよりもジンジャーを強めにしたんです。あと、香ばしさを出すためにナッツの種類も増やして、スパイスも少し加えてみました」
説明するスティアニーの表情がうれしそうなものに変わっていく。
(こうした表情を見るのも悪くない)
弟子として喜ぶ姿とは微妙に違う。そうした微妙な表情の変化はジルネフィの興味を引いた。人間の表情に興味を持ったことなどないのにスティアニーの表情には目が留まる。「これも養い親になった証かな」と思ったものの、そう考える自分を笑いたくなった。
(そんなことをわたしが考えるなんて、本当に興味深いことばかりだ)
元々ジルネフィは好奇心が強い性格の持ち主だった。かつて拾った猫も命果てる瞬間まで観察したが、それよりもスティアニーのほうがずっと興味深い。これまで人間と深く接したことがなかったからか初めて目にするものも多く、そのたびに好奇心を満たしてもくれた。だから養い親めいたことをし続けているのだろうとジルネフィは考える。
「本当にスティは何でもできるようになったね。いまではわたしよりずっと上手に料理もできるようになった。わたしはきっと、スティが作ったもの以外は食べられなくなっているんじゃないかな」
以前は食に対してそれほど興味がなかった。毎日食べなくても死ぬことがない体だからか、疎かに考えていたときもある。しかしスティアニーを拾ってからというもの食に対して貪欲に考えるようになった。
きっかけは何を与えてもあまり食べないスティアニーだった。あまりにも食べない様子に憤り、とにかく食べさせようと躍起になって料理をするようになった。そんなスティアニーがおいしそうに食べるようになると、今度はその変化に興味を持った。いまではスティアニーが作るものすべてに興味がある。
そう思って告げた言葉にスティアニーの頬がうっすらと赤く染まった。
「僕は、お師さまの作る料理が好きです」
「もうスティのほうがおいしく作れると思うよ」
「それでもやっぱり僕にはお師さまの料理が一番なんです。それに、お師さまの手作りケーキは僕にとって一番のご馳走ですから」
はにかむ表情に「それじゃ、今年はさらに気合いを入れないといけないな」と答える。
毎年、スティアニーの誕生日にケーキを焼くのがジルネフィの役割になっていた。人間の世界では誕生日にケーキを食べると知ったからで、拾った翌年からずっと続けている。
凝り性でもあるジルネフィは、人間の世界にある様々なケーキを調べては自ら作り、さらに改良してスティアニーに食べさせた。キャンディーすら食べたことがなかったスティアニーにとってジルネフィのケーキは宝物であり幸せの象徴となった。
だからスティアニーはいつも「お師さまのケーキが一番だ」と口にする。しかしジルネフィがスティアニーの深い気持ちに気づくことはない。
「とても楽しみです」
菫色の目でしっかりとジルネフィを見ながらスティアニーがそうはにかんだ。その瞳にはいつになく強い光が宿っていた。
(そんなにケーキが食べたいのかな)
それなら誕生日以外でも作ってやるのに。そう思いながらジルネフィは「楽しみにしていて」と答えた。
スティアニーの誕生日はすでに過ぎている。当日ケーキを用意しなかったのは、後で成人の儀式をすると二人で決めたからだ。
その昔、人間の魔術師は幸運が訪れるようにと特別な成人の儀式を行っていた。儀式は月齢を読み、精霊の祝福を受ける最善の日を選んで行う。ジルネフィはその儀式をスティアニーに施すことにした。未来に多く幸あれと考えてのことだ。
古い儀式のことを聞いたスティアニーは、一生に一度しかない特別なその日にケーキを食べたいと言った。滅多に自分の欲を口にしない弟子のおねだりをジルネフィは快く受け入れた。
「今年は特別な日に食べるからね、いつも以上のものを期待していいよ」
微笑むジルネフィに、スティアニーは弾けんばかりの笑顔を返した。
10
お気に入りに追加
235
あなたにおすすめの小説
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
奴の執着から逃れられない件について
B介
BL
幼稚園から中学まで、ずっと同じクラスだった幼馴染。
しかし、全く仲良くなかったし、あまり話したこともない。
なのに、高校まで一緒!?まあ、今回はクラスが違うから、内心ホッとしていたら、放課後まさかの呼び出され...,
途中からTLになるので、どちらに設定にしようか迷いました。
モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中
risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。
任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。
快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。
アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——?
24000字程度の短編です。
※BL(ボーイズラブ)作品です。
この作品は小説家になろうさんでも公開します。
転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる
塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった!
特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。
魔王討伐後に勇者の子を身篭ったので、逃げたけど結局勇者に捕まった。
柴傘
BL
勇者パーティーに属していた魔術師が勇者との子を身篭ったので逃走を図り失敗に終わるお話。
頭よわよわハッピーエンド、執着溺愛勇者×気弱臆病魔術師。
誰もが妊娠できる世界、勇者パーティーは皆仲良し。
さくっと読める短編です。
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
腐男子ですが、お気に入りのBL小説に転移してしまいました
くるむ
BL
芹沢真紀(せりざわまさき)は、大の読書好き(ただし読むのはBLのみ)。
特にお気に入りなのは、『男なのに彼氏が出来ました』だ。
毎日毎日それを舐めるように読み、そして必ず寝る前には自分もその小説の中に入り込み妄想を繰り広げるのが日課だった。
そんなある日、朝目覚めたら世界は一変していて……。
無自覚な腐男子が、小説内一番のイケてる男子に溺愛されるお話し♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる