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美しき魔術士の日常
5 兄弟の会話・終
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黄玉宮の隣に、驚くほど大きく立派な温室が完成した。さすがは軍帝だと笑いたくなったわたしとは対照的に、カナリヤは大きな瞳をパチパチと瞬かせながらしばらく呆然と見ていた。
初めて中に入った日は驚きすぎたのか、カナリヤはひと言も言葉を発しなかった。ところが翌日は早朝から温室に行っていたようで、ボクト様が「陛下が苦々しく温室を見ている」と苦笑していた。
(まさか、ここまで夢中になるとは思っていなかったのだろうな)
軍帝はまだまだカナリヤのことをわかっていない。あの子はずっと鳥籠に閉じ込められていたのだ。だから世界のほとんどを見聞きしたことがない。そんなカナリヤが生まれて初めて見る大きな温室に夢中にならないはずがなかった。
(むしろ、何かに夢中になれるようになったことを喜ばなくては)
いまも花茶の原料になる花を摘みながら楽しそうな顔をしている。軍帝もこの顔を見たかったのだろうから、それで満足しなければ。「それでも苦々しく思うのだろうな」とおかしく思いながら術の気配を探った。
(……この辺りの術は問題なさそうだ)
広い温室は、いわば大きな密室だ。出入り口を塞いでしまえばカナリヤを閉じ込めることもできる。二度と事件は起きないだろうけれど、念のために温室には術を施してあった。
もしここに侵入者が踏み込めば術が発動し、改良した魔具人形たちがすぐに駆けつける。もちろんわたしもすぐに関知できるようにした。侵入者はカナリヤが認識する前に処分する。誰一人としてカナリヤに触れさせはしない。
「兄上様、これは何という花ですか?」
わたしを見上げるカナリヤの手には、白く芳しい香りの花が握られている。
「これはたしか、フランジュファリと言ったかな。とてもよい香りがする花だよ」
「フランジュ……あ、」
鼻を近づけたカナリヤが小さく声を出した。少し見開いた目元がほんの少し赤くなっている。
「これが気になる?」
「ええと……気になるというか……」
小さくなっていく言葉と頬を染める顔に思わず微笑んでしまった。
この花はカナリヤ用の香油に使うために軍帝が植えさせたものだ。肌や髪に使う香油もだけれど、もっとも香りの濃い香油は夜のものだろう。それを入れる瓶を作ったのはわたしだ。瓶の参考にと香りを確認したけれど、まるで摘み立てのような香しさだったのを覚えている。
(そういえば、この花は南から運んだんだったか)
この花がよく採れる南の地域には大小様々な島がある。その中心にあるのが有名な海運都市を持つ常夏の国だった。その国が、最近あやしげな動きをしていると旦那様が話していた。
(いまの帝国を侵略しようという国はないと思うけれど)
しかし絶対にないとは言い切れない。もしわたしのような魔術士がどこかの国に現れれば、侵略も不可能ではなくなるからだ。
(偵察用の魔具を放っておくか)
すでにいくつかの国に送り込んでいる偵察用魔具は、一見するとただの渡り鳥にしか見えない。あれなら重要施設の上空を飛んでいても警戒されることはないだろう。いずれは虫や蝶のような小型化を目指しているけれど、愛玩動物に寄せる研究も始めたところだ。
(王侯貴族は愛玩動物を好むからな)
うまくいけば暗殺用に使えるかもしれない。こういう魔具人形の案を話すたびに、旦那様は「やれやれ」といった笑みを浮かべる。そうして「我が伴侶はまるで美しき死神のようだな」と口づけてくれた。
どうやらわたしは、こうした魔具の開発に向いているらしい。軍帝は「ぶっそうな魔術士だ」と嫌な顔をするけれど、これもすべてはカナリヤと旦那様を守るためだ。
「ルリ兄上様は、幸せですか?」
考えごとに耽っていたわたしを、同じ瑠璃色の瞳が優しい色で覗き込んでいた。そこにほんの少し気遣うような色が混じっているのは気のせいではないだろう。
カナリヤは自分のためにわたしが無理をしてきたと思い込んでいる。わたしを気遣い、つぎは自分が役に立つのだと思ってもいるようだ。その気持ちはうれしいし、そう思えるようになったことは喜ばしいと思う。
けれど、カナリヤが思うような無理は何一つしていない。すべては自分の我が儘でやってきたことばかりだ。
(あの国を滅ぼしたのだって、大半は自分のためだ)
カナリヤを助けたいと思ったのがきっかけだったとしても、あの国から逃れたかったのはわたしも同じだった。だから、あの国を滅ぼすだけの力を持つ帝国軍に近づいた。
当時、軍で目立っていたオウギという人物が魔石嫌いだと知り、軍に近づくきっかけにしようと考えた。世界でもっとも魔石を生み出しているのはあの国で、あの国が存在する限り魔石は消えないのだと今後の輸出計画書を送りつけた。すると、思ったとおりオウギはわたしに接触してきた。
――で、俺にどうしろって言うんだ。
ギラリと光る赤い眼に企みの成功を確信し、薄暗い部屋の中で思わず口元を緩めた。
――あの国をあなたの好きにしてほしい。
それだけで十分だった。
数年後、オウギと名乗った青年は軍帝としてわたしの前に現れた。隣には繋ぎ役として接触していたボクト様もいた。すべては整ったのだと悟った。
それから半年後、あの国は呆気なく滅んだ。カナリヤを塔から出すこともできた。なにより気分がよかったのは、陛下がこの世から消えてくれたことだった。
わたしの目の前で跪かされたあの男は、まるで縋るようにわたしを見つめていた。いや、あの濁った目に映っていたのは母上だったのかもしれない。
そんな男の顔をボクト様の拳が殴りつけた。二度殴られた顔は判別できないほど崩れ、一度踏みつけられた体からは骨が折れる音が響き、最後は服をまとった肉塊のようになった。そんな姿を見ても哀しみも憐れみも感じることはなかった。
(やはり囁いておいて正解だった)
王城に軍帝が入る前日、それを伝えに来たボクト様に抱きつき耳元でこう囁いておいた。「陛下には、ずっと慰み者にされてきたのです」と。おかげで胸がすっきり晴れ渡ったのを覚えている。
「兄上様は、幸せですか?」
「とても幸せだよ」
そう返事をすると、瑠璃色の眼がふわりと笑った。この瞳を、この幸せを守るためならわたしは何だってしよう。
いま、わたしは帝国全土にある術を施している最中だ。大がかりな術だから、もちろん軍帝の許可を得て行っている。この国を侵す者たちから守るために編み込まれる鉄壁の防御術、これが完成すれば末永く帝国を守ってくれることになる。
ただし、軍帝がカナリヤを裏切れば攻撃術として発動し帝国は滅びる。このことは軍帝だけでなく旦那様にも話していない。
(あの人は気づいていそうだけれど)
どんなに隠そうとも、あの人ならわたしの考えていることなどすべてわかっているに違いない。
「兄上様が幸せでよかった」
「ふふ。こうしてカナとのんびりできるなんて、幸せ以外の何者でもないだろう? それにカナの笑顔を見るたびに帝国に連れて来てよかったと思っている」
「僕も、帝国に来てよかったと思っています」
「毎日軍帝のそばにいられるからね」
「……はい」
はにかむ顔が愛らしくて、やっぱり頭を撫でてしまった。
「兄上様も、ボクト様と一緒でよかったですか?」
「うーん、それは少し違うかな」
「え……?」
「“ボクト様と一緒でよかった”じゃなくて“ボクト様が一緒だからよかった”が正解かな」
なによりも、こうしてカナリヤのそばでカナリヤが変化していく姿を見られるのが一番だ。
カナリヤはわたしのようにはならない。軍帝に愛され満たされることで魔力が暴走することもないだろう。わたしのように歪んでしまうことも、快楽に囚われ快楽を貪るだけの穢れた存在になることもない。そう、カナリヤはこれからもずっと美しいままでいられる。
「帝国に来て、本当によかった」
「僕も心からそう思っています」
花のようにほころぶカナリヤの顔を見ながら、花籠を持つ手を優しく引き上げた。そうして薄紅色をした頬にそっと口づける。
「カナ、もっと幸せになりなさい」
「兄上様」
わたしの言葉に微笑みながら頷くカナリヤは、やはり誰よりも美しく愛らしかった。
初めて中に入った日は驚きすぎたのか、カナリヤはひと言も言葉を発しなかった。ところが翌日は早朝から温室に行っていたようで、ボクト様が「陛下が苦々しく温室を見ている」と苦笑していた。
(まさか、ここまで夢中になるとは思っていなかったのだろうな)
軍帝はまだまだカナリヤのことをわかっていない。あの子はずっと鳥籠に閉じ込められていたのだ。だから世界のほとんどを見聞きしたことがない。そんなカナリヤが生まれて初めて見る大きな温室に夢中にならないはずがなかった。
(むしろ、何かに夢中になれるようになったことを喜ばなくては)
いまも花茶の原料になる花を摘みながら楽しそうな顔をしている。軍帝もこの顔を見たかったのだろうから、それで満足しなければ。「それでも苦々しく思うのだろうな」とおかしく思いながら術の気配を探った。
(……この辺りの術は問題なさそうだ)
広い温室は、いわば大きな密室だ。出入り口を塞いでしまえばカナリヤを閉じ込めることもできる。二度と事件は起きないだろうけれど、念のために温室には術を施してあった。
もしここに侵入者が踏み込めば術が発動し、改良した魔具人形たちがすぐに駆けつける。もちろんわたしもすぐに関知できるようにした。侵入者はカナリヤが認識する前に処分する。誰一人としてカナリヤに触れさせはしない。
「兄上様、これは何という花ですか?」
わたしを見上げるカナリヤの手には、白く芳しい香りの花が握られている。
「これはたしか、フランジュファリと言ったかな。とてもよい香りがする花だよ」
「フランジュ……あ、」
鼻を近づけたカナリヤが小さく声を出した。少し見開いた目元がほんの少し赤くなっている。
「これが気になる?」
「ええと……気になるというか……」
小さくなっていく言葉と頬を染める顔に思わず微笑んでしまった。
この花はカナリヤ用の香油に使うために軍帝が植えさせたものだ。肌や髪に使う香油もだけれど、もっとも香りの濃い香油は夜のものだろう。それを入れる瓶を作ったのはわたしだ。瓶の参考にと香りを確認したけれど、まるで摘み立てのような香しさだったのを覚えている。
(そういえば、この花は南から運んだんだったか)
この花がよく採れる南の地域には大小様々な島がある。その中心にあるのが有名な海運都市を持つ常夏の国だった。その国が、最近あやしげな動きをしていると旦那様が話していた。
(いまの帝国を侵略しようという国はないと思うけれど)
しかし絶対にないとは言い切れない。もしわたしのような魔術士がどこかの国に現れれば、侵略も不可能ではなくなるからだ。
(偵察用の魔具を放っておくか)
すでにいくつかの国に送り込んでいる偵察用魔具は、一見するとただの渡り鳥にしか見えない。あれなら重要施設の上空を飛んでいても警戒されることはないだろう。いずれは虫や蝶のような小型化を目指しているけれど、愛玩動物に寄せる研究も始めたところだ。
(王侯貴族は愛玩動物を好むからな)
うまくいけば暗殺用に使えるかもしれない。こういう魔具人形の案を話すたびに、旦那様は「やれやれ」といった笑みを浮かべる。そうして「我が伴侶はまるで美しき死神のようだな」と口づけてくれた。
どうやらわたしは、こうした魔具の開発に向いているらしい。軍帝は「ぶっそうな魔術士だ」と嫌な顔をするけれど、これもすべてはカナリヤと旦那様を守るためだ。
「ルリ兄上様は、幸せですか?」
考えごとに耽っていたわたしを、同じ瑠璃色の瞳が優しい色で覗き込んでいた。そこにほんの少し気遣うような色が混じっているのは気のせいではないだろう。
カナリヤは自分のためにわたしが無理をしてきたと思い込んでいる。わたしを気遣い、つぎは自分が役に立つのだと思ってもいるようだ。その気持ちはうれしいし、そう思えるようになったことは喜ばしいと思う。
けれど、カナリヤが思うような無理は何一つしていない。すべては自分の我が儘でやってきたことばかりだ。
(あの国を滅ぼしたのだって、大半は自分のためだ)
カナリヤを助けたいと思ったのがきっかけだったとしても、あの国から逃れたかったのはわたしも同じだった。だから、あの国を滅ぼすだけの力を持つ帝国軍に近づいた。
当時、軍で目立っていたオウギという人物が魔石嫌いだと知り、軍に近づくきっかけにしようと考えた。世界でもっとも魔石を生み出しているのはあの国で、あの国が存在する限り魔石は消えないのだと今後の輸出計画書を送りつけた。すると、思ったとおりオウギはわたしに接触してきた。
――で、俺にどうしろって言うんだ。
ギラリと光る赤い眼に企みの成功を確信し、薄暗い部屋の中で思わず口元を緩めた。
――あの国をあなたの好きにしてほしい。
それだけで十分だった。
数年後、オウギと名乗った青年は軍帝としてわたしの前に現れた。隣には繋ぎ役として接触していたボクト様もいた。すべては整ったのだと悟った。
それから半年後、あの国は呆気なく滅んだ。カナリヤを塔から出すこともできた。なにより気分がよかったのは、陛下がこの世から消えてくれたことだった。
わたしの目の前で跪かされたあの男は、まるで縋るようにわたしを見つめていた。いや、あの濁った目に映っていたのは母上だったのかもしれない。
そんな男の顔をボクト様の拳が殴りつけた。二度殴られた顔は判別できないほど崩れ、一度踏みつけられた体からは骨が折れる音が響き、最後は服をまとった肉塊のようになった。そんな姿を見ても哀しみも憐れみも感じることはなかった。
(やはり囁いておいて正解だった)
王城に軍帝が入る前日、それを伝えに来たボクト様に抱きつき耳元でこう囁いておいた。「陛下には、ずっと慰み者にされてきたのです」と。おかげで胸がすっきり晴れ渡ったのを覚えている。
「兄上様は、幸せですか?」
「とても幸せだよ」
そう返事をすると、瑠璃色の眼がふわりと笑った。この瞳を、この幸せを守るためならわたしは何だってしよう。
いま、わたしは帝国全土にある術を施している最中だ。大がかりな術だから、もちろん軍帝の許可を得て行っている。この国を侵す者たちから守るために編み込まれる鉄壁の防御術、これが完成すれば末永く帝国を守ってくれることになる。
ただし、軍帝がカナリヤを裏切れば攻撃術として発動し帝国は滅びる。このことは軍帝だけでなく旦那様にも話していない。
(あの人は気づいていそうだけれど)
どんなに隠そうとも、あの人ならわたしの考えていることなどすべてわかっているに違いない。
「兄上様が幸せでよかった」
「ふふ。こうしてカナとのんびりできるなんて、幸せ以外の何者でもないだろう? それにカナの笑顔を見るたびに帝国に連れて来てよかったと思っている」
「僕も、帝国に来てよかったと思っています」
「毎日軍帝のそばにいられるからね」
「……はい」
はにかむ顔が愛らしくて、やっぱり頭を撫でてしまった。
「兄上様も、ボクト様と一緒でよかったですか?」
「うーん、それは少し違うかな」
「え……?」
「“ボクト様と一緒でよかった”じゃなくて“ボクト様が一緒だからよかった”が正解かな」
なによりも、こうしてカナリヤのそばでカナリヤが変化していく姿を見られるのが一番だ。
カナリヤはわたしのようにはならない。軍帝に愛され満たされることで魔力が暴走することもないだろう。わたしのように歪んでしまうことも、快楽に囚われ快楽を貪るだけの穢れた存在になることもない。そう、カナリヤはこれからもずっと美しいままでいられる。
「帝国に来て、本当によかった」
「僕も心からそう思っています」
花のようにほころぶカナリヤの顔を見ながら、花籠を持つ手を優しく引き上げた。そうして薄紅色をした頬にそっと口づける。
「カナ、もっと幸せになりなさい」
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わたしの言葉に微笑みながら頷くカナリヤは、やはり誰よりも美しく愛らしかった。
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こんにちは(^-^)/
当代随一の魔術師"を"言われるわたし…となってます。(弟への贈り物1)
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落ち着いた大人のお返事もなごみます🍀😌🍀
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ご指摘ありがとうございました。修正しました。やはりちょこちょこ残ったままですね……(反省)。
読後感……ありがとうございます。正座してぷるぷるしながら噛み締めました(笑)。こちらでも他サイトでも感想を私のほうで削除したことがないので、実際どうやるのかよくわかっていない状態です。普段はいいね等々で「ここ性癖詰めてますんで!」とか「同志!」とか密かに喜んでいます。匿名でポチッとできるほうが、きっと読者の皆様も反応しやすいのではと解釈しています。
感想が少ないのは……たぶん一周回って「ありがとうございます」しかお返事できないせいじゃないかと……いつも五体投地で一人喜びに打ち震えています(見せられない姿)。たまにTwitterで「うおー!」と歓喜の呟きをして「ハッ」と我に返ったりしています……。
連投失礼します。
『再会1』~身柄を引゚ぐ受ける人 となっています。ご確認を(^-^)/ "き"かな…と
語彙力ゼロの感想文に返信…謝意&感謝感激😭✨
(内心💕ドキドキ(^ω^)💦チキンハート🐔)😆
別に承認有り無しどっちでも…作者様の御自由にです。ちょっと恥ず&嬉しかったです🎶(笑)サクサク消去で🆗ですから👍✨(but…veryhappy💕😊)←でも照れます。恥ずかし~(///∇///)キャー
ご指摘、ありがとうございました。修正しておきました。手直しや改稿するときにあちこち修正するんですが、どうしてもちょこちょこ残るようで……。一度手直しするとしばらく読み返さないことが多いので、気づくのが年単位で後回しになることが(汗)。
私がアルファの感想欄の仕様がよくわかっていないせいかもしれないのですが、承認しない場合は削除扱い(?)になるようで保存できないようです。せっかくいただいた感想を削除するのは忍びなく……。あまり感想をいただくことがないので、有り難く拝見しています。
こんにちは初めまして✨誤字脱字🆗な作家さんですか?
僕がどんなふう"にに"なるか となってます。"に"が1つ多いかと…『初夜1』です(^ω^)確認お願いします。承認不要です👍❗
これからどうなっていくのか…ドキドキ💓しながら読んでます。
お兄ちゃんが、主人公を強奪?!🎶ワクドキ😊です。
承認不要とのことでしたが、せっかく感想もいただいていたので削除できませんでした(スミマセン)。
誤字報告ありがとうございます。以前ちょっと困ったことがあって各サイトでは誤字報告不可にしているのですが、ご指摘ありがたいと思っています。ありがとうございます! 引き続き最後までお楽しみいただければ幸いです!