14 / 28
後宮に繋がれし王子と新たな妃
1 突然の知らせ1
しおりを挟む
「んっ、もう、……っ」
「ほとんど水みたいなものしか出ねぇな」
「ん……っ」
ほんの少し離れた軍帝の口が、また僕のものを含んだ。そうしてじゅるりと吸い上げながら後ろをグチグチと指でいじる。
前をいじられることに慣れていないからか、長くいじられると段々苦しくなってくる。さらに後ろも一緒にいじられると気持ちよさから逃げることができない。軍帝に抱かれるようになって、気持ちがよすぎると苦しくなるということを初めて知った。
いまだってそうだ。すでに二度爆ぜている僕は、もうほとんど吐き出すものがない。その状態で口に含まれると苦しくてたまらなくなる。
あまりにつらくて、軍帝の頭を指で何度も押し返した。くしゃりと髪の毛を掴んだりもした。それなのに軍帝は口を離すどころかますます深く咥えて、いまも喉を鳴らしながら笑っている。
「もう……っ、そこは、つらい、から……っ」
息も絶え絶えにそう告げると、ようやく解放された。ずっと咥え続けていたからか、触れる空気が少し冷たく感じる。
「じゃ、今度はこっちを味わうことにするか」
そう言った軍帝の両手が僕の太ももをグッと掴み上げた。仰向けだった僕の腰は簡単に浮き上がり、背中の半分ほどが寝台から離れる。そうして持ち上げられている尻たぶを大きな手がグイッと割り開いた。
「……っ」
そんなことをされたら濡れて柔らかくなった後ろが軍帝の目に入ってしまう。さすがに恥ずかしくて腰を捩ったけれど、僕の抵抗が軍人である軍帝に通じるはずがない。案の定「可愛いことをするんじゃねぇよ」と言われ、押し開いている指にグッと力が入るのがわかった。
「最初は慎ましやかだったのに、赤くふっくらしてきたな。おぅおぅ、物欲しそうに必死にくぱくぱさせやがって、たまんねぇなぁ」
尻たぶに熱い吐息が触れ、慌てて「駄目」と止めようとした。けれど軍帝の動きのほうが早く、熱い舌に濡れそぼった部分をべろりと舐め上げられてしまった。
軍帝に抱かれるようになってから半年以上が経つけれど、この行為にはどうしても慣れることができない。それがわかっていて軍帝はこうするのだ。
「ぁ……やめ、……て……」
震える手で軍帝の頭を押す。やめてほしくて、首を振りながら指で引っ掻くように押し続けた。
そんな僕にやっぱり喉を鳴らしながら笑った軍帝は、しっかりと、それでいてゆっくりと舌を動かした。縁をなぞるように舐め、それに反応してひくつくと舌を差し込むように入れてくる。そうして唾液を注ぎ込むように細めた舌をヌクヌクと動かし始めた。
「やめ、て……っ」
腰が震えた。後ろに軍帝の舌が触れていると思うだけで奥が疼いて発火したような熱を感じる。
「おね、がい……っ」
頭を掴む指にクッと力を込めると、吸うような音を立てて軍帝の口がそこから離れた。
「やれやれ、我が妃は我が儘だな」
「だ、って、」
「わかったわかった。ここも早く咥えたいって言っているしな。さぁ……しっかり味わえ、よ!」
「ぁうっ」
ズンと先端を突き入れられて、情けない声が出てしまった。もう何度も抱かれているのに、どうしても入ってくるときの感覚には慣れない。思わず体を強張らせてしまったけれど、軍帝はそうした様子もいいのだといつも笑っている。
「俺の雁首はエラが張っているってのに、おまえのここは、難なく咥えるようになった、なっ」
「ひっ! んっ、ぁ、あ……!」
「中もこんなに絡みついて……俺の妃は物覚えがよくて、辛抱するのが難しい、なっ」
「あぁ!」
グンと突き上げられて背中が反った。そうするとますます腰が浮き上がり、ほとんど真上から突き入れられるような状態になる。苦しい体勢で頭がクラクラしているのに、それでも僕の耳は「俺の妃」という言葉をしっかり拾っていた。
はじめは違和感ばかりだったのに、いまでは「妃」と言われるだけでうれしくなる。とくにこうして抱かれているときに呼ばれると、どうしようもなく気持ちがよかった。
「ぁ……!」
気持ちがいいと思った途端に目の前が弾け飛んだ。魔力も弾けるように吐き出してしまったから、僕が気をやったことに軍帝も気づいただろう。
「ははっ。すこぶる感度がいい妃に、なった、もんだ」
「んっ」
奥をズンと突いた硬いものがズルズルと抜けていく。ギリギリまで抜けたかと思ったら、また勢いよく深い場所を突き上げられた。軍帝が大きく動くと隙間からとろりとした液体がこぼれ落ちる。それが僕の腰や背中を濡らす感触に肌がぞわりとした。
香油のようなぬめり気のあるそれは、兄上様が開発した閨用の魔石だ。「わたしが何度も試したものだから安心して使うといいよ」と言って、魔石がぎっしり入った大きな瓶を抱えて現れたのは先月のことだった。
魔石をもらったとき、僕はホッとした。これがあれば、お付きの人たちに冷たい管で後ろを洗われる必要がなくなる。この魔石を後ろに入れれば中を洗浄し、さらに受け入れやすくしてくれると聞いて真っ先に安堵した。
小さな植物の種のように見える薄紅色の魔石は、人の熱で少しずつ溶けるのだと教えてもらった。だから、軍帝が来ると聞いてから自分で入れておくだけでいい。コツはビリッと感じるところまで押し込むことで、初めて魔石を入れるときは二度失敗してしまった。
(まさか、自分の指を入れることになるなんて……)
抵抗はあったものの、兄上様もこうしているのだと思って勇気を出した。あの優しくて美しい兄上様も、自分の指で準備してからボクト様との夜を迎えるのだ。僕だってがんばればできる。そう思うことで何とか一人で準備できるようになった。
(こういう魔石を開発するくらい、兄上様はボクト様を慕っているんだろうな)
最近の兄上様は、ますます美しくなったような気がする。きっと長く想いを寄せていたボクト様の近くにいられるからだ。ボクト様も兄上様のことを大切にしているように見える。
そんな二人だけれど、想いを告げた兄上様にボクト様はなかなか首を縦に振らなかったのだそうだ。それでも諦めなかった兄上様は、何度もボクト様に気持ちを伝えたのだという。
優しく美しいだけでなく優秀な魔術士でもある兄上様は、祖国では誰からも愛される王子だったと聞いている。そんな兄上様のことを、なぜボクト様は受け入れようとしなかったのだろう。
そういえば、軍帝も「オオルリは苦手だ」と話していた。いまでもそれは変わらないそうだけれど、兄上様を苦手に思う人は軍帝くらいしかいないに違いない。
そんなことを思い出していたら、ゆっくり動いていた太いものが急に激しく動き出した。これまでよりずっと深いところを何度も抉るように突き上げてくる。
「や、あ……っ」
「何か別のことを考えていただろ。俺を咥えながらよそ見をするなんざ、仕置きが必要だな」
「んっ、んぅっ、もぅ、むり、……っ」
ずるりと抜けた太いものが、今度は手前のひどく感じるところを執拗なくらい擦り始めた。そこは魔石を生み出すときに暗示に使っていた場所だからか、いまでも怖くなるほど感じてしまう。擦られる気持ちよさに震えていると、軍帝の指が二つの袋と後ろの間にある場所をグイッと押した。
「ひぃ……っ」
そこがこんなに感じる場所だなんて知らなかった。僕の新しい泣き所を知った軍帝は、ことあるごとにそこを刺激するようになった。
「やめ……も、むり……」
泣きながら頭を振っていると、ようやく指と腰が止まった。ところが今度は胸の粒をこねるように指先でいじられる。
「そこ、も、だめ、」
「我が妃は我が儘がすぎるぞ?」
笑いながらそんなことを言われても、胸の先を摘まれるだけでジンジンしてしまうのだ。最初は痛かっただけなのに、いまでは先端を撫でられるだけで気持ちよくなってしまう。
「まぁいいさ。感じやすいのも、すぐに泣いてしまうのも最高に可愛いしな。おまえだけが俺の唯一の妃だ、我が儘も許してやる」
背中を逞しい腕に抱え上げられた。突き出した胸に温かい吐息が触れる。「あっ」と思ったときには、胸の粒を優しく噛まれていた。同時に体の深くを硬い切っ先で突き上げられ、僕は爆ぜることなく気を飛ばしながら残りの魔力を放出した。
「ほとんど水みたいなものしか出ねぇな」
「ん……っ」
ほんの少し離れた軍帝の口が、また僕のものを含んだ。そうしてじゅるりと吸い上げながら後ろをグチグチと指でいじる。
前をいじられることに慣れていないからか、長くいじられると段々苦しくなってくる。さらに後ろも一緒にいじられると気持ちよさから逃げることができない。軍帝に抱かれるようになって、気持ちがよすぎると苦しくなるということを初めて知った。
いまだってそうだ。すでに二度爆ぜている僕は、もうほとんど吐き出すものがない。その状態で口に含まれると苦しくてたまらなくなる。
あまりにつらくて、軍帝の頭を指で何度も押し返した。くしゃりと髪の毛を掴んだりもした。それなのに軍帝は口を離すどころかますます深く咥えて、いまも喉を鳴らしながら笑っている。
「もう……っ、そこは、つらい、から……っ」
息も絶え絶えにそう告げると、ようやく解放された。ずっと咥え続けていたからか、触れる空気が少し冷たく感じる。
「じゃ、今度はこっちを味わうことにするか」
そう言った軍帝の両手が僕の太ももをグッと掴み上げた。仰向けだった僕の腰は簡単に浮き上がり、背中の半分ほどが寝台から離れる。そうして持ち上げられている尻たぶを大きな手がグイッと割り開いた。
「……っ」
そんなことをされたら濡れて柔らかくなった後ろが軍帝の目に入ってしまう。さすがに恥ずかしくて腰を捩ったけれど、僕の抵抗が軍人である軍帝に通じるはずがない。案の定「可愛いことをするんじゃねぇよ」と言われ、押し開いている指にグッと力が入るのがわかった。
「最初は慎ましやかだったのに、赤くふっくらしてきたな。おぅおぅ、物欲しそうに必死にくぱくぱさせやがって、たまんねぇなぁ」
尻たぶに熱い吐息が触れ、慌てて「駄目」と止めようとした。けれど軍帝の動きのほうが早く、熱い舌に濡れそぼった部分をべろりと舐め上げられてしまった。
軍帝に抱かれるようになってから半年以上が経つけれど、この行為にはどうしても慣れることができない。それがわかっていて軍帝はこうするのだ。
「ぁ……やめ、……て……」
震える手で軍帝の頭を押す。やめてほしくて、首を振りながら指で引っ掻くように押し続けた。
そんな僕にやっぱり喉を鳴らしながら笑った軍帝は、しっかりと、それでいてゆっくりと舌を動かした。縁をなぞるように舐め、それに反応してひくつくと舌を差し込むように入れてくる。そうして唾液を注ぎ込むように細めた舌をヌクヌクと動かし始めた。
「やめ、て……っ」
腰が震えた。後ろに軍帝の舌が触れていると思うだけで奥が疼いて発火したような熱を感じる。
「おね、がい……っ」
頭を掴む指にクッと力を込めると、吸うような音を立てて軍帝の口がそこから離れた。
「やれやれ、我が妃は我が儘だな」
「だ、って、」
「わかったわかった。ここも早く咥えたいって言っているしな。さぁ……しっかり味わえ、よ!」
「ぁうっ」
ズンと先端を突き入れられて、情けない声が出てしまった。もう何度も抱かれているのに、どうしても入ってくるときの感覚には慣れない。思わず体を強張らせてしまったけれど、軍帝はそうした様子もいいのだといつも笑っている。
「俺の雁首はエラが張っているってのに、おまえのここは、難なく咥えるようになった、なっ」
「ひっ! んっ、ぁ、あ……!」
「中もこんなに絡みついて……俺の妃は物覚えがよくて、辛抱するのが難しい、なっ」
「あぁ!」
グンと突き上げられて背中が反った。そうするとますます腰が浮き上がり、ほとんど真上から突き入れられるような状態になる。苦しい体勢で頭がクラクラしているのに、それでも僕の耳は「俺の妃」という言葉をしっかり拾っていた。
はじめは違和感ばかりだったのに、いまでは「妃」と言われるだけでうれしくなる。とくにこうして抱かれているときに呼ばれると、どうしようもなく気持ちがよかった。
「ぁ……!」
気持ちがいいと思った途端に目の前が弾け飛んだ。魔力も弾けるように吐き出してしまったから、僕が気をやったことに軍帝も気づいただろう。
「ははっ。すこぶる感度がいい妃に、なった、もんだ」
「んっ」
奥をズンと突いた硬いものがズルズルと抜けていく。ギリギリまで抜けたかと思ったら、また勢いよく深い場所を突き上げられた。軍帝が大きく動くと隙間からとろりとした液体がこぼれ落ちる。それが僕の腰や背中を濡らす感触に肌がぞわりとした。
香油のようなぬめり気のあるそれは、兄上様が開発した閨用の魔石だ。「わたしが何度も試したものだから安心して使うといいよ」と言って、魔石がぎっしり入った大きな瓶を抱えて現れたのは先月のことだった。
魔石をもらったとき、僕はホッとした。これがあれば、お付きの人たちに冷たい管で後ろを洗われる必要がなくなる。この魔石を後ろに入れれば中を洗浄し、さらに受け入れやすくしてくれると聞いて真っ先に安堵した。
小さな植物の種のように見える薄紅色の魔石は、人の熱で少しずつ溶けるのだと教えてもらった。だから、軍帝が来ると聞いてから自分で入れておくだけでいい。コツはビリッと感じるところまで押し込むことで、初めて魔石を入れるときは二度失敗してしまった。
(まさか、自分の指を入れることになるなんて……)
抵抗はあったものの、兄上様もこうしているのだと思って勇気を出した。あの優しくて美しい兄上様も、自分の指で準備してからボクト様との夜を迎えるのだ。僕だってがんばればできる。そう思うことで何とか一人で準備できるようになった。
(こういう魔石を開発するくらい、兄上様はボクト様を慕っているんだろうな)
最近の兄上様は、ますます美しくなったような気がする。きっと長く想いを寄せていたボクト様の近くにいられるからだ。ボクト様も兄上様のことを大切にしているように見える。
そんな二人だけれど、想いを告げた兄上様にボクト様はなかなか首を縦に振らなかったのだそうだ。それでも諦めなかった兄上様は、何度もボクト様に気持ちを伝えたのだという。
優しく美しいだけでなく優秀な魔術士でもある兄上様は、祖国では誰からも愛される王子だったと聞いている。そんな兄上様のことを、なぜボクト様は受け入れようとしなかったのだろう。
そういえば、軍帝も「オオルリは苦手だ」と話していた。いまでもそれは変わらないそうだけれど、兄上様を苦手に思う人は軍帝くらいしかいないに違いない。
そんなことを思い出していたら、ゆっくり動いていた太いものが急に激しく動き出した。これまでよりずっと深いところを何度も抉るように突き上げてくる。
「や、あ……っ」
「何か別のことを考えていただろ。俺を咥えながらよそ見をするなんざ、仕置きが必要だな」
「んっ、んぅっ、もぅ、むり、……っ」
ずるりと抜けた太いものが、今度は手前のひどく感じるところを執拗なくらい擦り始めた。そこは魔石を生み出すときに暗示に使っていた場所だからか、いまでも怖くなるほど感じてしまう。擦られる気持ちよさに震えていると、軍帝の指が二つの袋と後ろの間にある場所をグイッと押した。
「ひぃ……っ」
そこがこんなに感じる場所だなんて知らなかった。僕の新しい泣き所を知った軍帝は、ことあるごとにそこを刺激するようになった。
「やめ……も、むり……」
泣きながら頭を振っていると、ようやく指と腰が止まった。ところが今度は胸の粒をこねるように指先でいじられる。
「そこ、も、だめ、」
「我が妃は我が儘がすぎるぞ?」
笑いながらそんなことを言われても、胸の先を摘まれるだけでジンジンしてしまうのだ。最初は痛かっただけなのに、いまでは先端を撫でられるだけで気持ちよくなってしまう。
「まぁいいさ。感じやすいのも、すぐに泣いてしまうのも最高に可愛いしな。おまえだけが俺の唯一の妃だ、我が儘も許してやる」
背中を逞しい腕に抱え上げられた。突き出した胸に温かい吐息が触れる。「あっ」と思ったときには、胸の粒を優しく噛まれていた。同時に体の深くを硬い切っ先で突き上げられ、僕は爆ぜることなく気を飛ばしながら残りの魔力を放出した。
6
お気に入りに追加
570
あなたにおすすめの小説
見習い薬師は臆病者を抱いて眠る
XCX
BL
見習い薬師であるティオは、同期である兵士のソルダートに叶わぬ恋心を抱いていた。だが、生きて戻れる保証のない、未知未踏の深淵の森への探索隊の一員に選ばれたティオは、玉砕を知りつつも想いを告げる。
傷心のまま探索に出発した彼は、森の中で一人はぐれてしまう。身を守る術を持たないティオは——。
人嫌いな子持ち狐獣人×見習い薬師。
【BL】キス魔の先輩に困ってます
筍とるぞう
BL
先輩×後輩の胸キュンコメディです。
※エブリスタでも掲載・完結している作品です。
〇あらすじ〇
今年から大学生の主人公・宮原陽斗(みやはらひなと)は、東条優馬(とうじょう ゆうま)の巻き起こす嵐(?)に嫌々ながらも巻き込まれていく。
恋愛サークルの創設者(代表)、イケメン王様スパダリ気質男子・東条優真(とうじょうゆうま)は、陽斗の1つ上の先輩で、恋愛は未経験。愛情や友情に対して感覚がずれている優馬は、自らが恋愛について学ぶためにも『恋愛サークル』を立ち上げたのだという。しかし、サークルに参加してくるのは優馬めあての女子ばかりで……。
モテることには慣れている優馬は、幼少期を海外で過ごしていたせいもあり、キスやハグは当たり前。それに加え、極度の世話焼き体質で、周りは逆に迷惑することも。恋愛でも真剣なお付き合いに発展した試しはなく、心に多少のモヤモヤを抱えている。
しかし、陽斗と接していくうちに、様々な気付きがあって……。
恋愛経験なしの天然攻め・優馬と、真面目ツンデレ陽斗が少しづつ距離を縮めていく胸きゅんラブコメ。
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
孤独な王弟は初めての愛を救済の聖者に注がれる
葉月めいこ
BL
ラーズヘルム王国の王弟リューウェイクは親兄弟から放任され、自らの力で第三騎士団の副団長まで上り詰めた。
王家や城の中枢から軽んじられながらも、騎士や国の民と信頼を築きながら日々を過ごしている。
国王は在位11年目を迎える前に、自身の治世が加護者である女神に護られていると安心を得るため、古くから伝承のある聖女を求め、異世界からの召喚を決行した。
異世界人の召喚をずっと反対していたリューウェイクは遠征に出たあと伝令が届き、慌てて帰還するが時すでに遅く召喚が終わっていた。
召喚陣の上に現れたのは男女――兄妹2人だった。
皆、女性を聖女と崇め男性を蔑ろに扱うが、リューウェイクは女神が二人を選んだことに意味があると、聖者である雪兎を手厚く歓迎する。
威風堂々とした雪兎は為政者の風格があるものの、根っこの部分は好奇心旺盛で世話焼きでもあり、不遇なリューウェイクを気にかけいたわってくれる。
なぜ今回の召喚されし者が二人だったのか、その理由を知ったリューウェイクは苦悩の選択に迫られる。
召喚されたスパダリ×生真面目な不憫男前
全38話
こちらは個人サイトにも掲載されています。
【完結】藤華の君 あかねの香
水樹風
BL
その出会いは、薄紫の花の下で……。
青龍の帝が治める大国『東の国』。
先帝の急逝で若くして即位した今上帝・孝龍。
冷血な暴君であると言われる帝は、忠誠の証として、特別な民『四族』の朱雀一族に後宮へ妃をあげることを命じた。
南の朱雀の一族に生まれながらも【賤(オメガ)】だったために、領地の外れに追放され暮らしてきた朱寧は、父親の命令で人質として孝龍に嫁ぐことになるのだが……。
◇ 世界観はあくまで創作です。
◇ この作品は、以前投稿していた同名作品の加筆改稿版です。
◇ 全27話予定。
次男は愛される
那野ユーリ
BL
ゴージャス美形の長男×自称平凡な次男
佐奈が小学三年の時に父親の再婚で出来た二人の兄弟。美しすぎる兄弟に挟まれながらも、佐奈は家族に愛され育つ。そんな佐奈が禁断の恋に悩む。
素敵すぎる表紙は〝fum☆様〟から頂きました♡
無断転載は厳禁です。
【タイトル横の※印は性描写が入ります。18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。】
12月末にこちらの作品は非公開といたします。ご了承くださいませ。
近況ボードをご覧下さい。
[完結]堕とされた亡国の皇子は剣を抱く
小葉石
BL
今は亡きガザインバーグの名を継ぐ最後の亡国の皇子スロウルは実の父に幼き頃より冷遇されて育つ。
10歳を過ぎた辺りからは荒くれた男達が集まる討伐部隊に強引に入れられてしまう。
妖精姫との名高い母親の美貌を受け継ぎ、幼い頃は美少女と言われても遜色ないスロウルに容赦ない手が伸びて行く…
アクサードと出会い、思いが通じるまでを書いていきます。
※亡国の皇子は華と剣を愛でる、
のサイドストーリーになりますが、この話だけでも楽しめるようにしますので良かったらお読みください。
際どいシーンは*をつけてます。
釣った魚、逃した魚
円玉
BL
瘴気や魔獣の発生に対応するため定期的に行われる召喚の儀で、浄化と治癒の力を持つ神子として召喚された三倉貴史。
王の寵愛を受け後宮に迎え入れられたかに見えたが、後宮入りした後は「釣った魚」状態。
王には放置され、妃達には嫌がらせを受け、使用人達にも蔑ろにされる中、何とか穏便に後宮を去ろうとするが放置していながら縛り付けようとする王。
護衛騎士マクミランと共に逃亡計画を練る。
騎士×神子 攻目線
一見、神子が腹黒そうにみえるかもだけど、実際には全く悪くないです。
どうしても文字数が多くなってしまう癖が有るので『一話2500文字以下!』を目標にした練習作として書いてきたもの。
ムーンライト様でもアップしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる