4 / 15
妖狐、再び百貨店に行く2
しおりを挟む
(あれ?)
てっきり地下に行くんだと思っていたのに、どうも様子が違う。目の前には大きな部屋があって、大勢の人間がひしめき合いキラキラ眩しい灯りがあちこちで光っていた。いなり寿司の匂いもしないし、僕は思わず「孝志郎!」と叫ぶ勢いで「わんっ」と声を出した。
「いなり寿司は後で買ってやる。その前に仕事だ」
(仕事って、もしかしてさっきの獣の匂いは妖の匂いだったの?)
「それがわからないんじゃあ、おまえの鼻もまだまだだな」
(僕は犬じゃないから鼻は普通でいいの! それに犬みたいにクンクンなんて妖狐がすることじゃない)
「そんなこと言ったら狛犬たちにデコピンされるぞ?」
(狛犬のことだなんて言ってないよ!)
今朝も狛犬の弟のほうに額を思い切り指で弾かれたばかりだ。おかげで額にはうっすらと赤い痕が残っている。
(妖狐の姿だったら痕なんて残らないのに)
それ以前にあんなに痛くもないはずだ。ベチッと弾かれたときのことを思い出したからか少しだけ痛みがぶり返した気がする。思わず小さい手で額をそろそろと撫でてしまった。
(こうして毛があれば痛くないのに)
でも、孝志郎の家では人間の姿でいなくちゃいけないから妖狐のままではいられない。人間の姿だと額に毛がないから少し弾かれただけでとても痛いんだ。
(人の姿でいるって孝志郎と約束したからしょうがないんだけどさ)
狛犬たちも同じ約束をしているみたいで、二人ともいつも人間の姿をしている。たまに現れる烏も人間の姿だ。だから僕も普段から人間の姿をするようになった。
(僕だけ妖狐のままだと「人になれないのか」って馬鹿にされそうだし)
そう思って人間の姿になるんだけど、人間の姿になったときを狙うように額を弾かれる。しかも「小さいくせに生意気だ」とか何とか言いながらベシッとやるんだ。僕を見下ろしながらそんなことを言う銀毛のコマジを思い出すだけでムッとしてきた。
ちなみに狛犬の弟がコマジで兄のほうはコマタという名前だ。両方とも孝志郎がつけたらしいんだけど、孝志郎には名付けの才能がないと思う。
「なるほどねぇ」
孝志郎の感心したような声に、着物の袖口からそっと顔を覗かせた。目の前にはたくさんの人間が椅子に座っていて、顔が向いている先には大きな舞台がある。そこにずらりと並んでいるのは楽器というやつだ。
(前に一度だけ見たことがあるから知ってる)
あのときは外の舞台だったけれど、今日はあそこで演奏というのをやるんだろう。置いてあるのは孝志郎に教えてもらった異国の楽器ばかりで、灯りが反射しているからかキラキラ光って眩しい。
そういえば人間たちもやけにキラキラしている気がする。変だなと思って天井を見ると大きな灯りがついていた。周りにも少し小さい灯りがたくさんついている。百貨店の中はどこもかしこも明るいけれど、ここが一番のような気がした。
(まるで天井にお日様があるみたいだ)
「百貨店はこうした催事場の催しで格が決まると言われているから、それだけ会場自体にも力を入れているんだろう。音楽会や展覧会、中には小さな劇場のようにして踊りや演劇を見せるところもあるそうだ」
(ふーん。人間って変わってる)
「そうか?」
(そんなのを見聞きしても、お腹はちっとも膨れないのに)
「たしかにそうだが、心は豊かになるぞ」
(心?)
「腹が満たされるのと同じくらい魂が満たされるということだ」
(ふーん)
そういえば妖の中にも芸事が好きな奴がいる。そういう妖は芸で大勢の人間を集めて、僕なんかよりずっとたくさんの妖力を集めることができた。
(もしかして、人間も芸事を見て妖力みたいなものを集めてるのかな)
そのためにこんなキラキラした灯りをたくさんつけているのかもしれない。
「最近では電気を使うこうした灯りにこだわる百貨店も増えてきて、それも目玉の一つらしい。そうそう、あの一際目立つ大きな灯りがシャンデリアというやつだ。あれは電気をよく食うが人気も高い」
(しゃんでりあ)
まるで氷の粒をたくさん集めたようだと思った。ここにはお日様の光はないのに同じくらいキラキラ光っている。
(お日様くらいキラキラしてるなんて、どのくらい電気が必要なんだろ)
僕が生まれたときには、すでに電気というものがあった。おかげで帝都はどこもかしこも夜まで明るい。
人間はそういうキラキラしたのが大好きだけれど、妖は明るい夜が好きじゃない。だからたくさんの妖が帝都からいなくなってしまった。笠間のいなり寿司を教えてくれた妖狐も、いまは富士のお山のほうに引っ越してしまっている。
「イナリ、電気をどうやって作るか知っているか?」
(電気を作る?)
「電気は人が作っている。それを使って、こうしてあちこち明るく照らしているんだ」
もう一度しゃんでりあという灯りを見た。こんなにキラキラしたものなんて、僕は一つしか知らない。
(お日様が作ってるんじゃないの?)
「なるほど、お日様なら無限に作れそうだな。しかし残念ながらそうじゃない」
じゃあ、一体何から作っているんだろう。まるでお日様みたいに眩しいものを別のものから作るなんて僕にはまったく想像できなかった。
「電気というのは作るのが大変で金もかかる。それを百貨店ではたくさん使っているが、催事場ではもっと電気を使って大勢の人たちをたくさん集めたいと考えているんだ」
(人間って欲張りだね)
「そう、欲張りだ。だから妖にも平気で手を出す」
(え?)
部屋の中を眺めていた孝志郎が、中には入らずに部屋をぐるりと回るように廊下を歩き出した。そのまま突き当たりまで進むと扉がある。周りには誰もいなくて、さっきまで賑やかだったのが嘘みたいに静かな場所だった。
何の扉かわからないそれを孝志郎が開けて中に入る。そこは薄暗くてちょっとだけ狭かった。きっとどこかに繋がっている廊下なんだろうけれど、百貨店の中では見たことがない雰囲気をしている。
孝志郎が一歩廊下に入った途端に獣臭い匂いが強くなった。僕は得体の知れない気配に全身の毛が逆立つのを感じた。
「どうやらここにいるようだな」
廊下を進んでいくと段々獣臭い匂いも強くなっていく。
(獣っていうより、何かが腐ったような匂いだ)
そうだ、これは肉が腐った匂いだ。そういうものを好んで食べる妖もいるけれど、僕は見た目も匂いも得意じゃない。それよりも、どうして百貨店の中でそんな匂いがするのかが不思議だった。
袖の中で首を傾げていると廊下の突き当たりにたどり着いた。そこには少し小さい扉があって、孝志郎がそこも開けて中に入る。
(……っ)
薄暗い部屋に入った途端に獣臭い匂いが一気に強くなった。思わず顔をしかめながら、何があるのか気になって袖口から顔を出した。じぃっと目をこらすと部屋の奥に何かがあるのが見える。
(木箱?)
部屋の中央に台座があって、その上に小さな木箱が置いてあった。まるで檻のような形をした木箱からは細い糸が何本も伸びていて、台座の奥にある大きな箱に繋がっている。
孝志郎がゆっくりと木箱に近づいた。僕は首をぐんと伸ばして木箱の中を覗き見た。
(狸?)
中には狸を小さくしたような獣が入っている。
(……違う、入ってるんじゃない)
獣の首は矢に射貫かれていて、その矢が後ろの板に突き刺さっていた。どうやらその矢から糸が伸びているらしい。
(もしかして、死んでる?)
だから肉が腐ったような匂いがするのかもしれない。首をさらにぐんと伸ばして木箱の中を覗いたけれど、小さな狸みたいな獣はぴくりとも動かなかった。
てっきり地下に行くんだと思っていたのに、どうも様子が違う。目の前には大きな部屋があって、大勢の人間がひしめき合いキラキラ眩しい灯りがあちこちで光っていた。いなり寿司の匂いもしないし、僕は思わず「孝志郎!」と叫ぶ勢いで「わんっ」と声を出した。
「いなり寿司は後で買ってやる。その前に仕事だ」
(仕事って、もしかしてさっきの獣の匂いは妖の匂いだったの?)
「それがわからないんじゃあ、おまえの鼻もまだまだだな」
(僕は犬じゃないから鼻は普通でいいの! それに犬みたいにクンクンなんて妖狐がすることじゃない)
「そんなこと言ったら狛犬たちにデコピンされるぞ?」
(狛犬のことだなんて言ってないよ!)
今朝も狛犬の弟のほうに額を思い切り指で弾かれたばかりだ。おかげで額にはうっすらと赤い痕が残っている。
(妖狐の姿だったら痕なんて残らないのに)
それ以前にあんなに痛くもないはずだ。ベチッと弾かれたときのことを思い出したからか少しだけ痛みがぶり返した気がする。思わず小さい手で額をそろそろと撫でてしまった。
(こうして毛があれば痛くないのに)
でも、孝志郎の家では人間の姿でいなくちゃいけないから妖狐のままではいられない。人間の姿だと額に毛がないから少し弾かれただけでとても痛いんだ。
(人の姿でいるって孝志郎と約束したからしょうがないんだけどさ)
狛犬たちも同じ約束をしているみたいで、二人ともいつも人間の姿をしている。たまに現れる烏も人間の姿だ。だから僕も普段から人間の姿をするようになった。
(僕だけ妖狐のままだと「人になれないのか」って馬鹿にされそうだし)
そう思って人間の姿になるんだけど、人間の姿になったときを狙うように額を弾かれる。しかも「小さいくせに生意気だ」とか何とか言いながらベシッとやるんだ。僕を見下ろしながらそんなことを言う銀毛のコマジを思い出すだけでムッとしてきた。
ちなみに狛犬の弟がコマジで兄のほうはコマタという名前だ。両方とも孝志郎がつけたらしいんだけど、孝志郎には名付けの才能がないと思う。
「なるほどねぇ」
孝志郎の感心したような声に、着物の袖口からそっと顔を覗かせた。目の前にはたくさんの人間が椅子に座っていて、顔が向いている先には大きな舞台がある。そこにずらりと並んでいるのは楽器というやつだ。
(前に一度だけ見たことがあるから知ってる)
あのときは外の舞台だったけれど、今日はあそこで演奏というのをやるんだろう。置いてあるのは孝志郎に教えてもらった異国の楽器ばかりで、灯りが反射しているからかキラキラ光って眩しい。
そういえば人間たちもやけにキラキラしている気がする。変だなと思って天井を見ると大きな灯りがついていた。周りにも少し小さい灯りがたくさんついている。百貨店の中はどこもかしこも明るいけれど、ここが一番のような気がした。
(まるで天井にお日様があるみたいだ)
「百貨店はこうした催事場の催しで格が決まると言われているから、それだけ会場自体にも力を入れているんだろう。音楽会や展覧会、中には小さな劇場のようにして踊りや演劇を見せるところもあるそうだ」
(ふーん。人間って変わってる)
「そうか?」
(そんなのを見聞きしても、お腹はちっとも膨れないのに)
「たしかにそうだが、心は豊かになるぞ」
(心?)
「腹が満たされるのと同じくらい魂が満たされるということだ」
(ふーん)
そういえば妖の中にも芸事が好きな奴がいる。そういう妖は芸で大勢の人間を集めて、僕なんかよりずっとたくさんの妖力を集めることができた。
(もしかして、人間も芸事を見て妖力みたいなものを集めてるのかな)
そのためにこんなキラキラした灯りをたくさんつけているのかもしれない。
「最近では電気を使うこうした灯りにこだわる百貨店も増えてきて、それも目玉の一つらしい。そうそう、あの一際目立つ大きな灯りがシャンデリアというやつだ。あれは電気をよく食うが人気も高い」
(しゃんでりあ)
まるで氷の粒をたくさん集めたようだと思った。ここにはお日様の光はないのに同じくらいキラキラ光っている。
(お日様くらいキラキラしてるなんて、どのくらい電気が必要なんだろ)
僕が生まれたときには、すでに電気というものがあった。おかげで帝都はどこもかしこも夜まで明るい。
人間はそういうキラキラしたのが大好きだけれど、妖は明るい夜が好きじゃない。だからたくさんの妖が帝都からいなくなってしまった。笠間のいなり寿司を教えてくれた妖狐も、いまは富士のお山のほうに引っ越してしまっている。
「イナリ、電気をどうやって作るか知っているか?」
(電気を作る?)
「電気は人が作っている。それを使って、こうしてあちこち明るく照らしているんだ」
もう一度しゃんでりあという灯りを見た。こんなにキラキラしたものなんて、僕は一つしか知らない。
(お日様が作ってるんじゃないの?)
「なるほど、お日様なら無限に作れそうだな。しかし残念ながらそうじゃない」
じゃあ、一体何から作っているんだろう。まるでお日様みたいに眩しいものを別のものから作るなんて僕にはまったく想像できなかった。
「電気というのは作るのが大変で金もかかる。それを百貨店ではたくさん使っているが、催事場ではもっと電気を使って大勢の人たちをたくさん集めたいと考えているんだ」
(人間って欲張りだね)
「そう、欲張りだ。だから妖にも平気で手を出す」
(え?)
部屋の中を眺めていた孝志郎が、中には入らずに部屋をぐるりと回るように廊下を歩き出した。そのまま突き当たりまで進むと扉がある。周りには誰もいなくて、さっきまで賑やかだったのが嘘みたいに静かな場所だった。
何の扉かわからないそれを孝志郎が開けて中に入る。そこは薄暗くてちょっとだけ狭かった。きっとどこかに繋がっている廊下なんだろうけれど、百貨店の中では見たことがない雰囲気をしている。
孝志郎が一歩廊下に入った途端に獣臭い匂いが強くなった。僕は得体の知れない気配に全身の毛が逆立つのを感じた。
「どうやらここにいるようだな」
廊下を進んでいくと段々獣臭い匂いも強くなっていく。
(獣っていうより、何かが腐ったような匂いだ)
そうだ、これは肉が腐った匂いだ。そういうものを好んで食べる妖もいるけれど、僕は見た目も匂いも得意じゃない。それよりも、どうして百貨店の中でそんな匂いがするのかが不思議だった。
袖の中で首を傾げていると廊下の突き当たりにたどり着いた。そこには少し小さい扉があって、孝志郎がそこも開けて中に入る。
(……っ)
薄暗い部屋に入った途端に獣臭い匂いが一気に強くなった。思わず顔をしかめながら、何があるのか気になって袖口から顔を出した。じぃっと目をこらすと部屋の奥に何かがあるのが見える。
(木箱?)
部屋の中央に台座があって、その上に小さな木箱が置いてあった。まるで檻のような形をした木箱からは細い糸が何本も伸びていて、台座の奥にある大きな箱に繋がっている。
孝志郎がゆっくりと木箱に近づいた。僕は首をぐんと伸ばして木箱の中を覗き見た。
(狸?)
中には狸を小さくしたような獣が入っている。
(……違う、入ってるんじゃない)
獣の首は矢に射貫かれていて、その矢が後ろの板に突き刺さっていた。どうやらその矢から糸が伸びているらしい。
(もしかして、死んでる?)
だから肉が腐ったような匂いがするのかもしれない。首をさらにぐんと伸ばして木箱の中を覗いたけれど、小さな狸みたいな獣はぴくりとも動かなかった。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
未亡人クローディアが夫を亡くした理由
臣桜
キャラ文芸
老齢の辺境伯、バフェット伯が亡くなった。
しかしその若き未亡人クローディアは、夫が亡くなったばかりだというのに、喪服とは色ばかりの艶やかな姿をして、毎晩舞踏会でダンスに興じる。
うら若き未亡人はなぜ老齢の辺境伯に嫁いだのか。なぜ彼女は夫が亡くなったばかりだというのに、楽しげに振る舞っているのか。
クローディアには、夫が亡くなった理由を知らなければならない理由があった――。
※ 表紙はニジジャーニーで生成しました
便利屋ブルーヘブン、営業中。
卯崎瑛珠
キャラ文芸
とあるノスタルジックなアーケード商店街にある、小さな便利屋『ブルーヘブン』。
店主の天さんは、実は天狗だ。
もちろん人間のふりをして生きているが、なぜか問題を抱えた人々が、吸い寄せられるようにやってくる。
「どんな依頼も、断らないのがモットーだからな」と言いつつ、今日も誰かを救うのだ。
神通力に、羽団扇。高下駄に……時々伸びる鼻。
仲間にも、実は大妖怪がいたりして。
コワモテ大天狗、妖怪チート!?で、世直しにいざ参らん!
(あ、いえ、ただの便利屋です。)
-----------------------------
ほっこり・じんわり大賞奨励賞作品です。
カクヨムとノベプラにも掲載しています。
新訳 軽装歩兵アランR(Re:boot)
たくp
キャラ文芸
1918年、第一次世界大戦終戦前のフランス・ソンム地方の駐屯地で最新兵器『機械人形(マシンドール)』がUE(アンノウンエネミー)によって強奪されてしまう。
それから1年後の1919年、第一次大戦終結後のヴェルサイユ条約締結とは程遠い荒野を、軽装歩兵アラン・バイエルは駆け抜ける。
アラン・バイエル
元ジャン・クロード軽装歩兵小隊の一等兵、右肩の軽傷により戦後に除隊、表向きはマモー商会の商人を務めつつ、裏では軽装歩兵としてUEを追う。
武装は対戦車ライフル、手りゅう弾、ガトリングガン『ジョワユーズ』
デスカ
貴族院出身の情報将校で大佐、アランを雇い、対UE同盟を締結する。
貴族にしては軽いノリの人物で、誰にでも分け隔てなく接する珍しい人物。
エンフィールドリボルバーを携帯している。
母獣列島
櫃間 武士
キャラ文芸
瀬戸内海の離島、女岩島で父親から虐待を受けていた少年、藤原育人は人ならざるものから生まれた魔少年であった。
育人に触れられた女性は瞬時に常軌を逸した母性愛を抱き、育人のためなら死をも辞さない母獣と化す。
育人はその能力を使って島中の女性を下僕にし、父や周囲の男を殺害して島を征服する。
やがて育人の行動は、日本中を巻き込んだ女性対男性の戦いへと発展してゆく。
シナリオ形式です。
鬼の頭領様の花嫁ごはん!
おうぎまちこ(あきたこまち)
キャラ文芸
キャラ文芸大会での応援、本当にありがとうございました。
2/1になってしまいましたが、なんとか完結させることが出来ました。
本当にありがとうございます(*'ω'*)
あとで近況ボードにでも、鬼のまとめか何かを書こうかなと思います。
時は平安。貧乏ながらも幸せに生きていた菖蒲姫(あやめひめ)だったが、母が亡くなってしまい、屋敷を維持することが出来ずに出家することなった。
出家当日、鬼の頭領である鬼童丸(きどうまる)が現れ、彼女は大江山へと攫われてしまう。
人間と鬼の混血である彼は、あやめ姫を食べないと(色んな意味で)、生きることができない呪いにかかっているらしくて――?
訳アリの過去持ちで不憫だった人間の少女が、イケメン鬼の頭領に娶られた後、得意の料理を食べさせたり、相手に食べられたりしながら、心を通わせていく物語。
(優しい鬼の従者たちに囲まれた三食昼寝付き生活)
※キャラ文芸大賞用なので、アルファポリス様でのみ投稿中。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる