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狼と猫5
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翌日顔を合わせた二人は、少しだけ気まずい表情で互いを見た。
オリヴィはすかさず「おはよう」といつもどおりの挨拶をした。続けて「朝飯は焼きたてのパンだぞ」と声をかけ、アスミも「そうか」と返事をする。おかげで朝食を食べる頃にはすっかり元どおりに戻っていた。
「このパンもうまいな」
オレンジ色の目を細めながらアスミが感心したように感想を述べる。「気を遣ってんだろうな」と思いつつ「食感がいいだろ?」とオリヴィも答えた。
「干し葡萄もだが、これは……ナッツと何かが……もっと小さなものを感じる」
「おっ、さすがアスミ。それはゴマだよ」
「ゴマ?」
「東のほうではよく食べるらしいぞ? 食感もだけど風味がよくなるんだ」
「なるほど、ゴマか」
そう言いながら、アスミは食材すべてを味わうようにパンを噛み締めた。その様子に「気遣いじゃなくてこういう奴だったっけ」とオリヴィが考えを改める。そうして玉ねぎのスープに挽き肉と芋のサラダを二人で平らげた。
朝食の片付けを済ませたところで、アスミが「今日はオリヴィの手伝いをしたい」と言い出した。
「手伝いって言ったって、今日は新作の料理を考えるだけだけど」
「その手伝いをしたい」
「手伝いって言ってもなぁ」
もしかして気を遣っているんだろうか。そう思いながらアスミをじっと見る。
「おまえ、今日は買い物に行くって言ってなかったか?」
「急ぎじゃないから今日でなくていい。それより新しい料理のほうが興味がある」
「そんな大層なものを作るわけじゃないぞ?」
「オリヴィが作る料理はなんでもうまい。新しい料理なら、ぜひ最初に食べたいと思ったんだが……駄目か?」
そこまで言われては断る理由もない。それにアスミの感想が聞きたいのも本心だった。
「じゃ、味見してもらうかな」と答えると、アスミが嬉しそうに「喜んで」とオレンジ色の目を細めた。
その表情にオリヴィは思わずドキッとした。すっかり見慣れたはずの顔なのに、最近は微笑みを向けられると妙に落ち着かない気分になる。一番は料理の感想をもらうときで、ただひと言「うまいな」という言葉でも背中がムズムズするようになってしまった。
(親父に料理を褒められたときのことを思い出すからかな)
二十一歳になったというのに、これではまるで子どもだ。そう思いつつも悪い気分はしない。オリヴィは昨日の八つ当たりなどすっかり忘れたように食材を用意し始めた。
「取りあえず考えてるものから作っていくか」
まずは時間がかかるパンの調理に取りかかる。パン生地をこね、生地を寝かせている間に詰め物の用意をすることにした。傍らで香味野菜を鍋に入れて出汁を取る。
まずは挽き肉をボウルに入れ、スパイスや刻んだ野菜と一緒に混ぜ合わせる。アスミはそれを興味深く見守りながら、たまに「その調味料は何だ?」と質問したりした。それに一つずつ答えるオリヴィの手は止まることなく、成型したパン生地で挽き肉を包みこんがり焼く。
ちなみに残った挽き肉は薄皮で包み、さっと茹でた。それを野菜ベースのスープに入れてもう一品こしらえる。このスープも新作として考えていたものだ。
「さぁ、食べてみてくれ」
まずは熱々のパンを皿に載せてアスミの前に置いた。相変わらずフォークとナイフを器用に使って一口大にしたパンを行儀よく口に入れる。
「……うまい」
「ほんとか?」
「ほんのり甘いパンと肉の旨みが合わさって、すごくうまい」
さらに二口目を口に運ぶアスミにオリヴィがニカッと笑った。
「だろ? いやぁ、試行錯誤してパンの調整をした甲斐があったな。今回のパンにはいつもより多めにバターを入れてサクサク感を大事にしたんだ。詰め物の挽き肉にはいろんな香辛料を混ぜたけど辛くはないはずだ」
「……」
オリヴィの説明が終わってもアスミは無言で食べ続けている。思わず「おいこら、味見なんだから感想聞かせろって」と言うと「うまい」とひと言返ってきた。
「うまいだけって、おまえなぁ」
「すごくうまい」
真面目な顔で「うまい」を連呼しながら食べ進めるアスミにオリヴィが苦笑を漏らす。そんな表情を浮かべつつ内心は小躍りするくらい嬉しかった。
オリヴィは以前からアスミは甘党じゃないかと考えていた。甘い酒を好むからだけでなく、甘い菓子を食べるときに少し目を細めることに気づいたからだ。そしてアスミも狼族らしく肉が好きだった。それなら肉と甘い味の二つを同時に味わえるものを作れないかとあれこれ考えた結果がこのパンだった。
(パンのヒントは親父だけどな)
父親から「バターをたっぷり入れたパンってのがあるらしい」と聞いたことがあった。それは西側でよく食べられるパンらしく、ちょうど西の料理に詳しい料理人を見つけて作り方を教わった。
肉料理なら南側にもいろいろあるが、ここ北の地ではスパイスを使ったものが好まれる。ただし種類と量を間違えると辛くなるのが難点だ。そこでオリヴィは香りがよいものを中心に刺激的すぎないものを複数混ぜ合わせて使うことにした。
そうしてパン生地と具材を完成させた。オリヴィが予想していたよりも好評だったようで、皿には二個目が載っている。
「こんだけアスミが食べてくれるってことは新作はこれで決定だな」
「あぁ、これは絶対に売れる」
「はは、ありがとな。これもおまえのおかげだよ」
「……」
「アスミ?」
「いや、俺は何もしていないからそこまで言われるのは気が引ける」
「こうして味見してくれてるだろ。なんたっておまえがうまいと言うなら間違いないからな。それにこのパンの組み合わせだって、おまえが好きそうなのを考えて生まれたんだ」
「……そうか」
アスミがわずかに頬を赤くした。「役に立ったなら嬉しいが」とはにかむ様子に「お、おう」とオリヴィがどもる。
こうして新作の試食会は無事に終了した。昼食は新作のスープを食べ、こちらは挽き肉の味付けを変えることで二人の意見は一致した。それから夕方までオリヴィは肉料理の新作を考え、アスミは台所の掃除をして過ごした。
「……あ、しまった」
新作に使う調味料を確認していたところで、オリヴィは買い忘れがあったことに気がついた。
「オリヴィ?」
「ちょっと買いに行ってくるわ」
そう告げると、アスミが薄暗くなった窓の外を見ながら眉をひそめる。
「俺も行こう」
「店は近所だし一人でいいって」
「いや、俺もついていく」
「……はぁ。おまえなぁ、ちょっと心配しすぎじゃないか? もしかしてズィーナのこと心配してるのか?」
大袈裟にため息をつくとアスミがオレンジ色の目をスッと細めた。
「見かけたのはあの日だけじゃない。それ以前にも何度か店の近くで見かけている。気をつけるに越したことはない」
「そうだったとしても俺はもう大人だぞ? それにか弱い雌でもない。たしかに狼族みたいに腕っ節はないけど俺だって雄だ。そう簡単にボコボコにされてたまるか」
「腕力の問題じゃない」
「ズィーナは猫族だ。体格だって腕力だって俺とそう違わない。そんなやつに俺が簡単にのされると思うか?」
「……殴る蹴るだけが暴力じゃない」
なおも食い下がるアスミにオリヴィがもう一度ため息をついた。
「おまえさ、何をそんなにピリピリしてんだよ。最近ちょっと変じゃないか?」
こうした注意が最近とくに多くなったように感じていた。それはオリヴィの勘違いではなかったようで、一瞬戸惑うように視線を動かしたアスミが「そんなことはない」と言葉を濁す。そのままそっと顔を逸らす仕草にオリヴィは違和感を覚えた。
いつものアスミなら目を見て話す。少なくとも顔を逸らしたりはしない。それなのに目の前のアスミは横を向いたままで、まるで何か隠し事をしているような雰囲気だった。それがオリヴィの神経をやけに逆なでする。
「なんだよ、言えないことでもあるのかよ」
「いや、そんなものはない」
「じゃ、なんで目を逸らすんだ」
「……本当に何でもないんだ」
頑なな態度と逸らされたままの顔に、思わず「チッ」と舌打ちしてしまった。それに気づいたアスミがチラッと視線を寄越したものの、それでも口を開こうとはしない。ここまで頑ななのは初めてで、やっぱり何か隠しているのだとオリヴィは確信した。
「俺には言えないってことか。まぁ、そうだよな。俺はただの雇い主で、おまえの身内でも友人でもない。言えないことの一つや二つあってもおかしくないよな」
「オリヴィ、」
「あぁいい。何も言うな。……ちょっと頭冷やしてくるわ」
「もう外は暗い。一人で出歩くのは、」
「俺だって雄だ、そんな心配必要ねぇよ」
手を伸ばすアスミを目の端に捉えながら、オリヴィはそれを振り切るように外に出た。そのまま家の前の階段を下りて大通りに続く小道へと向かった。
オリヴィはすかさず「おはよう」といつもどおりの挨拶をした。続けて「朝飯は焼きたてのパンだぞ」と声をかけ、アスミも「そうか」と返事をする。おかげで朝食を食べる頃にはすっかり元どおりに戻っていた。
「このパンもうまいな」
オレンジ色の目を細めながらアスミが感心したように感想を述べる。「気を遣ってんだろうな」と思いつつ「食感がいいだろ?」とオリヴィも答えた。
「干し葡萄もだが、これは……ナッツと何かが……もっと小さなものを感じる」
「おっ、さすがアスミ。それはゴマだよ」
「ゴマ?」
「東のほうではよく食べるらしいぞ? 食感もだけど風味がよくなるんだ」
「なるほど、ゴマか」
そう言いながら、アスミは食材すべてを味わうようにパンを噛み締めた。その様子に「気遣いじゃなくてこういう奴だったっけ」とオリヴィが考えを改める。そうして玉ねぎのスープに挽き肉と芋のサラダを二人で平らげた。
朝食の片付けを済ませたところで、アスミが「今日はオリヴィの手伝いをしたい」と言い出した。
「手伝いって言ったって、今日は新作の料理を考えるだけだけど」
「その手伝いをしたい」
「手伝いって言ってもなぁ」
もしかして気を遣っているんだろうか。そう思いながらアスミをじっと見る。
「おまえ、今日は買い物に行くって言ってなかったか?」
「急ぎじゃないから今日でなくていい。それより新しい料理のほうが興味がある」
「そんな大層なものを作るわけじゃないぞ?」
「オリヴィが作る料理はなんでもうまい。新しい料理なら、ぜひ最初に食べたいと思ったんだが……駄目か?」
そこまで言われては断る理由もない。それにアスミの感想が聞きたいのも本心だった。
「じゃ、味見してもらうかな」と答えると、アスミが嬉しそうに「喜んで」とオレンジ色の目を細めた。
その表情にオリヴィは思わずドキッとした。すっかり見慣れたはずの顔なのに、最近は微笑みを向けられると妙に落ち着かない気分になる。一番は料理の感想をもらうときで、ただひと言「うまいな」という言葉でも背中がムズムズするようになってしまった。
(親父に料理を褒められたときのことを思い出すからかな)
二十一歳になったというのに、これではまるで子どもだ。そう思いつつも悪い気分はしない。オリヴィは昨日の八つ当たりなどすっかり忘れたように食材を用意し始めた。
「取りあえず考えてるものから作っていくか」
まずは時間がかかるパンの調理に取りかかる。パン生地をこね、生地を寝かせている間に詰め物の用意をすることにした。傍らで香味野菜を鍋に入れて出汁を取る。
まずは挽き肉をボウルに入れ、スパイスや刻んだ野菜と一緒に混ぜ合わせる。アスミはそれを興味深く見守りながら、たまに「その調味料は何だ?」と質問したりした。それに一つずつ答えるオリヴィの手は止まることなく、成型したパン生地で挽き肉を包みこんがり焼く。
ちなみに残った挽き肉は薄皮で包み、さっと茹でた。それを野菜ベースのスープに入れてもう一品こしらえる。このスープも新作として考えていたものだ。
「さぁ、食べてみてくれ」
まずは熱々のパンを皿に載せてアスミの前に置いた。相変わらずフォークとナイフを器用に使って一口大にしたパンを行儀よく口に入れる。
「……うまい」
「ほんとか?」
「ほんのり甘いパンと肉の旨みが合わさって、すごくうまい」
さらに二口目を口に運ぶアスミにオリヴィがニカッと笑った。
「だろ? いやぁ、試行錯誤してパンの調整をした甲斐があったな。今回のパンにはいつもより多めにバターを入れてサクサク感を大事にしたんだ。詰め物の挽き肉にはいろんな香辛料を混ぜたけど辛くはないはずだ」
「……」
オリヴィの説明が終わってもアスミは無言で食べ続けている。思わず「おいこら、味見なんだから感想聞かせろって」と言うと「うまい」とひと言返ってきた。
「うまいだけって、おまえなぁ」
「すごくうまい」
真面目な顔で「うまい」を連呼しながら食べ進めるアスミにオリヴィが苦笑を漏らす。そんな表情を浮かべつつ内心は小躍りするくらい嬉しかった。
オリヴィは以前からアスミは甘党じゃないかと考えていた。甘い酒を好むからだけでなく、甘い菓子を食べるときに少し目を細めることに気づいたからだ。そしてアスミも狼族らしく肉が好きだった。それなら肉と甘い味の二つを同時に味わえるものを作れないかとあれこれ考えた結果がこのパンだった。
(パンのヒントは親父だけどな)
父親から「バターをたっぷり入れたパンってのがあるらしい」と聞いたことがあった。それは西側でよく食べられるパンらしく、ちょうど西の料理に詳しい料理人を見つけて作り方を教わった。
肉料理なら南側にもいろいろあるが、ここ北の地ではスパイスを使ったものが好まれる。ただし種類と量を間違えると辛くなるのが難点だ。そこでオリヴィは香りがよいものを中心に刺激的すぎないものを複数混ぜ合わせて使うことにした。
そうしてパン生地と具材を完成させた。オリヴィが予想していたよりも好評だったようで、皿には二個目が載っている。
「こんだけアスミが食べてくれるってことは新作はこれで決定だな」
「あぁ、これは絶対に売れる」
「はは、ありがとな。これもおまえのおかげだよ」
「……」
「アスミ?」
「いや、俺は何もしていないからそこまで言われるのは気が引ける」
「こうして味見してくれてるだろ。なんたっておまえがうまいと言うなら間違いないからな。それにこのパンの組み合わせだって、おまえが好きそうなのを考えて生まれたんだ」
「……そうか」
アスミがわずかに頬を赤くした。「役に立ったなら嬉しいが」とはにかむ様子に「お、おう」とオリヴィがどもる。
こうして新作の試食会は無事に終了した。昼食は新作のスープを食べ、こちらは挽き肉の味付けを変えることで二人の意見は一致した。それから夕方までオリヴィは肉料理の新作を考え、アスミは台所の掃除をして過ごした。
「……あ、しまった」
新作に使う調味料を確認していたところで、オリヴィは買い忘れがあったことに気がついた。
「オリヴィ?」
「ちょっと買いに行ってくるわ」
そう告げると、アスミが薄暗くなった窓の外を見ながら眉をひそめる。
「俺も行こう」
「店は近所だし一人でいいって」
「いや、俺もついていく」
「……はぁ。おまえなぁ、ちょっと心配しすぎじゃないか? もしかしてズィーナのこと心配してるのか?」
大袈裟にため息をつくとアスミがオレンジ色の目をスッと細めた。
「見かけたのはあの日だけじゃない。それ以前にも何度か店の近くで見かけている。気をつけるに越したことはない」
「そうだったとしても俺はもう大人だぞ? それにか弱い雌でもない。たしかに狼族みたいに腕っ節はないけど俺だって雄だ。そう簡単にボコボコにされてたまるか」
「腕力の問題じゃない」
「ズィーナは猫族だ。体格だって腕力だって俺とそう違わない。そんなやつに俺が簡単にのされると思うか?」
「……殴る蹴るだけが暴力じゃない」
なおも食い下がるアスミにオリヴィがもう一度ため息をついた。
「おまえさ、何をそんなにピリピリしてんだよ。最近ちょっと変じゃないか?」
こうした注意が最近とくに多くなったように感じていた。それはオリヴィの勘違いではなかったようで、一瞬戸惑うように視線を動かしたアスミが「そんなことはない」と言葉を濁す。そのままそっと顔を逸らす仕草にオリヴィは違和感を覚えた。
いつものアスミなら目を見て話す。少なくとも顔を逸らしたりはしない。それなのに目の前のアスミは横を向いたままで、まるで何か隠し事をしているような雰囲気だった。それがオリヴィの神経をやけに逆なでする。
「なんだよ、言えないことでもあるのかよ」
「いや、そんなものはない」
「じゃ、なんで目を逸らすんだ」
「……本当に何でもないんだ」
頑なな態度と逸らされたままの顔に、思わず「チッ」と舌打ちしてしまった。それに気づいたアスミがチラッと視線を寄越したものの、それでも口を開こうとはしない。ここまで頑ななのは初めてで、やっぱり何か隠しているのだとオリヴィは確信した。
「俺には言えないってことか。まぁ、そうだよな。俺はただの雇い主で、おまえの身内でも友人でもない。言えないことの一つや二つあってもおかしくないよな」
「オリヴィ、」
「あぁいい。何も言うな。……ちょっと頭冷やしてくるわ」
「もう外は暗い。一人で出歩くのは、」
「俺だって雄だ、そんな心配必要ねぇよ」
手を伸ばすアスミを目の端に捉えながら、オリヴィはそれを振り切るように外に出た。そのまま家の前の階段を下りて大通りに続く小道へと向かった。
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