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Chapter02 色付く世界
Dream 031
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私はATEDに囚われた初日に今私が装備している『ガルー家秘伝の杖』を手に入れた場所までクロギリというプレイヤーを案内した。
だけど、あの日赤煉瓦で作られたこの家の前に立っていたお爺さんはいない。もしかしてあのクエストはもう受けられないのかもしれない。
「いないね。本当にここで合ってる?」
「合ってるはずですが……」
確認を取ってくるクロギリだったが、間違えているはずがない。もしかしてあのクエストを受注していないクレリックやパラディンの存在が必要なのかもしれない。
とその時。家の扉が開いて、中から私が『聖職者の祈り』で呪いを解除したあの少年が、元気な姿で飛び出してきた。
「あ、お姉ちゃん! この間はありがとう!」
丁寧に頭を下げてお礼を言ってくる少年。やっぱり……もうあのクエストは〝終わった”ものなんだ。この世界で起こることは不可逆性のものなんだ。
頭の中で『ゲーム』の概念が崩されていく。私が想像していたゲームは、決められた動きしかしないコンピュータによって動かされた世界だった。
だけど、この世界は違うんだ。『決められた動き』なんてない。NPCやプレイヤーの行動によって、この世界は無限に変化していくってことなんだ。
「……やはりか」
少年の頭を撫でながら「どういたしまして」と言う私に対して、目を細めて言葉を漏らすクロギリ。
『やはりか』とは……クロギリは私と同じ考えを持っていたという解釈でいいのかな。
「じゃあさ、もう君に用はないんだわ」
「・・・え?」
突然、本当に突然だった。
クロギリは私の目の前にいたNPCの少年を、いつの間にか手に持っていた大きめの片手剣で一刀両断に切り捨てた。
それにより少年から飛び出す、まるで血のように真っ赤で鮮烈なポリゴンのエフェクト。なんで、いったい、クロギリは何をして──、
「杖を置け」
「どうしてこんな……」
「これをやるには今がチャンスなんだよ。最初の混乱でクライムプレイヤーが蔓延っている今がな」
目の前のクロギリは悪びれもせずニヤリと笑いながら言う。
クライムプレイヤー。NPCやプレイヤーにイベントや決闘時以外で攻撃を仕掛けたり、略奪行為などを行った者たちのことを指し示す言葉だったはずだ。
クライムプレイヤーには2つのランクがある。Ⅰランクは殺害以外の危険行為を行なった場合。その場合はプレイヤーに照準を合わせると現れる、緑色の円のアイコンが二重丸になる。
そして次のⅡランク。ⅡランクはNPCやプレイヤーを殺害したり、重度の罪を犯した場合に格付けられるランクだが、その場合照準円は三重丸となり、街で生活するにあたりかなりの規制を受けるようになるらしい。これは噂に聞いたのだがプレイヤーを殺せばその3重丸は緑から赤に変化するとか……
確かに最初の混乱でNPCを傷つけてクライムプレイヤーになったプレイヤーは多い。
だがいてもランクⅠ程度だ。ランクⅡのプレイヤーなんて見たことない。
だけど、今目の前にいるクロギリの照準円はランクⅡを示す三重丸となっている。なぜ、そこまでしてこの杖を。
私はクロギリの行動の意味を考える。が、その答えは霧がかかったみたいに不鮮明で浮かんでこない。
「この杖には何かあるのですか……?」
「まあな。イベントに使うんだよ」
クロギリは手に持つ片手剣を、まるで曲芸師か何かのように器用に扱いながらその先端を私に向けてきた。
もしかして、ここで杖をクロギリに渡さなけば私……殺されるってこと?
クロギリのこの自信。おそらく私より強い。近接戦闘だったら確実に相手に分がある。今回は大人しく杖を渡しておくのが正解か……
「わかり……ました。ではトレードを」
私が観念してトレード申請を出そうとしたその時。通路の奥から、
「おい、その子に何するつもりだ? ランクⅡのクライムプレイヤーさんよ」
と声が聞こえてきた。
私は咄嗟に声がした方向を見る。
そこには、まだゲーム序盤とは思えないほどに重厚な装備に身を包んだ男性プレイヤーがいた。
クロギリはそれを見て、大きな舌打ちを一つする。
「チィ。バルカンの出る幕かよ。それともなんだ? お前もあのクエストを狙ってんのか?」
「……」
何? クロギリとあのプレイヤーは知り合いなの?
どうやらあのプレイヤーの名前はバルカンというらしい。
遠すぎてプレイヤーネームやレベルは認知できないが、装備から見て高レベルプレイヤーであることは明らかだ。
たった3日で、これほどの差が出るというの? それに『あのクエスト』とはいったい……
「無視かよ。まあいい。お前と敵対しても厄介なだけだからな。俺は大人しく撤退するよ。あ~あ。殺し損だったぜ」
お手上げ、というように頭の裏で手を組んで見せるクロギリ。なんなのだ、少年を殺しておいてこのふざけた態度は。
言いようもえない感情が込み上げてくる。
この世界ではNPCも死んだら生き返ることはないのでは?
なぜ、それを知っていてこんな酷いことができるというの? なぜこんなにも平然としていられるの?
「なんで、なんであの子を殺したんですか……?」
意識せず、私の口から思っていたことが溢れ出る。それにクロギリは尚も不愉快に笑って答える。
「殺した? いや、アイツはNPCなんだから死ぬも何もないでしょ。一回試してみたかったんだよね~。NPC殺しってのを。どうせクライム判定も暫く大人しくしてれば消えるんでしょ?」
「そういうことじゃ!」
クロギリのふざけた回答に反論しようとした私を、いつの間にか私の前まで来ていたバルカンが制止する。
気づかなかった。何か気配を消すようなスキルを保持しているのかな。
「行け」
重く、低い声でクロギリに威圧するバルカン。それによりクロギリは肩をすくめる素振りを見せて、観念したように「じゃあな」と呟いてどこかに消えた。
クロギリ……また何処かで厄介事を持ち込んできそうな気がしてならなかった。
後書き
ATEDには何度も受けられるクエストと、一度しか受けることができないクエストの2つが存在します。1番最初にローレンティアが受けたのはクエストの範疇に含まれていません。
クライムプレイヤー
ランクⅠ…略奪、NPC及びプレイヤーに正当な理由なく攻撃を仕掛けた場合(正当な理由とはクエストの関係など)。
ランクⅡ…NPC、またはプレイヤーを殺害した場合。プレイヤーを殺害した場合は照準が赤色に変化し、懸賞金が懸けられる。
懸賞金が懸けられたプレイヤーがプレイヤーによって捕獲されると、エンガルに存在する監獄エリアに監禁されることとなる。
ゲームクリアまで、そのプレイヤーが監獄から出れることはない。
だけど、あの日赤煉瓦で作られたこの家の前に立っていたお爺さんはいない。もしかしてあのクエストはもう受けられないのかもしれない。
「いないね。本当にここで合ってる?」
「合ってるはずですが……」
確認を取ってくるクロギリだったが、間違えているはずがない。もしかしてあのクエストを受注していないクレリックやパラディンの存在が必要なのかもしれない。
とその時。家の扉が開いて、中から私が『聖職者の祈り』で呪いを解除したあの少年が、元気な姿で飛び出してきた。
「あ、お姉ちゃん! この間はありがとう!」
丁寧に頭を下げてお礼を言ってくる少年。やっぱり……もうあのクエストは〝終わった”ものなんだ。この世界で起こることは不可逆性のものなんだ。
頭の中で『ゲーム』の概念が崩されていく。私が想像していたゲームは、決められた動きしかしないコンピュータによって動かされた世界だった。
だけど、この世界は違うんだ。『決められた動き』なんてない。NPCやプレイヤーの行動によって、この世界は無限に変化していくってことなんだ。
「……やはりか」
少年の頭を撫でながら「どういたしまして」と言う私に対して、目を細めて言葉を漏らすクロギリ。
『やはりか』とは……クロギリは私と同じ考えを持っていたという解釈でいいのかな。
「じゃあさ、もう君に用はないんだわ」
「・・・え?」
突然、本当に突然だった。
クロギリは私の目の前にいたNPCの少年を、いつの間にか手に持っていた大きめの片手剣で一刀両断に切り捨てた。
それにより少年から飛び出す、まるで血のように真っ赤で鮮烈なポリゴンのエフェクト。なんで、いったい、クロギリは何をして──、
「杖を置け」
「どうしてこんな……」
「これをやるには今がチャンスなんだよ。最初の混乱でクライムプレイヤーが蔓延っている今がな」
目の前のクロギリは悪びれもせずニヤリと笑いながら言う。
クライムプレイヤー。NPCやプレイヤーにイベントや決闘時以外で攻撃を仕掛けたり、略奪行為などを行った者たちのことを指し示す言葉だったはずだ。
クライムプレイヤーには2つのランクがある。Ⅰランクは殺害以外の危険行為を行なった場合。その場合はプレイヤーに照準を合わせると現れる、緑色の円のアイコンが二重丸になる。
そして次のⅡランク。ⅡランクはNPCやプレイヤーを殺害したり、重度の罪を犯した場合に格付けられるランクだが、その場合照準円は三重丸となり、街で生活するにあたりかなりの規制を受けるようになるらしい。これは噂に聞いたのだがプレイヤーを殺せばその3重丸は緑から赤に変化するとか……
確かに最初の混乱でNPCを傷つけてクライムプレイヤーになったプレイヤーは多い。
だがいてもランクⅠ程度だ。ランクⅡのプレイヤーなんて見たことない。
だけど、今目の前にいるクロギリの照準円はランクⅡを示す三重丸となっている。なぜ、そこまでしてこの杖を。
私はクロギリの行動の意味を考える。が、その答えは霧がかかったみたいに不鮮明で浮かんでこない。
「この杖には何かあるのですか……?」
「まあな。イベントに使うんだよ」
クロギリは手に持つ片手剣を、まるで曲芸師か何かのように器用に扱いながらその先端を私に向けてきた。
もしかして、ここで杖をクロギリに渡さなけば私……殺されるってこと?
クロギリのこの自信。おそらく私より強い。近接戦闘だったら確実に相手に分がある。今回は大人しく杖を渡しておくのが正解か……
「わかり……ました。ではトレードを」
私が観念してトレード申請を出そうとしたその時。通路の奥から、
「おい、その子に何するつもりだ? ランクⅡのクライムプレイヤーさんよ」
と声が聞こえてきた。
私は咄嗟に声がした方向を見る。
そこには、まだゲーム序盤とは思えないほどに重厚な装備に身を包んだ男性プレイヤーがいた。
クロギリはそれを見て、大きな舌打ちを一つする。
「チィ。バルカンの出る幕かよ。それともなんだ? お前もあのクエストを狙ってんのか?」
「……」
何? クロギリとあのプレイヤーは知り合いなの?
どうやらあのプレイヤーの名前はバルカンというらしい。
遠すぎてプレイヤーネームやレベルは認知できないが、装備から見て高レベルプレイヤーであることは明らかだ。
たった3日で、これほどの差が出るというの? それに『あのクエスト』とはいったい……
「無視かよ。まあいい。お前と敵対しても厄介なだけだからな。俺は大人しく撤退するよ。あ~あ。殺し損だったぜ」
お手上げ、というように頭の裏で手を組んで見せるクロギリ。なんなのだ、少年を殺しておいてこのふざけた態度は。
言いようもえない感情が込み上げてくる。
この世界ではNPCも死んだら生き返ることはないのでは?
なぜ、それを知っていてこんな酷いことができるというの? なぜこんなにも平然としていられるの?
「なんで、なんであの子を殺したんですか……?」
意識せず、私の口から思っていたことが溢れ出る。それにクロギリは尚も不愉快に笑って答える。
「殺した? いや、アイツはNPCなんだから死ぬも何もないでしょ。一回試してみたかったんだよね~。NPC殺しってのを。どうせクライム判定も暫く大人しくしてれば消えるんでしょ?」
「そういうことじゃ!」
クロギリのふざけた回答に反論しようとした私を、いつの間にか私の前まで来ていたバルカンが制止する。
気づかなかった。何か気配を消すようなスキルを保持しているのかな。
「行け」
重く、低い声でクロギリに威圧するバルカン。それによりクロギリは肩をすくめる素振りを見せて、観念したように「じゃあな」と呟いてどこかに消えた。
クロギリ……また何処かで厄介事を持ち込んできそうな気がしてならなかった。
後書き
ATEDには何度も受けられるクエストと、一度しか受けることができないクエストの2つが存在します。1番最初にローレンティアが受けたのはクエストの範疇に含まれていません。
クライムプレイヤー
ランクⅠ…略奪、NPC及びプレイヤーに正当な理由なく攻撃を仕掛けた場合(正当な理由とはクエストの関係など)。
ランクⅡ…NPC、またはプレイヤーを殺害した場合。プレイヤーを殺害した場合は照準が赤色に変化し、懸賞金が懸けられる。
懸賞金が懸けられたプレイヤーがプレイヤーによって捕獲されると、エンガルに存在する監獄エリアに監禁されることとなる。
ゲームクリアまで、そのプレイヤーが監獄から出れることはない。
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