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Chapter01 茨の道を行け
Dream 013
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猫野郎が遠距離魔法スキルをスロウルーパーにぶっ放して、スロウルーパーが猫野郎に照準を合わせたところで近くに潜伏していた俺が『毒牙』、そして『水刃』をおみまいする。
進化したことで上昇したATKとMATK。
相変わらず全てのステータスをAGIに振ってるためにそこまで高いというわけではないが、パターンを完全に把握したスロウルーパーを難なく倒せるくらいまでにはなった。
まあ毒を使わなければ俺が取得している攻撃系スキルで最も攻撃力の高い『水刃』を5、6発ぶち込まないと倒せないが。
「お前……毒のデバフってそんなに強いものじゃないはずだよな? もしかしてパッシブスキルで強化されてるのか?」
俺はその問いに頷く。詳しく教えてやりたいが、口に出せないのでもどかしい。
「お前だけ喋れないってのも不便だよな~」
数時間レベル上げをしてとりあえず猫野郎のレベルを30まで上げた。
やはり与えたダメージによって経験値の配分が決まるという推測は当たっていたらしく、与えたダメージ数に比例して獲得する経験値も増えたらしい。
猫野郎は俺に比べて圧倒的に攻撃力があるみたいだからゆくゆくはスロウルーパーくらい一人で一撃で倒せるくらいにはなりそうだ。
ちなみに猫野郎はレベル30になったことにより『水獄のスモールファストレートメイジ』から『水獄のシャープファストレートメイジ』に進化した。
レッドアイサーペントからキラーコブラに進化した俺みたいに別の種族を選んだわけではなく、正統進化を選んだらしい。
「あー、言ってなかったけど俺、ステータスDEXに極振りだから。遠距離攻撃は外す気しないぜ?」
おいおいマジかよ。
てっきりMATKが上がるINT極振りだと思ってたぜ。
確かにDEXにステータスを割り振ってもMATKは上昇するが……その量はINTと比べればわずかなものなはずだ。それでこの攻撃力?
代償としてDEFがかなり紙だってことらしいが……それでも納得いかん。
まあDEX極振りっつってもその数値はまだ180とかそこらだろ。それで遠距離攻撃外さないはナメてるな。実際外してないんだけどね。
「とりま次からはINTにステータスを振るわ。俺一人であのウーパールーパーを倒せる日は近いぜぇ~?」
進化した結果、更に整った灰色の毛並みを揺らしながら挑発してくるような目つきでこちらを見てくる猫野郎。
そうですか。だったら早く一人でレベル上げできるくらいにはなってくれ。
正直スロウルーパーでのレベリングは効率悪い。
まあめちゃくちゃ効率が悪いというわけではないが、他のモンスターを倒した方がより効率がいいってことだ。リポップ数にも限りあるし。
それに他のモンスターに戦いを挑んで実戦経験を積んだ方がいいと思う。
ってことで俺のレベルは31になったし、猫野郎のレベルも31になったらマップを移動してみるか~。
※
2日経過しスロウルーパーを倒しまくってなんとかレベルが31に上がったところで、
「おいおい見ろよ! クリティカル判定が入ればもうスロウルーパーを一撃で倒せるぜ?」
と胸を張って見せる猫野郎。
最近気づいたのだが、このゲームには『クリティカル』という判定が存在する。
スキルが相手の弱点に当たればダメージが1.5倍くらいに跳ね上がるのだ。
クリティカルになる確率はやはりDEXがないと低いようで、このゲームにおいてのDEXの重要性が増した。
それにしても猫野郎の火力……まさかこれほどまでとはな。
毒なんかより火力マシマシキャラの方が強いんじゃないか? 毒は効かない相手もいるし。
俺もそろそろ新しい攻撃用スキルを取得しといた方がいいかもな。スキルポイントも残ってるし。
今取れる攻撃用スキルで興味深いのは『水牢』と『水渦』の2つだな。
『水牢』はMATK自体は低いものの、敵をその中に閉じ込めて継続ダメージを与えることができる。
その継続ダメージは決して高くはないので、『閉じ込めて動けなくする』ということに特化したスキルと言える。
毒の効かない相手と戦う時のためにこのスキルは取得しといた方がいいかもしれない。
『水渦』は水の渦を発生させ、敵全体を飲み込み大ダメージを与えるスキル。
水属性魔法にバフがかかるパッシブスキル『水獄の支配者』を考慮するとこれが1番今俺が取得できるスキルの中で最もMATKが高いスキルだ。
何故俺がこのスキルを取ることを躊躇っているのか。
それは……そこそこ長いCNTが存在するからだ。
俺のプレイスタイルは遠距離攻撃型というよりかは敏捷力を生かしたヒットアンドアウェイ型で、戦闘中に詠唱時間を伴う遠距離攻撃を行使する時間なんてそう存在するものではないと思っている。
が……取ってみるか。
流石に攻撃用スキルが『毒牙』『毒水砲』『水刃』の3つしかないのは今後も考えて良くないと思う。
毒は強力だが1体倒すのに凄く時間がかかるし、毒が効かない敵だっているからな。
ってことで俺は余っていたスキルポイントを2消費して水牢と水渦という2つの攻撃用アクティブスキルを取得した。
試しに水渦を使ってみることにする。
スキルスロットは現在、『韋駄天』『毒牙』『金剛の体』『水渦』の4つだ。
レベル30になった時にスキルスロットは1個増えてた。
丁度スロウルーパーがリスポーンしたのでそこ目掛けて俺は水渦を発動──。
体がオレンジのエフェクトに包まれたかと思えば硬直する体。その間12秒。
デスゲームにしては長すぎるCNTだな。
徐々に空気には水の影が生まれ、それは束になり標的を埋め尽くす──はずだった。
ありゃ? しまった‼︎
俺、この距離から遠距離攻撃が当たる程、DEX高くなかった!
俺が生み出した豪快な水の渦は狙いであるスロウルーパーの遥か左に逸れて……やばいことに今まで手を出してこなかった犬型のモンスター、レベル58のハウリングコボルトに直撃してしまった。
意外にもハウリングコボルトのHPは5分の1ほど削れたが、これは非常にマズイ。
明らかにAGIは俺よりあるし、攻撃力もスロウルーパーよりあると思われる。
猫野郎に意識を向けながら戦っている余裕なんて、ない。
戦闘体勢を整えた俺だったが、何気なく横をみると阿鼻叫喚に口を開いた猫野郎が涙目でこちらを睨んできていた。
ハハハ……ごめん。
後書き
『水牢』…対象を水の牢獄に閉じこめ、継続ダメージを与える。対象のATKが高いと破られる場合がある。CT3m CNT3s MP70
『水渦』…大気から大量の水を生成し、その渦を対象に叩きつける。CT5m CNT12s MP150
進化したことで上昇したATKとMATK。
相変わらず全てのステータスをAGIに振ってるためにそこまで高いというわけではないが、パターンを完全に把握したスロウルーパーを難なく倒せるくらいまでにはなった。
まあ毒を使わなければ俺が取得している攻撃系スキルで最も攻撃力の高い『水刃』を5、6発ぶち込まないと倒せないが。
「お前……毒のデバフってそんなに強いものじゃないはずだよな? もしかしてパッシブスキルで強化されてるのか?」
俺はその問いに頷く。詳しく教えてやりたいが、口に出せないのでもどかしい。
「お前だけ喋れないってのも不便だよな~」
数時間レベル上げをしてとりあえず猫野郎のレベルを30まで上げた。
やはり与えたダメージによって経験値の配分が決まるという推測は当たっていたらしく、与えたダメージ数に比例して獲得する経験値も増えたらしい。
猫野郎は俺に比べて圧倒的に攻撃力があるみたいだからゆくゆくはスロウルーパーくらい一人で一撃で倒せるくらいにはなりそうだ。
ちなみに猫野郎はレベル30になったことにより『水獄のスモールファストレートメイジ』から『水獄のシャープファストレートメイジ』に進化した。
レッドアイサーペントからキラーコブラに進化した俺みたいに別の種族を選んだわけではなく、正統進化を選んだらしい。
「あー、言ってなかったけど俺、ステータスDEXに極振りだから。遠距離攻撃は外す気しないぜ?」
おいおいマジかよ。
てっきりMATKが上がるINT極振りだと思ってたぜ。
確かにDEXにステータスを割り振ってもMATKは上昇するが……その量はINTと比べればわずかなものなはずだ。それでこの攻撃力?
代償としてDEFがかなり紙だってことらしいが……それでも納得いかん。
まあDEX極振りっつってもその数値はまだ180とかそこらだろ。それで遠距離攻撃外さないはナメてるな。実際外してないんだけどね。
「とりま次からはINTにステータスを振るわ。俺一人であのウーパールーパーを倒せる日は近いぜぇ~?」
進化した結果、更に整った灰色の毛並みを揺らしながら挑発してくるような目つきでこちらを見てくる猫野郎。
そうですか。だったら早く一人でレベル上げできるくらいにはなってくれ。
正直スロウルーパーでのレベリングは効率悪い。
まあめちゃくちゃ効率が悪いというわけではないが、他のモンスターを倒した方がより効率がいいってことだ。リポップ数にも限りあるし。
それに他のモンスターに戦いを挑んで実戦経験を積んだ方がいいと思う。
ってことで俺のレベルは31になったし、猫野郎のレベルも31になったらマップを移動してみるか~。
※
2日経過しスロウルーパーを倒しまくってなんとかレベルが31に上がったところで、
「おいおい見ろよ! クリティカル判定が入ればもうスロウルーパーを一撃で倒せるぜ?」
と胸を張って見せる猫野郎。
最近気づいたのだが、このゲームには『クリティカル』という判定が存在する。
スキルが相手の弱点に当たればダメージが1.5倍くらいに跳ね上がるのだ。
クリティカルになる確率はやはりDEXがないと低いようで、このゲームにおいてのDEXの重要性が増した。
それにしても猫野郎の火力……まさかこれほどまでとはな。
毒なんかより火力マシマシキャラの方が強いんじゃないか? 毒は効かない相手もいるし。
俺もそろそろ新しい攻撃用スキルを取得しといた方がいいかもな。スキルポイントも残ってるし。
今取れる攻撃用スキルで興味深いのは『水牢』と『水渦』の2つだな。
『水牢』はMATK自体は低いものの、敵をその中に閉じ込めて継続ダメージを与えることができる。
その継続ダメージは決して高くはないので、『閉じ込めて動けなくする』ということに特化したスキルと言える。
毒の効かない相手と戦う時のためにこのスキルは取得しといた方がいいかもしれない。
『水渦』は水の渦を発生させ、敵全体を飲み込み大ダメージを与えるスキル。
水属性魔法にバフがかかるパッシブスキル『水獄の支配者』を考慮するとこれが1番今俺が取得できるスキルの中で最もMATKが高いスキルだ。
何故俺がこのスキルを取ることを躊躇っているのか。
それは……そこそこ長いCNTが存在するからだ。
俺のプレイスタイルは遠距離攻撃型というよりかは敏捷力を生かしたヒットアンドアウェイ型で、戦闘中に詠唱時間を伴う遠距離攻撃を行使する時間なんてそう存在するものではないと思っている。
が……取ってみるか。
流石に攻撃用スキルが『毒牙』『毒水砲』『水刃』の3つしかないのは今後も考えて良くないと思う。
毒は強力だが1体倒すのに凄く時間がかかるし、毒が効かない敵だっているからな。
ってことで俺は余っていたスキルポイントを2消費して水牢と水渦という2つの攻撃用アクティブスキルを取得した。
試しに水渦を使ってみることにする。
スキルスロットは現在、『韋駄天』『毒牙』『金剛の体』『水渦』の4つだ。
レベル30になった時にスキルスロットは1個増えてた。
丁度スロウルーパーがリスポーンしたのでそこ目掛けて俺は水渦を発動──。
体がオレンジのエフェクトに包まれたかと思えば硬直する体。その間12秒。
デスゲームにしては長すぎるCNTだな。
徐々に空気には水の影が生まれ、それは束になり標的を埋め尽くす──はずだった。
ありゃ? しまった‼︎
俺、この距離から遠距離攻撃が当たる程、DEX高くなかった!
俺が生み出した豪快な水の渦は狙いであるスロウルーパーの遥か左に逸れて……やばいことに今まで手を出してこなかった犬型のモンスター、レベル58のハウリングコボルトに直撃してしまった。
意外にもハウリングコボルトのHPは5分の1ほど削れたが、これは非常にマズイ。
明らかにAGIは俺よりあるし、攻撃力もスロウルーパーよりあると思われる。
猫野郎に意識を向けながら戦っている余裕なんて、ない。
戦闘体勢を整えた俺だったが、何気なく横をみると阿鼻叫喚に口を開いた猫野郎が涙目でこちらを睨んできていた。
ハハハ……ごめん。
後書き
『水牢』…対象を水の牢獄に閉じこめ、継続ダメージを与える。対象のATKが高いと破られる場合がある。CT3m CNT3s MP70
『水渦』…大気から大量の水を生成し、その渦を対象に叩きつける。CT5m CNT12s MP150
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