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53(R-18)

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「……やっぱりエドモンドの好きにして下さい」
「っ、貴女は本当にっ……!」


 言うが早く、耳朶が彼の舌に侵入される。
 唾液を使ってわざとみだりに音を立てられると、これから起こるであろう快楽を期待して下腹部が疼く。


「ふ、っ……っんん」

 彼の舌が蠢くたびに身体を跳ねさせる。口から溢れそうになる嬌声を手で押さえて耐えようとしているのに、それでもジンと身体が痺れて思うようにいかない。


「フィオナ。どうして手で口を抑えているんです」
「だって、恥ずかしい……」


 みだらな反応ばかりしてエドモンドに嫌われないか心配になる。もうすれ違ったりしないように、恥ずかしい気持ちを堪え、素直に言葉にすると腰の辺りに硬いものが当たっていることことに気付いた。


(これって、もしかして)


 今までの経験上、この感触を知っている。彼もわたしの身体に触れて興奮しているのだと思うとなんだか嬉しい。だからついそこに手を伸ばしたのだけれど、彼の手が重ねられ、やんわりと動きを封じられる。


「フィオナ。何をしようとしているのですか?」
「あっ。えっとわたしもエドモンドに触れたくて……」


 つい口を滑らせてしまったが、これではわたしがとんでもない淫売のようだ。訂正しようと後ろを振り向いて彼の顔を直視すると、彼は口をパクパクと開閉し、そしてわたしを強く抱きしめる。
 

「……まさか貴女から僕のモノに触れようとしてくださるなんて。大胆なフィオナの行動は嬉しいんですが、今日は貴女の身体を僕自身の手で存分に堪能したい」



 自分の性器をわたしの腰に押し付け、胸の中心をしゃぶられる。吸いつかれながら、舌先と尖らせて突かれると突然のことに我慢出来なかった声が洩れ出る。


「エド、モンド……っ!」

 腰をくねらせ、自分から彼の剛直に押し付けてしまう。イキり勃った彼のモノを受け入れることを鮮明に想像すると、この先の快楽を貪欲に望んで、蜜がトロリと太ももを伝う。
 彼の舌で舐め転がされ、時折乳頭に歯を立てられる。本来であれば痛いはずの行為なのに、身体は貪欲に与えられる快楽を悦ぶ。
 空いた手でもう片方の乳頭を扱かれると、もう声を我慢することも出来ない。



「あっ、ああっ……」
「僕の手でこんなに乱れて。なんて可愛いんでしょうか」


 足を折り曲げられ、蕩け切った場所を彼の眼前に曝け出すとそれだけで、更に蜜が溢れる。
 その蜜を掬い上げ、淫豆に塗り込まれると彼が指を動かす度に腰が揺れ動いてしまう。彼の指が少し動いただけで身体が火照り、ビクビクと大袈裟なほどに背中がしなる。
 全身で与えられる快楽に恭順になり、もっと欲しいとすら思う。
 それを彼も感じ取ったのか、彼の指の動きは更に激しく、爪先でカリカリと陰核を引っかかれるとその快楽の凶暴さに呆気なく果てる。
 すっかり弛緩した足を持ち上げ、そして陰裂をなぞられれば、男を誘うようにその場所が蠢く。
 ゆっくりと指が入ってくるもどかしさに耐えきれず、大胆にも自分から腰を押し付けて深い場所にその刺激が来るように仕向けた。



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