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「凪さん、キスして下さい。息の仕方はこの前、教えましたよね?復習ですよ?」
ゆっくりと撫でていた手が、急に止まると頭が動かないように固定される。

気持ち良くて目を閉じていたが、急な出来事に驚き目を開く。見上げるように見ていた庵と目が合うと、クスッと笑って固定している手に力を込めて下に押される。

「いおりくん・・・・・ん・・・・んっ」
唇が重なり合う。夜神のわずかに開いた口に、庵の肉厚な舌が入り込むと、歯列をなぞり、口蓋を舐め上げる。
くすぐったいのと、背中がゾクゾクする感覚で腰がそり返る。

「口の中の唾液、流し込んで・・・・」
わずかに唇を離して、夜神に指示を出すとまた、貪るように唇を甘噛して隙間なく重ねる。

「ぅん・・・んんっ━━ん・・・・・・」
たえ間なく庵の舌が口蓋を舐めて、夜神の舌を絡めていくのに、どうやって言われたことをすればいいのか分からなくて、肩に回していた手に触れるバスローブを握りしめる。

ただでさえ、呼吸も満足に出来ないのに、そのうえ唾液を流し込むなんて・・・・悩んで戸惑っていると、いつの間にか口蓋に唾液が溜まっていることに気が付いて、それを庵の舌に邪魔されながらも何とかして流し込む。

庵の喉が動いて嚥下したのを確認すると、もう一度同じように繰り返す。
二度目成功したので、三度目もしょうとしたが、庵の口に舌を吸われてしまって三度目は成功しなかった。

「上手に出来ましたね。デザート食べ足りないので、追加で食べていいですか?」
肩で息をしながら、ぐったりとしている夜神に許可を求める庵の言葉に疑問が生まれる。

デザートは食べた後なのに・・・・いつの間に、買い足していたんだろう?食べたいなら、食べればいいのに・・・・

「いつの間に買ったの?良いよ食べて・・・・・」
「許可、ありがとうございます」
「きゃ!」
ニッコリして、礼を述べた庵が夜神を横抱きにして立ち上がる。突然の事に驚いて声を出して、庵の体に縋り付く。

そのまま庵は歩き出すと、すぐそこのベッドに夜神を横たえる。そして覆いかぶさるように跨がり、もう一度唇を奪う。
今度は荒々しく、夜神がついてこれないような、舌の動きをする

「ん、ん━━━んっ!」
その間、夜神の着ているバスローブを脱がし、ブラのホックも外して脱がせる。
「!?ん━━━!っんん!んんダメッ!!」
何とかして、逃げ出すが今度は、剥き出しの胸を揉みしだかれる。
「ひゃぁ!あっ━━」
形が変わるほどグニグニと揉まれるが、大事な、触られて気持ちが良くなる所は、避けるように指の間に来るように摑まれ揉まれる。

「あっ、い、おりくん・・・・・」
「ん?どうしたんですか?そうだったデザートだった。このままの体勢で待っていてくださいね?すぐに来ますから」
胸を掴んでいた手を離す時、わざと固く立上がった乳首を、軽く指でキユッと摘まむ。
「あっ!」
それだけで腰が反れて、体をビクつかせる。庵はそんな夜神の痴態を見て、軽く笑うとベッドから降りて、さっきまでいたテーブルに行くと、既に食べ終わったカップを手に取ると戻ってくる。

そのカップはみたらし団子が入っていた物だか、中身は庵が全部食べて既にない。残っているのは飴色のタレだけだ。

庵はそのカップに指を入れてタレを絡めると、夜神の固く尖った頂に擦り付けていく
「庵君!!いや!やめて!!」
「動かないで・・・・凪さん?手は何処に置くんでしたか?覚えてますよね?」
フルフルと頭を振って、タレの付いた手を掴む。
「だめ!できないよ・・・・・・」
「手が動くのなら俺は凪さんの手を縛らないといけないんです。縛られるのは嫌ですよね?拘束されたくないですよね?」

庵は優しく掴んでいる夜神の手に、自分の手を添えて引き離していく。
「拘束」の言葉を聞いて、我慢していた瞳からは一筋の涙が流る。
それは、とても怖いことで、思い出したくない事。記憶から消したい事。皇帝によって散々され続けたことだから。
「やだ・・・・ごめんなさい、しないで・・・ちゃんとするから、いおり君の言うこと聞くから・・・・・」

頭を振って、記憶の中にある映像に蓋をする。
「ん・・・・・出来ますか?ちゃんと手を置けますか?」
コクコクと頷いていくのを確認して、夜神が自らみずから両手を脇に置いて、シーツを掴むのを見届けて、庵は再びカップからタレを指に付け、尖った頂や白い双丘に擦り付けていく。

「それはいやだ・・・・・・ふいて・・・・」
信じられないと、庵の指を見て思った夜神だったが、庵はそんな夜神に満悦の表情を向ける。
「とても、美味しそうですね。追加でデザート食べて良いと許可しましたよね?あぁ、それとも一緒に食べたいんですか?いいですよ?」

そう言って、タレが付いた二本の指を夜神の口元に持っていく。
「きれいにして下さい?そのかわいい口で?ほら、舌を出して舐めて?」
空いた口の中に、二本の指が半分入りこむ。みたらしの醤油と砂糖の甘じょっぱい味が口の中に広がる。

どうするのが正しいのか分からず、動けなかったが、何かを促すように指が歯を押してくるので、ペロッと指先を舐める。
すると庵の顔が喜んでいくのが分かり、これが「正解」なのだと分かると、チロチロ舌先で舐めていくが、これでは指全体に付いたタレが取れないと気づき、頬張るように咥え込み、指全体を舐めていく。

「うっ・・・・・ふっ、んん、はぁ・・・・」
首を動かしながら、吐息を漏らして奥に奥にと頬張る。
「はぁ~~最高ですよ」
感慨深いかんがいぶかいため息をすると、双丘に撫で付けていたタレをソフトクリームを舐めるように、ゆっくりと舐め上げる。それを何度か繰り返し綺麗に舐め取ると、飴色に染められた桜色の頂を口に含む。

「ふんっ!んん、ん゛、ん━━━━ふぁぁっ!」
余りの衝撃に腰が浮いて体がビクつく。
庵は構わず、口に含んで舌全体を使って舐めたり、時には吸い付いたりする。
存分に楽しんだあと、片方も柔らかい膨らみを同じように、舐めあげて綺麗にした後、夜神の口の中に入っていた指を引き抜く。指に絡まった透明な糸がプツリと途切れる。

「ふぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「とっても綺麗になりました。ありがとうございます。けど、凪さんはまだタレがついてますね?」
庵が笑みを浮べる。その笑みは悦楽の笑みだった。
夜神は首を降ったが、それは見ていなかったのか、それとも無視されたのか分からない。
「大丈夫。綺麗にしますから」
「あぁぁぁ━━━ふぁ、やぁ、んんっ!」

ピチャ、チュパ、ズズッ!そんな耳を塞ぎたくなるような、淫らな水音をたてなから庵が頂を舐めていく。
もう片方の頂は、夜神の唾液で濡れた指を使い、クリクリと捏ねたり、潰したりする。

両手を使って牽制したいのに出来なくて、もどかしくて、シーツを力一杯握るしか出来ない事に、フラストレーションが溜まっていく。

「ん━━、ダメッ!ダメなの、あぁぁぁ!!」
体を善がらせ、背中が弓なりにしなる
「ん?胸だけでイッたんですか。凄いなぁ。嬉しいです。もっと気持ち良くなりましょう。凪さんの感じている声を聞きたいです」

イッた後の気だるさを、全身に享受しながら、蕩けた顔を庵に向けると、そこには嬉しそうに微笑む庵がいた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「デザートがまだでした」とか庵青年ではなくて「おっさん?!」と書いてる作者が悩んでしまいました。

そしてマニアックなプレイさせてごめんなさい。夜神大佐・・・・・きっと君は暫く、みたらし団子は食べれないだろう(笑)

相変わらず上手くまとめられないので、次もRです。
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