フラッシュバックしたのは、初めて意識が途絶えた時のこと

 青い青い空。目に焦げつくような太陽。海は容赦なく冷えている。
 助けを呼んでも誰も応えてくれない。パパですらも。ママはいない。パパはビキニの女の子を引っ掛けている。
 海の冷たさが分からなく、照りつくような太陽も分からなくなっていた。さざなみの音しか分からなかった中、女の人の声が響いた。
24h.ポイント 0pt
0
小説 190,727 位 / 190,727件 現代文学 8,180 位 / 8,180件

処理中です...