nurse

2357年、山口賢一・みなみ夫妻は「ドリーム」という夢から悩み事の解決策を導き出す相談室を開業した。

娘の小学校入学に伴いドリームは閉室したが、その経験をもとに「夢」そのものを根本的に治すための「夢立ち入り計画」を成功させ、夢に入り込む「ナース」というシステムを開発した。

ナースは次第に庶民にも普及し、現実とは一味違う人生「サブライフ」として大人気となった。

しかし、サブライフ内で自分の命を気にせず暴走する者が増えたため、「生存感覚共有」制度ができた。

これはサブライフ内での死が、現実世界では脳に電気信号が送られることによる意識不明状態に変換されるというものだった。
しかし、それを逆手に取りサブライフ内での殺人が横行したため、数年後、ナースシステムは停止した。

ただ、利用者から停止を惜しむ声が殺到し、再開を果たした。

その際、「個人情報保護プログラム」が導入され、イラストアバターでサブライフを生きることが可能となった。

ついでに言うと、ナースシステムは脳に機器を埋め込むため、辞めようと思ってもなかなかやめられず、精神的なストレスがかかることもある。

国際的拡張現実サービス、ナース。

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