生死の実感

Gyumki

文字の大きさ
上 下
6 / 109

久保 藍⑥

しおりを挟む
(こわい、下着を付けないってこんなに怖いんだ…。)
 上はシャツ1枚で見えたりしないだろうか。スカートが心もとない。膝の高さがこんなにも短いのか。コンビニで簡単な下着を買おうかとも思った。しかし、コンビニで下着を買う制服の女子高生を見て、店員はどう思うだろうかと考えると買えなかった。学校を目の前にして後悔する。今からコンビニに向かっても間に合わない。いっそ学校を休んでしまおうか。何を理由に?下着を付けてないから?取られたと言っても、直接とられていない。証拠は何もない。私が自分で取って渡したと主張されれば、負けてしまうだろう。男たちの指紋は私のシャツにもスカートにも1つもない。嘘になってしまうことを理由に学校を休めない。
 選択肢をひとつずつ潰しながら靴を履き替える。足を上げるとスカートが捲れるため、屈んで履き直す。教室に向かい、席に着き、授業の準備をする。不安が次々に湧いてくる。本当に周りから胸が透けて見えていないのか。授業で当てられて、黒板の上の方に書くことになったらスカートの中が見えないか。急にスカート捲りされたりしないか、風が吹かないか、体育の授業が急に入ってこないか。そんなことを考えていると、胸の辺りが少しジンジンしてきた。自分でもわかった。乳首が立ってきている。今度は立った乳首が敏感になり、制服とこすれてくすぐったい。気持ちを落ち着けようとするが、頭をクリアにしようとするほど胸の感覚が明確になる。すると今度は下半身がウズウズする。愛液が漏れ、椅子を濡らしたりしないだろうか。このまま愛液が垂れるとスカートを濡らす。椅子とおしりの間にスカートを挟むとまずい。スカートを離し、おしりを直に椅子につける。木のヒヤリとした感覚が伝わり、研ぎ澄まされた体の感覚が下半身から全身に伝わる。何もしてなくてもイキそうに思えてきた。
 それでも1時間目をやり過ごし、椅子が濡れていないのを確認してトイレに行く。トイレットペーパーで膣を拭いておかないといけない。トイレの手洗い場には苦手な女子たちが並んでいた。その後ろをすり抜け、空いた個室を探していると、突然後ろから胸を揉まれる。
「きゃっ!!」
 恐れていたことが起きた。誰に揉まれたのか確認しようとすると犯人が語りかけてきた。
「やっぱりクボちゃん、ノーブラだ。授業中、制服の胸の辺り気にしてたもんね。」
 先程、手洗い場で髪を整えていた、クラスメイトの女子、立花だ。ギャルっぽい雰囲気に、明朗快活な性格、成績も上の方でスクールカーストの上位に位置する。ただし素行は悪く、学校をサボったり、教師と争ったり、絶対に関わりたくないタイプの相手だった。その相手に、ノーブラで登校していることがバレた。しかも、まあまあなボリュームで今の話をしたため、トイレにいた女子には聞こえただろう。すると目の前の個室のカギが開けられる。
「入っていいよ。」
 そうは言うが、後ろは立花に塞がれている。入れと言っているようなものだ。中に入ると、立花とよくつるんでいる佐藤が便器に座っていた。蓋をしたまま。
「ほら。」
 後ろから立花が私の体を回転させる。立花と向かい合わせになった所で押され、私はされるがまま、佐藤の膝の上に座らされた。
「きゃっ!」
 佐藤が後ろから胸を揉む。
「小ぶりだけどいい形してるねえ。ノーブラだから直に感触がわかるよ。クボちゃんってそんなに変態だったんだ。」
「ち、ちが…んっ。これは…痴漢に…、だめっ!!」
 立花が正面からスカートを捲った。手は佐藤に抑えられている。
「うっわ、ノーパンじゃん。ド変態だね。ん?マンコ湿ってる?」
「だ、ダメ…ちがうの…」
「クボちゃん、真面目に見えてド変態だったんだね。ノーブラノーパンで授業に出て、興奮で愛液垂らすなんて。」
「だ…だめ…触らないで…」
「触らないわよ。汚い人のマンコなんて。ただ、男はどう思うかしらね?」
「え、ど、どういう…」
 言い終わらないうちに手が後ろで拘束される。どこからか出した紐で手首を固定された。そのまま佐藤は私のシャツに手を伸ばし、前のボタンを外す。胸も膣も丸出しになってしまう。すると立花はスマホを構えた。
「はい、清楚系ビッチ、久保ちゃんの変態写真でーす。」
「だ、だめ…やめてっ!」
 必死で手を動かすが、拘束は解けない。スマホのシャター音が鳴る。
「可愛く撮れてるよ。どこまで拡散しようか?」
「ダメだって…!はやく…消して…」
「お願いの仕方がなってないな…。仕方ない。」
 立花はそう言うとスマホで電話を始めた。
「もしもし?ユメ?私だよ。今から写メ送るね。この子、好きにしていいから。あ、処女かどうか確認してね。処女だったら破っちゃダメだよ。」
 ユメの名前に聞き覚えがある。同じく立花とよくつるんでいる女だが、不良系の色が強い。今日は学校に来ているのだろうか、少しして個室のドアが開けられる。
「お、可愛い。好きにしていいの?」
「いいよ。私達もコイツで稼ぐから。」
「あ、あの…もうすぐチャイムが…」
「あぁ、大丈夫だよ。久保ちゃんは今から保健体育の勉強するんだ。」
「え、先生が探しに…」
「私たちのことは探さないしな。久保ちゃんを探しにトイレまで来たら、大丈夫ですって言うんだ。」
「そ…そんな…。」
「じゃあ送信してまわろ…。」
「や、やめてっ!…。」
「じゃあ言うこと聞けよ。ほら、股開け。」
 佐藤が私の足の間に足を入れ、強引に足を開かせる。ユメが私の股間を覗き込み、目を輝かせる。
「綺麗なピンク…。いただきます。」
 ユメはそう言うと私の膣に顔を近づけ、吸い付いた。
「きゃっっ!!なにを…んぐっ…」
「ホントよくやるよ。きたねぇ…。」
 吸いつかれた膣は新しい感覚を伝えた。そしてザラザラした舌が膣内に入ってくる。下品な音を立てながら吸い付かれる膣が、恥ずかしいほど気持ちよかった。下半身がビクつき、快感を伝える。佐藤は後ろから胸と乳首を触り、立花はその様子を撮影している。私への責めはチャイムが鳴っても終わることはなかった。授業があっている裏でエッチなことをしている罪悪感が、体を走る刺激を強める。
「あっ…んんっぅあっっああ!」
「授業中でもそんなに声出すと見つかるぞ?」
「じゃあイカせてあげるね。」
 そういうとユメは私の股間に強く吸い付いた。昨日調べた時に知った、クリトリスに。特に敏感な部分だと書いてあったが、その刺激は予想以上だった。
「ああああああぁぁああ!!」
「可愛いぃぃぃ。もっとイこうね。」
 ユメはイッたばかりの私の膣に指を入れ、動かし始める。
「やぁっっ!だめっ…なんか…変なのぉぉおお!んっああっ!」
「イッたあと敏感になるとか知らないの?潮吹きも知らないんだ。やってみようか?」
「だ、だめ……おかしくんっっ…なるからぁっ!指っ…止めてぇええっ!」
 さっきまでとはレベルの違う刺激が身体中を走る。膣も、胸も、信じられないくらいに敏感で、なにも考えられなくなる。そのまま頭が真っ白になった。
「あちゃー、いっぱい漏らしちゃったね。そんな悪い子にはお仕置きだね。」
 意識はほとんどなく、夢の言っていることも耳を通り抜けていた。

 3人は藍を便器に拘束し、膣にはローターを入れ、目隠しをし、口枷をつけて授業へと戻った。
「赤来の指示ではこれくらいで良いんでしょ?」
「男たちのを咥えさせて金を集めるとかしてもよかったね。」
「男に触らせるなって指示も来てたんだ。そういうのは後でさせてくれるらしい。」

 藍がいなくなった授業の時の教科担当の先生が保健室を訪れる。
「柚木先生、久保さん保健室に来ましたか?」
「あぁ、来てますよ。今は寝てますが、早退させようと思います。」
「そうなんですね。じゃあお家の方に連絡してきます。出ないだろうけど…。」
「歩いて帰れそうだったら、そうさせますね。」

 その日、女子トイレでは喘ぎ声が聞こえた。校内のSNSでは目隠しと軽いモザイクで誰かはわからないが、トイレで拘束され、ロータをつけられ、よだれと愛液を垂れ流す女子高生の写真が密かに出回っていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

男性向け(女声)シチュエーションボイス台本

しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。 関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください ご自由にお使いください。 イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

処理中です...