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第84話 対バラモヌ完封作戦
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ダーマン跡地で大規模な戦闘が開始された丁度その頃、南に位置するオーストでは準備が完了していた。
「アイリス様、どうぞ」
「ありがとう、イーダはここに居なくてもいいのよ」
「私の事はお気になさらず、アイリス様がお望みでしたら身も心も捧げさせていただきますわ」
ローザの指示で昨日オーストまでやって来たアイリスはルー美術館を訪れていた。
人類の勝利の為、ここに保管されている展示物である貴重アイテムの使用を要請する為である。
その時に初めてルー美術館を管理するイーダとアイリスは出会った。
「あっアイリス様!?」
「あら?私の事をご存じで?」
訪れたアイリスを一目見た瞬間、イーダはアイリスの名を呼んだ。
実は彼女、美術館に保管されているアイテム『冒険の書』を密かに愛読していたのだ。
この冒険の書、これはこの世界で実際に起こっている数日前までの出来事が自動で記載されるレアアイテム・・・
だが悲しいかな、この冒険の書には一つの呪いが掛かっている・・・
それはこれで知りえた情報は誰にも伝えたりすることが出来ないという事である。
だからこそイーダはアイリスの事を良く知っていた。
今は無い火傷痕の事、そしてバラモヌを一時は撃退した勇敢な女性である事・・・
そして、彼女はユウキにレベリングされていない中で唯一・・・
時間が巻き戻る前の出来事を知っているのである!
「それで、お願いできるかしら」
「はい、人類の勝利の為・・・そしてなによりアイリス様の為でしたら・・・」
「そ・・・そう?ありがとう・・・」
紫色のアイリスの髪にそっと触れてウットリとした表情で囁くように告げる未亡人イーダ。
彼女は自身がカヌダタに魔物の媚薬を使ってレイプされた事を知っている、記憶は無いが知っているのだ。
その結果、彼女は男性恐怖症を発症しているのもあり・・・
「あ、あの・・・イーダさん?」
「はい・・・」
「か、顔近くない?」
冒険の書で知りえたアイリスと言う人間、そしてユウキとの出会いで変わった彼女・・・
そんなアイリスを見てイーダは人生初めての一目惚れをしていたのである!
そして、今・・・
オープンで念話を使える人全員に、今の状況が伝わる様に各々がローザの作戦に従い行動を伝えていた。
「さて、向こうじゃ始まったみたいね・・・」
「アイリス様、決して無理はなさらないで下さいね」
「大丈夫だから・・・ねっ?」
両手をしっかりと握られ、鼻先が触れそうな距離で見つめられ少々困惑気味のアイリス。
ユウキ以外の男性に迫られても全く興味を示さない筈のアイリスであるが、何故かグイグイ来るイーダに少々困惑しているのは確か・・・
未亡人ではあるが年齢的にはそれほど離れておらず、百合行為でもお盛んになれる年頃である。
勿論アイリスがユウキにベタ惚れと言うのはイーダも理解しているが、女性同士なら大丈夫と言う謎理論を本人が別腹的発想を持っているので気にしてはいない。
そんなイーダに若干引き気味だが、彼女の機嫌を損ねればこの作戦は失敗に終わる、それだけは決していけない。
だからという事も最初はあったのでアイリスはイーダに強く当たらなかった。
そう・・・最初は・・・
「さて、それじゃあ始めるわよ!」
そう言って少し早めにイーダを振り切ったアイリスはそこに立つ。
それは元カヌダタの屋敷だった建物の中央、開けた中庭のような場所。
正面に見える下り階段がカヌダタが閉じ込められている地下牢への道である。
アイリスはイーダから受け取ったそれを口に添えて上を向く・・・
そして、その時であった!
『魔王バラモヌ!貴方の負けよ!』
ハナの念話が聞こえた!
アイリスは大きく息を吸い込んで自身が認識した馬車を思い出し・・・
『OKよ!』
『分かりました!』
ハナから聞こえた言葉に返事をして息を吹き込んだ!
「プェプェプェプェーーープェップェプェプェーーーー!」
適当、あまりにも適当な音色が響きアイリスは少し赤面する・・・
音楽の才能なんて無いのは当然であるから、だがそれを後ろでウットリとした表情で聞き入るイーダ・・・
恋は盲目とは良く言ったモノである。
そんなイーダが差し出していたそれをアイリスは直ぐに手に取り飛び出す!
その直後、目の前にダーマン跡地に在った筈の馬車が出現したのだ!
前日、アリアハノ城内・・・
「アイリス、貴方にはバラモヌの相手をしてもらうわ」
「私が・・・ですか?」
前日、ローザからアイリスは最後の作戦を聞いていた。
様々な情報から、バラモヌを滅ぼす事は世界をリセットさせる事だと知らされたアイリスは困惑した。
当然である、この戦いはバラモヌを倒すか人類が全滅するかの戦いだった筈だからである。
だが、今のローザから感じる謎の説得力をアイリスは信じる事にしたのだ。
なにより、ユウキの嫁の一人として認めて貰えているので逆らう気など全く無かった。
確かにハナは正妻と言っても過言ではない程ユウキと愛し合っている、だがローザもシズもリリシアすらも平等に愛して貰えると言われているのだ。
独占欲を出したところであのレベリングに耐えられる訳も無いので、彼を満足させる為には複数の妻が必要だと理解していた。
実はレベルが1の状態であれば普通に何回でも出来るのは知らされて居ないのだが・・・
「そう、今からオーストに向かってルー美術館のイーダに協力をお願いして」
「で、ですが・・・私の話を信じて貰えるか・・・」
「彼女なら大丈夫よ」
謎の根拠のない言葉、だが実際にはイーダは冒険の書でこちらの現状を理解していたのである。
一体ローザは何を知っているのか・・・
そう思わざるを得ない作戦内容を聞いて耳を疑ったのは言うまでも無いだろう・・・
目の前に出現した馬車、アイリスはそれを口から放して後ろに居るイーダに手渡す・・・
バロンの角笛を!
※バロンの角笛:【馬車】を呼び寄せる力を持つ魔法の角笛。
ちなみにバロン(Baron)とは男爵と言う意味である。
「な・・・なにが起こって・・・」
「いらっしゃ~い、久しぶりね!バラモヌ!!」
バラモヌが困惑するのも無理はないだろう、強制転移等の魔法に対して絶対の耐性を持つバラモヌにとって初めての体験だったのだから。
そして、困惑しているバラモヌに対してイーダから受け取ったそれを投げつける!
「なっき、貴様は?!ぐぁっ!?」
馬車内と言う狭い場所で回避するのも困難、そこを狙ったローザの作戦通りアイリスはバラモヌに『呪いの玉』を投げつけたのだ。
これは当たると相手を呪い状態にして装備を外せなくする物、そして畳みかける様にアイリスは最後のアイテムをイーダから受け取り飛び出した!
「なっき、貴さっ?!」
「あんたの行き先はそっちよ!」
馬車内で自身に何が起こったのか理解しようとしていたバラモヌを手にした杖でぶん殴った!
その杖の名は・・・『ふきとばしの杖』対象を一定距離後ろに吹き飛ばす効果のある杖である!
「ぐ・・・ぐおぉぉ?!?!?!?」
当然この杖を使った攻撃によるダメージは殆ど無い、にも関わらず馬車の荷台から吹き飛ばされた事実にバラモヌが困惑するのは当然であろう、馬車を引く馬の上を飛び越え真っすぐにバラモヌは地下牢への階段に叩きこまれた!
まるでコントの様、階段を転げ落ちる魔王バラモヌの滑稽な姿に思わず吹き出すアイリスであるが油断は一切なかった。
「イーダ、後お願いね!」
「分かりました!」
そう言ってアイリスはバラモヌを追って地下へと突っ込む!
そして、そこには・・・
「ふぐーーーー!!!ふぐぅーーーーーー!!!」
地下牢の前、階段を落ち切ったバラモヌはその声に焦りを覚えていた。
今まで見た事の無い程の組み上げられた作戦、一体これから自分がどうなるのか分からない事実・・・
初めて感じる恐怖の感情がバラモヌを支配していたのだ。
「な・・・なんなんだ・・・なんなのだ?!」
「あらあら、随分と魔王らしく無いわね」
そう言いながら階段を下りてくるアイリス。
薄暗い地下で見るその顔にバラモヌは本物の恐怖を感じ、全身がガクガクと震え出していた。
直ぐ横で聞こえる怪しい奇声と相まってようやく自分がここに連れ込まれたのだと理解したのだ。
「それじゃあ仕上げよ、大丈夫よ・・・直ぐに考えが変わるわよ」
そう言ってアイリスの手から次々と弱体化の魔法が放たれる。
防御力、攻撃力、魔力、速度、様々なステータスが限界まで弱体化されバラモヌは驚愕した。
以前見た時とは比べ物にならない程アイリスは強くなっていたのだ。
歴然とした実力の差、それが無ければ魔王である自分に弱体化魔法がこれ程効く筈がないのだ。
そしてなにより、その複数の魔法を重複で高速詠唱で使用した事実・・・
あり得ないという言葉がバラモヌの頭を埋め尽くしていた。
「さて、それじゃあ後はゆっくりと楽しんでね・・・アバカヌ!」
「へっ?!」
攻撃が来ると思って身構えたら直ぐ真横から聞こえた不思議な音。
そして、そっちに気を取られた瞬間顔面に先程の衝撃が再びやって来た。
「ぐぇっ?!」
アイリスは開錠魔法で牢の扉を開け、開いた牢の中に向かってバラモヌを吹き飛ばしの杖でぶん殴って叩き込んだのだ!
しかも先程とは違い、アイリスの弱体化魔法により防御力が限界まで低下させられたバラモヌは痛みを感じ、更に壁に激突した際に受けるダメージ・・・
牢屋内の壁に叩き付けられた状態で、宿っている妖女イシュダヌの顔が歪むが直ぐにそれに気付く。
「な・・・な・・・」
そう、先程の『呪いの玉』の効果で本体であるバラモヌが妖女イシュダヌの身体から離れられなくなっているのに気付いたのだ。
バラモヌの正体は宝石、妖女イシュダヌの胸元に埋め込まれた水晶の様な宝石が魔王バラモヌの本体なのである。
本来であれば一定以上の痛みなどに関しては宿った肉体と痛覚神経等を一時的に切断する事で回避していたのだが、その接続が切れなかったのだ!
そして・・・
「それじゃあごゆっくり~私はゆっくりと観察させて貰うわね~♡」
「まっ待て何を・・・?!」
そう言ってアイリスは牢屋を閉めた。
それと共にカチャリと何かが外れる音がしてバラモヌは横を見た。
「ふーーーーーー・・・ふーーーーーーー・・・」
「ひっ?!」
そこには頭からマントを被り、上からお面を被った男・・・
発情しているのか、限界までフル勃起したイチモツの凶悪な程の巨根がそそり勃ってパンツからはみ出していた。
そのお面の名は『般若の面』装着すると常に混乱状態となる呪われた装備である。
「く、来るな!来るなぁああああああ!!!」
逃げながら魔法を放とうとするが、何時の間にかMPが枯渇しており絶望に表情が歪む。
だが、直ぐに冷静さを取り戻したのか引くつきながらも表情に余裕が少しだけ見えた。
「何をしたのか分からんが、魔法が使えなくてもこんな丸裸同然の人間一人くらい・・・」
そう言ってバラモヌはカヌダタに攻撃を仕掛けた!
ダーマン跡地の上空で魔物達を一撃で細切れにした程の強烈な攻撃!
幾らアイリスに弱体化させられたとはいえ、人間一人くらいであれば簡単に殺せる筈!
だが・・・
「なっ?!」
カヌダタの胸元に振り下ろされた攻撃は僅かなひっかき傷を付けただけであった。
魔王バラモヌが知る筈もないが当然である・・・
カヌダタは人類の中でも男性陣では最強の男なのだ!
更にもう一つ理由が在った・・・
カヌダタの装着させられている呪われた装備『般若の面』、その防御力は呪われている代わりになんと装備品限界の理論値なのである(一説によると255とされている)。
これもまたルー美術館に保管されていたアイテムで、バラモヌが城から飛び立った事を兵士長ソアラから聞いた際、イーダと共に眠るカヌダタに装着させたのである。
「ひっ?!」ガシッ!
力強い手がバラモヌの頭部を掴み一気に顔面をイチモツに押し付けられた!
顔を反らして抵抗しようとするバラモヌであるが、あまりの力強さに考えを変えた。
(この・・・咥えさせようとしているのか・・・ならば!)
あまりの力の強さに、抵抗するよりも自ら口を開いて嚙み切ってやろうと考えたのである。
だがやはりバラモヌは般若の面の防御力を理解していなかった。
何故か面を被るだけでその者の防御力が理論値まで高くなるこの防具、それはつまり・・・
「お・・・っ ・・・ごぉっ・・・ くおっ・・・」ぶりゅっぷぱっ・・・
一気に喉の奥まで突っ込まれた巨根、勿論嚙み切ろうと抵抗はした。
だが、文字通り全く歯が立たなかったのである。
「おっ・・・ぐぇ・・・」
(なんでいきなりこんな・・・きもちわる・・・)
喉の奥までどころか、気管にまで挿入されたイチモツに口が無理やり押し広げられ顎が外れた。
究極のイラマチオである!
そして・・・
「あ”あ”あ”っ出るっ!!」
「ぶぎぃっ?!オケッオゴブェェ・・・」
喉の奥に出される精液・・・
食道ではなく気管に挿入されていた状態で射精されたのだ。
最早ムチャクチャであった。
引き抜かれたイチモツ、だが咽ながらも外れた顎のせいで口が閉じず嘔吐するかのように噎せ返るバラモヌ。
しかし・・・
「ぐっぐへっ・・・く・・・くかか・・・だが終わりだ・・・女、次はお前の番だ!」
そう言いだすバラモヌ、それは当然であろう・・・
今、混乱したカヌダタは妖女イシュダヌの肉体に宿ったバラモヌにイラマチオを行ったのだ。
それはつまり、雌の魔物である妖女イシュダヌの唾液をその身に受けたという事に他ならない。
この世界のルール、異性の魔物の体液は人間にとってとても強力な中毒性のある麻薬の様なものである。
その為、目の前のカヌダタは最早自分の言いなり、こいつを操ってここから脱出しようとバラモヌは考えていた。
ここさえ抜け出せればまだ勝機はある、あの手も足も出なかったハナでさえ中毒に落としてしまえば・・・
そう考えた時であった・・・
「あぁ・・・ハナ・・・ハナ・・・やっと俺のモノに・・・」
「ふぇっ?! ふお”っでぐっ?!!?」じゅぶぶぶぶっ!!!!
ヒョイっと持ち上げられた体、そして真っすぐに射精したばかりのイチモツの上にバラモヌは降ろされた。
精液が潤滑油となったとはいえ、股をこじ開け、裂けながら挿入されたバラモヌの口から奇声が上がる。
そのあり得ないサイズの巨根、更にその深さ・・・
お腹の中の形を変えられてるのを実感する程の初めての感覚にバラモヌは一瞬意識が飛んだ。
だが、直ぐに出し入れが始まり覚醒してしまう。
「おぶっ・・・おぉっ・・・あぎぃっ! オケッゴブォッ!」
まだ肺の方に残った精液が呼吸を苦しめ、下腹部を破壊されながら動かされる激痛に気が狂いそうになる。
本来であれば妖女イシュダヌから神経を離して回避する方法もある筈なのだが、呪われている事で外す事も出来ず逃げ場が無かった。
そして・・・
「あっそうそう何か勘違いしているみたいだけど、ハナさんと戦って馬車に突っ込まれる時に周囲で誰かエッチしてなかった?」
アイリスの言葉に記憶を呼び覚まされる。
そう、あの時大乱交を見入ったのを思い出したのだ。
「その時さ、あそこ『浄化』スキルが重複発動していた筈だからアンタの体の体液は全部浄化されているから」
「あ”っ?!う”っ!あっずぁ・・・やぁ・・・あ”っ・・・」
その事実を突きつけられ、完全に自分が詰んでいる事を理解したバラモヌは絶望した。
魔法を使おうにも魔力が尽きており、魔力については自動回復は出来ない・・・
そして、何とかして自分を犯している男を殺して逃げようにも呪われた装備のせいで攻撃が効かない。
更に・・・
「あっ♡ あんっ♡ あっ♡ やめっ♡ あっ♡ あーーーーーッ♡」
自身の自動回復のせいで裂けた部分が耐えられるように自動修復し、巨大なイチモツによる快感を感じ始めていたのだ。
信じられない程の快感、今まではバラモヌにとって宿った肉体から感覚を切り離せばどうとでもなったので初めての感覚だったのだ。
回避出来ない直の感覚に、妖女イシュダヌの雌としての本能が吠え出したのだ!
「ンごぉ♡♡ はぉっ♡ ンッはぁ♡ ッイッ♡ イグッ♡ イグイグ♡ イックッ♡」
「好きだ!大好きだ!やっぱお前は最高だぁああああ!!!出すぞぉおお!!!」
「あ”♡ お”っ♡ きっあ”っ♡ んーーーごおーーーーー!!!!!」
子宮内にも既に突っ込まれ、子宮自体が内臓に押し上げられた状態で中に出される精液。
カヌダタにとって生まれて初めての本気のSEX!
本人は目の前の魔王バラモヌをハナだと混乱し勘違いしているが、それでも生まれて初めての快感に最高の絶頂を迎えていた。
そして、バラモヌも理解の及ばない程の快感に満たされていた。
中に出される精液を直に感じるのも初めて、激痛が自動で回復し、肉体が耐えられるように変化し、快感のみを感じる様になる変化も初めて・・・
宿った体と完全に一体化し、バラモヌは快楽に狂い始めていた。
「あ”あ”あ”あ”っい”ぐい”ぐう”っ♡ まんこが良すぎるうっ♡」
「うぉおおおお!!」
「まんこっまんこおかしくなるうっ!!」
本来雄の魔物であるバラモヌには無いま●こを連呼するバラモヌ、これが魔王と言われて誰が信じるか・・・
カヌダタも射精しているにも関わらず突き上げる様に内臓を何度も押し上げ続ける。
妖女イシュダヌの子宮が上に押し上がり、体表の下腹部がイチモツの形に盛り上がる!
結合部から溢れる大量の愛液と精液の混合汁が床を汚すが二人とも気にもしなかった。
「くるしいいっだめっもっと掘っ・・・いっぱい掘ってくださいいっ♡ もっとイキたいんですうっ!!!」
「がぁああああああああああああ!!!!」
「あーっ太いっイグッイグッちんぽすごいいぃいいいいい”い”い”い”い”!!!!」
唾液も涙も鼻水も垂れ流しでヨガリ狂う妖女イシュダヌ、いやバラモヌ・・・
中に次々と子種が吐き出されているのだろう、尋常でない程の量の液体が零れていく・・・
快感に支配されたバラモヌの絶叫するかのような喘ぎは既に女そのものにしか聞こえなかった・・・
「ゆっくり見ててあげるから沢山楽しみなさい」
そう言ってアイリスは腰掛けていた大きな石を撫でる。
するとカヌダタとバラモヌの体が緑色に光りだす。
「ひあ”っあ”ひゃ・・・あ”――っ♡すごい”い”い”い”い”い”っ♡♡」
「ぬぐっうぉおおおおおお!!!」
「まだぎだぁっ!!!中にだくさんっーーー凄いででる”ぅうううう・・・」
アイリスが腰掛けているその石もまたイーダから借りた希少アイテム、その名も『賢者の石』。
これを使用すれば対象と認識した物のHPを回復させる効果があるのだ。
その結果・・・
「お”ふっふ―――っっ♡ ひゃう”っ♡ ぎひいぃぃっ」
「分かった?無駄な抵抗なのよ」
アイリスはローザの指示通り行動していた。
この場でカヌダタの凌辱されるバラモヌを見張る理由がこれ・・・
バラモヌに自殺をさせない為であった。
もしもバラモヌが死ねばその時点で世界はリセットされてしまう、その為死なせずに無力化しておく必要があったのだ。
何より賢者の石はHPは回復できるが、MPは回復出来ないのである!
「そうそう、諦めてゆっくりと楽しみつくしたら良いのよ」
「あえ”え”っ♡ ガッッヒッ♡ ひぃぎぃぃいい♡♡ んんひィ♡♡♡」
騎乗位でどれだけ性行為を続けようとアイリスが賢者の石で回復し続ける限りカヌダタが疲れ果てる事は無い。
そして、バラモヌが自分で自身を傷付ける事で死のうとしても強制的に回復させられる。
なによりここに拘束されてからずっと禁欲生活をさせられていた人類最強の男性である男、しかも絶倫なカヌダタがそうやすやすと満足するわけがないのだ。
結果・・・
「あびぃひぎぃいいいい・・・♡♡ はぁ・・・はぁ・・・おっ・・・おごぉおぶぎぃいいいいい!!!!」
中に出されても出されても延々と続く交尾にヨガリ狂うだけのバラモヌ・・・
それを延々と絶え間なく犯し続けるカヌダタ・・・
そしてそれを治療し続けるアイリス・・・
このとんでもない非日常の光景は終わる事無く続く・・・
「ひょごおおおおお!!!!!あ”―――――――っ♡♡♡♡♡ ひゃぶっ♡ ふごっ♡ また大きく・・・なっ♡」
必死に抵抗する術を考えていたバラモヌもやがて何をしても無駄だと悟ったのだろう、ただただカヌダタに犯される事に喜びを感じ悶え続けるだけとなっていく・・・
今まで魔族として人間を家畜以下の苗床と扱っていた報復とも思える様な光景に火照る体を押さえるアイリスであった・・・
「ローザ様、バラモヌの無力化に成功しました・・・」
『ありがとうアイリス、後は全てが終わるまでよろしくね』
「はい」
「また射精るーー!!!!」
「んほおおおっ♡♡♡ いぐぐあああああぁぁぁ♡♡♡♡」
「アイリス様、どうぞ」
「ありがとう、イーダはここに居なくてもいいのよ」
「私の事はお気になさらず、アイリス様がお望みでしたら身も心も捧げさせていただきますわ」
ローザの指示で昨日オーストまでやって来たアイリスはルー美術館を訪れていた。
人類の勝利の為、ここに保管されている展示物である貴重アイテムの使用を要請する為である。
その時に初めてルー美術館を管理するイーダとアイリスは出会った。
「あっアイリス様!?」
「あら?私の事をご存じで?」
訪れたアイリスを一目見た瞬間、イーダはアイリスの名を呼んだ。
実は彼女、美術館に保管されているアイテム『冒険の書』を密かに愛読していたのだ。
この冒険の書、これはこの世界で実際に起こっている数日前までの出来事が自動で記載されるレアアイテム・・・
だが悲しいかな、この冒険の書には一つの呪いが掛かっている・・・
それはこれで知りえた情報は誰にも伝えたりすることが出来ないという事である。
だからこそイーダはアイリスの事を良く知っていた。
今は無い火傷痕の事、そしてバラモヌを一時は撃退した勇敢な女性である事・・・
そして、彼女はユウキにレベリングされていない中で唯一・・・
時間が巻き戻る前の出来事を知っているのである!
「それで、お願いできるかしら」
「はい、人類の勝利の為・・・そしてなによりアイリス様の為でしたら・・・」
「そ・・・そう?ありがとう・・・」
紫色のアイリスの髪にそっと触れてウットリとした表情で囁くように告げる未亡人イーダ。
彼女は自身がカヌダタに魔物の媚薬を使ってレイプされた事を知っている、記憶は無いが知っているのだ。
その結果、彼女は男性恐怖症を発症しているのもあり・・・
「あ、あの・・・イーダさん?」
「はい・・・」
「か、顔近くない?」
冒険の書で知りえたアイリスと言う人間、そしてユウキとの出会いで変わった彼女・・・
そんなアイリスを見てイーダは人生初めての一目惚れをしていたのである!
そして、今・・・
オープンで念話を使える人全員に、今の状況が伝わる様に各々がローザの作戦に従い行動を伝えていた。
「さて、向こうじゃ始まったみたいね・・・」
「アイリス様、決して無理はなさらないで下さいね」
「大丈夫だから・・・ねっ?」
両手をしっかりと握られ、鼻先が触れそうな距離で見つめられ少々困惑気味のアイリス。
ユウキ以外の男性に迫られても全く興味を示さない筈のアイリスであるが、何故かグイグイ来るイーダに少々困惑しているのは確か・・・
未亡人ではあるが年齢的にはそれほど離れておらず、百合行為でもお盛んになれる年頃である。
勿論アイリスがユウキにベタ惚れと言うのはイーダも理解しているが、女性同士なら大丈夫と言う謎理論を本人が別腹的発想を持っているので気にしてはいない。
そんなイーダに若干引き気味だが、彼女の機嫌を損ねればこの作戦は失敗に終わる、それだけは決していけない。
だからという事も最初はあったのでアイリスはイーダに強く当たらなかった。
そう・・・最初は・・・
「さて、それじゃあ始めるわよ!」
そう言って少し早めにイーダを振り切ったアイリスはそこに立つ。
それは元カヌダタの屋敷だった建物の中央、開けた中庭のような場所。
正面に見える下り階段がカヌダタが閉じ込められている地下牢への道である。
アイリスはイーダから受け取ったそれを口に添えて上を向く・・・
そして、その時であった!
『魔王バラモヌ!貴方の負けよ!』
ハナの念話が聞こえた!
アイリスは大きく息を吸い込んで自身が認識した馬車を思い出し・・・
『OKよ!』
『分かりました!』
ハナから聞こえた言葉に返事をして息を吹き込んだ!
「プェプェプェプェーーープェップェプェプェーーーー!」
適当、あまりにも適当な音色が響きアイリスは少し赤面する・・・
音楽の才能なんて無いのは当然であるから、だがそれを後ろでウットリとした表情で聞き入るイーダ・・・
恋は盲目とは良く言ったモノである。
そんなイーダが差し出していたそれをアイリスは直ぐに手に取り飛び出す!
その直後、目の前にダーマン跡地に在った筈の馬車が出現したのだ!
前日、アリアハノ城内・・・
「アイリス、貴方にはバラモヌの相手をしてもらうわ」
「私が・・・ですか?」
前日、ローザからアイリスは最後の作戦を聞いていた。
様々な情報から、バラモヌを滅ぼす事は世界をリセットさせる事だと知らされたアイリスは困惑した。
当然である、この戦いはバラモヌを倒すか人類が全滅するかの戦いだった筈だからである。
だが、今のローザから感じる謎の説得力をアイリスは信じる事にしたのだ。
なにより、ユウキの嫁の一人として認めて貰えているので逆らう気など全く無かった。
確かにハナは正妻と言っても過言ではない程ユウキと愛し合っている、だがローザもシズもリリシアすらも平等に愛して貰えると言われているのだ。
独占欲を出したところであのレベリングに耐えられる訳も無いので、彼を満足させる為には複数の妻が必要だと理解していた。
実はレベルが1の状態であれば普通に何回でも出来るのは知らされて居ないのだが・・・
「そう、今からオーストに向かってルー美術館のイーダに協力をお願いして」
「で、ですが・・・私の話を信じて貰えるか・・・」
「彼女なら大丈夫よ」
謎の根拠のない言葉、だが実際にはイーダは冒険の書でこちらの現状を理解していたのである。
一体ローザは何を知っているのか・・・
そう思わざるを得ない作戦内容を聞いて耳を疑ったのは言うまでも無いだろう・・・
目の前に出現した馬車、アイリスはそれを口から放して後ろに居るイーダに手渡す・・・
バロンの角笛を!
※バロンの角笛:【馬車】を呼び寄せる力を持つ魔法の角笛。
ちなみにバロン(Baron)とは男爵と言う意味である。
「な・・・なにが起こって・・・」
「いらっしゃ~い、久しぶりね!バラモヌ!!」
バラモヌが困惑するのも無理はないだろう、強制転移等の魔法に対して絶対の耐性を持つバラモヌにとって初めての体験だったのだから。
そして、困惑しているバラモヌに対してイーダから受け取ったそれを投げつける!
「なっき、貴様は?!ぐぁっ!?」
馬車内と言う狭い場所で回避するのも困難、そこを狙ったローザの作戦通りアイリスはバラモヌに『呪いの玉』を投げつけたのだ。
これは当たると相手を呪い状態にして装備を外せなくする物、そして畳みかける様にアイリスは最後のアイテムをイーダから受け取り飛び出した!
「なっき、貴さっ?!」
「あんたの行き先はそっちよ!」
馬車内で自身に何が起こったのか理解しようとしていたバラモヌを手にした杖でぶん殴った!
その杖の名は・・・『ふきとばしの杖』対象を一定距離後ろに吹き飛ばす効果のある杖である!
「ぐ・・・ぐおぉぉ?!?!?!?」
当然この杖を使った攻撃によるダメージは殆ど無い、にも関わらず馬車の荷台から吹き飛ばされた事実にバラモヌが困惑するのは当然であろう、馬車を引く馬の上を飛び越え真っすぐにバラモヌは地下牢への階段に叩きこまれた!
まるでコントの様、階段を転げ落ちる魔王バラモヌの滑稽な姿に思わず吹き出すアイリスであるが油断は一切なかった。
「イーダ、後お願いね!」
「分かりました!」
そう言ってアイリスはバラモヌを追って地下へと突っ込む!
そして、そこには・・・
「ふぐーーーー!!!ふぐぅーーーーーー!!!」
地下牢の前、階段を落ち切ったバラモヌはその声に焦りを覚えていた。
今まで見た事の無い程の組み上げられた作戦、一体これから自分がどうなるのか分からない事実・・・
初めて感じる恐怖の感情がバラモヌを支配していたのだ。
「な・・・なんなんだ・・・なんなのだ?!」
「あらあら、随分と魔王らしく無いわね」
そう言いながら階段を下りてくるアイリス。
薄暗い地下で見るその顔にバラモヌは本物の恐怖を感じ、全身がガクガクと震え出していた。
直ぐ横で聞こえる怪しい奇声と相まってようやく自分がここに連れ込まれたのだと理解したのだ。
「それじゃあ仕上げよ、大丈夫よ・・・直ぐに考えが変わるわよ」
そう言ってアイリスの手から次々と弱体化の魔法が放たれる。
防御力、攻撃力、魔力、速度、様々なステータスが限界まで弱体化されバラモヌは驚愕した。
以前見た時とは比べ物にならない程アイリスは強くなっていたのだ。
歴然とした実力の差、それが無ければ魔王である自分に弱体化魔法がこれ程効く筈がないのだ。
そしてなにより、その複数の魔法を重複で高速詠唱で使用した事実・・・
あり得ないという言葉がバラモヌの頭を埋め尽くしていた。
「さて、それじゃあ後はゆっくりと楽しんでね・・・アバカヌ!」
「へっ?!」
攻撃が来ると思って身構えたら直ぐ真横から聞こえた不思議な音。
そして、そっちに気を取られた瞬間顔面に先程の衝撃が再びやって来た。
「ぐぇっ?!」
アイリスは開錠魔法で牢の扉を開け、開いた牢の中に向かってバラモヌを吹き飛ばしの杖でぶん殴って叩き込んだのだ!
しかも先程とは違い、アイリスの弱体化魔法により防御力が限界まで低下させられたバラモヌは痛みを感じ、更に壁に激突した際に受けるダメージ・・・
牢屋内の壁に叩き付けられた状態で、宿っている妖女イシュダヌの顔が歪むが直ぐにそれに気付く。
「な・・・な・・・」
そう、先程の『呪いの玉』の効果で本体であるバラモヌが妖女イシュダヌの身体から離れられなくなっているのに気付いたのだ。
バラモヌの正体は宝石、妖女イシュダヌの胸元に埋め込まれた水晶の様な宝石が魔王バラモヌの本体なのである。
本来であれば一定以上の痛みなどに関しては宿った肉体と痛覚神経等を一時的に切断する事で回避していたのだが、その接続が切れなかったのだ!
そして・・・
「それじゃあごゆっくり~私はゆっくりと観察させて貰うわね~♡」
「まっ待て何を・・・?!」
そう言ってアイリスは牢屋を閉めた。
それと共にカチャリと何かが外れる音がしてバラモヌは横を見た。
「ふーーーーーー・・・ふーーーーーーー・・・」
「ひっ?!」
そこには頭からマントを被り、上からお面を被った男・・・
発情しているのか、限界までフル勃起したイチモツの凶悪な程の巨根がそそり勃ってパンツからはみ出していた。
そのお面の名は『般若の面』装着すると常に混乱状態となる呪われた装備である。
「く、来るな!来るなぁああああああ!!!」
逃げながら魔法を放とうとするが、何時の間にかMPが枯渇しており絶望に表情が歪む。
だが、直ぐに冷静さを取り戻したのか引くつきながらも表情に余裕が少しだけ見えた。
「何をしたのか分からんが、魔法が使えなくてもこんな丸裸同然の人間一人くらい・・・」
そう言ってバラモヌはカヌダタに攻撃を仕掛けた!
ダーマン跡地の上空で魔物達を一撃で細切れにした程の強烈な攻撃!
幾らアイリスに弱体化させられたとはいえ、人間一人くらいであれば簡単に殺せる筈!
だが・・・
「なっ?!」
カヌダタの胸元に振り下ろされた攻撃は僅かなひっかき傷を付けただけであった。
魔王バラモヌが知る筈もないが当然である・・・
カヌダタは人類の中でも男性陣では最強の男なのだ!
更にもう一つ理由が在った・・・
カヌダタの装着させられている呪われた装備『般若の面』、その防御力は呪われている代わりになんと装備品限界の理論値なのである(一説によると255とされている)。
これもまたルー美術館に保管されていたアイテムで、バラモヌが城から飛び立った事を兵士長ソアラから聞いた際、イーダと共に眠るカヌダタに装着させたのである。
「ひっ?!」ガシッ!
力強い手がバラモヌの頭部を掴み一気に顔面をイチモツに押し付けられた!
顔を反らして抵抗しようとするバラモヌであるが、あまりの力強さに考えを変えた。
(この・・・咥えさせようとしているのか・・・ならば!)
あまりの力の強さに、抵抗するよりも自ら口を開いて嚙み切ってやろうと考えたのである。
だがやはりバラモヌは般若の面の防御力を理解していなかった。
何故か面を被るだけでその者の防御力が理論値まで高くなるこの防具、それはつまり・・・
「お・・・っ ・・・ごぉっ・・・ くおっ・・・」ぶりゅっぷぱっ・・・
一気に喉の奥まで突っ込まれた巨根、勿論嚙み切ろうと抵抗はした。
だが、文字通り全く歯が立たなかったのである。
「おっ・・・ぐぇ・・・」
(なんでいきなりこんな・・・きもちわる・・・)
喉の奥までどころか、気管にまで挿入されたイチモツに口が無理やり押し広げられ顎が外れた。
究極のイラマチオである!
そして・・・
「あ”あ”あ”っ出るっ!!」
「ぶぎぃっ?!オケッオゴブェェ・・・」
喉の奥に出される精液・・・
食道ではなく気管に挿入されていた状態で射精されたのだ。
最早ムチャクチャであった。
引き抜かれたイチモツ、だが咽ながらも外れた顎のせいで口が閉じず嘔吐するかのように噎せ返るバラモヌ。
しかし・・・
「ぐっぐへっ・・・く・・・くかか・・・だが終わりだ・・・女、次はお前の番だ!」
そう言いだすバラモヌ、それは当然であろう・・・
今、混乱したカヌダタは妖女イシュダヌの肉体に宿ったバラモヌにイラマチオを行ったのだ。
それはつまり、雌の魔物である妖女イシュダヌの唾液をその身に受けたという事に他ならない。
この世界のルール、異性の魔物の体液は人間にとってとても強力な中毒性のある麻薬の様なものである。
その為、目の前のカヌダタは最早自分の言いなり、こいつを操ってここから脱出しようとバラモヌは考えていた。
ここさえ抜け出せればまだ勝機はある、あの手も足も出なかったハナでさえ中毒に落としてしまえば・・・
そう考えた時であった・・・
「あぁ・・・ハナ・・・ハナ・・・やっと俺のモノに・・・」
「ふぇっ?! ふお”っでぐっ?!!?」じゅぶぶぶぶっ!!!!
ヒョイっと持ち上げられた体、そして真っすぐに射精したばかりのイチモツの上にバラモヌは降ろされた。
精液が潤滑油となったとはいえ、股をこじ開け、裂けながら挿入されたバラモヌの口から奇声が上がる。
そのあり得ないサイズの巨根、更にその深さ・・・
お腹の中の形を変えられてるのを実感する程の初めての感覚にバラモヌは一瞬意識が飛んだ。
だが、直ぐに出し入れが始まり覚醒してしまう。
「おぶっ・・・おぉっ・・・あぎぃっ! オケッゴブォッ!」
まだ肺の方に残った精液が呼吸を苦しめ、下腹部を破壊されながら動かされる激痛に気が狂いそうになる。
本来であれば妖女イシュダヌから神経を離して回避する方法もある筈なのだが、呪われている事で外す事も出来ず逃げ場が無かった。
そして・・・
「あっそうそう何か勘違いしているみたいだけど、ハナさんと戦って馬車に突っ込まれる時に周囲で誰かエッチしてなかった?」
アイリスの言葉に記憶を呼び覚まされる。
そう、あの時大乱交を見入ったのを思い出したのだ。
「その時さ、あそこ『浄化』スキルが重複発動していた筈だからアンタの体の体液は全部浄化されているから」
「あ”っ?!う”っ!あっずぁ・・・やぁ・・・あ”っ・・・」
その事実を突きつけられ、完全に自分が詰んでいる事を理解したバラモヌは絶望した。
魔法を使おうにも魔力が尽きており、魔力については自動回復は出来ない・・・
そして、何とかして自分を犯している男を殺して逃げようにも呪われた装備のせいで攻撃が効かない。
更に・・・
「あっ♡ あんっ♡ あっ♡ やめっ♡ あっ♡ あーーーーーッ♡」
自身の自動回復のせいで裂けた部分が耐えられるように自動修復し、巨大なイチモツによる快感を感じ始めていたのだ。
信じられない程の快感、今まではバラモヌにとって宿った肉体から感覚を切り離せばどうとでもなったので初めての感覚だったのだ。
回避出来ない直の感覚に、妖女イシュダヌの雌としての本能が吠え出したのだ!
「ンごぉ♡♡ はぉっ♡ ンッはぁ♡ ッイッ♡ イグッ♡ イグイグ♡ イックッ♡」
「好きだ!大好きだ!やっぱお前は最高だぁああああ!!!出すぞぉおお!!!」
「あ”♡ お”っ♡ きっあ”っ♡ んーーーごおーーーーー!!!!!」
子宮内にも既に突っ込まれ、子宮自体が内臓に押し上げられた状態で中に出される精液。
カヌダタにとって生まれて初めての本気のSEX!
本人は目の前の魔王バラモヌをハナだと混乱し勘違いしているが、それでも生まれて初めての快感に最高の絶頂を迎えていた。
そして、バラモヌも理解の及ばない程の快感に満たされていた。
中に出される精液を直に感じるのも初めて、激痛が自動で回復し、肉体が耐えられるように変化し、快感のみを感じる様になる変化も初めて・・・
宿った体と完全に一体化し、バラモヌは快楽に狂い始めていた。
「あ”あ”あ”あ”っい”ぐい”ぐう”っ♡ まんこが良すぎるうっ♡」
「うぉおおおお!!」
「まんこっまんこおかしくなるうっ!!」
本来雄の魔物であるバラモヌには無いま●こを連呼するバラモヌ、これが魔王と言われて誰が信じるか・・・
カヌダタも射精しているにも関わらず突き上げる様に内臓を何度も押し上げ続ける。
妖女イシュダヌの子宮が上に押し上がり、体表の下腹部がイチモツの形に盛り上がる!
結合部から溢れる大量の愛液と精液の混合汁が床を汚すが二人とも気にもしなかった。
「くるしいいっだめっもっと掘っ・・・いっぱい掘ってくださいいっ♡ もっとイキたいんですうっ!!!」
「がぁああああああああああああ!!!!」
「あーっ太いっイグッイグッちんぽすごいいぃいいいいい”い”い”い”い”!!!!」
唾液も涙も鼻水も垂れ流しでヨガリ狂う妖女イシュダヌ、いやバラモヌ・・・
中に次々と子種が吐き出されているのだろう、尋常でない程の量の液体が零れていく・・・
快感に支配されたバラモヌの絶叫するかのような喘ぎは既に女そのものにしか聞こえなかった・・・
「ゆっくり見ててあげるから沢山楽しみなさい」
そう言ってアイリスは腰掛けていた大きな石を撫でる。
するとカヌダタとバラモヌの体が緑色に光りだす。
「ひあ”っあ”ひゃ・・・あ”――っ♡すごい”い”い”い”い”い”っ♡♡」
「ぬぐっうぉおおおおおお!!!」
「まだぎだぁっ!!!中にだくさんっーーー凄いででる”ぅうううう・・・」
アイリスが腰掛けているその石もまたイーダから借りた希少アイテム、その名も『賢者の石』。
これを使用すれば対象と認識した物のHPを回復させる効果があるのだ。
その結果・・・
「お”ふっふ―――っっ♡ ひゃう”っ♡ ぎひいぃぃっ」
「分かった?無駄な抵抗なのよ」
アイリスはローザの指示通り行動していた。
この場でカヌダタの凌辱されるバラモヌを見張る理由がこれ・・・
バラモヌに自殺をさせない為であった。
もしもバラモヌが死ねばその時点で世界はリセットされてしまう、その為死なせずに無力化しておく必要があったのだ。
何より賢者の石はHPは回復できるが、MPは回復出来ないのである!
「そうそう、諦めてゆっくりと楽しみつくしたら良いのよ」
「あえ”え”っ♡ ガッッヒッ♡ ひぃぎぃぃいい♡♡ んんひィ♡♡♡」
騎乗位でどれだけ性行為を続けようとアイリスが賢者の石で回復し続ける限りカヌダタが疲れ果てる事は無い。
そして、バラモヌが自分で自身を傷付ける事で死のうとしても強制的に回復させられる。
なによりここに拘束されてからずっと禁欲生活をさせられていた人類最強の男性である男、しかも絶倫なカヌダタがそうやすやすと満足するわけがないのだ。
結果・・・
「あびぃひぎぃいいいい・・・♡♡ はぁ・・・はぁ・・・おっ・・・おごぉおぶぎぃいいいいい!!!!」
中に出されても出されても延々と続く交尾にヨガリ狂うだけのバラモヌ・・・
それを延々と絶え間なく犯し続けるカヌダタ・・・
そしてそれを治療し続けるアイリス・・・
このとんでもない非日常の光景は終わる事無く続く・・・
「ひょごおおおおお!!!!!あ”―――――――っ♡♡♡♡♡ ひゃぶっ♡ ふごっ♡ また大きく・・・なっ♡」
必死に抵抗する術を考えていたバラモヌもやがて何をしても無駄だと悟ったのだろう、ただただカヌダタに犯される事に喜びを感じ悶え続けるだけとなっていく・・・
今まで魔族として人間を家畜以下の苗床と扱っていた報復とも思える様な光景に火照る体を押さえるアイリスであった・・・
「ローザ様、バラモヌの無力化に成功しました・・・」
『ありがとうアイリス、後は全てが終わるまでよろしくね』
「はい」
「また射精るーー!!!!」
「んほおおおっ♡♡♡ いぐぐあああああぁぁぁ♡♡♡♡」
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