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第47話 秘孔使いブロウと鋼鉄姫

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「ふ~っ ふ~っ ふ~っ」

レロレロと舌先で男性器を舐め回す鋼鉄姫の息遣いが虚ろな目の男に当たる。
鋼鉄姫の表情はそれでも無表情、だが何処か幸せそうでもあった。

「ご馳走様」

別の女が告げた言葉は既に意識の無い盗賊に届いているのだろうか・・・
死屍累々と言わんばかりの搾り取られて意識の無い男が部屋に転がっていた。
あれから追加が来なくなった事で女達は延々と男を犯し続けたのだ。

「え~い」
「私達も混ぜてよ」

鋼鉄姫に跨られている男は既に意識が無い、鋼鉄姫にフェラをされている唯一残っている一人に対して二人の女が近づいた。
最後の一本を大事にするかのように二人が豊満な胸で男性器を挟み、鋼鉄姫が先端を舌先で舐める。
そして、別の女達も最後の男の背後に回り抱き着き始める・・・

「も・・・もう助け・・・っうぁっ?!」
「ん~~」

男の尻穴に女の舌が入る・・・
急に意識を覚醒させられた男は部屋の光景を目の当たりにして恐怖する・・・
仲間が全員犯されつくされて部屋に転がっているのだ。

「ひっ・・・ひぃっ・・・」

自身に群がる女達、その姿が最早男には恐怖の対象でしかなかった。
だが尻から前立腺を刺激されているので勃起は収まらない。
そんな最後の一本を前に鋼鉄姫が無表情のまま視線を合わせる・・・

「あっ・・・がっ・・・」

男の意識はそこで最後の射精と共に闇に沈む・・・
飛び散った精液を舐め合う女達は各々のカップを手にし、空いたままのドアから出ていく・・・







「ふああ・・・」

ガクガクっと腰が震える蜘蛛女は中出しされた精液の快感に打ち震えていた。
部屋に居た12人全ての男を絞りつくした蜘蛛女、天井には瀕死状態の男が糸で拘束されていた。
一人・・・また一人と姿を消していたのにも関わらず最後の一人になってもそれに気付かない盗賊達。
蜘蛛女のスキル『残留再現』により部屋の中の仲間の姿を再現していたからである。

「はぁ・・・満足っ」

最後の射精と共にこの部屋の盗賊達も全員行動不能となっていた。
丁度それに合わせるかのように部屋に8人の女が全裸で入ってくる・・・

「あら?そっちも楽しめたようね?」

蜘蛛女の言葉に女たちは全員が鋼鉄姫の様に無表情になり頷く。
彼女たちのその手に持っているカップを不思議そうに見ながら蜘蛛女は地面へと降り立ち奥の部屋へのドアを見る・・・

「まだ、ご馳走が残っているようで彼方達も嬉しいでしょ?」

そう言って蜘蛛女を筆頭に9人は奥へと進んでいく・・・






丁度その頃、外に出ていた一人の男がカヌダタのアジトへと戻ってきた。
男の名はブロウ、スキル『秘孔』を持つカヌダタの右腕と呼ばれる男である。
人間をある程度自由に操る事が出来るこの男の存在がこの商売を成り立たせていると言っても過言ではない。

「さて、調教済みの女達の避妊をまずはしないとな・・・」

そう独り言を言い、ブロウは洞穴の見張りが居ない事に気付く。
だが直ぐに新しい女が手に入ったから調教に参加しているのだと考え気にせずに中へと入っていく・・・
そして、最初の調教に使われる部屋の扉が開いているのが目に入り中を覗くと・・・

「なっ?!お、お前達?!」

そこにはカヌダタ盗賊団の面々が全裸で周囲に精液をまき散らして倒れていたのだ。
慌てて駆け寄り、スキルを使用して男の一人を覚醒させる。

「覚醒孔!どうしたんだお前達?!」
「ぅ・・・ぁ・・・お、女が・・・女たちが・・・あいつら・・・バケモンだ・・・」
「・・・」

その言葉で現状を把握したブロウ、複数の女を攫ってきたが調教を開始したら女が絶倫で逆に搾り取られた。
つまり、人間に化けた魔族だった可能性が高いと考えたのだ。

「親分が危ないな、まずは全員を起こすか・・・」

そう言ってブロウは部屋で意識を失っていた男たちを覚醒させていく・・・
だが同時に男達が魔物の雌の体液で理性を失っていないという事実にも違和感を覚えていた。

「一体何が・・・」









「んッ・・・・・・ おっ・・・・・・ ッはぁッあァッ・・・」

駅弁スタイルで飛びついた女に犯されている盗賊の一人、壁を背に抱き着かれ逆レイプされていた。
そんな横を何事も無いように残り女が素通りしていく・・・




「ん・・・・・ ひんっ・・・ 中がおちんちんでいっぱい・・・」

その奥でも一人がその身を使って盗賊を押さえて逆レイプを行っていた。
一人に対して一人が襲うスタイル、だが誰もがその事に違和感を覚えていないようにしていた。
全ては蜘蛛女のスキル『残留再現』によるものである。
その場に残る残留思念や過去の経験を本人に再現させる事で他者を欺くこのスキル、その効果は凄まじかった。

「おらっ!また中に出してやるぞ!」
「いいよぉっ!もっと中にぃ~!!」

男の目には犯されて孕むのを嫌う女の姿が映っていた。
だが実際は中に何度も出されるのを求める女、男が見ているのは過去の調教の時のモノなのだ。





「ふふふっ、居たわね」

蜘蛛女たちが辿り着いたのは監禁部屋であった。
カヌダタ達に調教され出荷まで近い者から日の浅い者まで個々に牢屋に閉じ込められているのだ。
ブロウのスキルにより常に発情状態で監禁されている彼女達はやって来たのが同姓である事に残念そうであった。
だが・・・

「さぁ、貴女達も一緒に行きましょう」

蜘蛛女のその言葉と共に股から男達の精液が零れる。
そして、その精液の中には小さな小さな蜘蛛が大量に存在していた。
それは彼女の子供、人間と交尾することで増える彼女の分身・・・
だが発情状態の女達は自らの方へ不自然に流れてくる精液を求め、自ら手で掬いアソコへ塗りだす。
未だ理性が残っている者には精液が広がり足へと辿り着き、その足を上がっていく・・・

「お”お”んッ!」
「ヒィギィッ!」
「ォッォォッォォオオオオ!!!」
「やだっやめっなにこれっ?!す・・・シュゴォォオイ・・・」

あちこちの牢屋の中から女の喘ぎ声が上がり始める・・・
そして、数分後全ての牢屋は開けられ中から出てきた女達は全員が鋼鉄姫の様に無表情になっていた。

「さて、貴方達は一緒に連れられた男達を探しなさい」
「「「「ハイ!」」」」

そう言って蜘蛛女は一人先へと進む・・・
そこに感じるこの中で一番の強者であるカヌダタとのSEXを求めて・・・






「あッ!はわッ!ああぁ・・・あ~~~~!!!」
「はぁあ・・・これぇ・・・気持ちぃよぉ~」
「ん”をっ ぐっぎぃっ!」

あちこちで響く絶頂の悦声、腰と腰がぶつかる音・・・
1体1のSEXがあちこちで繰り広げられる・・・
何度も絶頂の声が、何度も歓喜の声が、何度も何度も響いていた。




「これは酷いな・・・」

そう呟いたブロウの足元には女を必死に犯す男の姿。
二人はそんなブロウには気付かずに互いの体を求め合っていた。
幾度も中に出したまま抜いていない結合部からは泡立った白濁液が垂れている、それでもお互いに止まらない男の背中にブロウは指を突き立てた。

「絶倫孔!」
「ぬぁぁっ!!!」
「っ!ぁひぃっ!?」

突然自らの男性器が肥大化して驚く盗賊、中で急に大きくなったモノに嬉しい声を上げる女。

「んっ・・・ひぅっ! しゅ しゅご・・・ひ・・・」

更に盗賊の背中には幾つかの秘孔が追加で押され、形勢が一気に逆転した!
時間を掛けるよりも一気に落とす方向にブロウは誘導したのだ。
そして、先程までの垂れ流すような射精ではなく一点突破の勢いのある射精が女の中に突き刺さった!

「んっ!!!熱ぅっ!!!!!~~~~~~っ!!!」

子宮で精液を堪能すると言う事を自覚するかのような熱く濃い精液が噴き出し女は白目を剥いて倒れ込む・・・
このアジトで初めて盗賊が勝った瞬間であった。

「ん”ん”ん”ッイグッ!イぐぅッ!!!」

そこからは次々とブロウの秘孔により逆転していった。
幸いだったのは乱交ではなく1対1のSEXばかりが繰り広げられていた事であろう。
失神した女は牢屋に戻され一人ずつ隔離されて行ったのであるが・・・

「邪魔をしているのはお前か?」

一人の女が立ちはだかった。
横には4人の男が精魂尽き果てて倒れている。
その表情はまさしく無表情、だが顔が高揚しているのは隠せていない。

「あんたが鋼鉄姫か?」
「そんな風に呼ばれた事もあったかな」

鋼鉄姫は腕を組んだまま仁王立ちになり、股から地面まで大量の精液が垂れ流れていた。
全てを隠そうともしない彼女、ブロウは警戒していた。
明らかに他の女とは違う強者の気配を感じ取っていたのだ。

「お前たちは下がっていろ」

そう告げるブロウは腕をまくり螳螂拳の様な構えを取る。
人差し指と中指のみを伸ばしたその構えは彼のスキルを使用するに最も適した構え、それを見て鋼鉄姫は一歩前に歩き出す。

(俺のスキルで秘孔を突ければ・・・)

勝負は一瞬であった。
盗賊の中でもカヌダタに次いでレベルの高いブロウ、その動きは他の盗賊の目には見えなかった。
一瞬にして鋼鉄姫の背後までブロウは滑るように抜けた。

「勝負あったな」

そう言って振り返るブロウ、鋼鉄姫の体には腰、肩、胸に3つの痣が残っていた。
それぞれ脱力孔、麻痺孔、消沈孔と呼ばれる動きを制限する秘孔である。
だが・・・

「確かに早い、だけど相手が悪かったわね。貴方と私の相性は最悪よ」

そう言って振り返る鋼鉄姫、動けるという事実に驚愕するブロウであったが自身の体の異変に直ぐに気が付いた。

「あ、足が・・・いや、体のあちこちが・・・」

足が棒の様になる、歩き疲れきった時などに比喩表現で語られる言葉を具現化したかのような重さとだるさがブロウを襲っていた。
その目が驚愕に開かれたのを見て鋼鉄姫は舌なめずりをしてから告げる。

「私のユニークスキル『鋼鉄』はその名の通り体の部位を固くする、自身だけでなく触れた相手もね」

ゾクリと背筋が冷える、無表情のまま舌なめずりされた事もそうだが体が硬くなり動けないのだ。
一歩、また一歩と近づく鋼鉄姫の体が近づくにつれそれはハッキリと分かった。
白い柔肌に見えた体の皮膚にしか指は届いていなかったのだ。
そして、自身の男性器が萎えたままの状態で硬くなっている事に恐怖も覚えていた。

「さぁ、一緒に楽しみましょう」

そう言って両手を広げたまま鋼鉄姫はブロウに抱き着きキスをする。
唇が硬くなり口が閉じられなくなるのに気付きブロウは目を見開く。

「これから沢山射精して、射精して、射精して、もう誰ともそう言う事しなくても大丈夫なくらい絞ってあげるわ」

そう言って再び開きっぱなしの口にキスをする。
ここからは鋼鉄姫の本領発揮であった。
好きな部位を好きな時に硬く出来る、それは強制的に勃起をさせるだけではなかった。

「んっんっんっんっ・・・」

押し倒し騎乗位でズプズプと挿入された部分から生々しい音が響く。
幾度も中に出された精子でヌルヌルになっている鋼鉄姫の膣は、すんなりとブロウのフル勃起状態のまま固定された男性器を咥え込んでいた。
そして、鋼鉄姫の恐怖が始まった。

「くぅぅうぅ・・・あはぁあぁ・・・」

挿入と共に無表情ながらトロンとした表情に見える鋼鉄姫の喘ぎが響き渡る。
だが驚くべきはその腰使いであった、あまりに激しく濃厚なSEXに盗賊の誰もが口を開けたまま固まっていたのだ。
ブロウに加勢しようにも力の差が大きく、手を出すなと指示されていたのもあるがそれ以上に見入ってしまっていたのだ。

「ああぁんっ!出るの?出るのね?いいわ、沢山出しなさい!」

そう言われブロウは解放と言う名のカタルシスに心を預けた。
だが、待っていたのは地獄であった・・・

「あっがっ・・・ぐぅ・・・ぎぃ・・・ぁぁぁぁ・・・・」

射精ると感じたその時にブロウを襲ったのはあまりにも苦しい圧迫感と激痛であった。
そう、鋼鉄姫はブロウの精子を少しだけ硬くしていたのだ。
それによりブロウの男性器の中を精子の塊が少しずつ押し出されるように通過してく・・・
尿管結石の様な痛みは無いが、放出と共に快感を得られるはずの射精がゆっくと味わえるそれは最早苦痛であった。
だが・・・

びゅるっドプンッ!!!!
「ぁぁぁ・・・なかにぃ・・・出てるぅ・・・」

先端から放出されたと同時に一気に精液が爆発的に放出された。
苦しかった状態からの解放と快楽は一気にブロウを襲う!

「すごっ・・・やっぱり・・・レベルが高いと・・・精子も・・・すご・・・」

ブロウの射精と共に鋼鉄姫も絶頂していた。
今にも意識が飛びそうな快感、これ以上の快楽は存在しないとばかりに自身のスキルを最高に活用する方法を教えてくれた蜘蛛女に感謝しながら鋼鉄姫は残った精子を搾り取るように腰を動かし始める・・・
勿論、ブロウの男性器は萎える事無く勃起したままである・・・

「もっと・・・もっと中出ししてぇ~・・・」

再びブロウは逆レイプで犯され続ける・・・
ブロウは理解していた、鋼鉄姫の狙いに・・・
それは鋼鉄姫よりもブロウの方がレベルが高いという事である・・・
つまり、今まで鋼鉄姫が何人もの男を犯しても殺さずにいたのは・・・

自身よりもレベルが低く、殺してもレベルアップに繋がらないからであったのだ。

「あ”あ~~ッ!!はッあッ~~ッ!!出てる・・・あ・・・っまだ出てる・・・あんッ」

気付けば鋼鉄姫の表情が崩れていた。
心底いまの性行為を楽しんでいる彼女だからこそ、その表情が崩れたのだ。
4回目の射精、しかも全部がスキルにより精液を塊で一気に放出する形である。
勿論、膣内に放出された瞬間に精液は元の状態に戻されている。
結合部から逆流する精液、男性器の先端が膨らんでいるのは中に入っている精子を掻き出す為、それを表すかのように硬くされている男性器は中から精液を掻き出し新しい精液を中へ注ぎ続ける・・・

びくんっ!!!どっぱぁっ!!!!!

6回目の射精、グチュグチュと結合部から響く音・・・
鋼鉄姫の腰は止まらない、ブロウを殺すのは簡単なのだ。
そして、この場に居る誰もが襲い掛かったとしても鋼鉄姫に傷一つ付けられない・・・
だからこそ彼女は今のSEXを堪能する・・・
見られている事による快楽も混ざり彼女は光悦の表情のまま名を払拭するかのように喘いでいた。

「あ・・・ッンッ・・・はぁ・・・はっ・・・ふッ・・・んふっ・・・あぁ・・・もぅ・・・とぉぉ・・・」

そして、9回目の中出し・・・
その時はやって来た。

「かぁっ・・・がっ・・・ぁぁ・・・」
「ご馳走・・・さまっ」

優しいキスと共に停止させられるブロウの心臓。
仰向けのまま快感の中で沈むブロウの意識はまるで鋼鉄姫の中に溶け込むように消えていき、鋼鉄姫のレベルが2アップするのであった・・・
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