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第22話 最終決戦へ
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ヒロシは最終決戦を前にいつものスナック大田に来ているヒロシはいつものデュワカレーではなくコーヒーを飲んでいた。
それもただのコーヒーではない、ミルクとコーヒーの分量が逆になったカフェオレの様なものである。
「うん、疲れたときは甘い物に限るね」
コーヒーからは溶けきってない砂糖が見えており口の中でジャリジャリと咀嚼する音が聞こえる。
そんなヒロシの様子をチラリと見る大田は何も言わない。
ヒロシがあの戦いを前にここへ寄っていると言う事は伝えていないが今日の雰囲気がいつもと違う事を感じ取り大田はヒロシが口にするまでは一切何も言わない。
古くからの付き合いであるからこその気遣いでもあった。
「聞いてくれよ大田君」
「なんでしょうか?」
いつも通り丁寧な大田にヒロシはここ数日の苦労を簡単に話す。
勇者にしか抜けないとされる光の聖剣を力の種を食べまくって筋力のみで引き抜いた話や、裏の世界へ行く為のマジカルミラーと言うアイテムを入手する為にランプを無くしたおじさんを家まで送り届けるのに大型トラックを使用したり、魔力を力と融合させるカードを手に入れるためにドラゴンボー○ヒーローズと言うカードゲームに子供に混じって連コしたりと非常に濃密な日々を送っていたのだ。
「それは大変でしたね~」
「分かってないなぁ~その言い方は全然分かってないよ~」
酒が入っている訳でもないのに絡んでいるヒロシであるが大田はいつもの笑顔でヒロシを励ます。
それを知っているからこそヒロシは愚痴にも近い話をしているのだ。
そして、ヒロシはおかわりにアレを注文する。
「大田君、もう一杯・・・今度はウインナーコーヒーを頂こうか」
「はい、少々お待ちを」
ウインナーコーヒー、それはオーストリアのウィーン風のコーヒーと言う事で本来はコーヒーの上に生クリームが乗っている物である。
しかし、ヒロシも大田も本物のウインナーコーヒーを知らない。
その結果がこれである。
「ををっ今日も見事なもんだわ」
「恐れ入ります」
出されたのは腸の中にコーヒーが詰められて水風船の様に膨らまされている物であった。
明らかに間違っているのだが本物を知らない二人はそれが本場のウインナーコーヒーだと勘違いしたままなのである。
知らぬがほっとけと言う言葉の通り他の客が居る営業時間にそれを出していたらググレと突っ込みを入れられる事間違い無しのそれをヒロシは美味しそうにかじって吸う。
歯で腸に穴を開けて中のコーヒーを吸い上げるその姿はタマゴアイスを食べている姿の様で大田もホンワカと見ていた。
「ごちそうさん、あのさ大田君・・・」
「ヒロシさん、次来た時は新メニューを考えているので是非味見をして欲しいのですが」
「えっ・・・」
ヒロシは今回がもしかしたら最後の来店になるかもしれないと大田に告げようと考えていたのだが大田はそれを感じ取ったのか先回りして告げる。
遠まわしに生きて帰って来いと応援されているのを理解したヒロシは笑顔で頷いて机に置いていた帽子を手にとって被る。
嬉し涙を大田に見せない為にそうしたのだ。
そして、代金の金貨をいつもの様に置いてヒロシは席を立つ。
「美味しかったよ大田君、また・・・来るね」
「はい、お待ちしております」
ヒロシはスナック大田を後にする。
今回はヒロシの好物の3品、デュワカレー、深田飴、トメェイトジュースは一切頼まなかった。
好物を口にする為にまた来ようと考えていたからだ。
勿論ヒロシはアホウを使えば自分で用意が出来る、だがそれでは駄目なのだ。
「明日は晴れると良いな」
空を見上げながらヒロシは何事も無かったように他所の家の塀に近寄りそのままアホウで作られた穴の中へ歩いて入っていく・・・
いつの間にか両手の指全てに身体能力を向上させる指輪が装着されいつもの前掛けも着けられていた。
「これが本当の最後の戦いになる、俺にとっても・・・」
誰かに語りかけるように口にしたヒロシは月面の様な場所に立っていた。
宇宙空間を見上げながらヒロシはそれを使用した!
アラームと呼ばれるアイテムである。
ファイナル大作4でピンクのしっぽを手に入れる為の必須アイテムと言えば分かる人には分かるだろう。
これは一種の賭けであった。
今まで通り巨大な餌を用意して呼び寄せる方法が一番無難ではあるがヒロシは考えていたのだ。
もしかしたらデビルバハムートはこの世界で食べる物が既に無いのかもしれない・・・
この世界は既にデビルバハムートによってあらゆる生物等は食われている。
つまり常に空腹であろう事は予想できる、そしてそのデビルバハムートに餌を与えるという事は無駄に回復をさせている事と同意なのではないか?
先代から伝えられたデビルバハムートを討伐する為の呼び寄せる方法ではあるがそれのせいで討伐が出来なくなっている事を懸念したのだ。
やがてアラームが鳴り終わり壊れて次のを出し10個目に入った時であった!
宇宙の遥か彼方から黒い影がこちらへ真っ直ぐ飛んできているのが見えたのである。
ヒロシは天体望遠鏡をアホウで取り出してそれを見た。
「やはりそうか・・・」
そこに映ったデビルバハムートはその体に傷が残っていた。
つまり前回戦ったダメージは餌をしようして毎回回復させてしまっていた事が判明したのだ。
同時にあれから日数が経過しているのにダメージが抜けていない事も分かった。
「よし、先手必勝だな!」
そう言ってヒロシは腕を組んでデビルバハムートを見詰める!
するとその背後に物凄い数の光の渦の様な歪みが発生しそこから様々な武具がゆっくりと出てくる。
そう、F○teのギルガメッシュが持つ宝具『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』である!
そこから射出される様々な星の数ほどの武具は真っ直ぐにこちらへ向かうデビルバハムートに向かって飛んでいく!
だが・・・
「ゼタフレア」
数光年も離れた距離で語られたそれはヒロシにも届いた。
音が高速を超えて届いたのだ。
それと同時にデビルバハムートの口から全てを飲み込み消滅させる光のレーザーが放たれた。
メガの上のギガ、更にその上のテラ、そしてその上に位置するペタの更に上エクサ、その更に上の名を持つフレアが放たれたのだ。
その名前の通りフレアの十垓倍の威力を持つその光のレーザーは真っ直ぐにヒロシに向かって飛んでくる。
だがヒロシは慌てる事無く一枚の布とライトを取り出してライトを布に当てる。
すると見る見る布が巨大化してデビルバハムートの放ったゼタフレアを反らした!
ヒロシが使用したのは皆大好き『ヒラ○マント』と『ビッ○ライト』である!
銀河を余波だけで消滅させるほどのエネルギーを何事も無かったかのように回避したヒロシは一本の槍を手にしていた。
残り少なくなった魂を更に削り極限まで身体能力を上げる為に手にしたそれはあの『獣の槍』であった。
野球帽からはみ出す様に髪が一気に伸びてヒロシの目は鋭くなる。
「さぁ、一緒に踊ろうぜ!デビルバハムート!」
それもただのコーヒーではない、ミルクとコーヒーの分量が逆になったカフェオレの様なものである。
「うん、疲れたときは甘い物に限るね」
コーヒーからは溶けきってない砂糖が見えており口の中でジャリジャリと咀嚼する音が聞こえる。
そんなヒロシの様子をチラリと見る大田は何も言わない。
ヒロシがあの戦いを前にここへ寄っていると言う事は伝えていないが今日の雰囲気がいつもと違う事を感じ取り大田はヒロシが口にするまでは一切何も言わない。
古くからの付き合いであるからこその気遣いでもあった。
「聞いてくれよ大田君」
「なんでしょうか?」
いつも通り丁寧な大田にヒロシはここ数日の苦労を簡単に話す。
勇者にしか抜けないとされる光の聖剣を力の種を食べまくって筋力のみで引き抜いた話や、裏の世界へ行く為のマジカルミラーと言うアイテムを入手する為にランプを無くしたおじさんを家まで送り届けるのに大型トラックを使用したり、魔力を力と融合させるカードを手に入れるためにドラゴンボー○ヒーローズと言うカードゲームに子供に混じって連コしたりと非常に濃密な日々を送っていたのだ。
「それは大変でしたね~」
「分かってないなぁ~その言い方は全然分かってないよ~」
酒が入っている訳でもないのに絡んでいるヒロシであるが大田はいつもの笑顔でヒロシを励ます。
それを知っているからこそヒロシは愚痴にも近い話をしているのだ。
そして、ヒロシはおかわりにアレを注文する。
「大田君、もう一杯・・・今度はウインナーコーヒーを頂こうか」
「はい、少々お待ちを」
ウインナーコーヒー、それはオーストリアのウィーン風のコーヒーと言う事で本来はコーヒーの上に生クリームが乗っている物である。
しかし、ヒロシも大田も本物のウインナーコーヒーを知らない。
その結果がこれである。
「ををっ今日も見事なもんだわ」
「恐れ入ります」
出されたのは腸の中にコーヒーが詰められて水風船の様に膨らまされている物であった。
明らかに間違っているのだが本物を知らない二人はそれが本場のウインナーコーヒーだと勘違いしたままなのである。
知らぬがほっとけと言う言葉の通り他の客が居る営業時間にそれを出していたらググレと突っ込みを入れられる事間違い無しのそれをヒロシは美味しそうにかじって吸う。
歯で腸に穴を開けて中のコーヒーを吸い上げるその姿はタマゴアイスを食べている姿の様で大田もホンワカと見ていた。
「ごちそうさん、あのさ大田君・・・」
「ヒロシさん、次来た時は新メニューを考えているので是非味見をして欲しいのですが」
「えっ・・・」
ヒロシは今回がもしかしたら最後の来店になるかもしれないと大田に告げようと考えていたのだが大田はそれを感じ取ったのか先回りして告げる。
遠まわしに生きて帰って来いと応援されているのを理解したヒロシは笑顔で頷いて机に置いていた帽子を手にとって被る。
嬉し涙を大田に見せない為にそうしたのだ。
そして、代金の金貨をいつもの様に置いてヒロシは席を立つ。
「美味しかったよ大田君、また・・・来るね」
「はい、お待ちしております」
ヒロシはスナック大田を後にする。
今回はヒロシの好物の3品、デュワカレー、深田飴、トメェイトジュースは一切頼まなかった。
好物を口にする為にまた来ようと考えていたからだ。
勿論ヒロシはアホウを使えば自分で用意が出来る、だがそれでは駄目なのだ。
「明日は晴れると良いな」
空を見上げながらヒロシは何事も無かったように他所の家の塀に近寄りそのままアホウで作られた穴の中へ歩いて入っていく・・・
いつの間にか両手の指全てに身体能力を向上させる指輪が装着されいつもの前掛けも着けられていた。
「これが本当の最後の戦いになる、俺にとっても・・・」
誰かに語りかけるように口にしたヒロシは月面の様な場所に立っていた。
宇宙空間を見上げながらヒロシはそれを使用した!
アラームと呼ばれるアイテムである。
ファイナル大作4でピンクのしっぽを手に入れる為の必須アイテムと言えば分かる人には分かるだろう。
これは一種の賭けであった。
今まで通り巨大な餌を用意して呼び寄せる方法が一番無難ではあるがヒロシは考えていたのだ。
もしかしたらデビルバハムートはこの世界で食べる物が既に無いのかもしれない・・・
この世界は既にデビルバハムートによってあらゆる生物等は食われている。
つまり常に空腹であろう事は予想できる、そしてそのデビルバハムートに餌を与えるという事は無駄に回復をさせている事と同意なのではないか?
先代から伝えられたデビルバハムートを討伐する為の呼び寄せる方法ではあるがそれのせいで討伐が出来なくなっている事を懸念したのだ。
やがてアラームが鳴り終わり壊れて次のを出し10個目に入った時であった!
宇宙の遥か彼方から黒い影がこちらへ真っ直ぐ飛んできているのが見えたのである。
ヒロシは天体望遠鏡をアホウで取り出してそれを見た。
「やはりそうか・・・」
そこに映ったデビルバハムートはその体に傷が残っていた。
つまり前回戦ったダメージは餌をしようして毎回回復させてしまっていた事が判明したのだ。
同時にあれから日数が経過しているのにダメージが抜けていない事も分かった。
「よし、先手必勝だな!」
そう言ってヒロシは腕を組んでデビルバハムートを見詰める!
するとその背後に物凄い数の光の渦の様な歪みが発生しそこから様々な武具がゆっくりと出てくる。
そう、F○teのギルガメッシュが持つ宝具『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』である!
そこから射出される様々な星の数ほどの武具は真っ直ぐにこちらへ向かうデビルバハムートに向かって飛んでいく!
だが・・・
「ゼタフレア」
数光年も離れた距離で語られたそれはヒロシにも届いた。
音が高速を超えて届いたのだ。
それと同時にデビルバハムートの口から全てを飲み込み消滅させる光のレーザーが放たれた。
メガの上のギガ、更にその上のテラ、そしてその上に位置するペタの更に上エクサ、その更に上の名を持つフレアが放たれたのだ。
その名前の通りフレアの十垓倍の威力を持つその光のレーザーは真っ直ぐにヒロシに向かって飛んでくる。
だがヒロシは慌てる事無く一枚の布とライトを取り出してライトを布に当てる。
すると見る見る布が巨大化してデビルバハムートの放ったゼタフレアを反らした!
ヒロシが使用したのは皆大好き『ヒラ○マント』と『ビッ○ライト』である!
銀河を余波だけで消滅させるほどのエネルギーを何事も無かったかのように回避したヒロシは一本の槍を手にしていた。
残り少なくなった魂を更に削り極限まで身体能力を上げる為に手にしたそれはあの『獣の槍』であった。
野球帽からはみ出す様に髪が一気に伸びてヒロシの目は鋭くなる。
「さぁ、一緒に踊ろうぜ!デビルバハムート!」
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