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行方不明の娘
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とある二世帯住宅に住む家族に事件が起こった。
男は妻と娘、そして年老いた義父と共に暮らしていたのだがある日突然娘が居なくなってしまったのだ。
「そうですか…いえ、ありがとうございます」
電話を切り妻に友達の家には居ないことを告げる。
昨日の夕方から外へ出掛けた形跡もなく突如居なくなった娘…
妻といよいよ警察に相談しようかと話をしているのだが…
「くちゃ…くちゃ…」
義父がさっきからずっと何かを食べていた。
「父さん、娘が何処に行ったのか知らないか?」
聞くが父は返事もせずにずっとそれを食べていた。
「さっきから何を食ってるんだ?」
「ゆでたまご」
食べているのは肉にしか見えない。
どうやらとうとうボケ始めたらしい…
しかし、今はそれよりも娘が何処に行ったのか探さなければ…
いよいよ警察に捜索願いを出した。
しかし数ヵ月しても娘は見付からず時のみが無情に過ぎていった。
そんなある日、義父の部屋を片付けていたら娘が最後に着ていた服が偶然にも出てきた…
そこであの日の事を思い出す…
「さっきから何を食ってるんだ?」
『ゆ・で・た・ま・ご』
まさか…
だが次の瞬間後頭部に激痛が走りその場に倒れ混む。
男が最後に見たのは笑顔の妻と義父の姿であった…
男は妻と娘、そして年老いた義父と共に暮らしていたのだがある日突然娘が居なくなってしまったのだ。
「そうですか…いえ、ありがとうございます」
電話を切り妻に友達の家には居ないことを告げる。
昨日の夕方から外へ出掛けた形跡もなく突如居なくなった娘…
妻といよいよ警察に相談しようかと話をしているのだが…
「くちゃ…くちゃ…」
義父がさっきからずっと何かを食べていた。
「父さん、娘が何処に行ったのか知らないか?」
聞くが父は返事もせずにずっとそれを食べていた。
「さっきから何を食ってるんだ?」
「ゆでたまご」
食べているのは肉にしか見えない。
どうやらとうとうボケ始めたらしい…
しかし、今はそれよりも娘が何処に行ったのか探さなければ…
いよいよ警察に捜索願いを出した。
しかし数ヵ月しても娘は見付からず時のみが無情に過ぎていった。
そんなある日、義父の部屋を片付けていたら娘が最後に着ていた服が偶然にも出てきた…
そこであの日の事を思い出す…
「さっきから何を食ってるんだ?」
『ゆ・で・た・ま・ご』
まさか…
だが次の瞬間後頭部に激痛が走りその場に倒れ混む。
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