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第一部
21.新しい家④※
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「ぁっ…ぁあっ……はぁっ…」
肌がぶつかり合う度にパンパンと音が響き、それに合わせる様に私の甘い吐息が漏れる。
私はベッドの上で四つん這いにされ腰を高く上げた状態で、ローレンに何度も奥を突かれていた。
あれから少し疲れたら休んで、再び抱かれて…こんな状態をずっと繰り返している。
「アリアの声…枯れてきたな…」
「ぁあっ…誰のせいだとっ……」
ローレンは後ろから私の事をゆるゆるとした動きで突いていた。
心地の良い甘い快感の痺れに蕩けそうな気分になってしまい、腰が勝手に動いて止まらなくなっていた。
「安心しろ、全部出し切ったらゆっくり休ませてあげるから。もう少しだけ付き合ってくれ…」
「その台詞…もう聞き飽きたっ…ぁあっ…」
私がムッとしながら文句をいうとローレンは可笑しそうに笑った。
「アリアが可愛すぎるからいけないんだ。アリア、喋る気力があるなら…本気で突くぞ?」
「ぁああっ…まってっ…急に…激しくしないでっ!!」
ローレンはそう言うとギリギリまで抜いて一気に奥まで貫いた。
最奥を突かれると先ほどの甘い痺れとは違い、激しい快感が体中に駆け巡る。
私は体を大きく震わせ、喘ぐ声も大きくなる。
「中…すごく締まって来たな。激しいのが好きだなんて…可愛いやつだな。それならもっと激しくしてやるよ」
「ぁあああっ…いやっ……っっぁあああっ!!」
ローレンは口端を上げながら愉し気な口調で言うと、更に突く速度を上げた。
何度も最奥を激しく突かれると、びくんと体を大きく跳ね上げてしまう。
「アリアの中…堪らないな…。ずっとこのまま挿れたままでいたい位だ」
「ぁああっ…はぁっ…もうだめっ……ぁあああっ!!!」
私は何度も達してしまう。
体をびくびくと震わせながら中をきつく締め付ける。
私は連続でイさかれることに苦しくなり逃げようと腰を前に引くと、直ぐに引き戻されてしまう。
「アリア?…どうして逃げようとするんだ?俺にもっと突いて欲しくて気を引いているのか…?随分と可愛い事をしてくれるな」
「ぁああっ…違うっ…もうイきたくないっ……ぁあぁああっ!!」
ローレンはそう言うと最奥に押し付ける様に体を揺らしてきた。
頭の奥が真っ白になり、息をするのも忘れそうになる。
全身からは力が抜け、抵抗することも出来ない。
「もう限界か…。俺もそろそろ媚薬が抜けそうだし…最後に全部俺の精液を搾り取って……!」
「ぁあっ……っっ……ぁああっ!!!!」
ローレンは再び腰を大きく揺さぶると、私はそのまま絶頂を迎えた。
ローレンもほぼ私と同時に達すると奥に激しく欲望を吐き出した。
私は体中から全ての力が抜けていくのを感じながら、意識も一緒に手放した。
「アリア、気を失ったのか?」
私が意識を失くしたのを確認するとローレンは私を仰向けにしてベッドに寝かした。
そして私の事を愛しそうに見つめると、そっと唇に口付けた。
「ああ、本当に可愛すぎるな…アリアは。もうずっと俺の傍からは離れさせないから。死ぬまでずっと一緒に居ような。愛してるよ…アリア」
*****
私はゆっくりと意識を取り戻していた。
目が覚めると薄暗い部屋の中にいた。
まだ夜中なのだろうか…?
カーテンの奥からは雨が激しく打ち付ける音が聞こえていた。
私は寝返りを打とうとすると、体全体が怠くて動くのを断念した。
そして意識が鮮明になるとローレンにされたことを思い出し、辺りを見渡した。
どうやら今ここにはローレンの姿は無かった。
私は逃げようと思い重く感じる体を起こした。
ベッドから抜け出そうとすると、右足の重みに気付き足枷の存在を思い出した。
布団を捲るとやっぱり私の右足にはしっかりと足枷が付けられていて、これを外さない限り外には出られない。
私は逃げる方法を考える事にした。
その時不意におかしなことに気付いた。
ここは私の部屋だ。
なのにどうしてローレンが居て私の事を拘束しているのだろう。
この家には私以外に、両親や使用人達だっているはずなのにローレンはそれを一切気にする素振りは見せなかった。
何かがおかしい…。
この部屋に来てから感じている違和感も気になっていた。
一体何が起こっているのかが分からなくなり更に不安が込み上げる。
そして私はローレンに抱かれてしまった。
しかも何度も…。
強引だったとは言えシレーネの事を裏切ってしまった。
その罪悪感を感じて胸の奥が痛くなる。
どうしてこんな事になってしまったんだろう。
私は破滅するのを避ける為に、二人の事を応援しようとしただけなのに…。
そんな事を考えているとガチャと扉が開く音が聞こえて、それと同時にローレンが部屋の中に入って来た。
「アリア、起きていたんだな」
「……っ…!」
薄暗い部屋のせいかローレンの表情を確認することは出来なかったけど口調は優しかった。
「アリア、これ飲んで。ああ、変な薬じゃないから安心して。声が枯れて辛そうだったから薬持ってきたんだ…あと水もね…」
ローレンはベッドまで来ると端に腰掛け、私に薬と水を差しだした。
私はそれを見つめて暫く受け取らずにいた。
「喉痛いの辛いだろ…?これでも反省しているんだ。初めてのアリアに無理をさせてしまったからな」
ローレンは本当に反省している様な口調だった。
私は確かに喉が痛かったし、疑いながらもそれを受け取ると薬を口の中に入れて水で流し込みそのまま飲み込んだ。
「ローレン…一体…何をしたの?」
「何って…?」
「どうしてローレンが私の家の中を自由に歩き回ってるの…?」
私はずっと気になっていたことを聞いてみると、ローレンは小さく笑った。
「ここはね、アリアの住んでいた屋敷ではないからね」
「え…?何言ってるの…?だってここ…私の部屋……」
私が答えるとローレンは口端を上げた。
「アリアの部屋を再現して作ったんだ。完璧だろ…?」
私はその言葉に寒気を感じた。
「じゃあ…ここは…」
「ここはアリアの新しい家だよ。俺とこれから二人で住む為の…ね」
私が震えた声で言うとローレンはうっとりした口調で言った。
「だから、ここにはアリアと俺だけしかいないよ」
「……私…帰らないと……」
「帰るって…どこに帰るの?」
「家に決まってるじゃないっ……きっと私の事心配してるよ…。お願い…ローレン…家に…帰してっ」
私が涙目で言うとローレンは私の事を抱きしめた。
「アリアの帰る場所はもう無いよ。アリアの居場所はここなんだから…他に帰る場所なんて必要ないだろう?」
「何の……話をしてるの…?」
「連続誘拐事件…知ってるだろ?」
「うん…」
「アリアはその犯人に殺されたんだ。遺体も見つかってる。判別できない位酷い状態だったみたいだけど、着ている制服と所持品からアリアだって特定されたらしい。…葬儀はまだみたいだけど…俺も後でアリアの屋敷に顔を出しに行く予定だ」
「は……?何を言ってるの…?」
突然ローレンはとんでもない事を言い始めて私は耳を疑った。
そんな話信じられる訳が無かった。
「アリア・ルーシェはもうこの世界には存在しないんだよ」
「ローレン…そんな冗談…本当にやめて。もしそうだとしたら…私帰らないと…っ!帰って説明する。それ私じゃないって…!!」
私はローレンの胸を押しやり取り乱す様に必死にローレンに訴えかけた。
するとローレンは深くため息を漏らした。
「そんな事…させる訳ないだろう?全部俺が仕組んだのだから…。アリアを手に入れる為に…ね。良いタイミングで誘拐事件が起こってくれたおかげで色々手間が省けて助かったよ」
ローレンは冷ややかな口調で淡々と話した。
「そんな……」
私は絶望しきった顔で小さく呟いた。
信じられない…そんな事。
私は生きてるのに…死んだって事にされるなんて…そんなのおかしい。
「アリア、怯えているのか?安心して、アリアの事は俺が一生かけて守るから。アリアはこの家にいてくれるだけでいいんだ。何も不安がる必要なんてないんだよ」
ローレンは優しい声で私に囁きかける。
だけど今の私にはそんなローレンの声は届かなかった。
あまりにも衝撃が大きすぎて今の私には受け止めることが出来なかった。
肌がぶつかり合う度にパンパンと音が響き、それに合わせる様に私の甘い吐息が漏れる。
私はベッドの上で四つん這いにされ腰を高く上げた状態で、ローレンに何度も奥を突かれていた。
あれから少し疲れたら休んで、再び抱かれて…こんな状態をずっと繰り返している。
「アリアの声…枯れてきたな…」
「ぁあっ…誰のせいだとっ……」
ローレンは後ろから私の事をゆるゆるとした動きで突いていた。
心地の良い甘い快感の痺れに蕩けそうな気分になってしまい、腰が勝手に動いて止まらなくなっていた。
「安心しろ、全部出し切ったらゆっくり休ませてあげるから。もう少しだけ付き合ってくれ…」
「その台詞…もう聞き飽きたっ…ぁあっ…」
私がムッとしながら文句をいうとローレンは可笑しそうに笑った。
「アリアが可愛すぎるからいけないんだ。アリア、喋る気力があるなら…本気で突くぞ?」
「ぁああっ…まってっ…急に…激しくしないでっ!!」
ローレンはそう言うとギリギリまで抜いて一気に奥まで貫いた。
最奥を突かれると先ほどの甘い痺れとは違い、激しい快感が体中に駆け巡る。
私は体を大きく震わせ、喘ぐ声も大きくなる。
「中…すごく締まって来たな。激しいのが好きだなんて…可愛いやつだな。それならもっと激しくしてやるよ」
「ぁあああっ…いやっ……っっぁあああっ!!」
ローレンは口端を上げながら愉し気な口調で言うと、更に突く速度を上げた。
何度も最奥を激しく突かれると、びくんと体を大きく跳ね上げてしまう。
「アリアの中…堪らないな…。ずっとこのまま挿れたままでいたい位だ」
「ぁああっ…はぁっ…もうだめっ……ぁあああっ!!!」
私は何度も達してしまう。
体をびくびくと震わせながら中をきつく締め付ける。
私は連続でイさかれることに苦しくなり逃げようと腰を前に引くと、直ぐに引き戻されてしまう。
「アリア?…どうして逃げようとするんだ?俺にもっと突いて欲しくて気を引いているのか…?随分と可愛い事をしてくれるな」
「ぁああっ…違うっ…もうイきたくないっ……ぁあぁああっ!!」
ローレンはそう言うと最奥に押し付ける様に体を揺らしてきた。
頭の奥が真っ白になり、息をするのも忘れそうになる。
全身からは力が抜け、抵抗することも出来ない。
「もう限界か…。俺もそろそろ媚薬が抜けそうだし…最後に全部俺の精液を搾り取って……!」
「ぁあっ……っっ……ぁああっ!!!!」
ローレンは再び腰を大きく揺さぶると、私はそのまま絶頂を迎えた。
ローレンもほぼ私と同時に達すると奥に激しく欲望を吐き出した。
私は体中から全ての力が抜けていくのを感じながら、意識も一緒に手放した。
「アリア、気を失ったのか?」
私が意識を失くしたのを確認するとローレンは私を仰向けにしてベッドに寝かした。
そして私の事を愛しそうに見つめると、そっと唇に口付けた。
「ああ、本当に可愛すぎるな…アリアは。もうずっと俺の傍からは離れさせないから。死ぬまでずっと一緒に居ような。愛してるよ…アリア」
*****
私はゆっくりと意識を取り戻していた。
目が覚めると薄暗い部屋の中にいた。
まだ夜中なのだろうか…?
カーテンの奥からは雨が激しく打ち付ける音が聞こえていた。
私は寝返りを打とうとすると、体全体が怠くて動くのを断念した。
そして意識が鮮明になるとローレンにされたことを思い出し、辺りを見渡した。
どうやら今ここにはローレンの姿は無かった。
私は逃げようと思い重く感じる体を起こした。
ベッドから抜け出そうとすると、右足の重みに気付き足枷の存在を思い出した。
布団を捲るとやっぱり私の右足にはしっかりと足枷が付けられていて、これを外さない限り外には出られない。
私は逃げる方法を考える事にした。
その時不意におかしなことに気付いた。
ここは私の部屋だ。
なのにどうしてローレンが居て私の事を拘束しているのだろう。
この家には私以外に、両親や使用人達だっているはずなのにローレンはそれを一切気にする素振りは見せなかった。
何かがおかしい…。
この部屋に来てから感じている違和感も気になっていた。
一体何が起こっているのかが分からなくなり更に不安が込み上げる。
そして私はローレンに抱かれてしまった。
しかも何度も…。
強引だったとは言えシレーネの事を裏切ってしまった。
その罪悪感を感じて胸の奥が痛くなる。
どうしてこんな事になってしまったんだろう。
私は破滅するのを避ける為に、二人の事を応援しようとしただけなのに…。
そんな事を考えているとガチャと扉が開く音が聞こえて、それと同時にローレンが部屋の中に入って来た。
「アリア、起きていたんだな」
「……っ…!」
薄暗い部屋のせいかローレンの表情を確認することは出来なかったけど口調は優しかった。
「アリア、これ飲んで。ああ、変な薬じゃないから安心して。声が枯れて辛そうだったから薬持ってきたんだ…あと水もね…」
ローレンはベッドまで来ると端に腰掛け、私に薬と水を差しだした。
私はそれを見つめて暫く受け取らずにいた。
「喉痛いの辛いだろ…?これでも反省しているんだ。初めてのアリアに無理をさせてしまったからな」
ローレンは本当に反省している様な口調だった。
私は確かに喉が痛かったし、疑いながらもそれを受け取ると薬を口の中に入れて水で流し込みそのまま飲み込んだ。
「ローレン…一体…何をしたの?」
「何って…?」
「どうしてローレンが私の家の中を自由に歩き回ってるの…?」
私はずっと気になっていたことを聞いてみると、ローレンは小さく笑った。
「ここはね、アリアの住んでいた屋敷ではないからね」
「え…?何言ってるの…?だってここ…私の部屋……」
私が答えるとローレンは口端を上げた。
「アリアの部屋を再現して作ったんだ。完璧だろ…?」
私はその言葉に寒気を感じた。
「じゃあ…ここは…」
「ここはアリアの新しい家だよ。俺とこれから二人で住む為の…ね」
私が震えた声で言うとローレンはうっとりした口調で言った。
「だから、ここにはアリアと俺だけしかいないよ」
「……私…帰らないと……」
「帰るって…どこに帰るの?」
「家に決まってるじゃないっ……きっと私の事心配してるよ…。お願い…ローレン…家に…帰してっ」
私が涙目で言うとローレンは私の事を抱きしめた。
「アリアの帰る場所はもう無いよ。アリアの居場所はここなんだから…他に帰る場所なんて必要ないだろう?」
「何の……話をしてるの…?」
「連続誘拐事件…知ってるだろ?」
「うん…」
「アリアはその犯人に殺されたんだ。遺体も見つかってる。判別できない位酷い状態だったみたいだけど、着ている制服と所持品からアリアだって特定されたらしい。…葬儀はまだみたいだけど…俺も後でアリアの屋敷に顔を出しに行く予定だ」
「は……?何を言ってるの…?」
突然ローレンはとんでもない事を言い始めて私は耳を疑った。
そんな話信じられる訳が無かった。
「アリア・ルーシェはもうこの世界には存在しないんだよ」
「ローレン…そんな冗談…本当にやめて。もしそうだとしたら…私帰らないと…っ!帰って説明する。それ私じゃないって…!!」
私はローレンの胸を押しやり取り乱す様に必死にローレンに訴えかけた。
するとローレンは深くため息を漏らした。
「そんな事…させる訳ないだろう?全部俺が仕組んだのだから…。アリアを手に入れる為に…ね。良いタイミングで誘拐事件が起こってくれたおかげで色々手間が省けて助かったよ」
ローレンは冷ややかな口調で淡々と話した。
「そんな……」
私は絶望しきった顔で小さく呟いた。
信じられない…そんな事。
私は生きてるのに…死んだって事にされるなんて…そんなのおかしい。
「アリア、怯えているのか?安心して、アリアの事は俺が一生かけて守るから。アリアはこの家にいてくれるだけでいいんだ。何も不安がる必要なんてないんだよ」
ローレンは優しい声で私に囁きかける。
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