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72.意地悪される②※
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夕陽が沈もうとしている空は、燃えるように真っ赤に染まっていた。
そんな中、私は下着まで剥ぎ取られ生まれたままの姿で窓際に立っていた。
室内は薄暗いが、それでも恥ずかしさが消えたわけではない。
私は唇を噛み締め、落ち着きがない様子でヴィムの顔を見つめていた。
(私ばっかり恥ずかしいのはずるい……)
「やっぱりここでするのはやめない?」
「やめない」
私の提案はあっさりと否定されてしまい、思わず困った顔をする。
「直に闇に包まれる。だからそこまで恥ずかしくはないだろう?」
「は、恥ずかしいわっ! こんな姿で、窓の傍に立たされて……。ヴィムは脱いでないからそんなこと言えるのよ。ずるいわ!」
私は不満そうな顔で、不公平だと訴えた。
「たしかにそれもそうだな。俺も全て脱げばいいか?」
「はい……」
私の望んでいる言葉とは別の返答が返って来て、一瞬戸惑ってしまうが同じ恥ずかしさを味わえばここでするのを止めてもらえるかもしれない。
そんな淡い期待を持ちながらヴィムが脱衣していく姿を大人しく眺めていた。
ヴィムは一切躊躇うことなく、平然とした態度で服を脱ぎ捨てていく。
そこには恥ずかしさなど微塵もなさそうに見えた。
「これでアリーセと同じ姿になったな。俺に服を脱ぐ様に急かして、もう待てないのか?」
「ち、違うっ……」
恥ずかしい事を言われて、私は咄嗟に答えた。
勢いで否定してしまったが、中心は今も疼いていて私は内腿を擦り合わせるようにもじもじとしていた。
「違うのか。それなら良かった。暫くは挿れないからな」
「え……? な、なんで……?」
ヴィムの言葉を聞いて私は少し戸惑いがちに答えてしまう。
「なんでって、さっきいじめるって言っただろう? だから暫くはお預けだ。だけどこれから他の場所には沢山愛撫をして可愛がってやるから楽しみにしてて」
「……っ……」
ヴィムは私の前に立つと、手を伸ばして顎をクイッっと持ち上げた。
私の視線は自然と上に向き、その先にあるヴィムの瞳と合わさった。
ドキドキしながら見つめていると、ゆっくりとヴィムの顔が近づいて来て私の唇とそっと重なる。
「……ん」
夕陽に照らされたヴィムの顔はいつもとどこか雰囲気が違っていて、それだけでドキドキしてしまう。
私がじっと見つめていると、ヴィムは小さく微笑んだ。
「アリーセ、これからお前の体に愛撫をしていくからじっとしていろよ。もし動いたら後でお仕置きだからな」
「お仕置きって……」
「お前の事だからすぐに動いてお仕置きは免れないとは思うけどな」
「なっ、ならないわ! 私、絶対に動かないからっ!」
ヴィムの煽りに乗ってしまい、私はムッとした顔で言い返した。
するとヴィムは満足そうに「精々頑張れよ」と笑っていた。
(もしかして、乗せられた?)
私がハッと気づいた時にはすでに遅かった。
ヴィムは掌が私の肩に触れて、それだけでぴくっと体を震わせてしまう。
「……っ」
「どうした? まだ肩に触れただけだぞ。余計な力は抜いていたほうが気持ち良くなれる。何度も教えているから分かっているよな?」
「……ぁっ」
私の口元からは小さな吐息が漏れてしまう。
慌てて手で口を塞ごうとすると「動かない」と言われて、元の位置に戻した。
ヴィムは私の背後に回り込み、抱きしめるように体をぴったりと重ねてくる。
直接お互いの肌がくっついているので、ヴィムの温もりがそのまま伝わって来てドキドキしてしまう。
「立っているのが辛くなったら、背中は俺に預けて良いぞ」
「……分かったわ」
意地悪なのに、いつも私の事を何かと気遣ってくれるから恨めない。
ヴィムは私の嫌がることは絶対にしない。
こんなに恥ずかしいことをされてるのに嫌では無いのは、そういう前提が成り立っているからなのだろう。
ヴィムは私の長い髪を集めると右側の肩へと流した。
うなじの辺りが急に涼しくなったかと思えば、不意に熱い吐息を掛けられゾクッとして体を震わせてしまう。
「……ぁっ」
私は小さな声を漏らしてしまうと、慌てて口元を掌で塞いだ。
先程注意されたばかりだったが、無意識に手が動いてしまった様だ。
「アリーセ、動かない」
「……でも」
「ここには俺しかいない。声は俺にしか届かない。可愛いお前の声が聞きたい」
「……っ……」
そんな風に言われてしまうと私は言い返せなくなり、渋々元の位置へと戻した。
「この可愛らしいお前のうなじにもしっかりと痕を残すからな」
「……っ、……ん」
ヴィムの唇が私の肌に触れると擽ったさを感じてしまう。
うなじに愛撫をされていると、腰に回されていたヴィムの腕が胸の方へと上がって行く。
ふんわりとした胸を包み込む様に優しく揉まれ、私の吐息に熱が篭る。
「……はぁっ……」
「気持ちいいのか? ……ここ、硬くなり始めているな」
胸を揉んでいる指がぷっくりとした膨らんだ突起に触れる。
「……っ、そんなこと……ない」
「簡単に摘まめるくらい尖っているのに?」
「わかんな……、やぁ、いきなり引っ張らないでっ……」
私が否定するとヴィムは指の間に挟み、軽く引っ張ったり転がしたりして刺激を与えて来る。
「本当はこうされて悦んでいる癖に。お前のここ、完全に芯を持ち始めているぞ。分からないのなら、分かるようにしっかりと触ってやらないとな」
「……ぁっ、ぁあっ……ん」
ヴィムは突起を押し潰したり、爪先で弾いたりして色々な刺激を与えて来る。
そうしている間も愛撫は続き、うなじから背中の方へと唇が移動して行く。
「ち、ちがっ……。ひぁっ! それやだっ……」
「強情だな。そうやっていつまでも認めないから余計にいじめたくなるっていい加減気付けよ。それとも、俺にもっと意地悪されたくてそういう態度を取っているだけか?」
「はぁっ……、ぁあっ、そう、よっ……」
恥ずかしさと負けず嫌いな性格から思わずそう答えてしまう。
ヴィムは恐らく私がそう答えることを分かっていて、追い詰めて来るのだろう。
だけど、私自身も本当はどこかでもっといじめて欲しいと思っているのかもしれない。
「そうか。だったら簡単に音を上げるなよ」
「……?」
胸を包んでいた手がゆっくりと剥がれ、背中の温もりも遠ざかっていく。
私は気になって後ろを振り返ろうとした。
すると不意に腕を掴まれ「こっちを向いてくれるか?」とヴィムの声が響く。
私は言われた通りにヴィムの方へと体を向けた。
「やっぱり、しっかり尖っているな」
「……っ!! こ、これはヴィムが引っ張るから、勝手に……」
私は恥ずかしくなりブツブツと文句を言い始めた。
「今度はここを舐めたい。アリーセは胸を舐められるのは大好きだったよな」
「……そんなこと、聞かないで……」
以前私からお願いした事を思い出して、一気に顔の奥が熱くなる。
(あんなこと、覚えていなくていいのに。恥ずかしい……)
「このままだと舐めづらいから、そこのソファーに座るか」
「……そうね」
ヴィムは窓際に置かれているソファーに腰掛けたので、私も隣に座ろうと移動すると腕を掴まれた。
「アリーセはこっち。俺の膝の上に跨って」
「え……?」
私は戸惑っていたが、ヴィムの膝の上にゆっくりと座った。
「これで、いい?」
「舐めやすい様に、胸を俺の顔の前に移動させて」
恥ずかしかったが私は膝立ちして胸をヴィムの顔の前へと寄せていく。
ヴィムの言いなりになり、こんなことをしてしまう自分が恥ずかしくて仕方が無い。
だけど刺激が欲しい。
「いい子だな。たっぷりと可愛がってやるから、お前は素直に感じていたらいい」
「……はい。……ぁっ……」
ヴィムは満足気に答えると、胸の方に唇を移動させ、舌先を伸ばすと輪郭をなぞるように舐め始める。
ねっとりとして熱い舌先が先端に絡み付き、甘い刺激がじわじわと伝わり始める。
私は胸を更に押し付け、もっと、と強請るように腰を揺らす。
「こうされるとお前は簡単に乱れるよな。すごくそそられる」
「ぁあっ、……気持ち、いいっ……はぁっ……」
私の口元からはひっきりなしに甘い声が溢れ出す。
ちゅっ、ちゅっとリップ音を響かせながら先端を吸われ、強い快感に体が支配されていく。
それがたまらないほど気持ち良くて、私の理性が溶かされていくようだ。
そんな中、私は下着まで剥ぎ取られ生まれたままの姿で窓際に立っていた。
室内は薄暗いが、それでも恥ずかしさが消えたわけではない。
私は唇を噛み締め、落ち着きがない様子でヴィムの顔を見つめていた。
(私ばっかり恥ずかしいのはずるい……)
「やっぱりここでするのはやめない?」
「やめない」
私の提案はあっさりと否定されてしまい、思わず困った顔をする。
「直に闇に包まれる。だからそこまで恥ずかしくはないだろう?」
「は、恥ずかしいわっ! こんな姿で、窓の傍に立たされて……。ヴィムは脱いでないからそんなこと言えるのよ。ずるいわ!」
私は不満そうな顔で、不公平だと訴えた。
「たしかにそれもそうだな。俺も全て脱げばいいか?」
「はい……」
私の望んでいる言葉とは別の返答が返って来て、一瞬戸惑ってしまうが同じ恥ずかしさを味わえばここでするのを止めてもらえるかもしれない。
そんな淡い期待を持ちながらヴィムが脱衣していく姿を大人しく眺めていた。
ヴィムは一切躊躇うことなく、平然とした態度で服を脱ぎ捨てていく。
そこには恥ずかしさなど微塵もなさそうに見えた。
「これでアリーセと同じ姿になったな。俺に服を脱ぐ様に急かして、もう待てないのか?」
「ち、違うっ……」
恥ずかしい事を言われて、私は咄嗟に答えた。
勢いで否定してしまったが、中心は今も疼いていて私は内腿を擦り合わせるようにもじもじとしていた。
「違うのか。それなら良かった。暫くは挿れないからな」
「え……? な、なんで……?」
ヴィムの言葉を聞いて私は少し戸惑いがちに答えてしまう。
「なんでって、さっきいじめるって言っただろう? だから暫くはお預けだ。だけどこれから他の場所には沢山愛撫をして可愛がってやるから楽しみにしてて」
「……っ……」
ヴィムは私の前に立つと、手を伸ばして顎をクイッっと持ち上げた。
私の視線は自然と上に向き、その先にあるヴィムの瞳と合わさった。
ドキドキしながら見つめていると、ゆっくりとヴィムの顔が近づいて来て私の唇とそっと重なる。
「……ん」
夕陽に照らされたヴィムの顔はいつもとどこか雰囲気が違っていて、それだけでドキドキしてしまう。
私がじっと見つめていると、ヴィムは小さく微笑んだ。
「アリーセ、これからお前の体に愛撫をしていくからじっとしていろよ。もし動いたら後でお仕置きだからな」
「お仕置きって……」
「お前の事だからすぐに動いてお仕置きは免れないとは思うけどな」
「なっ、ならないわ! 私、絶対に動かないからっ!」
ヴィムの煽りに乗ってしまい、私はムッとした顔で言い返した。
するとヴィムは満足そうに「精々頑張れよ」と笑っていた。
(もしかして、乗せられた?)
私がハッと気づいた時にはすでに遅かった。
ヴィムは掌が私の肩に触れて、それだけでぴくっと体を震わせてしまう。
「……っ」
「どうした? まだ肩に触れただけだぞ。余計な力は抜いていたほうが気持ち良くなれる。何度も教えているから分かっているよな?」
「……ぁっ」
私の口元からは小さな吐息が漏れてしまう。
慌てて手で口を塞ごうとすると「動かない」と言われて、元の位置に戻した。
ヴィムは私の背後に回り込み、抱きしめるように体をぴったりと重ねてくる。
直接お互いの肌がくっついているので、ヴィムの温もりがそのまま伝わって来てドキドキしてしまう。
「立っているのが辛くなったら、背中は俺に預けて良いぞ」
「……分かったわ」
意地悪なのに、いつも私の事を何かと気遣ってくれるから恨めない。
ヴィムは私の嫌がることは絶対にしない。
こんなに恥ずかしいことをされてるのに嫌では無いのは、そういう前提が成り立っているからなのだろう。
ヴィムは私の長い髪を集めると右側の肩へと流した。
うなじの辺りが急に涼しくなったかと思えば、不意に熱い吐息を掛けられゾクッとして体を震わせてしまう。
「……ぁっ」
私は小さな声を漏らしてしまうと、慌てて口元を掌で塞いだ。
先程注意されたばかりだったが、無意識に手が動いてしまった様だ。
「アリーセ、動かない」
「……でも」
「ここには俺しかいない。声は俺にしか届かない。可愛いお前の声が聞きたい」
「……っ……」
そんな風に言われてしまうと私は言い返せなくなり、渋々元の位置へと戻した。
「この可愛らしいお前のうなじにもしっかりと痕を残すからな」
「……っ、……ん」
ヴィムの唇が私の肌に触れると擽ったさを感じてしまう。
うなじに愛撫をされていると、腰に回されていたヴィムの腕が胸の方へと上がって行く。
ふんわりとした胸を包み込む様に優しく揉まれ、私の吐息に熱が篭る。
「……はぁっ……」
「気持ちいいのか? ……ここ、硬くなり始めているな」
胸を揉んでいる指がぷっくりとした膨らんだ突起に触れる。
「……っ、そんなこと……ない」
「簡単に摘まめるくらい尖っているのに?」
「わかんな……、やぁ、いきなり引っ張らないでっ……」
私が否定するとヴィムは指の間に挟み、軽く引っ張ったり転がしたりして刺激を与えて来る。
「本当はこうされて悦んでいる癖に。お前のここ、完全に芯を持ち始めているぞ。分からないのなら、分かるようにしっかりと触ってやらないとな」
「……ぁっ、ぁあっ……ん」
ヴィムは突起を押し潰したり、爪先で弾いたりして色々な刺激を与えて来る。
そうしている間も愛撫は続き、うなじから背中の方へと唇が移動して行く。
「ち、ちがっ……。ひぁっ! それやだっ……」
「強情だな。そうやっていつまでも認めないから余計にいじめたくなるっていい加減気付けよ。それとも、俺にもっと意地悪されたくてそういう態度を取っているだけか?」
「はぁっ……、ぁあっ、そう、よっ……」
恥ずかしさと負けず嫌いな性格から思わずそう答えてしまう。
ヴィムは恐らく私がそう答えることを分かっていて、追い詰めて来るのだろう。
だけど、私自身も本当はどこかでもっといじめて欲しいと思っているのかもしれない。
「そうか。だったら簡単に音を上げるなよ」
「……?」
胸を包んでいた手がゆっくりと剥がれ、背中の温もりも遠ざかっていく。
私は気になって後ろを振り返ろうとした。
すると不意に腕を掴まれ「こっちを向いてくれるか?」とヴィムの声が響く。
私は言われた通りにヴィムの方へと体を向けた。
「やっぱり、しっかり尖っているな」
「……っ!! こ、これはヴィムが引っ張るから、勝手に……」
私は恥ずかしくなりブツブツと文句を言い始めた。
「今度はここを舐めたい。アリーセは胸を舐められるのは大好きだったよな」
「……そんなこと、聞かないで……」
以前私からお願いした事を思い出して、一気に顔の奥が熱くなる。
(あんなこと、覚えていなくていいのに。恥ずかしい……)
「このままだと舐めづらいから、そこのソファーに座るか」
「……そうね」
ヴィムは窓際に置かれているソファーに腰掛けたので、私も隣に座ろうと移動すると腕を掴まれた。
「アリーセはこっち。俺の膝の上に跨って」
「え……?」
私は戸惑っていたが、ヴィムの膝の上にゆっくりと座った。
「これで、いい?」
「舐めやすい様に、胸を俺の顔の前に移動させて」
恥ずかしかったが私は膝立ちして胸をヴィムの顔の前へと寄せていく。
ヴィムの言いなりになり、こんなことをしてしまう自分が恥ずかしくて仕方が無い。
だけど刺激が欲しい。
「いい子だな。たっぷりと可愛がってやるから、お前は素直に感じていたらいい」
「……はい。……ぁっ……」
ヴィムは満足気に答えると、胸の方に唇を移動させ、舌先を伸ばすと輪郭をなぞるように舐め始める。
ねっとりとして熱い舌先が先端に絡み付き、甘い刺激がじわじわと伝わり始める。
私は胸を更に押し付け、もっと、と強請るように腰を揺らす。
「こうされるとお前は簡単に乱れるよな。すごくそそられる」
「ぁあっ、……気持ち、いいっ……はぁっ……」
私の口元からはひっきりなしに甘い声が溢れ出す。
ちゅっ、ちゅっとリップ音を響かせながら先端を吸われ、強い快感に体が支配されていく。
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