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第一章
変わり果てた姿
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しばらくして目が覚める堀。
体の自由が封じられている。
タオルで猿轡をされている堀。
ソファーには、足を組んで深く座り、自分の髪を指でくるくると絡めている麻衣の姿(カイのまま)。
目が覚めたことに気づくカイ。
カイ「目覚めたんだ。 縛ってみたもののホントに死んでたらどうしようかと思った。」
堀「ふんはははほ!(アンタ誰よ!)」
カイ「何?聞こえねぇだけど!」
近づくカイ。
猿轡を口からずらす。
しゃがみ込むカイ
堀「麻衣さんはどこ?」
カイ「麻衣はここだよ! まぁ眠ってるけどな」
堀「訳わかんない!」
カイ「お前分かってんだろ?」
堀「何のこと?」
顎を掴んで、眉間にシワを寄せ
カイ「お前さ、俺が別人格っていうのを分かってやってきたんだろ?」
堀「何が言いたいの」
カイ「だから、ここに連絡したんだろ?」
携帯と名刺を見せる
名刺には、警視庁湾岸署刑事部捜査一課 田頭の文字
ーーーーー事情聴取の終わり・部屋の前の廊下ーーーーー
〇〇と田頭が部屋から出てくる
堀「刑事さん!」
〇〇「あぁー、さっきの」
堀「堀です」
〇〇「堀さん、何か思い出しましたか?」
堀「思い出してないんですけど、もしもの時のために、名刺もらっても良いですか?」
〇〇「良いですよ」
名刺入れを上着の 胸ポケットから出す。
〇〇「改めて、西田です」
田頭「田頭です」
堀「ありがとうございます! また何かあったら連絡しますね!」
ーーーーー麻衣の部屋ーーーーー
堀「触らないで!」
カイ「別にお前のなんて興味無いけど、運の無さは分かったよ。お前がかけるべき相手は、もう1人の方だな!」
堀「はっ?」
カイ「あの田頭ってやつ、アイツ仕事出来ないぞ! もう1人の西田ってやつに会った時、危うくバレるかと思ったからなー」
堀「だから何! 私をどうする気?」
カイ「モノによっては生かすかなー」
堀「私なんかどうだっていい!でも・・・でも・・・」
カイ「でも?」
堀「麻衣さんを返して!」
カイ「だから、麻衣は俺で、俺は麻衣でもある」
堀「麻衣さんはアンタなんかとは違う・・・」
カイ「だからしつけーな!」
堀「早く麻衣さんから出ていってよ!麻衣さんを返してよ!」
目に涙を浮かべる
カイ「うっせーなー!」
腹を蹴りあげるカイ
咳き込む堀
カイ「決めた。 お前もあの男とと一緒の目に遭ってもらうわ!」
堀「何する気よ!」
カイ「苦しんで死ぬか、一瞬で死ぬかどっちが良い?」
堀「・・・・・・」
カイ「なんか言えや!」
堀を何度も踏みつける
堀「痛い!やめて!」
堀M「麻衣さん、帰ってきて!麻衣さん!」
拘束されているために、ガードが出来ずにいる
カイ「ふざけた真似しやがって!」
強烈に、腹部を踏みつけると共に、骨が折れる音が響く
その一撃により、堀は内臓破裂を起こし、意識が無くなっていく堀。
それでも執拗に蹴り続ける。
カイは頭に血が上りすぎたのか、ふと我に返る
気がつくと堀の意識が無かった。
カイは、数回、頬を叩く
カイ「おい! 起きろって!まだ終わってねぇぞ!」
目を開けない堀
口からは、血を流している
カイ「(舌打ちをする)後で、捨てに行くか!」
ソファーに寝転ぶカイ。
どんどんと意識が遠のいていく。
ゆっくりと目を瞑る。
また、ゆっくりと目を開ける。
今度はカイではなく、本来の麻衣として目が覚める。
目だけで周りを見渡す、誰もいないと感じ、ゆっくりと上体を起こす。
奥で倒れている堀を見つける。
目を見開いて驚き、駆け寄る麻衣
麻衣「堀ちゃん? 堀ちゃん? 起きて! 目を覚まして?」
結ばれている
堀の手を握る麻衣。
麻衣M「何度も呼びかけた。 堀ちゃんはイタズラが好きだったから何かのドッキリかとも思った。 だけど、ピクリとも動かない堀ちゃん。生暖かかった体も次第に冷たくなっていった」
動かない堀を背中から抱きしめ、謝りながら泣く麻衣
麻衣「(泣きながら)ごめんね堀ちゃん! 堀ちゃん!ごめんね!」
麻衣M「堀ちゃんをいつまでも抱きしめ続けた」
堀をおんぶして、家を出る。
ーーーーー近くの公園・夜ーーーーー
公園のベンチに2人で座る。
堀にもたれ掛かり、話しかける
麻衣「堀ちゃん、こんな事に巻き込んで本当にごめんね。
先にそっちで待っててね。 私も直ぐに追いかけるから・・・
もう1人と決着をつけるから!」
何も答えない堀
立ち上がり、その場を後にする麻衣
ーーーーー公園・朝ーーーーー
次の朝には、公園にはたくさんのパトカーが止まっていた。
規制線が貼られ、その周りには多くの野次馬もいた。
現場に到着する〇〇と田頭
第一発見時が分かるように椅子にマークが付けられている。
〇〇は、遺体収容袋を開けガイシャを確認する。
田頭が開口一番に声を放つ
田頭「堀ちゃん?」
〇〇「・・・」
収容袋を閉じる〇〇
〇〇「酷ぇことしやがるな」
田頭「許せませんよ。まだ若いのに。やりたいことだってあったと思うのに」
〇〇「だよな」
田頭「昨日、連絡してきた時あんな冗談言ってたのに」
〇〇「連絡あったのか?」
田頭「はい。なんか、麻衣って子の事について電話が」
〇〇「内容は?」
田頭「麻衣って子が麻衣は麻衣なんだけど、私の知ってる麻衣じゃなくて、別人が麻衣になってるみたいな話で」
〇〇「それでどうしたんだ!」
田頭「そんなSFとか、サスペンスみたいなことなんてあるわけないって言って電話を切りました」
〇〇「お前なんでそれを早く言わないんだよ!」
田頭の胸ぐらを掴みながら
〇〇「お前が上に報告上げてれば、救えたかもしれないだろ!」
田頭「すみません。 自分の判断でやってしまった事です」
〇〇「良いか!二度とそんな事するな!お前の独断と偏見で今回の事が招かれた。失わなくていい命が失われたんだよ!」
田頭「すみません・・・」
〇〇「お前、この事件から外れろ! いい加減に仕事をして、独断と偏見が強すぎる奴なんて置いておけない」
靴音を響かせながら、現場に来る管理官
管理官「お前たち、捜査一課っていうのは、名ばかりか?
なぜ、こんな事が起こった! お前らの目は節穴なんじゃあないのか?」
〇〇「管理官、名ばかりとは失礼ですね。 撤回してください」
管理官「なんだその態度は!」
〇〇「こっちだって真剣に仕事してるんだ!現場の事は俺らが知ってる! 第一、警察は、警察官は神様じゃないんだよ!全部の事件なんて防げるわけないんだよ! 人の心から悪が消えない限り事件はなくならないし。第一、アンタがどれだけ現場のこと分かってるか知らない。けど、現場での仕事を蔑ろにして、出世しか、目的が無いなら、現場の仕事を積んでから言って頂いきたい!」
拳を強く握る管理官
管理官「そこまで言うのなら、お前が今回の犯人を捕まえろ!」
〇〇「言われなくたってするさ! いいか! バ管理官!」
管理官「ば、バ管理官だと?」
〇〇「アンタらキャリア組はいつも忘れてるがな、俺らノンキャリのおかげで生活出来てるんだよ!」
管理官「だからどうした!」
〇〇「楽した生活をしているだけなら、警官として出直せよ!」
何も言わず足早に現場を去る管理官。
車に乗り込む際、携帯電話を取り出す。
管理官「1つ頼み事がある。1人の男を監視してくれ!」
要件を伝えると電話を切る
管理官「私をバカにしたこと後悔させてやる」
体の自由が封じられている。
タオルで猿轡をされている堀。
ソファーには、足を組んで深く座り、自分の髪を指でくるくると絡めている麻衣の姿(カイのまま)。
目が覚めたことに気づくカイ。
カイ「目覚めたんだ。 縛ってみたもののホントに死んでたらどうしようかと思った。」
堀「ふんはははほ!(アンタ誰よ!)」
カイ「何?聞こえねぇだけど!」
近づくカイ。
猿轡を口からずらす。
しゃがみ込むカイ
堀「麻衣さんはどこ?」
カイ「麻衣はここだよ! まぁ眠ってるけどな」
堀「訳わかんない!」
カイ「お前分かってんだろ?」
堀「何のこと?」
顎を掴んで、眉間にシワを寄せ
カイ「お前さ、俺が別人格っていうのを分かってやってきたんだろ?」
堀「何が言いたいの」
カイ「だから、ここに連絡したんだろ?」
携帯と名刺を見せる
名刺には、警視庁湾岸署刑事部捜査一課 田頭の文字
ーーーーー事情聴取の終わり・部屋の前の廊下ーーーーー
〇〇と田頭が部屋から出てくる
堀「刑事さん!」
〇〇「あぁー、さっきの」
堀「堀です」
〇〇「堀さん、何か思い出しましたか?」
堀「思い出してないんですけど、もしもの時のために、名刺もらっても良いですか?」
〇〇「良いですよ」
名刺入れを上着の 胸ポケットから出す。
〇〇「改めて、西田です」
田頭「田頭です」
堀「ありがとうございます! また何かあったら連絡しますね!」
ーーーーー麻衣の部屋ーーーーー
堀「触らないで!」
カイ「別にお前のなんて興味無いけど、運の無さは分かったよ。お前がかけるべき相手は、もう1人の方だな!」
堀「はっ?」
カイ「あの田頭ってやつ、アイツ仕事出来ないぞ! もう1人の西田ってやつに会った時、危うくバレるかと思ったからなー」
堀「だから何! 私をどうする気?」
カイ「モノによっては生かすかなー」
堀「私なんかどうだっていい!でも・・・でも・・・」
カイ「でも?」
堀「麻衣さんを返して!」
カイ「だから、麻衣は俺で、俺は麻衣でもある」
堀「麻衣さんはアンタなんかとは違う・・・」
カイ「だからしつけーな!」
堀「早く麻衣さんから出ていってよ!麻衣さんを返してよ!」
目に涙を浮かべる
カイ「うっせーなー!」
腹を蹴りあげるカイ
咳き込む堀
カイ「決めた。 お前もあの男とと一緒の目に遭ってもらうわ!」
堀「何する気よ!」
カイ「苦しんで死ぬか、一瞬で死ぬかどっちが良い?」
堀「・・・・・・」
カイ「なんか言えや!」
堀を何度も踏みつける
堀「痛い!やめて!」
堀M「麻衣さん、帰ってきて!麻衣さん!」
拘束されているために、ガードが出来ずにいる
カイ「ふざけた真似しやがって!」
強烈に、腹部を踏みつけると共に、骨が折れる音が響く
その一撃により、堀は内臓破裂を起こし、意識が無くなっていく堀。
それでも執拗に蹴り続ける。
カイは頭に血が上りすぎたのか、ふと我に返る
気がつくと堀の意識が無かった。
カイは、数回、頬を叩く
カイ「おい! 起きろって!まだ終わってねぇぞ!」
目を開けない堀
口からは、血を流している
カイ「(舌打ちをする)後で、捨てに行くか!」
ソファーに寝転ぶカイ。
どんどんと意識が遠のいていく。
ゆっくりと目を瞑る。
また、ゆっくりと目を開ける。
今度はカイではなく、本来の麻衣として目が覚める。
目だけで周りを見渡す、誰もいないと感じ、ゆっくりと上体を起こす。
奥で倒れている堀を見つける。
目を見開いて驚き、駆け寄る麻衣
麻衣「堀ちゃん? 堀ちゃん? 起きて! 目を覚まして?」
結ばれている
堀の手を握る麻衣。
麻衣M「何度も呼びかけた。 堀ちゃんはイタズラが好きだったから何かのドッキリかとも思った。 だけど、ピクリとも動かない堀ちゃん。生暖かかった体も次第に冷たくなっていった」
動かない堀を背中から抱きしめ、謝りながら泣く麻衣
麻衣「(泣きながら)ごめんね堀ちゃん! 堀ちゃん!ごめんね!」
麻衣M「堀ちゃんをいつまでも抱きしめ続けた」
堀をおんぶして、家を出る。
ーーーーー近くの公園・夜ーーーーー
公園のベンチに2人で座る。
堀にもたれ掛かり、話しかける
麻衣「堀ちゃん、こんな事に巻き込んで本当にごめんね。
先にそっちで待っててね。 私も直ぐに追いかけるから・・・
もう1人と決着をつけるから!」
何も答えない堀
立ち上がり、その場を後にする麻衣
ーーーーー公園・朝ーーーーー
次の朝には、公園にはたくさんのパトカーが止まっていた。
規制線が貼られ、その周りには多くの野次馬もいた。
現場に到着する〇〇と田頭
第一発見時が分かるように椅子にマークが付けられている。
〇〇は、遺体収容袋を開けガイシャを確認する。
田頭が開口一番に声を放つ
田頭「堀ちゃん?」
〇〇「・・・」
収容袋を閉じる〇〇
〇〇「酷ぇことしやがるな」
田頭「許せませんよ。まだ若いのに。やりたいことだってあったと思うのに」
〇〇「だよな」
田頭「昨日、連絡してきた時あんな冗談言ってたのに」
〇〇「連絡あったのか?」
田頭「はい。なんか、麻衣って子の事について電話が」
〇〇「内容は?」
田頭「麻衣って子が麻衣は麻衣なんだけど、私の知ってる麻衣じゃなくて、別人が麻衣になってるみたいな話で」
〇〇「それでどうしたんだ!」
田頭「そんなSFとか、サスペンスみたいなことなんてあるわけないって言って電話を切りました」
〇〇「お前なんでそれを早く言わないんだよ!」
田頭の胸ぐらを掴みながら
〇〇「お前が上に報告上げてれば、救えたかもしれないだろ!」
田頭「すみません。 自分の判断でやってしまった事です」
〇〇「良いか!二度とそんな事するな!お前の独断と偏見で今回の事が招かれた。失わなくていい命が失われたんだよ!」
田頭「すみません・・・」
〇〇「お前、この事件から外れろ! いい加減に仕事をして、独断と偏見が強すぎる奴なんて置いておけない」
靴音を響かせながら、現場に来る管理官
管理官「お前たち、捜査一課っていうのは、名ばかりか?
なぜ、こんな事が起こった! お前らの目は節穴なんじゃあないのか?」
〇〇「管理官、名ばかりとは失礼ですね。 撤回してください」
管理官「なんだその態度は!」
〇〇「こっちだって真剣に仕事してるんだ!現場の事は俺らが知ってる! 第一、警察は、警察官は神様じゃないんだよ!全部の事件なんて防げるわけないんだよ! 人の心から悪が消えない限り事件はなくならないし。第一、アンタがどれだけ現場のこと分かってるか知らない。けど、現場での仕事を蔑ろにして、出世しか、目的が無いなら、現場の仕事を積んでから言って頂いきたい!」
拳を強く握る管理官
管理官「そこまで言うのなら、お前が今回の犯人を捕まえろ!」
〇〇「言われなくたってするさ! いいか! バ管理官!」
管理官「ば、バ管理官だと?」
〇〇「アンタらキャリア組はいつも忘れてるがな、俺らノンキャリのおかげで生活出来てるんだよ!」
管理官「だからどうした!」
〇〇「楽した生活をしているだけなら、警官として出直せよ!」
何も言わず足早に現場を去る管理官。
車に乗り込む際、携帯電話を取り出す。
管理官「1つ頼み事がある。1人の男を監視してくれ!」
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