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第三章
デザインと設定
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美波の描いたデザイン画を見ていく英二。
半日で描いた宇宙怪人のデザイン案は、3種類あった。
1つ目は、スラッとしたまるでスーツのようなデザイン。
2つ目は、蛇のような鱗をまとったデザイン
3つ目は、幾何学模様で青と紫全身はオフホワイト色をしっかりと混ぜた如何にもエイリアンというようなデザインだった。
「英ちゃんがパッと見気に入ったデザインは?」
「1は、狡猾な感じで、2は爬虫類感強めだから陰湿な感じ、3は残虐非道な感じがする」
「まさにそういう感じで描いたの」
「迷うけど、順番つけるなら2、1、3かな」
「直すところは?」
「強いて言うなら、色かな」
「色?」
「緑ベースに書いてるけど、青を基調にして欲しいかな。 後、ベロは青色で」
「OK。 修正する」
ーー3時間後ーー
「出来た!」
描き直したデザインを持って英二の部屋に行く。
「(ノックして)入るね」
机に突っ伏して寝ている英二。
そっと近寄ると、パソコンには芸能人の写真がWordに、
それぞれの登場人物の名前の部分に写真が貼り付けられていた。
それを確認した後、英二を起こした。
「英ちゃん、起きて! 修正したよ!」
「おっ! わりぃわりぃ寝ちゃったよ」
「ぷッ、アハハ!」
「何笑ってんの?」
「顔、鏡見てよ!」
何故か英二の顔に、100円玉が張り付いていた。
「なんで!」
100円玉を取る。
「ごめん、修正できたんだよね?」
修正デザイン画を英二に渡す。
「これ! さっすがー! 美波ホントに尊敬するわ!」
「何よ急に!」
「美波のデザインで、文句なし!」
「じゃあ、最後の課題!」
「俺、考えてたんだけど、こんなのどう?」
パソコンの画面を見せる。
英二の考えた、隊員役の俳優達の候補だった。
隊長は、名バイプレイヤーの俳優が4人並んでいた。
主役の女性隊員は、演技に定評がある女性アイドルグループの1人や、長身のモデル出身女優などが並んでいた。
美波は、ざっと見て、自分の意見もいう。
「隊長は、この中なら、3番目の人が良いな。 主役の人だけど、ビジュアルも大事だけどこの中だとちょっと違うな」
携帯で画像を出す美波。
主役はこの人だと見せてきたのは、英二が提示がしたアイドルグループの別のメンバーだった。
「ビジュアルは、抜群だと思う。 演技もドラマやコント、MVも観た上で良いなって思ったの」
「あー、確かにしっくりくるな」
「後は、英ちゃんが提示した人たちの中で文句ないかな」
あっという間に決まった演じて欲しい俳優の候補は、
隊長に、名バイプレイヤーの強面の俳優
主役の女性隊員は、美波が提示したアイドルグループの1人
関西弁を喋る隊員を俳優を掘りが深い俳優
熱血漢な隊員を筋肉芸を売りにしている芸人
今回の物語では重要なポジションに立つ事が多いオペレーター役を大手芸能事務所のシンデレラガールとして選ばれた新人女優を選んだ。
2次選考の内容を全てPDFのデータにまとめ
ファイル便にアップロード。
そのURLを2次選考用のアドレスにはりつけ、必要事項を記入し、それぞれのデータの説明を指定文字数分記載した。
「この前は、俺が送ったから、今回は美波が送れよ」
「えっ? 私? 何か急に緊張してきた・・・」
「美波が頑張ってくれたから今があるんだよ!」
「そうかな?」
「今回は美波が送って」
「分かった。 送るね」
美波は送信のアイコンをクリックした。
「送っちゃった・・・」
「よし、後は待とう!」
この時点で、応募締切3日前だった。
2次選考に間に合ったということが、どこか張り詰めた空気を弱め、2人は安堵した。
「通ると良いね!」
「あぁ。 やることはやったんだ。待つだけ」
続く
半日で描いた宇宙怪人のデザイン案は、3種類あった。
1つ目は、スラッとしたまるでスーツのようなデザイン。
2つ目は、蛇のような鱗をまとったデザイン
3つ目は、幾何学模様で青と紫全身はオフホワイト色をしっかりと混ぜた如何にもエイリアンというようなデザインだった。
「英ちゃんがパッと見気に入ったデザインは?」
「1は、狡猾な感じで、2は爬虫類感強めだから陰湿な感じ、3は残虐非道な感じがする」
「まさにそういう感じで描いたの」
「迷うけど、順番つけるなら2、1、3かな」
「直すところは?」
「強いて言うなら、色かな」
「色?」
「緑ベースに書いてるけど、青を基調にして欲しいかな。 後、ベロは青色で」
「OK。 修正する」
ーー3時間後ーー
「出来た!」
描き直したデザインを持って英二の部屋に行く。
「(ノックして)入るね」
机に突っ伏して寝ている英二。
そっと近寄ると、パソコンには芸能人の写真がWordに、
それぞれの登場人物の名前の部分に写真が貼り付けられていた。
それを確認した後、英二を起こした。
「英ちゃん、起きて! 修正したよ!」
「おっ! わりぃわりぃ寝ちゃったよ」
「ぷッ、アハハ!」
「何笑ってんの?」
「顔、鏡見てよ!」
何故か英二の顔に、100円玉が張り付いていた。
「なんで!」
100円玉を取る。
「ごめん、修正できたんだよね?」
修正デザイン画を英二に渡す。
「これ! さっすがー! 美波ホントに尊敬するわ!」
「何よ急に!」
「美波のデザインで、文句なし!」
「じゃあ、最後の課題!」
「俺、考えてたんだけど、こんなのどう?」
パソコンの画面を見せる。
英二の考えた、隊員役の俳優達の候補だった。
隊長は、名バイプレイヤーの俳優が4人並んでいた。
主役の女性隊員は、演技に定評がある女性アイドルグループの1人や、長身のモデル出身女優などが並んでいた。
美波は、ざっと見て、自分の意見もいう。
「隊長は、この中なら、3番目の人が良いな。 主役の人だけど、ビジュアルも大事だけどこの中だとちょっと違うな」
携帯で画像を出す美波。
主役はこの人だと見せてきたのは、英二が提示がしたアイドルグループの別のメンバーだった。
「ビジュアルは、抜群だと思う。 演技もドラマやコント、MVも観た上で良いなって思ったの」
「あー、確かにしっくりくるな」
「後は、英ちゃんが提示した人たちの中で文句ないかな」
あっという間に決まった演じて欲しい俳優の候補は、
隊長に、名バイプレイヤーの強面の俳優
主役の女性隊員は、美波が提示したアイドルグループの1人
関西弁を喋る隊員を俳優を掘りが深い俳優
熱血漢な隊員を筋肉芸を売りにしている芸人
今回の物語では重要なポジションに立つ事が多いオペレーター役を大手芸能事務所のシンデレラガールとして選ばれた新人女優を選んだ。
2次選考の内容を全てPDFのデータにまとめ
ファイル便にアップロード。
そのURLを2次選考用のアドレスにはりつけ、必要事項を記入し、それぞれのデータの説明を指定文字数分記載した。
「この前は、俺が送ったから、今回は美波が送れよ」
「えっ? 私? 何か急に緊張してきた・・・」
「美波が頑張ってくれたから今があるんだよ!」
「そうかな?」
「今回は美波が送って」
「分かった。 送るね」
美波は送信のアイコンをクリックした。
「送っちゃった・・・」
「よし、後は待とう!」
この時点で、応募締切3日前だった。
2次選考に間に合ったということが、どこか張り詰めた空気を弱め、2人は安堵した。
「通ると良いね!」
「あぁ。 やることはやったんだ。待つだけ」
続く
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