697 / 706
第十章
10-48
しおりを挟む
ラディッシュ達を上階へ送り、ヒレンと共に残ったリンドウ。
人間臭い合成獣を従えた全身鎧を見据え、何故か悔し気に小さく「クッ」と奥歯を噛み鳴らしたが、
(感情にすぐ走るのがアーシの悪い癖しぃ……)
平静を取り戻そうと、小さく息を吐いてから、
『アータぁそこで何をしてるのしぃ!』
『だんまりを決め込んでも無駄よ』
二人からの責めの言葉を浴びた全身鎧は笑っているのか、
{…………}
両肩に微かな上下運動を見せた後、
{やれぇやれぇ付き合いが長いのも考え物だよねぇ~♪}
兜を脱いで現した素顔は、
((ゴゼン!))
髪や眼が地世のチカラの影響で、ドス黒い赤紫に変わって居ようとも。
彼の全身は鎧で覆われ隠されていたが、漏れ出る雰囲気、佇まい、気配、空気感から、対峙した瞬間から確証があった。
ラディッシュ達に言わなかったのはショックを与えない配慮からであり、同胞の不始末は自分たちの手でつけねばならぬとの想いから。
しかし「地世の幹部クラス」として改めて素顔を晒した彼に、堪えた筈の怒りは堰を切って噴出、
『どうしてぇ天世の民や仲間ぁ! ラディ達を裏切ったのしぃ!』
リンドウは感情的に詰問したが、問い掛けながらの「決め付けの激昂」を、
『おそらく違うわ』
「!?」
冷静に否定したのは、ヒレン。
以前と変わらぬ軽薄な笑みを浮かべるゴゼンを真っすぐ見据え、
「アンタ……元老院に捕まって堕とされたのね」
『んなッ?!』
リンドウは驚愕した。
元老院の浅はかな決断の結果と知り。
敵対していたとは言え、全ては「今の天世を想って」の行為であり、天世のチカラを奪われ地世に堕とされた彼を前に、
(そこまでするのしぃ!)
強い怒りを伴った衝撃を隠せなかった。
ところが「当のゴゼンは」と言うと「ウィヒィヒィ♪」と笑い、
『ヒレンちゅわぁん、ダイセイクぁ~イ♪』
おどけて見せながら、
「チョウカイ子飼いの「新人コマクサ」の直轄部隊、八部衆にあえなく捕まってぇ、天世のチカラを奪われ堕とされちゃったんだよねぇ~♪」
「マジしぃ!」
敵として対峙していながらも同情を抱かずに居られないリンドウであったが、
『それも嘘ね』
「しぃ?!」
ヒレンが即座に斬って落し、薄ら笑いを浮かべる彼を睨みながら、
「わざと捕まったわね」
「…………」
「どぉ、どう言うことしぃ!」
無言から肯定を理解したリンドウが驚き問うと、
『なぁ~んだぁバレてたぁ~♪』
彼は変わらぬおどけた調子で、
「面倒臭くなっちゃってぇ♪」
『『めぇつ、面倒臭いぃ?!』』
これには流石のヒレンも驚いた。
あまりに稚拙な理由に呆れ驚く二人を前に平然と、
「そぉそぉ。もぅ分からなくなっちゃったんだよねぇ~♪」
「「……?」」
「中世に降り立ってぇ「中世から天世」を、「中世から地世」を見ているうちにぃ何が正しいのかさぁ~♪」
「「………」」
思わず黙ってしまった二人。
それはリンドウとヒレンにとっても、身に覚えのある話であったから。
そもそもの話で反抗組織の出発点は、元老院に対する反発心。
決め事は裏から牛耳っておきながら、表立った責任や厄介ごとは百人の天世人に押し付ける怠慢への。
しかしそれは「百人の天世人」になったから生じた苦悩であり、天世の世界は究極的に、
《何もせず、何も考えなくとも、死ぬ事の無い世界》
中世人が捧げる祈りを糧として。
とは言え「何もしない」と言うのは進歩が無く、進歩が無いとはその場で足踏みしているようなもので、生物としては後退に等しく、故に利用するだけであった「先人の英知」は失われたのであったが、失われた「その意味」を考える気さえ起こさないほど堕落し。
一方で、今日を懸命に生きる中世の人々。
地世人でさえ「正しい行い」とは御世辞にも言い難いが、人の負の感情を糧に今を生きるのに必死が見え、
「元老院を倒して「怠惰を貪る天世」を開放するのに、何か意味ってあるのぉ?」
「「…………」」
二人は彼からの問いに、答えることが出来なかった。
痛い所を突かれた。
天世人同士の間に、確かな温度差があったから。
《無理に抗わずとも生きていけるのに、何故に武器を手にするのか?》
その空気は、元老院を相手に共に反旗を翻した者たちの中にも薄っすらと。
すると彼は二人の惑いの虚を衝くが如く、
「だからさ♪ 賭けてみることにしたんだよぉん♪」
「「賭け?」」
「同じ条件を与えてぇ「勝った方が正解」ってねぇ~♪」
「「ッ!」」
変わらぬふざけ半分に、
『人の命は一生はゲームじゃないのしィイ!!!』
中世で様々な人間模様を見て、聴いて、人のあるべき営みを学んだリンドウは激しく激高したが、ふざけた態度であっても「彼なりの信念」に基づいてなのか𠮟責に悪びれる様子もなく、
「あっ、それ他の人にも言われたよぉん♪」
『ッ!』
天世の民の為に共に戦い、共に歩んで来た道は「分かれた」と、改めて知らされた。
変わらぬ姿勢に怒りは増すばかりで、返す言葉さえ失うと、
《我が内なる天世のチカラにて眼前の敵を討ち滅ぼさん》
「「!?」」
言い争う二人を尻目にヒレンがその身を天世の白き輝き包み、ゴゼンを真っ直ぐ見据え、
『アンタなりの信念は確かに受け取ったわ。だから、もぅいいわ』
淡々とした口調なれど凄みの有る物言いで、光の剣をその手に顕現させ、
「…………」
無言のうちに身構えた。
全身から滲み出ていたのは、強い怒り。
彼女の決意に、憤怒に、
「…………」
戦闘は不可避と悟るリンドウ。
腹を括り、
《アーシの内なる天世のチカラにて眼前の敵を討ち滅ぼすしぃ!》
前小節を唱えその身を白き輝きで包み、
「…………」
ヒレンと共に覚悟を以てゴゼンを見据えた。
しかし彼は「元」と呼ぶべき存在とさせてしまった「朋友の二人」から武器を手に睨まれているにも拘らず、
『こぉんな日が来るとは思ってたんだよねぇ~♪』
動じた様子も見せずにヘラヘラ笑いながら右手をスッと上げ、
「「…………」」
凛然を見せる二人に向けて振り下ろし、
『『『『『『『『『『ギャァワッァーーーッ!!!』』』』』』』』』』
それまで彫像のように大人しかった合成獣たちは一斉に、白き輝きを放つ二人の女性に襲い掛かったが、二人は襲い来る群れを前に嬉々として、
『アーシの足を引っ張るんじゃないしぃ♪』
『アンタこそぉ♪』
自ら飛び込んで行った。
互いを鼓舞するが如くに。
それは「彼との決別」の表れであり、戦士として「討ち果たすべき確かな敵」を前にした高揚の表れ。
目指すは雑兵の奥に立つ、
ゴゼン!
余裕の笑みを浮かべる、地世の魔王軍幹部。
人間臭い合成獣を従えた全身鎧を見据え、何故か悔し気に小さく「クッ」と奥歯を噛み鳴らしたが、
(感情にすぐ走るのがアーシの悪い癖しぃ……)
平静を取り戻そうと、小さく息を吐いてから、
『アータぁそこで何をしてるのしぃ!』
『だんまりを決め込んでも無駄よ』
二人からの責めの言葉を浴びた全身鎧は笑っているのか、
{…………}
両肩に微かな上下運動を見せた後、
{やれぇやれぇ付き合いが長いのも考え物だよねぇ~♪}
兜を脱いで現した素顔は、
((ゴゼン!))
髪や眼が地世のチカラの影響で、ドス黒い赤紫に変わって居ようとも。
彼の全身は鎧で覆われ隠されていたが、漏れ出る雰囲気、佇まい、気配、空気感から、対峙した瞬間から確証があった。
ラディッシュ達に言わなかったのはショックを与えない配慮からであり、同胞の不始末は自分たちの手でつけねばならぬとの想いから。
しかし「地世の幹部クラス」として改めて素顔を晒した彼に、堪えた筈の怒りは堰を切って噴出、
『どうしてぇ天世の民や仲間ぁ! ラディ達を裏切ったのしぃ!』
リンドウは感情的に詰問したが、問い掛けながらの「決め付けの激昂」を、
『おそらく違うわ』
「!?」
冷静に否定したのは、ヒレン。
以前と変わらぬ軽薄な笑みを浮かべるゴゼンを真っすぐ見据え、
「アンタ……元老院に捕まって堕とされたのね」
『んなッ?!』
リンドウは驚愕した。
元老院の浅はかな決断の結果と知り。
敵対していたとは言え、全ては「今の天世を想って」の行為であり、天世のチカラを奪われ地世に堕とされた彼を前に、
(そこまでするのしぃ!)
強い怒りを伴った衝撃を隠せなかった。
ところが「当のゴゼンは」と言うと「ウィヒィヒィ♪」と笑い、
『ヒレンちゅわぁん、ダイセイクぁ~イ♪』
おどけて見せながら、
「チョウカイ子飼いの「新人コマクサ」の直轄部隊、八部衆にあえなく捕まってぇ、天世のチカラを奪われ堕とされちゃったんだよねぇ~♪」
「マジしぃ!」
敵として対峙していながらも同情を抱かずに居られないリンドウであったが、
『それも嘘ね』
「しぃ?!」
ヒレンが即座に斬って落し、薄ら笑いを浮かべる彼を睨みながら、
「わざと捕まったわね」
「…………」
「どぉ、どう言うことしぃ!」
無言から肯定を理解したリンドウが驚き問うと、
『なぁ~んだぁバレてたぁ~♪』
彼は変わらぬおどけた調子で、
「面倒臭くなっちゃってぇ♪」
『『めぇつ、面倒臭いぃ?!』』
これには流石のヒレンも驚いた。
あまりに稚拙な理由に呆れ驚く二人を前に平然と、
「そぉそぉ。もぅ分からなくなっちゃったんだよねぇ~♪」
「「……?」」
「中世に降り立ってぇ「中世から天世」を、「中世から地世」を見ているうちにぃ何が正しいのかさぁ~♪」
「「………」」
思わず黙ってしまった二人。
それはリンドウとヒレンにとっても、身に覚えのある話であったから。
そもそもの話で反抗組織の出発点は、元老院に対する反発心。
決め事は裏から牛耳っておきながら、表立った責任や厄介ごとは百人の天世人に押し付ける怠慢への。
しかしそれは「百人の天世人」になったから生じた苦悩であり、天世の世界は究極的に、
《何もせず、何も考えなくとも、死ぬ事の無い世界》
中世人が捧げる祈りを糧として。
とは言え「何もしない」と言うのは進歩が無く、進歩が無いとはその場で足踏みしているようなもので、生物としては後退に等しく、故に利用するだけであった「先人の英知」は失われたのであったが、失われた「その意味」を考える気さえ起こさないほど堕落し。
一方で、今日を懸命に生きる中世の人々。
地世人でさえ「正しい行い」とは御世辞にも言い難いが、人の負の感情を糧に今を生きるのに必死が見え、
「元老院を倒して「怠惰を貪る天世」を開放するのに、何か意味ってあるのぉ?」
「「…………」」
二人は彼からの問いに、答えることが出来なかった。
痛い所を突かれた。
天世人同士の間に、確かな温度差があったから。
《無理に抗わずとも生きていけるのに、何故に武器を手にするのか?》
その空気は、元老院を相手に共に反旗を翻した者たちの中にも薄っすらと。
すると彼は二人の惑いの虚を衝くが如く、
「だからさ♪ 賭けてみることにしたんだよぉん♪」
「「賭け?」」
「同じ条件を与えてぇ「勝った方が正解」ってねぇ~♪」
「「ッ!」」
変わらぬふざけ半分に、
『人の命は一生はゲームじゃないのしィイ!!!』
中世で様々な人間模様を見て、聴いて、人のあるべき営みを学んだリンドウは激しく激高したが、ふざけた態度であっても「彼なりの信念」に基づいてなのか𠮟責に悪びれる様子もなく、
「あっ、それ他の人にも言われたよぉん♪」
『ッ!』
天世の民の為に共に戦い、共に歩んで来た道は「分かれた」と、改めて知らされた。
変わらぬ姿勢に怒りは増すばかりで、返す言葉さえ失うと、
《我が内なる天世のチカラにて眼前の敵を討ち滅ぼさん》
「「!?」」
言い争う二人を尻目にヒレンがその身を天世の白き輝き包み、ゴゼンを真っ直ぐ見据え、
『アンタなりの信念は確かに受け取ったわ。だから、もぅいいわ』
淡々とした口調なれど凄みの有る物言いで、光の剣をその手に顕現させ、
「…………」
無言のうちに身構えた。
全身から滲み出ていたのは、強い怒り。
彼女の決意に、憤怒に、
「…………」
戦闘は不可避と悟るリンドウ。
腹を括り、
《アーシの内なる天世のチカラにて眼前の敵を討ち滅ぼすしぃ!》
前小節を唱えその身を白き輝きで包み、
「…………」
ヒレンと共に覚悟を以てゴゼンを見据えた。
しかし彼は「元」と呼ぶべき存在とさせてしまった「朋友の二人」から武器を手に睨まれているにも拘らず、
『こぉんな日が来るとは思ってたんだよねぇ~♪』
動じた様子も見せずにヘラヘラ笑いながら右手をスッと上げ、
「「…………」」
凛然を見せる二人に向けて振り下ろし、
『『『『『『『『『『ギャァワッァーーーッ!!!』』』』』』』』』』
それまで彫像のように大人しかった合成獣たちは一斉に、白き輝きを放つ二人の女性に襲い掛かったが、二人は襲い来る群れを前に嬉々として、
『アーシの足を引っ張るんじゃないしぃ♪』
『アンタこそぉ♪』
自ら飛び込んで行った。
互いを鼓舞するが如くに。
それは「彼との決別」の表れであり、戦士として「討ち果たすべき確かな敵」を前にした高揚の表れ。
目指すは雑兵の奥に立つ、
ゴゼン!
余裕の笑みを浮かべる、地世の魔王軍幹部。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
【完結】天候を操れる程度の能力を持った俺は、国を富ませる事が最優先!~何もかもゼロスタートでも挫けずめげず富ませます!!~
udonlevel2
ファンタジー
幼い頃から心臓の悪かった中村キョウスケは、親から「無駄金使い」とののしられながら病院生活を送っていた。
それでも勉強は好きで本を読んだりニュースを見たりするのも好きな勤勉家でもあった。
唯一の弟とはそれなりに仲が良く、色々な遊びを教えてくれた。
だが、二十歳までしか生きられないだろうと言われていたキョウスケだったが、医療の進歩で三十歳まで生きることができ、家での自宅治療に切り替わったその日――階段から降りようとして両親に突き飛ばされ命を落とす。
――死んだ日は、土砂降りの様な雨だった。
しかし、次に目が覚めた時は褐色の肌に銀の髪をした5歳くらいの少年で。
自分が転生したことを悟り、砂漠の国シュノベザール王国の第一王子だと言う事を知る。
飢えに苦しむ国民、天候に恵まれないシュノベザール王国は常に飢えていた。だが幸いな事に第一王子として生まれたシュライは【天候を操る程度の能力】を持っていた。
その力は凄まじく、シュライは自国を豊かにするために、時に鬼となる事も持さない覚悟で成人と認められる15歳になると、頼れる弟と宰相と共に内政を始める事となる――。
※小説家になろう・カクヨムにも掲載中です。
無断朗読・無断使用・無断転載禁止。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる