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第七章
7-34
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ゴーレムが動き出す手前まで歩みを進めるニプルウォート――
足を止めて振り返り、続けて足を止めた後続の仲間たちに向け、
「ラディ、次を頼むさぁ」
「うん。分かった」
ラディッシュは頷き、気持ちを引き締め直し、
≪我がチカラァ! 内なる天世のチカラを以て我は行使す!≫
再び天法の前小節を唱え、その身を白き輝きに包み込むと、
『みんな、僕に掴まって!』
「「「「「「!」」」」」」
掴まった仲間たちをも白き輝きで包み込み、緊張を隠し切れない表情で、
「じゃ、じゃあ、進む、からね……」
「「「「「「…………」」」」」」
同じ顔して頷く仲間たちと共に息を呑み、
「「「「「「「…………」」」」」」」
大いなる、一歩。
限界ラインを慎重に踏み越えた。
当然の如く、
(((((((!!!)))))))
ガラガラと音を立て、人型に集まって行く瓦礫の山。
その一方で、
「「「「「「「…………」」」」」」」
心の中だけで戦闘準備をするラディッシュ達。
何処まで許容されるか不明ではあるが故に、敵意を態度に出さず、攻撃の意図が無いのを示す為の振る舞い。
迂闊な動きは敵対行動と見做(みな)される危険性があり、まかり交戦とでもなれば当初の懸念が「現実の物」となってしまうから。
だからと言って中世を守る使命を帯びた彼ら、彼女たちが、汚染獣の「更なる狂暴化を防ぐ為に」と、おめおめと命を差し出す訳にはいかず、最悪を想定し、いつでも牙を剥く心構えだけはしていると、
「「「「「「!?」」」」」」」
ゴーレムたちは人型を形成するや否や、白き輝きに包まれる勇者組を前に、
「「「「「「「「…………」」」」」」」」
一斉に恭しく跪いた。
左右二列で跪き、まるで七人を遺跡内へ迎え入れるように。
予め可能性の一つとしてニプルウォートから聞かされていたラディッシュ達ではあったが、狂暴化した汚染獣の群れの攻撃を物ともせず、容赦なく「一撃で屠ったモノ達」が示す従順な姿を目の当たりに、
「に、ニプル、これって……?!」
驚きを隠せずに居ると、彼女は彼にしがみ付いたまま愉快げに「シッシッシッ」と一笑いした後、
「ウチが言った通りさぁ。コイツ等は天世人に手出ししない仕掛けにしてあったのさぁ♪」
「それにしてもよく……」
「気付いたなって? 発動した天技が「白銀」じゃなく「白」だったからねぇ、もしかと思ってさぁ♪ まぁ失敗して襲われてもブッ壊して神殿に入っちまえば良いんだしさ~まぁ壊す手間が省けて、ラッキーってヤツさぁ♪」
壊した後に起こったであろう問題をスルーし、結果オーライ、ケラケラ笑い飛ばす彼女に、
((((((・・・・・・))))))
呆れて絶句しツッコミ忘れる仲間たち。
一連の流れであるパストリスによる「追い払い」と、ラディッシュによる「隔絶空間の構築」は、ニプルウォートが考えた汚染獣たちの遺跡侵入を阻む為の、言わば保険であったが、最も望ましい形で、遺跡の敷地に足を踏み入れる勇者組。
背後ではゴーレム達が、ガラガラと音を立てて瓦礫に戻って行く。
白き輝きを放つラディッシュに掴まり、自分たちも白く輝かせながら、多少歩き難くも歩みを進め、石段を登り、
「「「「「「「…………」」」」」」」
やがて石造りに見える神殿の内部へ。
中はあかりと呼べる代物は無く、奥ほど暗さを増したが、今は自分たちが電灯のような存在。
天法の輝きにより、光量の弱さで足元が見えずつまずくような事態は皆無であったが、人や動物など、生き物の気配は感じられない一本道を奥へ向かうほどに、
(((((((チゼのチカラが……)))))))
濃くなって行くのをヒシヒシと感じた。
謎のうねりを以て纏わるような、黒き地世のチカラに、
「何か凄いね……」
息をのむラディッシュ。
「まるで一つの意思を持った怨念の中でも進んでるみたい……油断すると、取り込まれそうな気がして来るよ……」
緊迫の声で呟くと、彼に掴まる事で白き天法に包まれるドロプウォートも息を呑み、
「ラディの「百人の天世人の加護」がもし無ければ、私達はどうなって……」
「「「「「…………」」」」」
仲間たちも恐れを感じずに居られなかった。
地世のチカラが噴き出す神殿内は、外観から「神殿と仮称(かしょう)」しているだけで、実際の用途は不明であり、奥まで続く幅の広い廊下に沿って、扉が無く、何も物が置かれていない部屋と呼んで良いのかも怪しい空間が、幾つかあるだけで、進むごとに増す地世のチカラに合わせ、黒き靄が視界を悪化させていく。
しかし迷う事はない。
何故なら廊下は奥まで直線一本であり、何より漂う地世のチカラが、
《此方へ来い》
進むほどに濃さを増し、進むべき道を指し示しているかの様であったから。
やがて一行の前に現れたのは、
(((((((かいだん……)))))))
階下へ向かう階段であり、その先は地世のチカラで満たされ漆黒の世界。
醸し出す空気は、底なし沼。
単なる光量不足の暗さであれば「ラディッシュの天法の輝き」で照らし出す事も出来ようが、勇者組の前にあるのは「地世の闇」。
明るさ程度で先は見えず、
「「「「「「「…………」」」」」」」
一寸先は闇を前に、思わず足を止める団子状態の七人。
何が起きてもおかしくない「黄泉への入り口」を前に、
「「「「「「「…………」」」」」」」
更なる一歩を踏み出せずに居た。
それは得体の知れない物に対する恐怖ではなく、仲間の誰かが傷つき、倒れるかも知れない恐怖。
しかしその様な禍々しい物を見せつけられて、勇者一行が「何も調べず村へ帰る」など出来よう筈も無く、ラディッシュは腹を括った表情で、仲間たちが同意であるのを確認するように、
「行こうか?」
調査の続行を促すと、
「「「「「「…………」」」」」」
仲間たちも頷きを見せ、七人は深淵に向かって階段を降り始めた。
闇を作る靄は濃さを増し、見えるのは進むごとに浄化され靄が消える足下程度。
まかり誰かの足を踏んでバランスを崩したりしないよう、慎重に、慎重に一段一段階下へ向かう。
足を踏み外してラディッシュの加護から外れてしまったら、何が起きてもおかしくないから。
ただ一つ言える確かなことは、視界が利かない程に濃密な「地世のチカラ」に生身を晒してしまったら、誰もが少なからず「心に抱える闇」が過大増幅されて正気は失われ、体も中世人なら誰しもが持つ「地世の因子」が暴走し、容姿が異業の姿に変異、自分が自分でなくなってしまう。
周囲の景色も見えない中、
(どれくらい下りたんだろ……)
判断はつかなかったが、進んでほどなく、
『えぇっ?!』
パストリスが驚愕の声を上げ、足元だけ見ていたラディッシュ達が振り向くと、
「「「「「「!?」」」」」」
彼女にケモ耳とシッポが。
地世のチカラを解放していないにも関わらず。
ラディッシュの天世のチカラに守られているが故に、周囲の地世のチカラの影響を受けているとは考えにくく、
「これはいったい、どう言うことですわのぉ……」
ドロプウォートが困惑を口にした途端、
『『『『『『『!』』』』』』』
過去に幾度となく経験した、船酔いに似た、三半規管を揺さぶるような、あの感覚が。
咄嗟に、
『みんなぁパストを絶対に離さないでぇえ!』
ラディッシュが早口で懸命に叫び終わるが先か、足裏に感じていた「地面と接する感覚」が無くなり、
『『『『『『『ッ!!!』』』』』』』
七人の姿は闇の中から一瞬にして消え失せた。
足を止めて振り返り、続けて足を止めた後続の仲間たちに向け、
「ラディ、次を頼むさぁ」
「うん。分かった」
ラディッシュは頷き、気持ちを引き締め直し、
≪我がチカラァ! 内なる天世のチカラを以て我は行使す!≫
再び天法の前小節を唱え、その身を白き輝きに包み込むと、
『みんな、僕に掴まって!』
「「「「「「!」」」」」」
掴まった仲間たちをも白き輝きで包み込み、緊張を隠し切れない表情で、
「じゃ、じゃあ、進む、からね……」
「「「「「「…………」」」」」」
同じ顔して頷く仲間たちと共に息を呑み、
「「「「「「「…………」」」」」」」
大いなる、一歩。
限界ラインを慎重に踏み越えた。
当然の如く、
(((((((!!!)))))))
ガラガラと音を立て、人型に集まって行く瓦礫の山。
その一方で、
「「「「「「「…………」」」」」」」
心の中だけで戦闘準備をするラディッシュ達。
何処まで許容されるか不明ではあるが故に、敵意を態度に出さず、攻撃の意図が無いのを示す為の振る舞い。
迂闊な動きは敵対行動と見做(みな)される危険性があり、まかり交戦とでもなれば当初の懸念が「現実の物」となってしまうから。
だからと言って中世を守る使命を帯びた彼ら、彼女たちが、汚染獣の「更なる狂暴化を防ぐ為に」と、おめおめと命を差し出す訳にはいかず、最悪を想定し、いつでも牙を剥く心構えだけはしていると、
「「「「「「!?」」」」」」」
ゴーレムたちは人型を形成するや否や、白き輝きに包まれる勇者組を前に、
「「「「「「「「…………」」」」」」」」
一斉に恭しく跪いた。
左右二列で跪き、まるで七人を遺跡内へ迎え入れるように。
予め可能性の一つとしてニプルウォートから聞かされていたラディッシュ達ではあったが、狂暴化した汚染獣の群れの攻撃を物ともせず、容赦なく「一撃で屠ったモノ達」が示す従順な姿を目の当たりに、
「に、ニプル、これって……?!」
驚きを隠せずに居ると、彼女は彼にしがみ付いたまま愉快げに「シッシッシッ」と一笑いした後、
「ウチが言った通りさぁ。コイツ等は天世人に手出ししない仕掛けにしてあったのさぁ♪」
「それにしてもよく……」
「気付いたなって? 発動した天技が「白銀」じゃなく「白」だったからねぇ、もしかと思ってさぁ♪ まぁ失敗して襲われてもブッ壊して神殿に入っちまえば良いんだしさ~まぁ壊す手間が省けて、ラッキーってヤツさぁ♪」
壊した後に起こったであろう問題をスルーし、結果オーライ、ケラケラ笑い飛ばす彼女に、
((((((・・・・・・))))))
呆れて絶句しツッコミ忘れる仲間たち。
一連の流れであるパストリスによる「追い払い」と、ラディッシュによる「隔絶空間の構築」は、ニプルウォートが考えた汚染獣たちの遺跡侵入を阻む為の、言わば保険であったが、最も望ましい形で、遺跡の敷地に足を踏み入れる勇者組。
背後ではゴーレム達が、ガラガラと音を立てて瓦礫に戻って行く。
白き輝きを放つラディッシュに掴まり、自分たちも白く輝かせながら、多少歩き難くも歩みを進め、石段を登り、
「「「「「「「…………」」」」」」」
やがて石造りに見える神殿の内部へ。
中はあかりと呼べる代物は無く、奥ほど暗さを増したが、今は自分たちが電灯のような存在。
天法の輝きにより、光量の弱さで足元が見えずつまずくような事態は皆無であったが、人や動物など、生き物の気配は感じられない一本道を奥へ向かうほどに、
(((((((チゼのチカラが……)))))))
濃くなって行くのをヒシヒシと感じた。
謎のうねりを以て纏わるような、黒き地世のチカラに、
「何か凄いね……」
息をのむラディッシュ。
「まるで一つの意思を持った怨念の中でも進んでるみたい……油断すると、取り込まれそうな気がして来るよ……」
緊迫の声で呟くと、彼に掴まる事で白き天法に包まれるドロプウォートも息を呑み、
「ラディの「百人の天世人の加護」がもし無ければ、私達はどうなって……」
「「「「「…………」」」」」
仲間たちも恐れを感じずに居られなかった。
地世のチカラが噴き出す神殿内は、外観から「神殿と仮称(かしょう)」しているだけで、実際の用途は不明であり、奥まで続く幅の広い廊下に沿って、扉が無く、何も物が置かれていない部屋と呼んで良いのかも怪しい空間が、幾つかあるだけで、進むごとに増す地世のチカラに合わせ、黒き靄が視界を悪化させていく。
しかし迷う事はない。
何故なら廊下は奥まで直線一本であり、何より漂う地世のチカラが、
《此方へ来い》
進むほどに濃さを増し、進むべき道を指し示しているかの様であったから。
やがて一行の前に現れたのは、
(((((((かいだん……)))))))
階下へ向かう階段であり、その先は地世のチカラで満たされ漆黒の世界。
醸し出す空気は、底なし沼。
単なる光量不足の暗さであれば「ラディッシュの天法の輝き」で照らし出す事も出来ようが、勇者組の前にあるのは「地世の闇」。
明るさ程度で先は見えず、
「「「「「「「…………」」」」」」」
一寸先は闇を前に、思わず足を止める団子状態の七人。
何が起きてもおかしくない「黄泉への入り口」を前に、
「「「「「「「…………」」」」」」」
更なる一歩を踏み出せずに居た。
それは得体の知れない物に対する恐怖ではなく、仲間の誰かが傷つき、倒れるかも知れない恐怖。
しかしその様な禍々しい物を見せつけられて、勇者一行が「何も調べず村へ帰る」など出来よう筈も無く、ラディッシュは腹を括った表情で、仲間たちが同意であるのを確認するように、
「行こうか?」
調査の続行を促すと、
「「「「「「…………」」」」」」
仲間たちも頷きを見せ、七人は深淵に向かって階段を降り始めた。
闇を作る靄は濃さを増し、見えるのは進むごとに浄化され靄が消える足下程度。
まかり誰かの足を踏んでバランスを崩したりしないよう、慎重に、慎重に一段一段階下へ向かう。
足を踏み外してラディッシュの加護から外れてしまったら、何が起きてもおかしくないから。
ただ一つ言える確かなことは、視界が利かない程に濃密な「地世のチカラ」に生身を晒してしまったら、誰もが少なからず「心に抱える闇」が過大増幅されて正気は失われ、体も中世人なら誰しもが持つ「地世の因子」が暴走し、容姿が異業の姿に変異、自分が自分でなくなってしまう。
周囲の景色も見えない中、
(どれくらい下りたんだろ……)
判断はつかなかったが、進んでほどなく、
『えぇっ?!』
パストリスが驚愕の声を上げ、足元だけ見ていたラディッシュ達が振り向くと、
「「「「「「!?」」」」」」
彼女にケモ耳とシッポが。
地世のチカラを解放していないにも関わらず。
ラディッシュの天世のチカラに守られているが故に、周囲の地世のチカラの影響を受けているとは考えにくく、
「これはいったい、どう言うことですわのぉ……」
ドロプウォートが困惑を口にした途端、
『『『『『『『!』』』』』』』
過去に幾度となく経験した、船酔いに似た、三半規管を揺さぶるような、あの感覚が。
咄嗟に、
『みんなぁパストを絶対に離さないでぇえ!』
ラディッシュが早口で懸命に叫び終わるが先か、足裏に感じていた「地面と接する感覚」が無くなり、
『『『『『『『ッ!!!』』』』』』』
七人の姿は闇の中から一瞬にして消え失せた。
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