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後々、自身に降り注ぐ「天罰」など考えもせず調子づくターナップ。ラディッシュの前で「何を暴露されるか」冷や汗モノで横たわるラミウムを尻目に、
「やっぱ、何と言っても『司教ブン殴り事件』っスかねぇ♪」
「えぇ!? 司教ってぇ、とぉっても偉い人なんじゃないのぉ!?」
目の前で横たわるラミウム(加害者)に、驚きを以て視線を落とすと、
「…………」
ラミウムはバツが悪そうな顔してソッポを向いたが、ターナップは御構い無し。
微妙な「二人の空気」を気にする風もなく、
「その当時の「司教」ってヤツがぁ、またぁ「いけ好かないヤロー」してねぇ」
不愉快に顔をしかめ、
「「地位」と「権力」と「教義」を笠に、信徒の若い女に卑猥な行為を強要させまくってたんスよぉ~。ですが、散歩がてら中世に下りて来た姐さんがその話を聞きつけて……」
「き、聞きつけて?」
勿体付けるターナップに固唾を呑むと、ターナップはニヤリ。
まるで自分の手柄の様に、自慢げなドヤ顔で、
「ブッチギレてぇ、教会の総本山まで逃げだソイツを追いかけて行って、大司教の前で殴り飛ばしてクビにする様に脅、説教して牢獄送りにしたんスよぉ!」
「へ、へぇ……」
(今、一瞬「脅して」って言いかけてた気が……)
苦笑するラディッシュ。
話を聞く限り、少々のやり過ぎ感は否めなかったが、
(で、でもソレって「司教」って人の、自業自得だよねぇ……)
自分なりの理由をつけて腑に落としていると、
「そして何より外せないのは『聖堂爆破事件』っスぅ!」
「せっ、聖堂を爆破ぁあぁ!?」
更なる追い打ちに慄くラディッシュと、穴があったら入りたい、赤面顔のラミウム。指先一つ動かす事は出来ないが。
微妙な空気の濃度を増す二人を前に、ターナップなりの「ラミウム自慢(※彼女にとっては単なる晒し)」は続き、満面の笑顔で、
「そぅなんスよ!」
頷いて見せたが、
「いやぁ~ソイツも「ロクでもない司祭」だったんスよぉ~」
不機嫌で顔を歪め、
「ソイツは村人が飢饉で苦しんでた真っ只中に、お布施が減って豪遊出来なくなったもんだからって「聖堂改修費」とかぬかして、寄付金名目で村人から強制的に金を巻き上げていたんス。しかも金を出せない村人には「天に唾する行為」だって難癖つけて、鞭打ち刑にしたりとか!」
腹立たし気に拳を握り締め、
「とにかく無茶苦茶だったんスよぉ!」
「…………」
だいたいの結末が見えたラディッシュ。バツが悪そうに顔を背けるラミウムをチラ見してから、
「それで、ラミィが怒っちゃったんだねぇ?」
困惑笑いすると、
「そぅなぁんスよ! しかもマジギレぇでぇ!」
何故か嬉しそうに、
「村の教会に一人でカチコミかけてぇ、司祭を殴り飛ばして、「この村にこんな物は要らねぇ!」ってブッチキレてぇ! ソイツ御自慢の「豪奢な聖堂」を、天法で木端微塵に吹っ飛ばし、」
『あっ、アタシぁそこまでしてないよぉ!』
赤面顔のラミウムが、横たわったまま慌ててツッコムと、
「あっ! そぅしたねぇ!」
ターナップはニッコリと笑って、ポォンと一つ手を打ち鳴らし、
「四隅の柱だけは残したんスよねぇ! 後で村人たちが、建て直し易い様にってぇ!」
「それって「全壊」と変わらないんじゃ……」
苦笑しながら思わずツッコム、ラディッシュ。
「…………」
ラミウムは決まりが悪そうな顔して押し黙ったが、ターナップの「ラミウム自慢?」は留まる事を知らず、
「他にもまだまだあるんスよぉ! 「水門粉砕事件」とか「地世信奉者隔離施設乱闘事件」とか!」
「…………」
何となく予想は出来ていたものの、長くなった付き合いから、それら事件の全てが彼女の優しさから生まれた「結果(暴挙)」であろう事には理解を示しつつ、
(でもなんか……殴ったり、壊したり、してばっかりの様な気が……)
ヤレヤレ笑いに対し、それまで「からかい交じり」であったターナップの表情が、
「姐さん、くらいなんスよぉ……」
薄っすら笑みを交えた「神妙な面持ち」へと次第に変わり、
「え?」
「他の「天世の方」は、何があっても中世に下りては来ないんス……」
(名の知れた司祭だったオヤジと、オフクロが殺された時でさえ、連中は……)
蘇った過去の苦い記憶に奥歯を小さくギリッと噛み鳴らし、気持ちを立て直す様に小さく息を吐くと、
「それどころか、苦難や災いは自身(中世)が乗り越えるべき「試練だ」と言うんスよ」
(確かに、そぅ言う面はあるかも知れねぇス……けどぉよ……)
「みんがみんな試練を乗り越えられるほど、強い訳じゃないっス。現に、司教に手籠めにされた女の中には、自ら命を絶ったモンも……」
直接言ってやりたい「恨み言」は山の様にあった。
しかし彼は中世の民である以上に、天世を崇め、敬う手本を示すべき「司祭」である。
祖父や、今は亡き父親から代々受け継いだ「立場」が、ソレを口にする事を許さなかった。
目の前に横たわる天世人がラミウムだからこそ「百歩譲って許された」言葉の数々。
「「…………」」
茶化す事無く静かに聞き入るラミウムとラディッシュ。彼が口にしなかった苦悩も含め。
ターナップは天世に向かって喚き散らしたい「怒りの数々」を腹の底にグッと押し留めると、パッと晴れやかな笑顔を上げ、
「だからオレは姐さんが「大好き」なんスぅ♪」
ラミウムだけに向けられた、少年の様な屈託無い満面の笑顔。
その笑顔から、
「!」
(そうだ……ラミィは、いつだって……口は悪くて、口より先に手も出るけど……いつも自分を犠牲にして僕たちを……)
ラミウムに対する「特別な感情」に、気付き始めるラディッシュ。
その答えは「未だおぼろげ」で、真実に辿り着くのはもう少し先であるが。
とは言え、分かっていないのは当人たち(ラディッシュとラミウム)だけ。
数々の黒歴史を晒され、赤い顔して目を逸らすラミウムと、そんな彼女をただ見つめるラディッシュ。
するとラミウムが「何かしらの想い」を以て見つめる彼の視線に気付いてか、言い訳がましく、
「あ、アタシぁ単に自分が気に入らないヤツを、自分をスッキリさせる為に、ブン殴っただけさぁね! 担ぐのはおヤメェな! 善意みたいな物言いしてんじゃないよ!」
「かも知れませんがねぇ、姐さん」
照れ隠しにキレる彼女を、ターナップは小さく笑って前置きしてから、
「それでも「姐さんに救われた」と思ってる連中は沢山いるんスよ♪」
それはターナップ自身も含めての、代表しての謝意であった。
しかしラミウムは褒めら慣れていないのか、
「だ、だぁ~うっさいね!」
照れ顔を一層赤く憤慨して見せながら、
「アタシぁ疲れたぁ! 寝る! ラディ、上掛けを掛けとくれぇ」
「はいはい」
「ハイは一回ぃ!」
「はぁ~い」
「伸ばすんじゃないよ!」
「了解♪」
上掛けをそっとかけるラディッシュに、
「ったくぅ」
誤魔化しの文句をたらたら、見え透いた不平不満にラディッシは小さく笑うと、窓の木戸を降ろして外光を遮り、
「じゃあラミィ、僕は外に出てるから」
「あぁ」
ぶっきら棒を装った返事に背を向け、ターナップと部屋を出た。
静かに扉を閉めるラディッシュ。
相変わらず「秒」の爆睡で、扉の向こうから微かな寝息が聞こえ始めると、
『勇者様』
急にターナップが恭しく、深々と頭を下げ、
「姐さん……いや、ラミウム様の事をよろしくお願いします」
「えっ? どっ、どうしたのターナップさぁん?!」
「あの方は、本当に優し過ぎるんです。だから……だからいつか、人の為に自分の命まで差し出してしまうんじゃないかと……」
共に旅をする事が出来ないターナップ。苦悶の表情で願うと、
「ターナップさんは、本当にラミィの事が好きなんですね」
「!」
ラディッシュの声はどこまでも優しく、それは「了承」を感じさせ、
『はい! 大好きっス!』
晴れやかな笑顔を上げ、
「姐さんと出会ってなかったら、俺は司祭にはならなかったっスぅ!」
「無力な僕が、どこまで出来るか分からないけど頑張るよ」
笑顔で握手を交わす、男二人。
「やっぱ、何と言っても『司教ブン殴り事件』っスかねぇ♪」
「えぇ!? 司教ってぇ、とぉっても偉い人なんじゃないのぉ!?」
目の前で横たわるラミウム(加害者)に、驚きを以て視線を落とすと、
「…………」
ラミウムはバツが悪そうな顔してソッポを向いたが、ターナップは御構い無し。
微妙な「二人の空気」を気にする風もなく、
「その当時の「司教」ってヤツがぁ、またぁ「いけ好かないヤロー」してねぇ」
不愉快に顔をしかめ、
「「地位」と「権力」と「教義」を笠に、信徒の若い女に卑猥な行為を強要させまくってたんスよぉ~。ですが、散歩がてら中世に下りて来た姐さんがその話を聞きつけて……」
「き、聞きつけて?」
勿体付けるターナップに固唾を呑むと、ターナップはニヤリ。
まるで自分の手柄の様に、自慢げなドヤ顔で、
「ブッチギレてぇ、教会の総本山まで逃げだソイツを追いかけて行って、大司教の前で殴り飛ばしてクビにする様に脅、説教して牢獄送りにしたんスよぉ!」
「へ、へぇ……」
(今、一瞬「脅して」って言いかけてた気が……)
苦笑するラディッシュ。
話を聞く限り、少々のやり過ぎ感は否めなかったが、
(で、でもソレって「司教」って人の、自業自得だよねぇ……)
自分なりの理由をつけて腑に落としていると、
「そして何より外せないのは『聖堂爆破事件』っスぅ!」
「せっ、聖堂を爆破ぁあぁ!?」
更なる追い打ちに慄くラディッシュと、穴があったら入りたい、赤面顔のラミウム。指先一つ動かす事は出来ないが。
微妙な空気の濃度を増す二人を前に、ターナップなりの「ラミウム自慢(※彼女にとっては単なる晒し)」は続き、満面の笑顔で、
「そぅなんスよ!」
頷いて見せたが、
「いやぁ~ソイツも「ロクでもない司祭」だったんスよぉ~」
不機嫌で顔を歪め、
「ソイツは村人が飢饉で苦しんでた真っ只中に、お布施が減って豪遊出来なくなったもんだからって「聖堂改修費」とかぬかして、寄付金名目で村人から強制的に金を巻き上げていたんス。しかも金を出せない村人には「天に唾する行為」だって難癖つけて、鞭打ち刑にしたりとか!」
腹立たし気に拳を握り締め、
「とにかく無茶苦茶だったんスよぉ!」
「…………」
だいたいの結末が見えたラディッシュ。バツが悪そうに顔を背けるラミウムをチラ見してから、
「それで、ラミィが怒っちゃったんだねぇ?」
困惑笑いすると、
「そぅなぁんスよ! しかもマジギレぇでぇ!」
何故か嬉しそうに、
「村の教会に一人でカチコミかけてぇ、司祭を殴り飛ばして、「この村にこんな物は要らねぇ!」ってブッチキレてぇ! ソイツ御自慢の「豪奢な聖堂」を、天法で木端微塵に吹っ飛ばし、」
『あっ、アタシぁそこまでしてないよぉ!』
赤面顔のラミウムが、横たわったまま慌ててツッコムと、
「あっ! そぅしたねぇ!」
ターナップはニッコリと笑って、ポォンと一つ手を打ち鳴らし、
「四隅の柱だけは残したんスよねぇ! 後で村人たちが、建て直し易い様にってぇ!」
「それって「全壊」と変わらないんじゃ……」
苦笑しながら思わずツッコム、ラディッシュ。
「…………」
ラミウムは決まりが悪そうな顔して押し黙ったが、ターナップの「ラミウム自慢?」は留まる事を知らず、
「他にもまだまだあるんスよぉ! 「水門粉砕事件」とか「地世信奉者隔離施設乱闘事件」とか!」
「…………」
何となく予想は出来ていたものの、長くなった付き合いから、それら事件の全てが彼女の優しさから生まれた「結果(暴挙)」であろう事には理解を示しつつ、
(でもなんか……殴ったり、壊したり、してばっかりの様な気が……)
ヤレヤレ笑いに対し、それまで「からかい交じり」であったターナップの表情が、
「姐さん、くらいなんスよぉ……」
薄っすら笑みを交えた「神妙な面持ち」へと次第に変わり、
「え?」
「他の「天世の方」は、何があっても中世に下りては来ないんス……」
(名の知れた司祭だったオヤジと、オフクロが殺された時でさえ、連中は……)
蘇った過去の苦い記憶に奥歯を小さくギリッと噛み鳴らし、気持ちを立て直す様に小さく息を吐くと、
「それどころか、苦難や災いは自身(中世)が乗り越えるべき「試練だ」と言うんスよ」
(確かに、そぅ言う面はあるかも知れねぇス……けどぉよ……)
「みんがみんな試練を乗り越えられるほど、強い訳じゃないっス。現に、司教に手籠めにされた女の中には、自ら命を絶ったモンも……」
直接言ってやりたい「恨み言」は山の様にあった。
しかし彼は中世の民である以上に、天世を崇め、敬う手本を示すべき「司祭」である。
祖父や、今は亡き父親から代々受け継いだ「立場」が、ソレを口にする事を許さなかった。
目の前に横たわる天世人がラミウムだからこそ「百歩譲って許された」言葉の数々。
「「…………」」
茶化す事無く静かに聞き入るラミウムとラディッシュ。彼が口にしなかった苦悩も含め。
ターナップは天世に向かって喚き散らしたい「怒りの数々」を腹の底にグッと押し留めると、パッと晴れやかな笑顔を上げ、
「だからオレは姐さんが「大好き」なんスぅ♪」
ラミウムだけに向けられた、少年の様な屈託無い満面の笑顔。
その笑顔から、
「!」
(そうだ……ラミィは、いつだって……口は悪くて、口より先に手も出るけど……いつも自分を犠牲にして僕たちを……)
ラミウムに対する「特別な感情」に、気付き始めるラディッシュ。
その答えは「未だおぼろげ」で、真実に辿り着くのはもう少し先であるが。
とは言え、分かっていないのは当人たち(ラディッシュとラミウム)だけ。
数々の黒歴史を晒され、赤い顔して目を逸らすラミウムと、そんな彼女をただ見つめるラディッシュ。
するとラミウムが「何かしらの想い」を以て見つめる彼の視線に気付いてか、言い訳がましく、
「あ、アタシぁ単に自分が気に入らないヤツを、自分をスッキリさせる為に、ブン殴っただけさぁね! 担ぐのはおヤメェな! 善意みたいな物言いしてんじゃないよ!」
「かも知れませんがねぇ、姐さん」
照れ隠しにキレる彼女を、ターナップは小さく笑って前置きしてから、
「それでも「姐さんに救われた」と思ってる連中は沢山いるんスよ♪」
それはターナップ自身も含めての、代表しての謝意であった。
しかしラミウムは褒めら慣れていないのか、
「だ、だぁ~うっさいね!」
照れ顔を一層赤く憤慨して見せながら、
「アタシぁ疲れたぁ! 寝る! ラディ、上掛けを掛けとくれぇ」
「はいはい」
「ハイは一回ぃ!」
「はぁ~い」
「伸ばすんじゃないよ!」
「了解♪」
上掛けをそっとかけるラディッシュに、
「ったくぅ」
誤魔化しの文句をたらたら、見え透いた不平不満にラディッシは小さく笑うと、窓の木戸を降ろして外光を遮り、
「じゃあラミィ、僕は外に出てるから」
「あぁ」
ぶっきら棒を装った返事に背を向け、ターナップと部屋を出た。
静かに扉を閉めるラディッシュ。
相変わらず「秒」の爆睡で、扉の向こうから微かな寝息が聞こえ始めると、
『勇者様』
急にターナップが恭しく、深々と頭を下げ、
「姐さん……いや、ラミウム様の事をよろしくお願いします」
「えっ? どっ、どうしたのターナップさぁん?!」
「あの方は、本当に優し過ぎるんです。だから……だからいつか、人の為に自分の命まで差し出してしまうんじゃないかと……」
共に旅をする事が出来ないターナップ。苦悶の表情で願うと、
「ターナップさんは、本当にラミィの事が好きなんですね」
「!」
ラディッシュの声はどこまでも優しく、それは「了承」を感じさせ、
『はい! 大好きっス!』
晴れやかな笑顔を上げ、
「姐さんと出会ってなかったら、俺は司祭にはならなかったっスぅ!」
「無力な僕が、どこまで出来るか分からないけど頑張るよ」
笑顔で握手を交わす、男二人。
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