83 / 706
1-83
しおりを挟む
まじまじと腕を見つめるドロプウォートに、思わず照れ笑うパストリス。
「可愛くないモノを見られちゃいましたでぇすね♪」
儚げに見える小柄な少女の細腕には「到底似付かわしくない」と言い切れる、ゴツゴツとした金属製の手甲が嵌められていたのである。
「…………」
無言で見入っていると、パストリスは命を守ってくれた手甲を愛おしげに撫でながら、
「これは……父さんが格闘術を教えてくれた時にくれた物なんでぇす」
「!」
合点がいくドロプウォート。
(ですから、あの様な汚染獣だらけの森で、一人で生きて来れましたのねぇ……)
人知れず心で頷いていると、
「でもぉ流石はドロプさんでぇすね」
「え?」
愛着ある手甲を腕から外しながら、
「チカラ任せに真正面で受け止めたからぁ壊れちゃいましたでぇす」
自嘲気味の笑みを浮かべ、
「修業が足りてないなぁ~」
役目を終えてしまった相棒を、申し訳なさげに見つめていると、
「!?」
ドロプウォートにいきなり首元に抱き付かれ、
「ドロプさぁん?! まっ、またぁドロプさぁんは、どさくさ紛れにぃ!」
照れ交じりの困惑顔で解こうとした。
すると、
「ゴメンなさい……ですわ……」
見えない顔から、悲し気な声が耳元に。
(え?)
思いもしなかった反応に、パストリスが驚きを隠せずにいると、
「今は亡き御両親から頂いた「大切な品」を、私は……」
(さもしい邪念を抱いたばかりに……)
泣いている様にも聞こえたが、自身の未熟さが招いた結果と思うパストリスは、
(ドロプさんのせいじゃないのに……)
彼女の心根の優しさを改めて知り「壊れたのはボクのせい」と伝えようとしたが、
(それでもきっと、納得はしてくれないんだろぅなぁ)
思い直すと、言葉のニュアンスを少し変え、
「道具は「いつか壊れるモノ」でぇすよ、ドロプさぁん」
抱き付いたままの背中を、優しくポンポンと叩き、
「それに気弱なんてぇ、らしくないでぇすよぉ。いったい、どぅしたんでぇすぅ?」
「…………」
理由など聞かずとも分かっていた。
二人(ラディッシュとラミウム)の心の距離が気に掛かり、胸の奥が苦しい事を。
それはパストリスも同じであるから。
しかし、あえて自身の口から言わせる事で「気持ちの整理」をつけさせてあげようと、彼女なりの配慮であった。
するとドロプウォートは下を向いたまま首元から離れ、表情が見えない程うつむいたまま、ポツリと、
「分かりませんの……」
「・・・・・・え?」
耳を疑うパストリス。
よもや彼女が自身の恋心に「今更気付いていない」などとは思いも寄らず、目ではなく、耳を凝らして小声に集中していると、今にも消えてしまいそうな程の小さな声で、
「あの二人を見ていると……何故か心がザワついてしまい……冷静さまで失って……」
その悩みは、恋心に端を発する「嫉妬」以外の何物でもなく、
(それってぇ、もぅ告白してるのと同じなのにぃ~)
パストリスはじれったさから困惑笑いを浮かべたが、ドロプウォートは彼女が見せる困惑顔に気付く余裕さえ無いらしく、
「これは、いったい何なのでしょう!」
上げた顔は懸命に思い悩む、ごく普通の、近しい年齢の、一人の年頃の少女であった。
「!」
この瞬間、パストリスの中にあった彼女に対する「目に見えない壁」が一瞬にして瓦解した。
パストリスは彼女の事を、家柄、才能、美貌など、全てを兼ね備えた完璧な女性で、逆に自分は、家柄は汚染人の盗賊で、才能と呼べる才能も無く、ボディラインの凹凸さえもささやかで、共に並び歩くなど到底許されない「異次元的な存在」だと無意識的に感じていた。気質の一部に「極めて重大な問題がある」と感じていたのは、別の話として。
それ故に和解してからも親身になり切れず、一拍置いた関係を築いてしまっていたのだが、素直に認めてしまえば簡単に見つかる答えを懸命に探す、世間一般の少女と何ら変わらない姿に、パストリスは今日、初めて、彼女を近しい存在に感じ、可愛らしいとさえ思い、他意の無い穏やかな笑顔で、
「その気持ち、分かりますでぇす」
「え?」
「ボクも同じでぇすからぁ」
「パストもでぇすの?!」
慄くドロプウォートを前に、
「はいでぇすぅ」
明るく頷くと、自身の手を胸元で祈る様にそっと握り、
「ドロプさんの、それはでぇすね……」
「それは?」
(何ですの……)
固唾を呑んで答えを待つ彼女に、
「嫉妬でぇす」
「しっとぉ……」
「ハイでぇす♪」
パストリスの笑顔に、
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
言われている意味が理解出来ず、長考に入るドロプウォート。
脳内辞書を検索。
≪嫉妬とは、愛する人の愛情が他者に向けられているのを妬ましく思う気持ち。またの名を、やきもち≫
今日までの自身が行った言動を走馬灯の様に思い起こし、「その時何を思った」か、「その時何をした」か、「その時何を言った」のか、その全てがパストリスの言った「嫉妬」の短い一言に一気に集約、自身の内なる答えに辿り着いてしまったドロプウォートは、
『わぁ、ワタクシがぁ嫉妬ですってぇえぇぇええぇぇっぇええぇっぇえぇえぇ!』
羞恥で顔を真っ赤に染め上げ、動揺露わな半狂乱で、
「そっ、それでぇはぁ、まるでぇ、ワタクシがぁ、コウぅ!」
口にしかけた「好意」の一言を慌てて飲み込み、
「ナイナイナイナイィあり得ませんですわぁああぁ! きっと他にぃ要因がぁあぁ!」
しかし気付いてしまった「真なる感情」は、上辺の言い訳などで覆せる筈もなく、温かな眼差しで見つめるパストリスを前に、
「…………」
短く深呼吸して、落ち着きをゆっくり取り戻すと、窺う様な上目遣いで、
「それで、そのぉ……パストぉって……それって、つまりは貴方も、」
「ハイなのでぇす!」
屈託無い笑顔の即答に、
「!」
「恋敵でぇすね♪」
「!?」
向けられた真っ直ぐで無垢な瞳に、もはや「誤魔化し」や「言い逃れ」は野暮でしかなく、ドロプウォートは今日までの自身の振る舞いを反省するかのように、
「ですわねぇ♪」
素直な笑顔を返し、
「ですが私達の「真の敵」は強大ですわよぉ~」
「でぇすねぇ。しかも二人とも無自覚でぇすからねぇ~」
冗談めかして困惑風に笑い合い、
「私、貴方にも負けませんわよ、パスト♪」
「ボクだって♪ それと……」
「それとぉ?」
「ボクも、その…………」
「?」
言葉に詰まりつつも意を決し、
『「ドロプ」って呼んで良いでぇすか!』
「え?!」
驚き、ハッとするドロプウォート。
(そぅ言えば私、先程より彼女の事を無自覚に「呼び捨て」で呼んでおりましたわぁ!)
知らず知らずのうち、一方的に心の距離を縮めていた自身に気付き、何の憂いも、わだかまりも感じさせない笑顔で、
「無論ですわぁ♪」
右手を差し出した。
(!)
過去、何度も握ろうとしては拒まれた、彼女の右手。
それを自らの意思で差し出してくれた事に、パストリスは感動もひとしお満面の笑顔で、
「ハイでぇす!」
握り返すと、安堵したのか少しホッとした笑顔で、
「でも、嫉妬してしまいますでぇすよねぇ~」
「へ?」
(何やら「話が戻りまして」ですわぁ?)
不思議そうなきょとん顔に、
『だってぇそぅ思いませんでぇすかぁ?!』
身を乗り出し、
「あれだけ「気高く」ぅ、「心根の強い方」の想いを、独り占めしているんでぇすからぁ!」
「けっ、気高く心強いぃ?」
(ラディがぁ?)
頭上に巨大なハテナマークが浮かんだが、自分の方を向いてくれないラディッシュへの嫌味と皮肉を込めて、呆れ笑いしながら、
「どこのぉ誰がですのぉおぉ?」
するとパストリスが意外そうな顔して、
「え? 誰がって、でぇすから………………」
「ほぇ………………?」
「「・・・・・・・・・」」
しばし黙り込む二人。
黙り込んだ後、
『『えぇえぇぇ?!』』
驚愕した表情で驚き合う。
双方、違う人物を頭に想い描いていた事に気付き。
ドロプウォートはラディッシュを、パストリスはラミウムを。
「「あは、あはははははは……」」
誤解から生まれた思わぬ形でのカミングアウトに、誤魔化し笑いで笑い合い、お茶を濁し合っていると、
ぐぅうぅぅうぅぅぅうぅ!
快音が派手に鳴り響き、
「はぅ!」
真っ赤な顔して慌ててお腹を押さえる、ドロプウォート。
「なっ、何やら気が抜けたらぁお腹が空いてしまいましてですわぁ」
気恥ずかしそうな笑顔を見せながら、
「何か食べに行きましょうですわ♪」
「はいでぇす♪」
真の和解を迎えた女子二人は笑みをかわし、そして歩き始めた。
足並みをそろえ、ゆっくりと。
「可愛くないモノを見られちゃいましたでぇすね♪」
儚げに見える小柄な少女の細腕には「到底似付かわしくない」と言い切れる、ゴツゴツとした金属製の手甲が嵌められていたのである。
「…………」
無言で見入っていると、パストリスは命を守ってくれた手甲を愛おしげに撫でながら、
「これは……父さんが格闘術を教えてくれた時にくれた物なんでぇす」
「!」
合点がいくドロプウォート。
(ですから、あの様な汚染獣だらけの森で、一人で生きて来れましたのねぇ……)
人知れず心で頷いていると、
「でもぉ流石はドロプさんでぇすね」
「え?」
愛着ある手甲を腕から外しながら、
「チカラ任せに真正面で受け止めたからぁ壊れちゃいましたでぇす」
自嘲気味の笑みを浮かべ、
「修業が足りてないなぁ~」
役目を終えてしまった相棒を、申し訳なさげに見つめていると、
「!?」
ドロプウォートにいきなり首元に抱き付かれ、
「ドロプさぁん?! まっ、またぁドロプさぁんは、どさくさ紛れにぃ!」
照れ交じりの困惑顔で解こうとした。
すると、
「ゴメンなさい……ですわ……」
見えない顔から、悲し気な声が耳元に。
(え?)
思いもしなかった反応に、パストリスが驚きを隠せずにいると、
「今は亡き御両親から頂いた「大切な品」を、私は……」
(さもしい邪念を抱いたばかりに……)
泣いている様にも聞こえたが、自身の未熟さが招いた結果と思うパストリスは、
(ドロプさんのせいじゃないのに……)
彼女の心根の優しさを改めて知り「壊れたのはボクのせい」と伝えようとしたが、
(それでもきっと、納得はしてくれないんだろぅなぁ)
思い直すと、言葉のニュアンスを少し変え、
「道具は「いつか壊れるモノ」でぇすよ、ドロプさぁん」
抱き付いたままの背中を、優しくポンポンと叩き、
「それに気弱なんてぇ、らしくないでぇすよぉ。いったい、どぅしたんでぇすぅ?」
「…………」
理由など聞かずとも分かっていた。
二人(ラディッシュとラミウム)の心の距離が気に掛かり、胸の奥が苦しい事を。
それはパストリスも同じであるから。
しかし、あえて自身の口から言わせる事で「気持ちの整理」をつけさせてあげようと、彼女なりの配慮であった。
するとドロプウォートは下を向いたまま首元から離れ、表情が見えない程うつむいたまま、ポツリと、
「分かりませんの……」
「・・・・・・え?」
耳を疑うパストリス。
よもや彼女が自身の恋心に「今更気付いていない」などとは思いも寄らず、目ではなく、耳を凝らして小声に集中していると、今にも消えてしまいそうな程の小さな声で、
「あの二人を見ていると……何故か心がザワついてしまい……冷静さまで失って……」
その悩みは、恋心に端を発する「嫉妬」以外の何物でもなく、
(それってぇ、もぅ告白してるのと同じなのにぃ~)
パストリスはじれったさから困惑笑いを浮かべたが、ドロプウォートは彼女が見せる困惑顔に気付く余裕さえ無いらしく、
「これは、いったい何なのでしょう!」
上げた顔は懸命に思い悩む、ごく普通の、近しい年齢の、一人の年頃の少女であった。
「!」
この瞬間、パストリスの中にあった彼女に対する「目に見えない壁」が一瞬にして瓦解した。
パストリスは彼女の事を、家柄、才能、美貌など、全てを兼ね備えた完璧な女性で、逆に自分は、家柄は汚染人の盗賊で、才能と呼べる才能も無く、ボディラインの凹凸さえもささやかで、共に並び歩くなど到底許されない「異次元的な存在」だと無意識的に感じていた。気質の一部に「極めて重大な問題がある」と感じていたのは、別の話として。
それ故に和解してからも親身になり切れず、一拍置いた関係を築いてしまっていたのだが、素直に認めてしまえば簡単に見つかる答えを懸命に探す、世間一般の少女と何ら変わらない姿に、パストリスは今日、初めて、彼女を近しい存在に感じ、可愛らしいとさえ思い、他意の無い穏やかな笑顔で、
「その気持ち、分かりますでぇす」
「え?」
「ボクも同じでぇすからぁ」
「パストもでぇすの?!」
慄くドロプウォートを前に、
「はいでぇすぅ」
明るく頷くと、自身の手を胸元で祈る様にそっと握り、
「ドロプさんの、それはでぇすね……」
「それは?」
(何ですの……)
固唾を呑んで答えを待つ彼女に、
「嫉妬でぇす」
「しっとぉ……」
「ハイでぇす♪」
パストリスの笑顔に、
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
言われている意味が理解出来ず、長考に入るドロプウォート。
脳内辞書を検索。
≪嫉妬とは、愛する人の愛情が他者に向けられているのを妬ましく思う気持ち。またの名を、やきもち≫
今日までの自身が行った言動を走馬灯の様に思い起こし、「その時何を思った」か、「その時何をした」か、「その時何を言った」のか、その全てがパストリスの言った「嫉妬」の短い一言に一気に集約、自身の内なる答えに辿り着いてしまったドロプウォートは、
『わぁ、ワタクシがぁ嫉妬ですってぇえぇぇええぇぇっぇええぇっぇえぇえぇ!』
羞恥で顔を真っ赤に染め上げ、動揺露わな半狂乱で、
「そっ、それでぇはぁ、まるでぇ、ワタクシがぁ、コウぅ!」
口にしかけた「好意」の一言を慌てて飲み込み、
「ナイナイナイナイィあり得ませんですわぁああぁ! きっと他にぃ要因がぁあぁ!」
しかし気付いてしまった「真なる感情」は、上辺の言い訳などで覆せる筈もなく、温かな眼差しで見つめるパストリスを前に、
「…………」
短く深呼吸して、落ち着きをゆっくり取り戻すと、窺う様な上目遣いで、
「それで、そのぉ……パストぉって……それって、つまりは貴方も、」
「ハイなのでぇす!」
屈託無い笑顔の即答に、
「!」
「恋敵でぇすね♪」
「!?」
向けられた真っ直ぐで無垢な瞳に、もはや「誤魔化し」や「言い逃れ」は野暮でしかなく、ドロプウォートは今日までの自身の振る舞いを反省するかのように、
「ですわねぇ♪」
素直な笑顔を返し、
「ですが私達の「真の敵」は強大ですわよぉ~」
「でぇすねぇ。しかも二人とも無自覚でぇすからねぇ~」
冗談めかして困惑風に笑い合い、
「私、貴方にも負けませんわよ、パスト♪」
「ボクだって♪ それと……」
「それとぉ?」
「ボクも、その…………」
「?」
言葉に詰まりつつも意を決し、
『「ドロプ」って呼んで良いでぇすか!』
「え?!」
驚き、ハッとするドロプウォート。
(そぅ言えば私、先程より彼女の事を無自覚に「呼び捨て」で呼んでおりましたわぁ!)
知らず知らずのうち、一方的に心の距離を縮めていた自身に気付き、何の憂いも、わだかまりも感じさせない笑顔で、
「無論ですわぁ♪」
右手を差し出した。
(!)
過去、何度も握ろうとしては拒まれた、彼女の右手。
それを自らの意思で差し出してくれた事に、パストリスは感動もひとしお満面の笑顔で、
「ハイでぇす!」
握り返すと、安堵したのか少しホッとした笑顔で、
「でも、嫉妬してしまいますでぇすよねぇ~」
「へ?」
(何やら「話が戻りまして」ですわぁ?)
不思議そうなきょとん顔に、
『だってぇそぅ思いませんでぇすかぁ?!』
身を乗り出し、
「あれだけ「気高く」ぅ、「心根の強い方」の想いを、独り占めしているんでぇすからぁ!」
「けっ、気高く心強いぃ?」
(ラディがぁ?)
頭上に巨大なハテナマークが浮かんだが、自分の方を向いてくれないラディッシュへの嫌味と皮肉を込めて、呆れ笑いしながら、
「どこのぉ誰がですのぉおぉ?」
するとパストリスが意外そうな顔して、
「え? 誰がって、でぇすから………………」
「ほぇ………………?」
「「・・・・・・・・・」」
しばし黙り込む二人。
黙り込んだ後、
『『えぇえぇぇ?!』』
驚愕した表情で驚き合う。
双方、違う人物を頭に想い描いていた事に気付き。
ドロプウォートはラディッシュを、パストリスはラミウムを。
「「あは、あはははははは……」」
誤解から生まれた思わぬ形でのカミングアウトに、誤魔化し笑いで笑い合い、お茶を濁し合っていると、
ぐぅうぅぅうぅぅぅうぅ!
快音が派手に鳴り響き、
「はぅ!」
真っ赤な顔して慌ててお腹を押さえる、ドロプウォート。
「なっ、何やら気が抜けたらぁお腹が空いてしまいましてですわぁ」
気恥ずかしそうな笑顔を見せながら、
「何か食べに行きましょうですわ♪」
「はいでぇす♪」
真の和解を迎えた女子二人は笑みをかわし、そして歩き始めた。
足並みをそろえ、ゆっくりと。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる