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後悔先に立たず
ナニその無駄な気遣い。
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ぐっと、プラスチックの胴体を持って、まだ何も始まってないのに、恐る恐る、とがった口の方を上にして、膝立ちした足の間へ。なるべく服をめくらないように前かがみになって、そーっと、その場所に。
「小さくてもそのまま突っ込んだら痛いですよ?」
「そうそう、ちょっと中身出して、自分で濡らさないと。手袋、脱いでいいし」
えええええ。こんなの、ぷすっと刺してじゅーって入れちゃえばいいんじゃないの?
でも、確かに言われた通り、何の潤いもないところに、こんな乾いたもの突っ込んだら、結構痛そう。本体でっかいから気づかなかったけど、細くなったとこも長さ、三センチくらいあるし。
今までもっと、この細いとこが長い容器使われてた割にローション入れるのに別に痛くなかったりしたのは、一応、ちゃんとされてたから?
何だよちくしょう、好き放題してると思ってたら、ナニその無駄な気遣い。
仕方ないから、季節外れのもこもこ手袋を外して、手袋してただけじゃなくて緊張でかいた汗に滑る手で、押すところの途中を握りこんで、押す。
ちょっとのつもりだったのに、結構出ちゃって、シリンダーのところまでぬるぬるする半濁の液体が流れてきた。
「んっ」
濡れた手をお尻に延ばして、そっと皺のきついとこに触れる。うえーん。こんなトコ、直に触るの、お風呂で無意識に洗うとき以外では初めてかも。いや、意図的に触るの、絶対初めて。
「ちゃーんと中まで濡らしとけよ?」
「第一関節分くらいまでは入れないと準備できませんよ?」
「んんっ ナカ、も?」
「当たり前ですよ? 万が一、傷でもついたら困るでしょう?」
「マコの指くらいペロっと入るから大丈夫。手首まで挿入(はい)るかもよ? 俺らのと変わんないし、太さ」
指はともかくそんなとこまで入るかっ!! いくらお前らのがご立派でも俺の手首の方が太い……はずだ! 絶対ッ!!
どの指を入れたらいいんだろうと迷って、入れたのは人差し指。ちゅくっと簡単に入っちゃった。初めて触れる自分の中は、同じ体なのに、指より熱い気がした。
「ふぇんっ」
「入れたら襞にローションを塗りこめるように動かして? 指の腹で撫でたらいいですよ」
指を動かしたら、ちゅくちゅくっと音がする。
「んっん」
「もういいですよ? 指を抜いて、注射器を刺して?」
つぷんと指を抜いて、さっき溢れたローションにまみれてるはずのとがった部分をお尻の孔の位置にあてて、シリンダー部分の一番下の、羽みたいになったとこを持って、入れる。
注射器のさきっぽ自体が漏れたローションで濡れ濡れだったせいか、これも簡単に入っちゃった。
「ひゃぁんっ」
「んー? どした?」
「硬いの、コリってなった」
先の方が細くなってるけど、付け根の方は三角錐状態だから、徐々に太くなってて、指よりリアルに広がった感じ。
もうすでに泣きたい。
「小さくてもそのまま突っ込んだら痛いですよ?」
「そうそう、ちょっと中身出して、自分で濡らさないと。手袋、脱いでいいし」
えええええ。こんなの、ぷすっと刺してじゅーって入れちゃえばいいんじゃないの?
でも、確かに言われた通り、何の潤いもないところに、こんな乾いたもの突っ込んだら、結構痛そう。本体でっかいから気づかなかったけど、細くなったとこも長さ、三センチくらいあるし。
今までもっと、この細いとこが長い容器使われてた割にローション入れるのに別に痛くなかったりしたのは、一応、ちゃんとされてたから?
何だよちくしょう、好き放題してると思ってたら、ナニその無駄な気遣い。
仕方ないから、季節外れのもこもこ手袋を外して、手袋してただけじゃなくて緊張でかいた汗に滑る手で、押すところの途中を握りこんで、押す。
ちょっとのつもりだったのに、結構出ちゃって、シリンダーのところまでぬるぬるする半濁の液体が流れてきた。
「んっ」
濡れた手をお尻に延ばして、そっと皺のきついとこに触れる。うえーん。こんなトコ、直に触るの、お風呂で無意識に洗うとき以外では初めてかも。いや、意図的に触るの、絶対初めて。
「ちゃーんと中まで濡らしとけよ?」
「第一関節分くらいまでは入れないと準備できませんよ?」
「んんっ ナカ、も?」
「当たり前ですよ? 万が一、傷でもついたら困るでしょう?」
「マコの指くらいペロっと入るから大丈夫。手首まで挿入(はい)るかもよ? 俺らのと変わんないし、太さ」
指はともかくそんなとこまで入るかっ!! いくらお前らのがご立派でも俺の手首の方が太い……はずだ! 絶対ッ!!
どの指を入れたらいいんだろうと迷って、入れたのは人差し指。ちゅくっと簡単に入っちゃった。初めて触れる自分の中は、同じ体なのに、指より熱い気がした。
「ふぇんっ」
「入れたら襞にローションを塗りこめるように動かして? 指の腹で撫でたらいいですよ」
指を動かしたら、ちゅくちゅくっと音がする。
「んっん」
「もういいですよ? 指を抜いて、注射器を刺して?」
つぷんと指を抜いて、さっき溢れたローションにまみれてるはずのとがった部分をお尻の孔の位置にあてて、シリンダー部分の一番下の、羽みたいになったとこを持って、入れる。
注射器のさきっぽ自体が漏れたローションで濡れ濡れだったせいか、これも簡単に入っちゃった。
「ひゃぁんっ」
「んー? どした?」
「硬いの、コリってなった」
先の方が細くなってるけど、付け根の方は三角錐状態だから、徐々に太くなってて、指よりリアルに広がった感じ。
もうすでに泣きたい。
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