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嵐の前の静けさ
なーでーまーわーす、なぁああぁッ!
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「日に焼けているのは健康的でいいことですが、限度と言うものがあるでしょう。とっとと元の色白の真琴に戻って頂かないと、痕も付ける楽しみが半減したままです」
「なななななんで、俺がお前らの楽しみの為に好きなこと辞めなきゃなんねーんだよッ」
「別に俺たちだけ楽しんでないだろ。マコもあんあんすっげー気持ちよさそうにしてんじゃん」
「してなっ……ぃぎゃぁああぁッ」
するするするーっと、後から伸びてきた藤也の手が、またもやファスナーをジャーッと引き下ろしながら入ってきて脇腹を、ハーフパンツの裾から入ってきた柊也の手が、ひざ裏から太腿の脇を通って、腰骨からお尻の辺り。
なーでーまーわーす、なぁああぁッ!
結構伸縮性が高いらしい服の中に伸びてきた、四本の手。生地の下をうごうごと撫で回す手。
どれから阻止すべきかと考えて、全部と言う答えが導き出されたせいで、もう、どれをどう押さえつけたらいいのかわけんわかねぇってなってる隙に、藤也ががっちり俺の腕まで巻き込んでホールド。
足の方も、柊也がこれまたがっちりと。
だからどうして何の衒いもなく行動がシンクロして、見事に役割分担するんだお前らはッ!
「やッ も、離……ッ んあっ」
逃げを打って体を浮かせたら、柊也の大きな手が尻を柔らかく掴む。
「なにすッ……!!」
ギッと睨んでも、そんなものへでもないのか、柊也がしれっと、あの左右非対称の笑み。
「そんなに潤んだ目で見つめられると困りますね」
見つめてねぇ! 撫で回されてちょっと涙目になりそうだけどッ
「ひあんっ」
「あれー? 触る前から乳首勃ってる?」
胸に回り込んできた藤也の、親指と人差し指が、言うより早く俺の乳首をこりこりつまみ上げる。
昨夜散々弄られたそこは、ちょっと触られただけで勝手にぷくりと反応してしまったらしく、摘まむ指に加えて、中指で押しつぶされたり、付け根から押し倒されたりして、さらに硬くなっていく。
「んっ やめぇ……ッ! やあぁッ!!」
緩く頭をもたげだした俺のモノの付け根を、柊也の指先がくすぐる。
「あッ ヤッ ちくび、触ん、なぃでッ!」
「こちらも触る前からかわいらしい反応ですね」
実は、さっき、足の先に息吹きかけられた時にちょっと反応しかけてたところを、撫でるように触られて、ぐぐんと育っちゃった。
風呂でもなんつーか中途半端にされちゃったから、いつもより簡単に。でもこれって十代のオトコノコなら当然の生理的反応だと思うんですけどッ
「私たちが楽しんでいるのは事実ですが、私たちだけ、と言うのは語弊があるでしょう? 私たちは真琴も楽しませてあげていると思っていますが?」
いいっ! いいです。楽しませて頂かなくていいからッ! いらないのほうの、いいだよッ! ンなことして頂かなくて結構です!!
口を開いたらヘンな声がでそうで、ぎゅっと唇をかみしめたまま、とにかくぶんぶん首を横に振る。
「だなぁ オモチャも全部使ってねぇし、今夜はとことん『マコだけ』気持ちよーく、してやんよ?」
脳みそ揺れるくらい頭振ってた俺の顎を、柊也の大きな手が掴んで、止める。
後ろから、藤也が耳元、息がかかるくらいのところで囁いた。
「マコが楽しくない、気持ちよくないってカラダで証明してくれたら、俺らも引き下がるよ?」
甘い甘い声音。温かささえ感じる呼気。
噛みしめたままの唇を、柊也の指が撫でる。
「どうしますか? やめますか? やりますか?」
「……やっ やってやるよッ!」
そうだ。昨日はなんか、流されて変なことになってたけど、あんなの間違いだったって、絶対証明してやるッ
「わかりました。では、楽しさは半減しますが、私たちは真琴になるべく触りません。見ているだけにしましょう」
え?
譲歩しましょうとでも言いたげに、柊也が小さい溜息をついて、言う。
「俺らがいじりまわしたからだー とか言われたらアレだしなぁ マコの好きなの選んでいいから、尻尾つけて……そうだなぁ 三十分くらい耐えてみて?」
え。いいの? そんな簡単で。
しっぽって、かなり小さいのあったけど、それでいいなら、大丈夫な気がしてきた。
表面さわさわーって、今みたいに触られただけで萌(きざ)しそうな気がしてたから、正直、双子に触られるのは反則、触るなって言おうと思ってたのに、向こうから出してくるなんてラッキー?
なんて、能天気なこと考えてたから、この時俺は、双子がなんか、意味深にアイコンタクトとってたことを、迂闊にも見落としていた。
「なななななんで、俺がお前らの楽しみの為に好きなこと辞めなきゃなんねーんだよッ」
「別に俺たちだけ楽しんでないだろ。マコもあんあんすっげー気持ちよさそうにしてんじゃん」
「してなっ……ぃぎゃぁああぁッ」
するするするーっと、後から伸びてきた藤也の手が、またもやファスナーをジャーッと引き下ろしながら入ってきて脇腹を、ハーフパンツの裾から入ってきた柊也の手が、ひざ裏から太腿の脇を通って、腰骨からお尻の辺り。
なーでーまーわーす、なぁああぁッ!
結構伸縮性が高いらしい服の中に伸びてきた、四本の手。生地の下をうごうごと撫で回す手。
どれから阻止すべきかと考えて、全部と言う答えが導き出されたせいで、もう、どれをどう押さえつけたらいいのかわけんわかねぇってなってる隙に、藤也ががっちり俺の腕まで巻き込んでホールド。
足の方も、柊也がこれまたがっちりと。
だからどうして何の衒いもなく行動がシンクロして、見事に役割分担するんだお前らはッ!
「やッ も、離……ッ んあっ」
逃げを打って体を浮かせたら、柊也の大きな手が尻を柔らかく掴む。
「なにすッ……!!」
ギッと睨んでも、そんなものへでもないのか、柊也がしれっと、あの左右非対称の笑み。
「そんなに潤んだ目で見つめられると困りますね」
見つめてねぇ! 撫で回されてちょっと涙目になりそうだけどッ
「ひあんっ」
「あれー? 触る前から乳首勃ってる?」
胸に回り込んできた藤也の、親指と人差し指が、言うより早く俺の乳首をこりこりつまみ上げる。
昨夜散々弄られたそこは、ちょっと触られただけで勝手にぷくりと反応してしまったらしく、摘まむ指に加えて、中指で押しつぶされたり、付け根から押し倒されたりして、さらに硬くなっていく。
「んっ やめぇ……ッ! やあぁッ!!」
緩く頭をもたげだした俺のモノの付け根を、柊也の指先がくすぐる。
「あッ ヤッ ちくび、触ん、なぃでッ!」
「こちらも触る前からかわいらしい反応ですね」
実は、さっき、足の先に息吹きかけられた時にちょっと反応しかけてたところを、撫でるように触られて、ぐぐんと育っちゃった。
風呂でもなんつーか中途半端にされちゃったから、いつもより簡単に。でもこれって十代のオトコノコなら当然の生理的反応だと思うんですけどッ
「私たちが楽しんでいるのは事実ですが、私たちだけ、と言うのは語弊があるでしょう? 私たちは真琴も楽しませてあげていると思っていますが?」
いいっ! いいです。楽しませて頂かなくていいからッ! いらないのほうの、いいだよッ! ンなことして頂かなくて結構です!!
口を開いたらヘンな声がでそうで、ぎゅっと唇をかみしめたまま、とにかくぶんぶん首を横に振る。
「だなぁ オモチャも全部使ってねぇし、今夜はとことん『マコだけ』気持ちよーく、してやんよ?」
脳みそ揺れるくらい頭振ってた俺の顎を、柊也の大きな手が掴んで、止める。
後ろから、藤也が耳元、息がかかるくらいのところで囁いた。
「マコが楽しくない、気持ちよくないってカラダで証明してくれたら、俺らも引き下がるよ?」
甘い甘い声音。温かささえ感じる呼気。
噛みしめたままの唇を、柊也の指が撫でる。
「どうしますか? やめますか? やりますか?」
「……やっ やってやるよッ!」
そうだ。昨日はなんか、流されて変なことになってたけど、あんなの間違いだったって、絶対証明してやるッ
「わかりました。では、楽しさは半減しますが、私たちは真琴になるべく触りません。見ているだけにしましょう」
え?
譲歩しましょうとでも言いたげに、柊也が小さい溜息をついて、言う。
「俺らがいじりまわしたからだー とか言われたらアレだしなぁ マコの好きなの選んでいいから、尻尾つけて……そうだなぁ 三十分くらい耐えてみて?」
え。いいの? そんな簡単で。
しっぽって、かなり小さいのあったけど、それでいいなら、大丈夫な気がしてきた。
表面さわさわーって、今みたいに触られただけで萌(きざ)しそうな気がしてたから、正直、双子に触られるのは反則、触るなって言おうと思ってたのに、向こうから出してくるなんてラッキー?
なんて、能天気なこと考えてたから、この時俺は、双子がなんか、意味深にアイコンタクトとってたことを、迂闊にも見落としていた。
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