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前門の虎、後門の狼
そんなセリフ言えるかぁッ!
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「イけない?」
目の前が暗くなるくらい近くに、藤也の顔。
また首をぶんぶん縦に振って、頷く。
「手伝ってやろうか?」
意地の悪い問いに、一瞬間をおいて、でもイきたくて、小さく頷く。
「んー でもさっき、手伝いいらねぇっつったのはこの口だしなぁ」
息をするのも精いっぱいで、半分開いたままの口を、藤也が突く。言われなくても覚えてるよッ 断ったよ確かに!!
ぎっと力いっぱい睨んでも、全然余裕……と言うより、より笑みを深めて、藤也が短くうなった後。
「んー そんなお目目うるうる上目遣いで睨まれても。じゃあもう一回ちゃんとオネダリできたら手伝ってやるよ」
うわー 嫌な予感しかしねぇ
「『藤也オニイチャンお願いイかせて』って言ってみな?」
なっ なッ なぁッ!?
何で俺がそんなエロゲかアダルトビデオみたいなセリフいわなきゃなんねーんだぁ!!
嫌だ。断固拒否するッ! 首を横に振ったら、藤也の顔がまた近くなって、柊也の顔がないほうの耳元、息がかかるくらいの距離。
「ちゃーんと言えなかったこのまんまな。ってか」
「んひゃああああ!」
言い終わると同時に、藤也が片手の親指で俺の根元をギュっと抑え込んで、もう片手の人差し指で、ずっと触れられなかった先っぽの裏側。一番弱いとこ、ピンって弾いた。
痛いくらいの衝撃に涙が浮かぶ。でも、根元をギュっと押さえつけられていて、熱の出口はない。
「ふああっ ふっ あッ あぅ」
あまりのことに肩で息をして、熱を孕んだ息を吐き出す。
「ほら、いい子だからちゃんと言ってみな?」
俺の息が落ち着くのを見計らって、焦点が合うくらいの距離、藤也が離れる。
顔見ながらとか、絶対無理! だから俯いて、斜め下を見ながら。
「……とーぅや……ぉねが……ッ か、せて?」
目の前が暗くなるくらい近くに、藤也の顔。
また首をぶんぶん縦に振って、頷く。
「手伝ってやろうか?」
意地の悪い問いに、一瞬間をおいて、でもイきたくて、小さく頷く。
「んー でもさっき、手伝いいらねぇっつったのはこの口だしなぁ」
息をするのも精いっぱいで、半分開いたままの口を、藤也が突く。言われなくても覚えてるよッ 断ったよ確かに!!
ぎっと力いっぱい睨んでも、全然余裕……と言うより、より笑みを深めて、藤也が短くうなった後。
「んー そんなお目目うるうる上目遣いで睨まれても。じゃあもう一回ちゃんとオネダリできたら手伝ってやるよ」
うわー 嫌な予感しかしねぇ
「『藤也オニイチャンお願いイかせて』って言ってみな?」
なっ なッ なぁッ!?
何で俺がそんなエロゲかアダルトビデオみたいなセリフいわなきゃなんねーんだぁ!!
嫌だ。断固拒否するッ! 首を横に振ったら、藤也の顔がまた近くなって、柊也の顔がないほうの耳元、息がかかるくらいの距離。
「ちゃーんと言えなかったこのまんまな。ってか」
「んひゃああああ!」
言い終わると同時に、藤也が片手の親指で俺の根元をギュっと抑え込んで、もう片手の人差し指で、ずっと触れられなかった先っぽの裏側。一番弱いとこ、ピンって弾いた。
痛いくらいの衝撃に涙が浮かぶ。でも、根元をギュっと押さえつけられていて、熱の出口はない。
「ふああっ ふっ あッ あぅ」
あまりのことに肩で息をして、熱を孕んだ息を吐き出す。
「ほら、いい子だからちゃんと言ってみな?」
俺の息が落ち着くのを見計らって、焦点が合うくらいの距離、藤也が離れる。
顔見ながらとか、絶対無理! だから俯いて、斜め下を見ながら。
「……とーぅや……ぉねが……ッ か、せて?」
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