有栖と奉日本『カクれんぼ』

ぴえ

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第二章:もういいかい?

虹河原_2-1

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「それでは学園の調査方法について警察側から案を提示致します。一通り聞いて頂き、その後に疑問点や別の手法があるなら代案を提示してもらうようお願いします」
 天使が去ったあと、口を開いたのは虹河原だった。すっと立ち上がったので自然とユースティティア側の二人も視線を向け、スムーズな流れで会議へ導入される。ありがちな誰が話すのか、という嫌な沈黙は発生しなかった。
「期間は五日間。土日は学校側は部活等で開校はしていますが、こちらは調査は行いません。そちらを除いた五日間です。よって、本日が水曜日なので次の火曜日までになります」
「休みがあるってのはいいねぇ。それに長々と調査しなくていいのも助かるよ」
 我孫子が合いの手のように口を挟む。
「警察にしろユースティティアにしろ学園内に入るわけですから長期の滞在は生徒を含む学園の関係者を不安にさせます。それは避けたいので」
「そりゃそうだ」
「次に調査についてですが、調査内容は学園に不適切な指導や問題がないか、また、学生の素行などに限ります。そして方法ですが、こちらは四人で一緒に行うのは非効率です。よって、警察側から一人、ユースティティア側から一人のペアを作り、二組に分かれて実施します。ペアに関しては馴れ合いを防ぐ為に、一日ごとに交代し、連続して同じ相手と調査することはないようにします。宜しいでしょうか?」
 そう言い終えると、虹河原は反保を一瞥した。彼も視線に気づき、黙って頷く。我孫子からも反対意見はないようだった。
「調査前と後には集まってミーティングを実施し、情報交換をします。そのときに調査エリアに関しても話しましょう。では、本日のペアですが――」
 虹河原はそこで一息挟む。そして、本日のペアを発表した。
「私と反保くん。我孫子さんと飛田くんで調査を実施します」
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