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クーン20歳

第252話 メタボのクズ過ぎる過去の行為

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「それはつまり、あれだな、俺が仕込んでいた仕組みが発動したせいだ。」
 メタボが何を言っているんだ。
 つまりあれか?エルフの女性、若しくは子供に何か仕込んでいたと言う事か?
 そのせいで成長が遅れているとか?

「一体何をした?」
 俺は思わず怒気を込めて聞いてしまった。

「あんたも日本人だったら分かるだろう?エルフと言えば長い耳と長寿、そして華奢な姿に美しい顔立ち。それを俺好みに昇華させるために魔改造をだなうぐべぎょ・・・・」
 長い耳は何かの間違いだったんじゃなかったか?当時のあれだ、ロー■ス島戦記、あれに出てきたディー■リット、あのデザインがこうした元になっているんだろう。
 出▼さん何しちゃっているんすか?
 しかし当時の影響は小さくなく、その後のイメージ定着に貢献しちゃったとか、人によっては神扱い(一寸大げさ)。
 俺的には未完のルー◇マスカーの完成を待ちたい所だ。
 この前日本に戻った時に実はこっそり調べた。残念ながら35話は実在していなかったよ。

 いかんいかん、脱線しまくった。

 そんな感じでメタボは自分の日本で普及しつつあるエルフのイメージそのものをこの世界に居るリアルエルフに対し、無理やり・・・・

 人体をいじくったのか?
 それはそれで酷いが一体どうなった?

「あのなあ、知っているか?ここにきて一番驚いたのがエルフの胸だ!あれは駄目だ!だから本来の胸にした。俺様いい仕事をしたと今更ながら思う。」

 おい、まさか胸が自分好みじゃないからと大きさを、つまり脂肪を吸引するか投入するかしたのか?まさかシリコンを?いや、それはないな。

 俺は嫌な予感がしていた。
 何せ世界樹の所に居たエルフの女性は・・・・男性は1人もいなかった・・・・っ例外なく胸が控えめだったのだ。

「なあヤーナ、今のどう思う?」
「私の胸を見ながら言わないでよ!これでも気にしているんだから!」
 ヤーナの胸は俺の夢が詰まっている。まあ量より質、と言っておく。

「あー、そこの女は合格だ。耳さえ長けりゃ完璧だったぐぼべぎょぴー・・・・」

 人の妻に何て言い草だ!ヤーナの胸は俺のだ!
「何勝手な事を妄想しているのよ!これは私のよ!」
 夢に手が届きそうで届かなかったよ。
 まあ2人っきりだと夢に手が・・・げふんげふん。

「まあ想像通りの結果よ?だけどねえ。」
 ヤーナは村でエルフの女性と会ったはず。
「まあいい。実際あってみないとわからん事だらけだ。」

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 ヤーナと共にエルフの女性と会ってみた。
 とびっきり美しい女性が凄い勢いでやってきて、俺はあっという間に組み敷かれてしまった。

 ヤーナが驚いている。
 俺も驚いている。

「久しぶりの男!さあ励むわよ!あいつは逃げたけれど、もう逃がさないわよ!」

 俺はこの瞬間まで誤解をしていた。
 メタボ、本当は被害者だったのか?
 そしてそのせいで精神が・・・・

「ちょっと待て!その前に色々確認したい事がある。」
「病気はないわよ?」
 俺のイメージが崩壊した瞬間だった。
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