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クーン20歳
第242話 エルマ・ハルセマとイナ・スタート
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エルマ・ハルセマとイナ・スタートは歓喜していた。
何故なら、遂に名前が・・・・
これ以上は言うまい。
「ありがとうございます神様仏様【ピピー】様!」
「このままモブなのかと思っていたのよ!ここまで耐えた甲斐があるってなものよ!【ピピー】様、この調子で他に名前が出ていないクランメンバーもよろしくね?」
そんな事を2人して話し合っていたが、突如2人の脳内に、
【それはない。】
そんな言葉が聞こえたとか聞こえなかったとか。
そんな彼女達だが、エルマは闇魔法と探索、イナは光魔法と弓術を用い、エルマは魔物を素早く見つけ闇魔法でかく乱及び行動不能にする事を得意とし、イナは矢に光属性を纏わせ攻撃する事を得意とする。
本来人を探すのはエルマの得意とする所だが、残念ながらドラゴンがニールスを空の彼方へ連れ去ったため、その足取りを掴めなかったのだ。
「ねえ、どうすんのよ。」
ノールチェである。
「どうすんのって言われても、どうしようもないわね。空を飛ばれたら、探索スキルって使えないのよ。」
エルマは残念そうにしている。
「でも、このままではいつまでたっても見つかりません。私思うんですけれど、もう一度ニールス様が最後に戦っていた場所まで戻り、山の方へ向かいませんか?」
ローシェはここで言っておかないと一生後悔すると思い、思い切って提案した。
「あー、そう言えばなんかそんな事を言っていた気がするわね。」
イナはまるで他人事のような返答をするが、しっかり彼女も山へ向かうのは反対していた。
「もう手掛かりがないですから、戻って確認してみましょう。」
ヘインチェも賛同する。どうにもならないとはこの事。
ニースルを発見できないままおめおめと領地へは、つまり拠点へは戻れない。
半年無駄にした彼女達だが、まだ挽回のチャンスはある!そう信じて戻る事にした。
・・・・
・・・
・・
・
「ここよね?」
「ええ、間違いはないはずです。」
「でもなにあれ?」
「大きな木ですよね?」
「大木だな。」
ニールスが倒れていたと思われる付近には、2メートルを子す木が育っていた。
作物が育つにしても明らかに成長が早い。
しかも半年前、ここは辺り一面焼け野原。
とてもではないが作物が育つような感じではなかった。
「誰か鑑定の魔道具持ってなかったっけ?」
今鑑定の魔道具はイネが持っていた。
「この前借りた時からずっとそのまま持っているよ。私が使う?」
そう言いつつ鑑定を。
「なあ、世界樹って何だっけ?」
「世界樹?世界に数本存在しているという、あの巨木ですか?」
「そ、それそれ。なんか世界樹の若木と出ているんだ。」
● 作者からのお知らせです
11月に入ってから会社で休暇者が多数出ていて、応援その他で人手不足になってしまい、仕事が忙しくなってしまいました。
暫く更新が滞ってしまうと思います。ご了承願います。
何故なら、遂に名前が・・・・
これ以上は言うまい。
「ありがとうございます神様仏様【ピピー】様!」
「このままモブなのかと思っていたのよ!ここまで耐えた甲斐があるってなものよ!【ピピー】様、この調子で他に名前が出ていないクランメンバーもよろしくね?」
そんな事を2人して話し合っていたが、突如2人の脳内に、
【それはない。】
そんな言葉が聞こえたとか聞こえなかったとか。
そんな彼女達だが、エルマは闇魔法と探索、イナは光魔法と弓術を用い、エルマは魔物を素早く見つけ闇魔法でかく乱及び行動不能にする事を得意とし、イナは矢に光属性を纏わせ攻撃する事を得意とする。
本来人を探すのはエルマの得意とする所だが、残念ながらドラゴンがニールスを空の彼方へ連れ去ったため、その足取りを掴めなかったのだ。
「ねえ、どうすんのよ。」
ノールチェである。
「どうすんのって言われても、どうしようもないわね。空を飛ばれたら、探索スキルって使えないのよ。」
エルマは残念そうにしている。
「でも、このままではいつまでたっても見つかりません。私思うんですけれど、もう一度ニールス様が最後に戦っていた場所まで戻り、山の方へ向かいませんか?」
ローシェはここで言っておかないと一生後悔すると思い、思い切って提案した。
「あー、そう言えばなんかそんな事を言っていた気がするわね。」
イナはまるで他人事のような返答をするが、しっかり彼女も山へ向かうのは反対していた。
「もう手掛かりがないですから、戻って確認してみましょう。」
ヘインチェも賛同する。どうにもならないとはこの事。
ニースルを発見できないままおめおめと領地へは、つまり拠点へは戻れない。
半年無駄にした彼女達だが、まだ挽回のチャンスはある!そう信じて戻る事にした。
・・・・
・・・
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「ここよね?」
「ええ、間違いはないはずです。」
「でもなにあれ?」
「大きな木ですよね?」
「大木だな。」
ニールスが倒れていたと思われる付近には、2メートルを子す木が育っていた。
作物が育つにしても明らかに成長が早い。
しかも半年前、ここは辺り一面焼け野原。
とてもではないが作物が育つような感じではなかった。
「誰か鑑定の魔道具持ってなかったっけ?」
今鑑定の魔道具はイネが持っていた。
「この前借りた時からずっとそのまま持っているよ。私が使う?」
そう言いつつ鑑定を。
「なあ、世界樹って何だっけ?」
「世界樹?世界に数本存在しているという、あの巨木ですか?」
「そ、それそれ。なんか世界樹の若木と出ているんだ。」
● 作者からのお知らせです
11月に入ってから会社で休暇者が多数出ていて、応援その他で人手不足になってしまい、仕事が忙しくなってしまいました。
暫く更新が滞ってしまうと思います。ご了承願います。
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