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外伝 章努の話
2人で挑めば
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「だあ!何でわかんねえかな?」
俺1人では、あと一歩のところで魔王に逃げられていたが、2人で戦えば逃げ場を失った魔王をきっと逃がさず仕留められるだろう!そう言っているんだが相手は理解してくれないんだ!何でだよ!
「何でわかんねえんだよ!今がチャンスなんだって!」
「その、チャンスとはどういう事か具体的に教えてくれないかな?」
何で理解しない?順平って言ったか、このおっさん。
「は?魔王がだな、せっかく召喚者に憑依したんだ!そのまま切っちまえばいい!」
俺1人だとそれも無理だったんだ!
「いやいや仮にも森信君は・・・・まあ僕も切られたし、その前に内元君も切られたし、今更彼を助けようと思わないけれど、だからといって憑依してるから切っちゃおうとは思えないんだけど。」
これ以上話し合っても仕方がねえ!もう無理やり連れて行くしかねえな!
「おっさん行くぜ!おばちゃん達もさっさと行く!」
このおっさん、一体何人の女を従えているんだ!
スパン!!!!
「いてえ!なんだよ!」
誰だよ俺様の頭をはたいた奴は・・・・ってピーちゃんかよ!
「こんな美しい女性を目の前にして、そんな言い方はないですよ。」
「はあ?どう見ても年上。年上をおばちゃんと呼んだら駄目なのかよ?」
「章様、私悲しいですわ・・・・」
え?ピーちゃんをおばちゃん呼ばわりしていねえのに何でこいつが泣くんだよ!
「あ・・・・わあ!泣くなよ!」
「章殿、女性を泣かすとはいけませんなあ。」
「何だよどいつもこいつも!う・・・・わかったよ泣くな!」
「常々言っていますが、女性の扱いをもっと学んだ方がよろしいですわ。」
何だよ皆好き勝手言いやがって!それに魔王を仕留めるまでそれは無理な話なんだよ!
「それはもう、手遅れですから。」
何が手遅れだ!全くどいつもこいつも!
「いえ、口に出してはいませんわ。」
そんな事よりうだうだ言ってんじゃねえ!ほれそんな暇があるなら今から行く!
魔王はすぐそこにいるんだ!今がチャンス!好機!
おいピーちゃん、早く連れて行けよ!
「もう慣れましたわ。10年ですもの。」
何が10年だよ!俺は未だこの世界になれねえ!飯がまずい!寝床が硬い!虫があちこち飛んでキモい!
あ、そうそう、魔王森信が今いる場所はヘイマンス領という場所らしい。
因みに素行不良の召喚者が追放された場所なんだとか。
誰でもババを引く事があるんだな。
ぜってえこの領地を任されている奴は貧乏くじ引いているよな!
で、その後どっかのギルドに確認し、情報を仕入れてから出発する事になったようだ!
俺1人では、あと一歩のところで魔王に逃げられていたが、2人で戦えば逃げ場を失った魔王をきっと逃がさず仕留められるだろう!そう言っているんだが相手は理解してくれないんだ!何でだよ!
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何で理解しない?順平って言ったか、このおっさん。
「は?魔王がだな、せっかく召喚者に憑依したんだ!そのまま切っちまえばいい!」
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「いやいや仮にも森信君は・・・・まあ僕も切られたし、その前に内元君も切られたし、今更彼を助けようと思わないけれど、だからといって憑依してるから切っちゃおうとは思えないんだけど。」
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何だよ皆好き勝手言いやがって!それに魔王を仕留めるまでそれは無理な話なんだよ!
「それはもう、手遅れですから。」
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そんな事よりうだうだ言ってんじゃねえ!ほれそんな暇があるなら今から行く!
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あ、そうそう、魔王森信が今いる場所はヘイマンス領という場所らしい。
因みに素行不良の召喚者が追放された場所なんだとか。
誰でもババを引く事があるんだな。
ぜってえこの領地を任されている奴は貧乏くじ引いているよな!
で、その後どっかのギルドに確認し、情報を仕入れてから出発する事になったようだ!
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