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日本
第627話 領地に戻り相談を
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ゲートを使い、領地に戻りました。
既に友郁達によって魔大陸の事が色々報告済みだったので、友郁達と別れてからの事を報告して魔大陸に関する報告は完了しました。
そしてユハニが、
「公爵様、今回の魔大陸の件についてでございますが、幾つか看過できぬ事案がございましたので、まずアーダ様とザーラ様へ事の詳細を話し、その後速やかにアルノルト陛下へ報告をいたしたく思うのですが。」
ユハニが看過できぬ事案って言っているけど、どの事かな?
「ユハニがそう思うのであれば・・・・どれなのかな?」
ユハニは僕をじっと見つめています。
「その前に単なる報告といたしましては一通りご報告申し上げるべきと思われます。ゲートの件は今後国が管理すべき・・・・これに関しては結局アルノルト陛下が公爵様に全てを任す判断を下すと思われますので報告だけになりそうです。私が看過できぬと申したのは主に3つでございます。」
3つ?何だろう?魔王の事?それに日本に行き来できるという点?あと1つは何?
「ユハニが思うのは何か教えてくれないか?」
「では一つ目。公爵様が娶ったと言われる魔王の娘、早紀殿でございます。」
・・・・この国では親の罪は子にも及ぶの?
「なあユハニ、この国、いや世界かな?では親の罪は子にも及ぶのかい?」
「それに関しては否とお答えいたしますが、この場合子が親の悪事に加担していなかった場合でございます。早紀殿はどうだったのか分かりかねません。魔王城では魔王の娘として認知されていた様子。であれば一切関わりがなかったと言えるのか些か分かりかねますので、陛下にはご報告をすべきと判断いたしました。」
早起ってそう言えばお父さまの仇とか言って俺を襲おうとしたんだよな。勘違いだけど。うーん、どうなんだろう。
「ユハニ、これに関しては任せてほしい。ただ言える事は魔王が魔大陸からこの大陸に進出し、各国を滅ぼしていた時、早紀は一切関わっておらず、魔王と接触していなかったはずだ。」
「分かりました。それに関しては暫く様子を見、調査いたします。では2つ目でございますが、魔大陸と公爵様の元居た世界との接点でございます。こちらに関しては緊急の案件と判断いたしました。」
「それに関しては万が一向こうが汚染されていると、色々問題が出るからこれに関しては色々話した方がいいな。放射能と未知のウイルス。これがこの世界に持ち込まれるのは何としても防がないといけない。」
「放射能と未知のウイルスでございますか?この2つは分かりかねます。ただこの世界に悪影響を及ぼすのであれば色々前もって対処いたしておかねばならないのでしょう。」
「これに関してはまた後でちゃんと説明するよ。」
泉とかどう説明してくれていたのかわからないから。
「左様でございますか。では3つ目でございます。」
「魔王の事か?」
「いえ、魔王はすでに滅んでおります。魔大陸そのものでございます。」
「ユハニは魔大陸そのものが脅威と言うのかい?」
「いえ、魔王亡き後の魔大陸のその後でございます。」
一体ユハニは何の心配をしているのだろう?
既に友郁達によって魔大陸の事が色々報告済みだったので、友郁達と別れてからの事を報告して魔大陸に関する報告は完了しました。
そしてユハニが、
「公爵様、今回の魔大陸の件についてでございますが、幾つか看過できぬ事案がございましたので、まずアーダ様とザーラ様へ事の詳細を話し、その後速やかにアルノルト陛下へ報告をいたしたく思うのですが。」
ユハニが看過できぬ事案って言っているけど、どの事かな?
「ユハニがそう思うのであれば・・・・どれなのかな?」
ユハニは僕をじっと見つめています。
「その前に単なる報告といたしましては一通りご報告申し上げるべきと思われます。ゲートの件は今後国が管理すべき・・・・これに関しては結局アルノルト陛下が公爵様に全てを任す判断を下すと思われますので報告だけになりそうです。私が看過できぬと申したのは主に3つでございます。」
3つ?何だろう?魔王の事?それに日本に行き来できるという点?あと1つは何?
「ユハニが思うのは何か教えてくれないか?」
「では一つ目。公爵様が娶ったと言われる魔王の娘、早紀殿でございます。」
・・・・この国では親の罪は子にも及ぶの?
「なあユハニ、この国、いや世界かな?では親の罪は子にも及ぶのかい?」
「それに関しては否とお答えいたしますが、この場合子が親の悪事に加担していなかった場合でございます。早紀殿はどうだったのか分かりかねません。魔王城では魔王の娘として認知されていた様子。であれば一切関わりがなかったと言えるのか些か分かりかねますので、陛下にはご報告をすべきと判断いたしました。」
早起ってそう言えばお父さまの仇とか言って俺を襲おうとしたんだよな。勘違いだけど。うーん、どうなんだろう。
「ユハニ、これに関しては任せてほしい。ただ言える事は魔王が魔大陸からこの大陸に進出し、各国を滅ぼしていた時、早紀は一切関わっておらず、魔王と接触していなかったはずだ。」
「分かりました。それに関しては暫く様子を見、調査いたします。では2つ目でございますが、魔大陸と公爵様の元居た世界との接点でございます。こちらに関しては緊急の案件と判断いたしました。」
「それに関しては万が一向こうが汚染されていると、色々問題が出るからこれに関しては色々話した方がいいな。放射能と未知のウイルス。これがこの世界に持ち込まれるのは何としても防がないといけない。」
「放射能と未知のウイルスでございますか?この2つは分かりかねます。ただこの世界に悪影響を及ぼすのであれば色々前もって対処いたしておかねばならないのでしょう。」
「これに関してはまた後でちゃんと説明するよ。」
泉とかどう説明してくれていたのかわからないから。
「左様でございますか。では3つ目でございます。」
「魔王の事か?」
「いえ、魔王はすでに滅んでおります。魔大陸そのものでございます。」
「ユハニは魔大陸そのものが脅威と言うのかい?」
「いえ、魔王亡き後の魔大陸のその後でございます。」
一体ユハニは何の心配をしているのだろう?
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