517 / 739
異世界にやってきてから10年
第511話 服に付与を
しおりを挟む
翌朝、皆で食事をとった後、装備の見直しの為に大きな部屋に集まってもらう。
一通り説明した後、友郁と泉が中心に女性の装備の見直しをしてもらう事に。
もしかしたら下着や肌着まで何かをするかもしれず、バイエンス氏の妻達、そして皇女様の裸を見るわけにもいかないので、僕は男性陣・・・・バイエンス氏と章君だけだけど、その装備を見直す事にします。
・・・・
・・・
・・
・
「凄いですな!着たまま付与をしていただけるとか、驚き以外のなにものでもありません。」
僕はバイエンス氏の服に防御力アップや魔法の防御を施し、その後は肌着に快適にか過ごせる付与を・・・・湿度の調節、温度の調節、そして浄化を施していきます。
服全てに浄化は施しましたが、空調関係は肌着だけで充分。
そして章君は、
「何だそのチートは!」
いきなり怒られました。
「なんだよそれ!今までどんだけ苦労したと思ってやがんだ!それに何だよあの嫁さんの多さは!リア充爆発しろ!」
ストレスが溜まってるのかな?
「まあまあ落ち着いて。確かに妻は多いけどね、それはそれで色々責任があったりするんだよ。それに僕は確かに求めて今の妻がいるけれど、公爵となればもっと妻を増やせと色々言われてるんだよ。今の人数でも少ないらしいんだ。」
「は?あんた20人ぐらいいるんだろ!どうすんだよそんなにいて!」
「そうは言っても僕の任されている領地は相当広くてね。将来は僕の子供達が各地で治める必要があるからと、まだ子供の数が足りないと言われるんだよ。しかも日本からやってきた妻の子供はその数に含まないからね?」
侍女さんやアーダ達の子は、特に男子は全員各地の領主になるらしい。特にアーダの長男は、何もなければ僕の後を継がす事になるらしい。
しかも跡取り問題が発生しないよう、僕はこちらの世界での妻の子供には、殆ど関わらせてもらえない。何せ特定の子に情が移れば、長男以外の場合その子を跡継ぎに、となってししまい派閥ができ、とんでもない争いに発展しかねないとか・・・・
そんな事を装備の付与をしつつ、淡々と章君に説明します。
「は!贅沢なこった!この世界の貴族ってみんなそんなのか?」
「いや、違うと思うよ。たぶん子爵以上・・・・公爵以上なら間違いないと思うけどね。男爵ではピンキリだから、下手したら王都の住民より貧乏な生活の場合もあるようだからね。」
辺境の弱小貴族なんかは、領主自ら農民と同じように畑で毎日働かないといけなかったりしているようだし。
「じゃああんたは恵まれてるんだな。」
「まあそうだけど、こういった生活を送るのって、確かに恵まれてるけどね、それなりにしないといけない事もあるんだよ。道の整備や治水、領地の治安の維持等。魔物の討伐も含まれてるしね。」
一通り説明した後、友郁と泉が中心に女性の装備の見直しをしてもらう事に。
もしかしたら下着や肌着まで何かをするかもしれず、バイエンス氏の妻達、そして皇女様の裸を見るわけにもいかないので、僕は男性陣・・・・バイエンス氏と章君だけだけど、その装備を見直す事にします。
・・・・
・・・
・・
・
「凄いですな!着たまま付与をしていただけるとか、驚き以外のなにものでもありません。」
僕はバイエンス氏の服に防御力アップや魔法の防御を施し、その後は肌着に快適にか過ごせる付与を・・・・湿度の調節、温度の調節、そして浄化を施していきます。
服全てに浄化は施しましたが、空調関係は肌着だけで充分。
そして章君は、
「何だそのチートは!」
いきなり怒られました。
「なんだよそれ!今までどんだけ苦労したと思ってやがんだ!それに何だよあの嫁さんの多さは!リア充爆発しろ!」
ストレスが溜まってるのかな?
「まあまあ落ち着いて。確かに妻は多いけどね、それはそれで色々責任があったりするんだよ。それに僕は確かに求めて今の妻がいるけれど、公爵となればもっと妻を増やせと色々言われてるんだよ。今の人数でも少ないらしいんだ。」
「は?あんた20人ぐらいいるんだろ!どうすんだよそんなにいて!」
「そうは言っても僕の任されている領地は相当広くてね。将来は僕の子供達が各地で治める必要があるからと、まだ子供の数が足りないと言われるんだよ。しかも日本からやってきた妻の子供はその数に含まないからね?」
侍女さんやアーダ達の子は、特に男子は全員各地の領主になるらしい。特にアーダの長男は、何もなければ僕の後を継がす事になるらしい。
しかも跡取り問題が発生しないよう、僕はこちらの世界での妻の子供には、殆ど関わらせてもらえない。何せ特定の子に情が移れば、長男以外の場合その子を跡継ぎに、となってししまい派閥ができ、とんでもない争いに発展しかねないとか・・・・
そんな事を装備の付与をしつつ、淡々と章君に説明します。
「は!贅沢なこった!この世界の貴族ってみんなそんなのか?」
「いや、違うと思うよ。たぶん子爵以上・・・・公爵以上なら間違いないと思うけどね。男爵ではピンキリだから、下手したら王都の住民より貧乏な生活の場合もあるようだからね。」
辺境の弱小貴族なんかは、領主自ら農民と同じように畑で毎日働かないといけなかったりしているようだし。
「じゃああんたは恵まれてるんだな。」
「まあそうだけど、こういった生活を送るのって、確かに恵まれてるけどね、それなりにしないといけない事もあるんだよ。道の整備や治水、領地の治安の維持等。魔物の討伐も含まれてるしね。」
1
お気に入りに追加
4,742
あなたにおすすめの小説

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

精霊が俺の事を気に入ってくれているらしく過剰に尽くしてくれる!が、周囲には精霊が見えず俺の評価はよろしくない
よっしぃ
ファンタジー
俺には僅かながら魔力がある。この世界で魔力を持った人は少ないからそれだけで貴重な存在のはずなんだが、俺の場合そうじゃないらしい。
魔力があっても普通の魔法が使えない俺。
そんな俺が唯一使える魔法・・・・そんなのねーよ!
因みに俺の周囲には何故か精霊が頻繁にやってくる。
任意の精霊を召還するのは実はスキルなんだが、召喚した精霊をその場に留め使役するには魔力が必要だが、俺にスキルはないぞ。
極稀にスキルを所持している冒険者がいるが、引く手あまたでウラヤマ!
そうそう俺の総魔力量は少なく、精霊が俺の周囲で顕現化しても何かをさせる程の魔力がないから直ぐに姿が消えてしまう。
そんなある日転機が訪れる。
いつもの如く精霊が俺の魔力をねだって頂いちゃう訳だが、大抵俺はその場で気を失う。
昔ひょんな事から助けた精霊が俺の所に現れたんだが、この時俺はたまたまうつ伏せで倒れた。因みに顔面ダイブで鼻血が出たのは内緒だ。
そして当然ながら意識を失ったが、ふと目を覚ますと俺の周囲にはものすごい数の魔石やら素材があって驚いた。
精霊曰く御礼だってさ。
どうやら俺の魔力は非常に良いらしい。美味しいのか効果が高いのかは知らんが、精霊の好みらしい。
何故この日に限って精霊がずっと顕現化しているんだ?
どうやら俺がうつ伏せで地面に倒れたのが良かったらしい。
俺と地脈と繋がって、魔力が無限増殖状態だったようだ。
そしてこれが俺が冒険者として活動する時のスタイルになっていくんだが、理解しがたい体勢での活動に周囲の理解は得られなかった。
そんなある日、1人の女性が俺とパーティーを組みたいとやってきた。
ついでに精霊に彼女が呪われているのが分かったので解呪しておいた。
そんなある日、俺は所属しているパーティーから追放されてしまった。
そりゃあ戦闘中だろうがお構いなしに地面に寝そべってしまうんだから、あいつは一体何をしているんだ!となってしまうのは仕方がないが、これでも貢献していたんだぜ?
何せそうしている間は精霊達が勝手に魔物を仕留め、素材を集めてくれるし、俺の身をしっかり守ってくれているんだが、精霊が視えないメンバーには俺がただ寝ているだけにしか見えないらしい。
因みにダンジョンのボス部屋に1人放り込まれたんだが、俺と先にパーティーを組んでいたエレンは俺を助けにボス部屋へ突入してくれた。
流石にダンジョン中層でも深層のボス部屋、2人ではなあ。
俺はダンジョンの真っただ中に追放された訳だが、くしくも追放直後に俺の何かが変化した。
因みに寝そべっていなくてはいけない理由は顔面と心臓、そして掌を地面にくっつける事で地脈と繋がるらしい。地脈って何だ?

念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜
ばふぉりん
ファンタジー
こんなスキルあったらなぁ〜?
あれ?このスキルって・・・えい〜できた
スキル授与の列で一つのスキルをもらったけど、列はまだ長いのでさいしょのすきるで後方の列に並び直したらそのまま・・・もう一個もらっちゃったよ。
いいの?

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
スキルは見るだけ簡単入手! ~ローグの冒険譚~
夜夢
ファンタジー
剣と魔法の世界に生まれた主人公は、子供の頃から何の取り柄もない平凡な村人だった。
盗賊が村を襲うまでは…。
成長したある日、狩りに出掛けた森で不思議な子供と出会った。助けてあげると、不思議な子供からこれまた不思議な力を貰った。
不思議な力を貰った主人公は、両親と親友を救う旅に出ることにした。
王道ファンタジー物語。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる