444 / 735
召喚から5年が経過
第444話 消えた獣人
しおりを挟む
エレケの産んだ子が順調に育つ中、事件は発生していました。
獣人の管理を任せている組織からの連絡があり、【獣人がどんどんいなくなっている】と。
獣人専門の責任者を選出しただけでは対処が難しいだろうと、その後獣人を管理する組織を設けました。
監理と言っても監視をするわけではなく、まあ役場みたいなもの。
獣人が困った時に真っ先に頼れる場所。
そう言うのを目指し組織を立ち上げました。
まあ一から手探りですので、色々変更はあると思いますが。
で、その組織から連絡があったわけです。
何のことかわからないし、目の前にはエレケとエレケの親しい獣人がいるので、獣人自体がいなくなったわけではありません。
ですので組織の責任者を呼び、話を聞く事に。
「せっかく公爵様がこのような不測の事態に対処できるように準備をして下さったというのに、力に慣れず申し訳ありませぬ。」
「まあそうは言っても未だ手探りだからね。気に病む事はないよ。それよりも、獣人がいなくなったという事だけど、具体的にはどういう事かな?」
とりあえず全員がいなくなったわけではないし、何だろう。
「それがその、腕っぷしに覚えのある獣人のパーティがここ数日の間に何組もいなくなったのです。」
「まあ冒険者なんだよね?なら何処かに依頼を受けに行ったとか、護衛をしてたりじゃ?」
「それならば我が組織を通じるか、冒険者ギルドに依頼を受ける必要があり、そういった行動が一切ないまま消えたのです。」
「ここが気に入らないから出ていったとかは?」
「あり得ません!一部のパーティは、私と懇意にしており、たいそうこの街を気に入っており、永住したいと申しておりましたのに。」
・・・・何だろう一体。
「では、冒険中に魔物に殺されたとかは?」
「少なくとも彼らはA級パーティでした。そして消えた複数のパーティのランクもBやAが中心で、いずれも強者でございます。」
まあそうは言っても油断したら死ぬのがこの世界だからね。
「ではどうしますか?」
「調査をお願いしたいのですが、いかがでしょう?」
調査。何の調査かな。
「いいけどどうするの?」
「獣人以外のパーティに依頼をします。特に獣人のみのパーティの行方の確認です。」
「まあその辺りは任せるよ。」
なんだろうね。
・・・・
・・・
・・
・
数日後、驚くべき調査結果が出たので話を聞く事に。
「申し訳ございませぬ。まさかあのダンジョンに向かっているとは。」
フェンリルの巣のあったダンジョン。
今現在は立ち入りを禁止しています。
なにせ【家】から近いので、極力人が近づかないようにしているんです。
並行世界で転移した、もしくはは侍女さんが並行世界で産んだ子供。
それを同じ状態で産んでもらうのは、イレギュラーは少ない方がいいんです。
しかし今更何故?
そう思っていると、どうやら獣人の間に古い話が今まさに現実の如き噂になっているようで。
「かつて公爵様は家臣を選出するにあたり、あのダンジョンの調査をお命じになられました。今や立ち入り禁止にしておられますが、誰がどう聞き違えたのか、一部の獣人が今まさに公爵様の家臣に加えてもらおうと、ダンジョンの攻略に向かったようなのでございます。」
「どうしてそんな事になってるの?もうその情報、相当古いよね。」
「ええ。恐らく酒場での話のネタに出ていたのを、どこかの獣人が話を正しく理解しないまま中途半端に聞いてしまったのではないかと考えます。そしてそれが噂になり、公爵様の家臣になりたければ、ダンジョンを攻略すべし!となっているようです。」
「それって獣人だけの話だよね?ユハニからはそう言った報告がないけど。」
「さすがに先ほど仕入れた情報でございますから、まだ連絡がいっておられないだけかと。今回は私の判断で先に公爵様に取り急ぎ連絡をいたしました。ユハニ様にも同時に連絡は致しました。そして獣人にはその情報はもう古く、ダンジョンに向かっても家臣にはなれない旨を告知は致しましたが、一体どれだけの獣人が理解をしておられるか。」
うわ、またあのダンジョンに行かないと?
そして石化した獣人を解呪しないといけない?
獣人の管理を任せている組織からの連絡があり、【獣人がどんどんいなくなっている】と。
獣人専門の責任者を選出しただけでは対処が難しいだろうと、その後獣人を管理する組織を設けました。
監理と言っても監視をするわけではなく、まあ役場みたいなもの。
獣人が困った時に真っ先に頼れる場所。
そう言うのを目指し組織を立ち上げました。
まあ一から手探りですので、色々変更はあると思いますが。
で、その組織から連絡があったわけです。
何のことかわからないし、目の前にはエレケとエレケの親しい獣人がいるので、獣人自体がいなくなったわけではありません。
ですので組織の責任者を呼び、話を聞く事に。
「せっかく公爵様がこのような不測の事態に対処できるように準備をして下さったというのに、力に慣れず申し訳ありませぬ。」
「まあそうは言っても未だ手探りだからね。気に病む事はないよ。それよりも、獣人がいなくなったという事だけど、具体的にはどういう事かな?」
とりあえず全員がいなくなったわけではないし、何だろう。
「それがその、腕っぷしに覚えのある獣人のパーティがここ数日の間に何組もいなくなったのです。」
「まあ冒険者なんだよね?なら何処かに依頼を受けに行ったとか、護衛をしてたりじゃ?」
「それならば我が組織を通じるか、冒険者ギルドに依頼を受ける必要があり、そういった行動が一切ないまま消えたのです。」
「ここが気に入らないから出ていったとかは?」
「あり得ません!一部のパーティは、私と懇意にしており、たいそうこの街を気に入っており、永住したいと申しておりましたのに。」
・・・・何だろう一体。
「では、冒険中に魔物に殺されたとかは?」
「少なくとも彼らはA級パーティでした。そして消えた複数のパーティのランクもBやAが中心で、いずれも強者でございます。」
まあそうは言っても油断したら死ぬのがこの世界だからね。
「ではどうしますか?」
「調査をお願いしたいのですが、いかがでしょう?」
調査。何の調査かな。
「いいけどどうするの?」
「獣人以外のパーティに依頼をします。特に獣人のみのパーティの行方の確認です。」
「まあその辺りは任せるよ。」
なんだろうね。
・・・・
・・・
・・
・
数日後、驚くべき調査結果が出たので話を聞く事に。
「申し訳ございませぬ。まさかあのダンジョンに向かっているとは。」
フェンリルの巣のあったダンジョン。
今現在は立ち入りを禁止しています。
なにせ【家】から近いので、極力人が近づかないようにしているんです。
並行世界で転移した、もしくはは侍女さんが並行世界で産んだ子供。
それを同じ状態で産んでもらうのは、イレギュラーは少ない方がいいんです。
しかし今更何故?
そう思っていると、どうやら獣人の間に古い話が今まさに現実の如き噂になっているようで。
「かつて公爵様は家臣を選出するにあたり、あのダンジョンの調査をお命じになられました。今や立ち入り禁止にしておられますが、誰がどう聞き違えたのか、一部の獣人が今まさに公爵様の家臣に加えてもらおうと、ダンジョンの攻略に向かったようなのでございます。」
「どうしてそんな事になってるの?もうその情報、相当古いよね。」
「ええ。恐らく酒場での話のネタに出ていたのを、どこかの獣人が話を正しく理解しないまま中途半端に聞いてしまったのではないかと考えます。そしてそれが噂になり、公爵様の家臣になりたければ、ダンジョンを攻略すべし!となっているようです。」
「それって獣人だけの話だよね?ユハニからはそう言った報告がないけど。」
「さすがに先ほど仕入れた情報でございますから、まだ連絡がいっておられないだけかと。今回は私の判断で先に公爵様に取り急ぎ連絡をいたしました。ユハニ様にも同時に連絡は致しました。そして獣人にはその情報はもう古く、ダンジョンに向かっても家臣にはなれない旨を告知は致しましたが、一体どれだけの獣人が理解をしておられるか。」
うわ、またあのダンジョンに行かないと?
そして石化した獣人を解呪しないといけない?
2
お気に入りに追加
4,670
あなたにおすすめの小説
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる