411 / 735
召喚から5年が経過
第411話 呪いの正体
しおりを挟む
オイヴィがもう一調べると、やはり2人から呪いが。
体の中でしょうか?
そう思ってもう一度2人を見ると、普通に服を着ているだけ。
じゃあこの服を脱いでもらうしか?
僕は秘書を呼び、2人の着替え一式を用意してもらいます。
今回は動かなくてもいいので、バスローブみたいのを用意してもらいます。
そして一応部屋にはついたてを用意し、それぞれ着替えてもらいます。
秘書が持ってきた服に着替えてもらい、それぞれの今まで着ていた服を鑑定するも何もなし。
で、2人をオイヴィがまた調べると呪いが現れています。
じゃあ2人の体?
僕はうつむきながら考えます。
すると目に入ったのは2人の靴。
あ!靴!靴は履いたままでした。
確かあったはず、と思いかばんからサンダルを用意し、靴からサンダルに履き替えてもらいます。
するとどうだろう、オイヴィが靴を調べると、靴に呪いの効果が確認されます。
「この靴か!」
オイヴィは靴から距離を取ります。
そして2人も調べなおしますが、呪いではない状態。
「いやしかし、この靴は長年使用している。靴が呪われているというのはどういう事なんだ?」
「人に触らせた事はないわ!既に手入れをして下さる職人もグビッシュ王国へ流れ着いたと聞いていますわ!」
2人して靴がどうやって呪われたかわかっていない様子。
「ただ、道中何度か魔王の手下に襲われた事はあるが、その時か?」
「でも私達、手傷を負わなかったわよ?」
だからと言ってそれが呪われないという事にはならないのでは?と思ったのですが。
「魔王の事だ。何か仕込んだのではなかろうか。両人は魔王の仕掛けた罠にかかったのでは。」
オイヴィが冷静に分析していきます。
僕は魔法で靴をひっくり返します。
そして床には土魔法で靴をさせるアイテムを作成、そこに靴を入れます。
そして靴底を確認。
あれ?何かくっついているように見えますが、何でしょう。
「触ってはいけない!」
オイヴィは僕の動きを止め、じっと靴底を見ています。
どう考えても靴底だよね。
「ま、まさか地面に呪いのアイテムがばらまかれていたというのか?」
「しかもそれを踏んでくっつけてしまっていたの?私達。」
魔王の事です。何か理由があってこのような回りくどい事をしたのかもですが、500人からなる神聖騎士をあっという間に殺せるのですから、この2人は敢えて生かされたのでしょう。
「魔王はきっと、何か目的があって2人を生かしていたのでしょう。魔王の手下と争う時に、あらかじめ呪いのアイテムをわかないようにばらまいていたのでしょうね。結果何故このような事になったのかは分かりませんが。」
ただこの呪いのアイテムをこのまま解呪するなり処分していいものか悩んでしまいます。
何せ20体ものクサンデル氏はまだこの場にいるままなのですから。
「召喚のアイテムがあるか、呪いの効果でどういう風にか知らぬが召喚が行われたのやもしれぬ。」
これはちょっと調べないといけないですね。
体の中でしょうか?
そう思ってもう一度2人を見ると、普通に服を着ているだけ。
じゃあこの服を脱いでもらうしか?
僕は秘書を呼び、2人の着替え一式を用意してもらいます。
今回は動かなくてもいいので、バスローブみたいのを用意してもらいます。
そして一応部屋にはついたてを用意し、それぞれ着替えてもらいます。
秘書が持ってきた服に着替えてもらい、それぞれの今まで着ていた服を鑑定するも何もなし。
で、2人をオイヴィがまた調べると呪いが現れています。
じゃあ2人の体?
僕はうつむきながら考えます。
すると目に入ったのは2人の靴。
あ!靴!靴は履いたままでした。
確かあったはず、と思いかばんからサンダルを用意し、靴からサンダルに履き替えてもらいます。
するとどうだろう、オイヴィが靴を調べると、靴に呪いの効果が確認されます。
「この靴か!」
オイヴィは靴から距離を取ります。
そして2人も調べなおしますが、呪いではない状態。
「いやしかし、この靴は長年使用している。靴が呪われているというのはどういう事なんだ?」
「人に触らせた事はないわ!既に手入れをして下さる職人もグビッシュ王国へ流れ着いたと聞いていますわ!」
2人して靴がどうやって呪われたかわかっていない様子。
「ただ、道中何度か魔王の手下に襲われた事はあるが、その時か?」
「でも私達、手傷を負わなかったわよ?」
だからと言ってそれが呪われないという事にはならないのでは?と思ったのですが。
「魔王の事だ。何か仕込んだのではなかろうか。両人は魔王の仕掛けた罠にかかったのでは。」
オイヴィが冷静に分析していきます。
僕は魔法で靴をひっくり返します。
そして床には土魔法で靴をさせるアイテムを作成、そこに靴を入れます。
そして靴底を確認。
あれ?何かくっついているように見えますが、何でしょう。
「触ってはいけない!」
オイヴィは僕の動きを止め、じっと靴底を見ています。
どう考えても靴底だよね。
「ま、まさか地面に呪いのアイテムがばらまかれていたというのか?」
「しかもそれを踏んでくっつけてしまっていたの?私達。」
魔王の事です。何か理由があってこのような回りくどい事をしたのかもですが、500人からなる神聖騎士をあっという間に殺せるのですから、この2人は敢えて生かされたのでしょう。
「魔王はきっと、何か目的があって2人を生かしていたのでしょう。魔王の手下と争う時に、あらかじめ呪いのアイテムをわかないようにばらまいていたのでしょうね。結果何故このような事になったのかは分かりませんが。」
ただこの呪いのアイテムをこのまま解呪するなり処分していいものか悩んでしまいます。
何せ20体ものクサンデル氏はまだこの場にいるままなのですから。
「召喚のアイテムがあるか、呪いの効果でどういう風にか知らぬが召喚が行われたのやもしれぬ。」
これはちょっと調べないといけないですね。
2
お気に入りに追加
4,600
あなたにおすすめの小説
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
辺境左遷の錬金術師、実は人望が国王以上だった〜王国在住の剣聖や賢者達が次々と俺を追って辺境に来たので、のんびり最強領地を経営してみる〜
雪鈴らぴな
ファンタジー
【第4回次世代ファンタジーカップ最終順位7位!】
2024年5月11日 HOTランキング&ファンタジー・SFランキングW1位獲得しました!
本タイトル
国王から疎まれ辺境へと左遷された錬金術師、実は国王達以外の皆から慕われていた〜王国の重要人物達が次々と俺を追って辺境へとやってきた結果、最強領地になっていた〜
世界最高峰のスラム領とまで呼ばれる劣悪な領地へ左遷された主人公がバカみたいなチート(無自覚)で無双しまくったり、ハーレム作りまくったり、夢のぐーたら生活を夢見て頑張る……そんな話。
無能を追い出したと思い込んでる国王は、そんな無能を追って王国の超重要人物達が次々と王国を出ていって焦りだす。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる