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召喚から5年が経過
第404話 物干し竿の威力
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クサンデル氏も早くしろとアピールしているようですし、勝敗はどうするのとかどうでもいいのでしょうか。
しかも向こうは本物の剣を用いているので、これって最悪命のやり取りがあるのでしょうか。
尤も負ける気はしませんが。
いざとなればスキルか魔法で何とかなるはずですし、そもそも今着ている服、防御力はすさまじく、僕の打った剣ですら満足にダメージを与えられないのですから。
そうは言っても何度も耐えられるわけではないので、過信は禁物ですが。
そんな中宰相が、
「・・・・以上、それでは開始!」
あ、話を聞いてませんでした。
で、開始の合図と共にクサンデル氏は突っ込んできます。
元々距離は10メートルほどあるので、その間に僕はこの物干し竿を丁度半分の長さに持ち、構えたまま体を回転させます。
そんな考えなしの攻撃をして来るのを想像していなかったのか、クサンデル氏は僕の物干し竿に無防備な状態でぶつかり、吹っ飛んでいきます。
「うがああ!!!!」
・・・・壁に激突し、動かなくなるクサンデル氏。
え?これで終わり?
こう言っては何ですが、まさかこんなに呆気なく今の攻撃が当たるとは思ってもみなかったので、ちょっと拍子抜けです。
しかしこう手ごたえがなかったのも事実。
僕はクサンデル氏が吹き飛んだあと回転するのを止めていましたが、ふと嫌な感じがしたので、もう一度回転を始めます。
すると、
【キンッ!】
と物干し竿に何かがぶつかる音がして、竿の動きが、つまり僕の回転が止まってしまいます。
見ると竿を剣で受け止めているクサンデル氏がそこにはいました。
あれ?さっき吹き飛んだのは何でしょうか。
「くっ!よく気が付いたな!」
そうは言ってもクサンデル氏の剣はひん曲がってしまいました。
そう言えばこの物干し竿って何の素材だっけ。
鑑定すると、
【オリハルコン製の物干し竿】
と出ました。
ああ、どおりで硬いわけだ。
そしてクサンデル氏の剣は
【ミスリル製のロングソード】
と出ています。
ごめんねその剣もなかなかの貴重品だよね。だけどこんな無駄な決闘をしなければこんな事にはならなかったはずで。
そしてそれでもなお僕に向かってくるので、今度は竿を短く持ち、向かってくるクサンデル氏に突きを放ちます。
そうそう、重たい武器を扱う時って、非力な人だと馬鹿正直に武器を振り回してもほぼ命中しないので、時には武器を逆に持ち、柄の部分で攻撃するのも有効だとか。
これだと武器を振り回す事ができます。
先の重いメイスとか、ハンマーとか。
そして見事に竿の突きを受けて、今度こそ吹き飛ぶクサンデル氏。
ですが吹き飛ばされながら何か仕掛けてきたようです。
咄嗟に魔法で防ぎます。
因みに土魔法で壁を作りました。
しかも向こうは本物の剣を用いているので、これって最悪命のやり取りがあるのでしょうか。
尤も負ける気はしませんが。
いざとなればスキルか魔法で何とかなるはずですし、そもそも今着ている服、防御力はすさまじく、僕の打った剣ですら満足にダメージを与えられないのですから。
そうは言っても何度も耐えられるわけではないので、過信は禁物ですが。
そんな中宰相が、
「・・・・以上、それでは開始!」
あ、話を聞いてませんでした。
で、開始の合図と共にクサンデル氏は突っ込んできます。
元々距離は10メートルほどあるので、その間に僕はこの物干し竿を丁度半分の長さに持ち、構えたまま体を回転させます。
そんな考えなしの攻撃をして来るのを想像していなかったのか、クサンデル氏は僕の物干し竿に無防備な状態でぶつかり、吹っ飛んでいきます。
「うがああ!!!!」
・・・・壁に激突し、動かなくなるクサンデル氏。
え?これで終わり?
こう言っては何ですが、まさかこんなに呆気なく今の攻撃が当たるとは思ってもみなかったので、ちょっと拍子抜けです。
しかしこう手ごたえがなかったのも事実。
僕はクサンデル氏が吹き飛んだあと回転するのを止めていましたが、ふと嫌な感じがしたので、もう一度回転を始めます。
すると、
【キンッ!】
と物干し竿に何かがぶつかる音がして、竿の動きが、つまり僕の回転が止まってしまいます。
見ると竿を剣で受け止めているクサンデル氏がそこにはいました。
あれ?さっき吹き飛んだのは何でしょうか。
「くっ!よく気が付いたな!」
そうは言ってもクサンデル氏の剣はひん曲がってしまいました。
そう言えばこの物干し竿って何の素材だっけ。
鑑定すると、
【オリハルコン製の物干し竿】
と出ました。
ああ、どおりで硬いわけだ。
そしてクサンデル氏の剣は
【ミスリル製のロングソード】
と出ています。
ごめんねその剣もなかなかの貴重品だよね。だけどこんな無駄な決闘をしなければこんな事にはならなかったはずで。
そしてそれでもなお僕に向かってくるので、今度は竿を短く持ち、向かってくるクサンデル氏に突きを放ちます。
そうそう、重たい武器を扱う時って、非力な人だと馬鹿正直に武器を振り回してもほぼ命中しないので、時には武器を逆に持ち、柄の部分で攻撃するのも有効だとか。
これだと武器を振り回す事ができます。
先の重いメイスとか、ハンマーとか。
そして見事に竿の突きを受けて、今度こそ吹き飛ぶクサンデル氏。
ですが吹き飛ばされながら何か仕掛けてきたようです。
咄嗟に魔法で防ぎます。
因みに土魔法で壁を作りました。
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