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魔王の天敵・勇者と聖騎士
325話 内元君と揚村さん
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Side 内元
「うっちー、ちょっといい?」
それは突然起こりました。
「何だい、えな?」
僕は彼女の事をえなと呼んでいます。
えなは僕の事をうっちーと・・・・
「生理が来ない・・・・」
・・・・え?
「いつから?」
「もう2か月・・・・」
そういえば最近元気がない日があるみたいで。
いつもは毎日夜は襲われるのですが、
「今日は侍女たちの相手してやって?」
僕はあれから貴族になりました。
そういうの避けたかったので、なるべく常山さん達の集まりに顔を出さないように、避けていたのですが。
どうやら伯爵という身分になるようです。
貴族ってよくわからないうえに厄介そう。
それにそういうの面倒だから、いやなんだけど。断ろうとしたら僕の侍女が全力で引き受けるようにと言ってくるし。
「他の女を抱くのっていいの?」
「ああうん。なんだか最近気分じゃないんだ。あ、うっちー以外にこんな関係になってないからね!うっちー一筋♪」
貴族って複数の嫁を得ないと駄目らしく、まずは僕の侍女とえなの侍女。
さらにはもっとと言われ何度も女性を紹介されてしまう。僕は逃げましたよ、もう全力で。
「あの2人もまんざらじゃないらしいしさ、抱いてあげなよ。私そういうの気にしないっていうか?この世界じゃ沢山の女を娶るほど男の価値が上がるっていうしさ。」
男にとって都合のいい話です。
それに、僕は常山さんの哀れな姿を目撃していますから。
この世界で複数の女性をしかも沢山というのが、どういう結果となるか、目の当たりにしてますからね。
あんなに避けていたのに、結局はあの美女のごり押しが通ってなし崩し的に大変な事に。
そう、常山さんには、信じられないことに16・・・・いや最近一人増えて17人の妻がいるとか考えられません。
朝になると、すっかり搾り取られて、干からびかけてるのをよく見ます。
それに領地の事に凄い時間を取られて、全く自由な時間がないんじゃないかというぐらい忙しくしています。
いくら美女を抱き放題といってもね。ああはなりたくないですね。
最近は順番に侍女さんと励んでいます。
励んでいますというか、夜、一人で寝ていても必ず誰かが僕の部屋に侵入してくるんです。
そして朝になると、お互い裸。
まあいいんですけどね。
そんなある日、侍女の一人が神妙な顔つきでやってきます。
「内元様、揚村様ですが、妊娠検査薬なるものを試したら、はっきりと線が出た!って喜んでましたよ?」
え?ええええ?妊娠?
そりゃあ避妊具付けるより先に襲われてますから、当然といえば当然なんですけど。
「え!それ本当?聞いてないよ?」
「あとで奥様にお聞きくださいまし。」
今さらっと奥様って言った。
「あ、私本日排卵日ですから、頑張って下さりますよね?」
・・・・排卵日・・・・
それは僕にとって恐怖の日です。
その前後には、僕は監禁状態。
もしこれが日本での出来事なら、いい女を孕ませるなんて羨ましいぜ!
とか、彼女公認で複数の女抱けるなんざ最高だなおい!
とか色々言われそう。
あ、だけどその前にえなに確認しないと。
もし本当なら僕は父親になる。
あ、その前に作りかけのアイテム完成させなきゃ。
なんだか趣味みたいになってしまいましたが、道具作成のレベルが上がると複雑な道具を簡単に作れるようになるので、今は機械式時計を作ってます。
「ああ!またこんなの作って!でもうっちーは子供も作ったからね、なんでもござれだね!」
えなが現れ、そういいます。
「侍女から聞いたけど、妊娠した?」
「うん!まさか20にならないうちに妊娠とか思ってもみなかったけどさ、産んでいいよね?」
何を聞いてるんだえなは。
「当り前じゃないか!ええと、おめでとう!そして・・・・ありがとう!」
「わあ!よかった!うっちー堕ろせって言うんじゃないかと思って、内心ドキドキしてたんだ!」
「間違ってもそんな事は言わないよ!そっか・・・・僕が父親か・・・・」
そして数日後、お祝いと称して、常山さんから領地をもらいました。
なんでお祝いで?むしろ領地っていらないんだけど。
「うっちー、ちょっといい?」
それは突然起こりました。
「何だい、えな?」
僕は彼女の事をえなと呼んでいます。
えなは僕の事をうっちーと・・・・
「生理が来ない・・・・」
・・・・え?
「いつから?」
「もう2か月・・・・」
そういえば最近元気がない日があるみたいで。
いつもは毎日夜は襲われるのですが、
「今日は侍女たちの相手してやって?」
僕はあれから貴族になりました。
そういうの避けたかったので、なるべく常山さん達の集まりに顔を出さないように、避けていたのですが。
どうやら伯爵という身分になるようです。
貴族ってよくわからないうえに厄介そう。
それにそういうの面倒だから、いやなんだけど。断ろうとしたら僕の侍女が全力で引き受けるようにと言ってくるし。
「他の女を抱くのっていいの?」
「ああうん。なんだか最近気分じゃないんだ。あ、うっちー以外にこんな関係になってないからね!うっちー一筋♪」
貴族って複数の嫁を得ないと駄目らしく、まずは僕の侍女とえなの侍女。
さらにはもっとと言われ何度も女性を紹介されてしまう。僕は逃げましたよ、もう全力で。
「あの2人もまんざらじゃないらしいしさ、抱いてあげなよ。私そういうの気にしないっていうか?この世界じゃ沢山の女を娶るほど男の価値が上がるっていうしさ。」
男にとって都合のいい話です。
それに、僕は常山さんの哀れな姿を目撃していますから。
この世界で複数の女性をしかも沢山というのが、どういう結果となるか、目の当たりにしてますからね。
あんなに避けていたのに、結局はあの美女のごり押しが通ってなし崩し的に大変な事に。
そう、常山さんには、信じられないことに16・・・・いや最近一人増えて17人の妻がいるとか考えられません。
朝になると、すっかり搾り取られて、干からびかけてるのをよく見ます。
それに領地の事に凄い時間を取られて、全く自由な時間がないんじゃないかというぐらい忙しくしています。
いくら美女を抱き放題といってもね。ああはなりたくないですね。
最近は順番に侍女さんと励んでいます。
励んでいますというか、夜、一人で寝ていても必ず誰かが僕の部屋に侵入してくるんです。
そして朝になると、お互い裸。
まあいいんですけどね。
そんなある日、侍女の一人が神妙な顔つきでやってきます。
「内元様、揚村様ですが、妊娠検査薬なるものを試したら、はっきりと線が出た!って喜んでましたよ?」
え?ええええ?妊娠?
そりゃあ避妊具付けるより先に襲われてますから、当然といえば当然なんですけど。
「え!それ本当?聞いてないよ?」
「あとで奥様にお聞きくださいまし。」
今さらっと奥様って言った。
「あ、私本日排卵日ですから、頑張って下さりますよね?」
・・・・排卵日・・・・
それは僕にとって恐怖の日です。
その前後には、僕は監禁状態。
もしこれが日本での出来事なら、いい女を孕ませるなんて羨ましいぜ!
とか、彼女公認で複数の女抱けるなんざ最高だなおい!
とか色々言われそう。
あ、だけどその前にえなに確認しないと。
もし本当なら僕は父親になる。
あ、その前に作りかけのアイテム完成させなきゃ。
なんだか趣味みたいになってしまいましたが、道具作成のレベルが上がると複雑な道具を簡単に作れるようになるので、今は機械式時計を作ってます。
「ああ!またこんなの作って!でもうっちーは子供も作ったからね、なんでもござれだね!」
えなが現れ、そういいます。
「侍女から聞いたけど、妊娠した?」
「うん!まさか20にならないうちに妊娠とか思ってもみなかったけどさ、産んでいいよね?」
何を聞いてるんだえなは。
「当り前じゃないか!ええと、おめでとう!そして・・・・ありがとう!」
「わあ!よかった!うっちー堕ろせって言うんじゃないかと思って、内心ドキドキしてたんだ!」
「間違ってもそんな事は言わないよ!そっか・・・・僕が父親か・・・・」
そして数日後、お祝いと称して、常山さんから領地をもらいました。
なんでお祝いで?むしろ領地っていらないんだけど。
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