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常山公爵
288話 治療は成功。しかし・・・・
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治療を開始します。
治療自体は集団で魔法を一気にかけるだけなのでさほど難易度は高くないはず。
それにエリクサーを併用します。
治療自体はあっけなく終わり、女性陣は何事もなかったかのように動き出しますが、あ・あれ?
う・・・・動けない・・・・
いや、体は動くんだよね。
ただ、何だか分からないけれど、体が言う事を聞いてくれなくて。
僕は皆が動いているのをただ茫然と見る事しかできなくて。
最初に異変に気が付いてくれたのが雪華と麻矢。
どうやら僕は瞬きすらしていなかったようで、
「じゅ・・・・順平さん?」
「う・・・・あ・・・・」
こ・声がまともに出せない。
「あの・・・・い・・・・息して下さい!」
あ・・・・なにこれ・・・・く・・・・苦しい?
気が付けば僕はその場で胃の中身を全てぶちかましていました。
「きゃああああ!し・・・・しっかり!!!!み・・・・皆さん!順平さんの様子が変です!!」
あれ?ん?何だか目の前が真っ暗なんですけど・・・・頭の中に何かがガンガン響いて、何も考えられなくなって・・・・
・・・・
・・・
・・
・
僕は夢を見ていました。
何だか妙にモテるんです。
相手はそれはもう別嬪さんで。
今日はあの女性、明日はあの女性・・・・昨日も別の女性にあんな事やこんな事を。
しかも、ありえない事に会社の美女2人が僕に好意を寄せているんですよ?
才村女史と森江女史。
絶対ないでしょ?
そう思っていたら、
「順平さん、お水ですけど、飲めますか?」
僕はされるがまま飲みます。
「順平さん、そろそろ起き上がりましょうか?」
才村さんと森江さんがなぜ僕の所に??
そう、これは夢、夢なんです。
・・・・
・・・
・・
・
「これは・・・・精神に何かあったのか?」
「おかしいんです・・・・並行世界では何も起こらなかったのですよ?なのでこうやって、万全を期して挑んだのに。何故順平さんはこうなってしまったのでしょうね?」
何か聞こえますが・・・・身体が動かない?
「自ら自身の精神に蓋をしているようにみえるが?」
蓋って何ですか?
「まさかと思いますが、魔王の仕掛けが何か残っていたのでしょうか?」
「しかし、もう今更だな。根気よく話しかけるしかあるまい。」
「順平さん・・・・待ってますからね・・・・」
・・・・
・・・
・・
・
僕はどうやらベッドで寝ているようです。
しかし身体が動かない。どうなってるの?
うーん。
僕は何をしていたのかな?
まあ・・・・何だか眠いかな。
あれ?ここは何処?
真っ暗ですね。
まあ・・・・ちょっと起き上がろうかな?
あれ?体が言う事を聞かないや。
魔法ならどうかな?
あ、浮かんだ?
なんだかいい匂いがします。そっちに行ってみようかな?
・・・・
順平がこん睡状態に陥り3か月、一度も目を覚まさなかった。
しかしこの日、忽然と順平は消えていた。
治療自体は集団で魔法を一気にかけるだけなのでさほど難易度は高くないはず。
それにエリクサーを併用します。
治療自体はあっけなく終わり、女性陣は何事もなかったかのように動き出しますが、あ・あれ?
う・・・・動けない・・・・
いや、体は動くんだよね。
ただ、何だか分からないけれど、体が言う事を聞いてくれなくて。
僕は皆が動いているのをただ茫然と見る事しかできなくて。
最初に異変に気が付いてくれたのが雪華と麻矢。
どうやら僕は瞬きすらしていなかったようで、
「じゅ・・・・順平さん?」
「う・・・・あ・・・・」
こ・声がまともに出せない。
「あの・・・・い・・・・息して下さい!」
あ・・・・なにこれ・・・・く・・・・苦しい?
気が付けば僕はその場で胃の中身を全てぶちかましていました。
「きゃああああ!し・・・・しっかり!!!!み・・・・皆さん!順平さんの様子が変です!!」
あれ?ん?何だか目の前が真っ暗なんですけど・・・・頭の中に何かがガンガン響いて、何も考えられなくなって・・・・
・・・・
・・・
・・
・
僕は夢を見ていました。
何だか妙にモテるんです。
相手はそれはもう別嬪さんで。
今日はあの女性、明日はあの女性・・・・昨日も別の女性にあんな事やこんな事を。
しかも、ありえない事に会社の美女2人が僕に好意を寄せているんですよ?
才村女史と森江女史。
絶対ないでしょ?
そう思っていたら、
「順平さん、お水ですけど、飲めますか?」
僕はされるがまま飲みます。
「順平さん、そろそろ起き上がりましょうか?」
才村さんと森江さんがなぜ僕の所に??
そう、これは夢、夢なんです。
・・・・
・・・
・・
・
「これは・・・・精神に何かあったのか?」
「おかしいんです・・・・並行世界では何も起こらなかったのですよ?なのでこうやって、万全を期して挑んだのに。何故順平さんはこうなってしまったのでしょうね?」
何か聞こえますが・・・・身体が動かない?
「自ら自身の精神に蓋をしているようにみえるが?」
蓋って何ですか?
「まさかと思いますが、魔王の仕掛けが何か残っていたのでしょうか?」
「しかし、もう今更だな。根気よく話しかけるしかあるまい。」
「順平さん・・・・待ってますからね・・・・」
・・・・
・・・
・・
・
僕はどうやらベッドで寝ているようです。
しかし身体が動かない。どうなってるの?
うーん。
僕は何をしていたのかな?
まあ・・・・何だか眠いかな。
あれ?ここは何処?
真っ暗ですね。
まあ・・・・ちょっと起き上がろうかな?
あれ?体が言う事を聞かないや。
魔法ならどうかな?
あ、浮かんだ?
なんだかいい匂いがします。そっちに行ってみようかな?
・・・・
順平がこん睡状態に陥り3か月、一度も目を覚まさなかった。
しかしこの日、忽然と順平は消えていた。
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