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転移3日目
29話 まずは落ち着く
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結局気まずい雰囲気のまま、ここに集っていた面々は、それぞれの集まりに、そうじゃない人は一人で、各々の場所へと散った。
3日目になれば、皆さん大体同じ場所に居るんだよね。
そして、本来侍女さんは、ここには入らない決まりらしいけど、僕は無視して、今いるグループには集まった転移者全員と、その侍女さんにも集まってもらっている。
流石にわからない事だらけなので、こう言った食事の時間を利用し、意見交換などをしたいから。
「ええと、皆おはよう。僕らがこの訳の分からない状況になってから、3日目。少しは落ち着いたかな?」
僕は特に3人の女子高生に聞いてみる。
「ええ、心配して下さりありがとうございます。幸い何かしてくる狼藉者はいないようですから。」
・・・・あのリーマン達とか?申し訳ない、だがきっとあてがわれた侍女さんと宜しくやっていて、わざわざリスクを負ってまで女子高生を襲うとかしなかったんだろう。侍女さんには悪いけど、女子高生にとっては欲望のはけ口にならずに済んだ事に感謝・・・・本当にごめんね、侍女さん。
「皆さんおはようございます。あの、よかったら女性の3人の方、一緒に行ってみませんか?」
才村さんが女子高生に話しかけ始める。
女性同士、任せよう。
そして、内元君が僕に話しかけてくる。
「あの、常山さん、おはようございます。」
「ああ、内元君、おはよう。昨日は眠れたかい?」
目に隈ができてるっぽいから、寝て無さそうなんだが・・・・
「・・・・色々あって、さほど寝れませんでした。それと、まだ何とか我慢していますが、僕も男です。そろそろ我慢の限界です。」
ああ、そうだよな。美人の侍女さんをあてがわれてるから。リーマンが侍女さんを犯したと聞いて、そして他の侍女さんがそう言うものですよと言えば、ムラムラしちゃうよね。
「まあ、個人的な事柄だから、駄目とは言わないけど、あいつらと同じ人種になっちゃうよ?まあ後は、君の侍女さん次第だよね。言えばその、させてくれるだろうけど、僕はそう言う問題じゃないと思ってるんだよ。」
無理やりはね。それに、侍女さんの立場なら、言えば表情一つ変えずに服を脱ぐだろう。
「ええ、僕も我慢はしているんですが、あんな美人が、すぐ手の届く所にいながら・・・・生殺しですから。いっその事、彼女だったらと思いますよ。」
「ああ・・・・そうだね。ぶっちゃけ高嶺の花なんだよな。美人でスタイルもいいし・・・・」
「あ、その朝っぱらから下品な話ですいません。ええと、話を変えてもいいですか?」
「ああ、それはいいけど・・・・我慢できなかったら、安全か分からないけないけど、そう言った店があるか聞いてみるのもいいね。で、話って何かな?」
どうやら内元君はこういった話があまりいいと思ってないようで、話を変えてくれて、僕も安心してるんだよ。幸い女性陣は何やらスキルの話で盛り上がってるからいいようなものなんだけど。
「ええとですね、ここでの食事です。侍女さんが持ってきてくれましたが、あまりおいしくないですよね。それと、食器と食べる道具です。昨日もそうですが、食べるのに侍女さん達は殆ど手掴みと言ってましたよね?」
「ああ、そうらしいね。僕が聞いたら、スプーン一本金貨1枚とか・・・・十万円?ちょっと高すぎるよね。箸も無さそうだったし。フォークすらなかったね。」
「それでですね、僕は考えたんです。そして、僕のスキルは道具作成。こういった道具を作れないかと思い、昨晩作ってみました。」
そう言ったら、内元君は何かを取り出した。
3日目になれば、皆さん大体同じ場所に居るんだよね。
そして、本来侍女さんは、ここには入らない決まりらしいけど、僕は無視して、今いるグループには集まった転移者全員と、その侍女さんにも集まってもらっている。
流石にわからない事だらけなので、こう言った食事の時間を利用し、意見交換などをしたいから。
「ええと、皆おはよう。僕らがこの訳の分からない状況になってから、3日目。少しは落ち着いたかな?」
僕は特に3人の女子高生に聞いてみる。
「ええ、心配して下さりありがとうございます。幸い何かしてくる狼藉者はいないようですから。」
・・・・あのリーマン達とか?申し訳ない、だがきっとあてがわれた侍女さんと宜しくやっていて、わざわざリスクを負ってまで女子高生を襲うとかしなかったんだろう。侍女さんには悪いけど、女子高生にとっては欲望のはけ口にならずに済んだ事に感謝・・・・本当にごめんね、侍女さん。
「皆さんおはようございます。あの、よかったら女性の3人の方、一緒に行ってみませんか?」
才村さんが女子高生に話しかけ始める。
女性同士、任せよう。
そして、内元君が僕に話しかけてくる。
「あの、常山さん、おはようございます。」
「ああ、内元君、おはよう。昨日は眠れたかい?」
目に隈ができてるっぽいから、寝て無さそうなんだが・・・・
「・・・・色々あって、さほど寝れませんでした。それと、まだ何とか我慢していますが、僕も男です。そろそろ我慢の限界です。」
ああ、そうだよな。美人の侍女さんをあてがわれてるから。リーマンが侍女さんを犯したと聞いて、そして他の侍女さんがそう言うものですよと言えば、ムラムラしちゃうよね。
「まあ、個人的な事柄だから、駄目とは言わないけど、あいつらと同じ人種になっちゃうよ?まあ後は、君の侍女さん次第だよね。言えばその、させてくれるだろうけど、僕はそう言う問題じゃないと思ってるんだよ。」
無理やりはね。それに、侍女さんの立場なら、言えば表情一つ変えずに服を脱ぐだろう。
「ええ、僕も我慢はしているんですが、あんな美人が、すぐ手の届く所にいながら・・・・生殺しですから。いっその事、彼女だったらと思いますよ。」
「ああ・・・・そうだね。ぶっちゃけ高嶺の花なんだよな。美人でスタイルもいいし・・・・」
「あ、その朝っぱらから下品な話ですいません。ええと、話を変えてもいいですか?」
「ああ、それはいいけど・・・・我慢できなかったら、安全か分からないけないけど、そう言った店があるか聞いてみるのもいいね。で、話って何かな?」
どうやら内元君はこういった話があまりいいと思ってないようで、話を変えてくれて、僕も安心してるんだよ。幸い女性陣は何やらスキルの話で盛り上がってるからいいようなものなんだけど。
「ええとですね、ここでの食事です。侍女さんが持ってきてくれましたが、あまりおいしくないですよね。それと、食器と食べる道具です。昨日もそうですが、食べるのに侍女さん達は殆ど手掴みと言ってましたよね?」
「ああ、そうらしいね。僕が聞いたら、スプーン一本金貨1枚とか・・・・十万円?ちょっと高すぎるよね。箸も無さそうだったし。フォークすらなかったね。」
「それでですね、僕は考えたんです。そして、僕のスキルは道具作成。こういった道具を作れないかと思い、昨晩作ってみました。」
そう言ったら、内元君は何かを取り出した。
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