上 下
923 / 1,074
外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

黒い奴の再教育

しおりを挟む
 王太子さんの奥さんは腰回りが充実し、にこやかな笑顔をふりまきながら数日間にわたる王族の滞在は終わった・・・・
 王太子さんが若干、干からびて見えたのは気のせいだろうか・・・?
 そして、あれから更に一ヶ月が経ち、我々の生活は元通りの落ち着きを取り戻し・・・・はしなかった。
 先ずはギルドからクランへの派遣という名目?で、イベッテさんが住み込みでやってきた。
 しかも何故か俺のパーティーメンバーに、いつの間にかなっているというおまけ付きで。
 ちゃっかり個室をゲットしていたので、何か俺の知らない所で取引があったのではないだろうか・・・・?

 そして、別棟に移った野郎共だが・・・・
 黒い奴は、本白水君が鍛え直していた。
 いや、お前も精神鍛えろよ?

「そこ!連携が悪い!もっと前の奴についていけ!」
「貴様!もっとスムーズに動け!」
「だらけるな!もっと剣をしっかり持て!」

 ・・・・ジェットスト●リームアタックの練習をしていたようだ。
 お前等頭大丈夫か?

 あれから更に妊娠が発覚した女性陣。
 かれこれ20人以上が妊娠していた事になる。
 今後どうするつもりなんだろう?
 そして・・・・たいていの野郎は、二股以上だったって事だ・・・・
 女子の間で揉めているらしいけれど、そんな事は知らん。
 自己解決してくれ。

 そして一度は中断していた、いや殆んど何も決まっていなかった新たなクランの建物だが、計画が進んでいる。

 これはイベッテさんがこっちに来てくれた事が大きく、かなり細かい事もやってくれている。
 いやー有難い。

 そして、イベッテさんが抜けたギルドの穴は15歳ぐらいの・・・一寸イベッテさんに似ている少女がやってきて、埋まった。

「お姉さま!私もお姉さまのように、素敵な男性と巡り合えるように頑張ります!」

 いや、頑張る所違うよね?一体何しに来たの君は?
 今はイベッテさんと、新たにやってきた少女を中心にギルドで新しい建物の建築計画が進んでいる。
 3階建てで、完全個室。
 但し風呂トイレは共同で。
 風呂に関しては・・・・女子、男子の大風呂と、貸し切りの家族で入るような小さいのを幾つか用意する予定。
 風呂は大事だからね。
 こうしているうちに更に時間が経ち、2週間後に首都の王家より、呼び出し要請がかかった。

 イベッテさんに聞いてみても分からない、と。
 誰に来てもらうかも指名があり、俺と3人の女性陣、そしてイベッテさん。
 何でこのメンバーなんだ?
 急いで準備をする。
 ま、馬車で一日程度の距離らしい。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?

たまご
ファンタジー
 アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。  最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。  だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。  女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。  猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!! 「私はスローライフ希望なんですけど……」  この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。  表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。

異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる

名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。

転生幼女は幸せを得る。

泡沫 ウィルベル
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!? 今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

ブチ切れ世界樹さんと、のんびり迷宮主さん

月猫
ファンタジー
異世界へ拉致された主人公。目が覚めた先はボロボロの世界樹の中だった?! 迷宮の主となった主人公は、ダンジョンの能力【創造】により全く新しい”モノ”を世界に作り出し、現状の打破に挑む。 新しい魔物を創ったり、予想外な成長に困惑したり。 世界樹の愚痴を聞いたり、なだめたり。 世界樹のため、世界のため、世界樹の治療と環境改善を目指し、迷宮はどんどん大きくなる。そんなお話。 始めは少々危険な場面がありますが、ダンジョンが成長してからはその様な場面は少なくなり、周りの生物の方がダンジョンに抗う感じになります。 俺TUEEEならぬ、ダンジョンTUEEEもの。チート能力ならぬ、チートダンジョンの予定。 (チート能力者が居無いとは言っていない) 初投稿です。山なし谷なし作品ですが、暖かい目でみてください。 異世界なのだから、元の世界の常識が当てはまらなくても、おかしくないのでは? をコンセプトに、スキルやら魔法やらの仕組みを表現できたらと思っています。 ※「小説家になろう」にも掲載 ※ストックが切れたら、更新が遅くなると思います、ご容赦下さい

ダンジョンから始まる異世界生活〜異世界転移した勇者なのに誰も拾ってくれませんから、ダンジョン攻略しちゃいます〜へなちょこ勇者の成長記

KeyBow
ファンタジー
突然の異世界転移。いきなりダンジョンに放り出された。女神と契約し、生きる糧を得る為にダンジョンに挑む。転移し、ダンジョンに挑む。転移してから2日目から物語はスタートする。朴念仁なのに周りには美人が集まる?

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

伯爵夫人のお気に入り

つくも茄子
ファンタジー
プライド伯爵令嬢、ユースティティアは僅か二歳で大病を患い入院を余儀なくされた。悲しみにくれる伯爵夫人は、遠縁の少女を娘代わりに可愛がっていた。 数年後、全快した娘が屋敷に戻ってきた時。 喜ぶ伯爵夫人。 伯爵夫人を慕う少女。 静観する伯爵。 三者三様の想いが交差する。 歪な家族の形。 「この家族ごっこはいつまで続けるおつもりですか?お父様」 「お人形遊びはいい加減卒業なさってください、お母様」 「家族?いいえ、貴方は他所の子です」 ユースティティアは、そんな家族の形に呆れていた。 「可愛いあの子は、伯爵夫人のお気に入り」から「伯爵夫人のお気に入り」にタイトルを変更します。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...