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外伝 女神のチョンボで大変な事に 口田 士門

早速アイテムを使ってみる

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よく分からんけれど、折角だから貰っとこう。
 カバンを取り、今は着るつもりのない服を収納。
 と、思ったんだけれど、何か変。
 カバンを開けコートを入れようとしたら、カバンの開け口にコートが入った瞬間消えた?
 カバンの中に、手を突っ込もうとしたら違和感が。
 何だこれ?何かカバンに表示が出ている?

 ”収納物 おっさんコート(仮) 1”

 何じゃこりゃ?

 兎に角”おっさんコート(仮)”と表示が出ているけど、どういう事?さっきの服・・・・コートを突っ込んだけどカバンへ突っ込んだけれど、
 このコートの事?
 何だよおっさんコート(仮)って。

 念の為、このコートを取り出すつもりでもう一度カバンの中へ手を突っ込んだら、何かに触れた。
 掴んで取り出そうとしたら出てきたよ、コートが。
 取り出せた。何だこのカバン。
 何かタブレットぽいのが付いているし。

 一寸考えて今度は今、貰った物を全部カバンへ突っ込んでみる。
 衣類は全部入る大きさだけれど、剣は・・・・どう考えても長すぎる。
 しかし何故かカバンへ剣を突っ込んだとたん、剣もスッと消えてしまった。
 カバンの画面?をチェック?してみると、
       収納物

 ”  おっさんコート(仮)  1”
 ”     おっさんズボン(仮)  1”
 ”  おっさんウェア(仮)  1”
 ”  おっさんシャツ(仮)  1”
 ”  おっさんソード(仮)  1”
 と出てきたよ。
 何だよおっさん何とか(仮)って。

 そしてさっきの阿呆が、何かギャーギャー言っているけれど、もう放っておこう。
 何か色々突っ込みたくなるけれど、僕の頭がおかしいのだろうか?
 カバンに情報が出るとか、中身の名前が出るとか、色々おかしい。

 ただ、一寸考えるとどれだけこの中へ入るのだろうとか思ってみたり。
 そう、服と剣の重さは軽かったけれど、そこそこ重く剣は傘ぐらいの軽さだったけれど、それなりに重みを感じるはず。
 なのにこのかばんは軽いまま。
 これはひょっとして・・・・

 そう思った僕は、車に戻り先ほど通った道をまた戻り、ホームセンターらしき場所へ向かう事に。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・

 駐車場へ到着も、誰もいない。
 当然、玄関が開いてるはずもなく荷物の搬入口?があるかと思い、裏へ回ると開いていない。
 そういえば僕の前をトラックが走行していて、このホームセンターに向かったような気がしたのだけれど、どこに行ったんだろう?
 そう思ってみると・・・・ありゃ、フェンスが一部倒れている。
 そしてフェンスの方へ向かい、その先を見ると・・・・
 トラックがこのホームセンターというか、ショッピングモールなのかな?の向こうへ、フェンスを多分突き破って・・・・フェンスの向こうは・・・・森?
 その先の木にぶつかって止まっている。
 運転席のドアが開いているけど、運転手はいない。
 そしてその先には・・・・

 化け物と、倒れてる人?が見えた。
 あ、お食事中ですね・・・・

 どうやら運転手は、車から降りた所を襲われたようだ。
 勿論、死んでいる・・・・

 僕は足元に転がってた石を拾い、さっきみたいに化け物へ投げる。
 頭に当たり、はじけ飛ぶ。
 ウゲ・・・・

 運転手?の死体を、泣きそうになりながら確認すると、ズボンのポケットからキーの束が見つかる。
 トラックのカギかな?
 一応貰っとこう。
 案の定、トラックのカギのようで、エンジンがかかる。
 よし、動く。
 流石に頑丈だ。

 そして、ふと見ると、もうひとり・・・死んでいた。
 ホームセンターの人かな?
 手に鍵束を持って倒れている。
 勿論?死んでいるけれど。
 この鍵束も、もらっとこう。

 そして、もうひとつのカギ束を持って、バックヤード?に。
 さっきの店員?が持っていたカギを使ってみると、勝手口?に合うカギがあって、開いた。
 早速中に入ると、暗い・・・・

 僕のポケットに車のキーが入っていて、一緒にくっつけてあるライトを点灯させて中へ進む。
 取り敢えずホームセンターだから、何か使いやすそうなライトを物色しよう。

 そう思い、早速店の中を探す事に。
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