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外伝 リュークとエリザヴェータ
台無しに
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僕はどうすればいいのかわからず、ロニーさんの方を見ると、
『こういう時は大人しく付いて行った方がいい。それに僕と皇太子はちょっと特別な関係でね、所謂学友ってやつなんだ。』
成程、だから庶民とは言えロニーさんが皇太子さまと親しくなれたんだ。
僕はロニーさんと皇太子さまの後を急いで追いかけました。
・・・・
・・・
・・
・
【とある部屋の前】
皇太子さまが何処かの部屋の前で止まった。
そこには見覚えのある顔が・・・・ロゼさんだ!
「おうロゼ!今日もいいケツしてんなあ?」
僕は思わずズッコケそうになりました。
確かにロゼさんはきつめの顔つきですが、騎士として鍛え抜かれているので、無駄な脂肪が殆ど無いように見えますが、出る所は出て引っ込む所は引っ込んでいる女性です。
でも・・・・あれ?以前よりは顔つきも柔らかくなった?
でもやっぱりロゼさんだ!皇太子さまに遠慮がない!思いっきりビンタをかましている所は流石です!
「相変わらずの手癖だな!どうしてか初手はやられるんだ!スキルか?皇太子は皇族しか得られないスキルをこんな事に使うのか?」
「うはははは!いい胸してやがるぜ!」
・・・・皇太子さまは助平なようです。
それにしてもあのロゼさんが一方的に・・・・皇太子さまって相当な実力者?
「死ね!死んで詫びろ!」
ロゼさんは皇太子さまを振り切れないようです。
うーん、どうしたら?反応に困っちゃうんだよね。
「おうロゼ!エリザヴェータに会いたいんだが、呼び出してくれねえか?」
あ、ロゼさんの動きが止まった。
「残念ながら例え実の兄でもそれは叶いませぬ。父である皇帝陛下ですら無理なのです。」
どういう事?もしかしてエリザヴェータさまは体の具合が悪いの?
「いや、是が非でも会ってやるぜ!今回は俺様めっさ自信があるんだぜえ?」
・・・・もしかして置時計ってエリザヴェータさまのご機嫌取りをする為に取り寄せていたの?
「・・・・如何に素晴らしい名工の品でも、今の姫様とお会いする事は無理でしょう・・・・お引き取りを。」
「まあそう言うなって。今回は俺様切り札があるんだ!ほれ!これでどうだ!」
僕はロニーさんの背中に隠れるようにしていたから、ロゼさんはまるで僕に気が付いていなかったようなんです。
で、どうしようと思っていたら・・・・うわ!皇太子さまに手を引っ張られちゃったよ!
当然ながら僕はロゼさんの前に姿を晒す事になった訳で。
そうしたらロゼさんがとんでもない行動に!
何とその場で土下座を始めちゃってもうびっくり!
「リュ・・・・リューク殿におかれましては、た、大変失礼な行動をしてしまいました・・・・申し訳ございません!」
僕は驚きつつ固まっちゃったんだけど、皇太子さまが折角の謝罪を台無しに・・・・土下座しているロゼさんをもう触りまくっている訳で・・・・うわ!キスしちゃった!!
「リュークは生きている!謝罪は無しだ!早く妹を!」
「は!はい!少々お待ちを・・・・姫様!姫様!」
・・・・何だかセアリアス帝国の将来が不安になってきちゃったよ。
『こういう時は大人しく付いて行った方がいい。それに僕と皇太子はちょっと特別な関係でね、所謂学友ってやつなんだ。』
成程、だから庶民とは言えロニーさんが皇太子さまと親しくなれたんだ。
僕はロニーさんと皇太子さまの後を急いで追いかけました。
・・・・
・・・
・・
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【とある部屋の前】
皇太子さまが何処かの部屋の前で止まった。
そこには見覚えのある顔が・・・・ロゼさんだ!
「おうロゼ!今日もいいケツしてんなあ?」
僕は思わずズッコケそうになりました。
確かにロゼさんはきつめの顔つきですが、騎士として鍛え抜かれているので、無駄な脂肪が殆ど無いように見えますが、出る所は出て引っ込む所は引っ込んでいる女性です。
でも・・・・あれ?以前よりは顔つきも柔らかくなった?
でもやっぱりロゼさんだ!皇太子さまに遠慮がない!思いっきりビンタをかましている所は流石です!
「相変わらずの手癖だな!どうしてか初手はやられるんだ!スキルか?皇太子は皇族しか得られないスキルをこんな事に使うのか?」
「うはははは!いい胸してやがるぜ!」
・・・・皇太子さまは助平なようです。
それにしてもあのロゼさんが一方的に・・・・皇太子さまって相当な実力者?
「死ね!死んで詫びろ!」
ロゼさんは皇太子さまを振り切れないようです。
うーん、どうしたら?反応に困っちゃうんだよね。
「おうロゼ!エリザヴェータに会いたいんだが、呼び出してくれねえか?」
あ、ロゼさんの動きが止まった。
「残念ながら例え実の兄でもそれは叶いませぬ。父である皇帝陛下ですら無理なのです。」
どういう事?もしかしてエリザヴェータさまは体の具合が悪いの?
「いや、是が非でも会ってやるぜ!今回は俺様めっさ自信があるんだぜえ?」
・・・・もしかして置時計ってエリザヴェータさまのご機嫌取りをする為に取り寄せていたの?
「・・・・如何に素晴らしい名工の品でも、今の姫様とお会いする事は無理でしょう・・・・お引き取りを。」
「まあそう言うなって。今回は俺様切り札があるんだ!ほれ!これでどうだ!」
僕はロニーさんの背中に隠れるようにしていたから、ロゼさんはまるで僕に気が付いていなかったようなんです。
で、どうしようと思っていたら・・・・うわ!皇太子さまに手を引っ張られちゃったよ!
当然ながら僕はロゼさんの前に姿を晒す事になった訳で。
そうしたらロゼさんがとんでもない行動に!
何とその場で土下座を始めちゃってもうびっくり!
「リュ・・・・リューク殿におかれましては、た、大変失礼な行動をしてしまいました・・・・申し訳ございません!」
僕は驚きつつ固まっちゃったんだけど、皇太子さまが折角の謝罪を台無しに・・・・土下座しているロゼさんをもう触りまくっている訳で・・・・うわ!キスしちゃった!!
「リュークは生きている!謝罪は無しだ!早く妹を!」
「は!はい!少々お待ちを・・・・姫様!姫様!」
・・・・何だかセアリアス帝国の将来が不安になってきちゃったよ。
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