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エリザヴェータ女史の状態は?

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そしてアルフォンシーナ曰く、

「エリザヴェータ様の肉体的な問題ですが、健康かと問われれば、、健康としか言いようがありませんの。そう、彼女は至って健康なのです。」

問題は記憶の 齟齬そごか。

リューク君もそうだが、デュラハンとして行動していた時の記憶は一切ないらしい。

当然自身の首が切断されたなんてのは、気が付いてない訳で。

そう言った意味では、エリザヴェータ女史の記憶が無いのは不幸中の幸いというべきか。

だが・・・・実際彼女がダンジョンで行方不明になってから・・・・25年?の歳月がたっている訳で・・・・

兄である皇帝も、当時は30前後だったのだろうが・・・・今は50代半ば。

25年も経てば顔もすっかり老ける訳で、彼女からしたら別人だろう。

当時一緒に居たアルフォンシーナは15歳。
おっさんと知り合った時で30歳・・・・それから10年・・・・あ、色々あって最近全くアルフォンシーナも年取ってない感じなんだよな・・・・

あの珠に係わってから、ハッスルした女性陣皆に言えるんだけど・・・・

あれはきっと老けない何かがあるんだな。おっさんも50歳ぐらいから全く年をとってる感じには見えないんだよ。

なのでまあ・・・20年?

女性の20年・・・・アルフォンシーナは元々若さを保ってると思うから、かろうじて認識してくれたみたい。

そう言った意味で、知り合いであるリューク君の見た目がほとんど変わってなかったのは、彼女にとって唯一の救いなんだろう。

そして・・・・どうやら、お互い好意を持っていたらしく、まあ、恋人?
そこまでの関係だったかは知らないけど、今やもう誰が見ても・・・・・・

「あ、あのですね・・・・」

は!ついエリザヴェータ女史を見つめてしまっていた・・・・すまんすまん。

「ああすまないね・・・・結局の所、貴女はその、リューク君とはお付き合いをするのかい?」

あ、しまった・・・・そんな事を聞くつもりはなかったのだよ?だがつい言葉に出てしまった・・・・

「え・・・・ええ??何故分かるのですか?リュークとはその・・・・キャッ!」

おっさん血を吐いたよ・・・・

「 公爵●●さま?大丈夫ですか?」

うん?また何か変だったが・・・・気にしないでおこうか・・・・

「ああ、リューク君、問題ないよ?それと・・・やはり結婚するのかい?」

「あ・・・その・・・・可能であれば・・・・ですが、身分が・・・・」

リューク君は身分の事を気にしているらしい。

「何言ってるのリューク!身分なんて関係ないのよ!それに・・・・何て素敵なお話なのでしょう・・・・こんなお話ないわよ?つまり・・・・2人は太い運命の絆に結ばれているのですわ!」

あかん・・・エリザヴェータ女史は自身の起こった出来事に酔っているな?
まあ、不幸な事に押しつぶされないからいいけど。

こうして数か月経っても、彼女の記憶は変わらず・・・・そして、国ではエリザヴェータ女史の発見、救出と、リューク君との結婚が発表された。
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