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Ψとの交渉

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「ねえ・・・・おっさん、君とその・・・・エネルギーの補充だっけ?するメリットあるのかな?」

『メリットですか・・・・私と行為をする、ではいけませんか?』

「あー・・・・君は美人・・・というか、規格外の美しさなんだけどさ・・・・その、今その姿、実体じゃないよね?」

そうなのだ・・・・彼女の姿、視えはするけど・・・・気配がまるでない。ただ、その、姿自体は均整の取れたプロポーション・・・・だけど、気配が・・・・

『問題ございません。本体の所へ御案内いたします。』

そう思うと、何だか姿が一瞬ぼやける。

「ええ?確かに姿が見えてたよね?」

『ただいまは、ダンジョンに問題が発生しておりましたので、思念体での登場でございました。本体はもう少し下層で展開いたしております。御案内いたしますので・・・・こちらへどうぞ・・・・』

・・・ああよかった・・・・スキル使っても彼女を認識しなかったから。

Ψさんの案内で、別の所へ移動する・・・・

何やらドアがあり、ドアが開くと、中へ入る。

『もう少しで本体がおりますので、私はここで消えます。このまま前へお進み下さい。』

言われるがまま進む。

すると、何やら複数のモニターの前に椅子があり、そこに一人の女性が座っている。

その女性が立ち上がり、こちらにやって来る。

「申し訳ございません白河小次郎様。私がΨ238型の本体でございます。」

「ああ・・・確かに気配がする。」

「それでは早速ですが、致しましょうか。」

「ちょ!ちょっと待った!君みたいな美女とハッスルできるのは嬉しいんだけどさ・・・・まだ出会ってさほど時間が経ってないし、それに、だ、君とするとして、こっちに何のメリットがあるんだ?さっきも聞いたと思うけど・・・・」

「・・・・そうですか、白河小次郎様は、女性には不自由してはおられないご様子ですね・・・・申し訳ございません。少々データベースを確認いたしました・・・・その、どうしたらよいのでしょう・・・・私はダンジョンの管理人、ダンジョンのエネルギーを是非にも回復したいのですが・・・・残念ながらこれと言った報酬、見返りはございませんね・・・・」

・・・・あ、美女が困った顔してる・・・いかんな・・・・

「なあ、君はダンジョンから離れて生きる事は出来るんだよね?」

「はい、生存は可能でございます。」

「じゃあさ・・・・ダンジョンのエネルギーを回復後、君、おっさんの所に来ないかい?」

「それは不可能でございます。私はダンジョンの管理をする必要がございます。」

「じゃあさ・・・・あのカプセルに入ってる他のホムンクルスの、あれ復活させて、そのホムンクルスにダンジョンを任せ、君はおっさんの所に来る、どう?できないかい?」

注:おっさん無意識に必死になってます・・・・

「少々お待ち下さい・・・・過去のデータベース参照・・・・過去に十件実績がございます。では、新たなΨを起動させ、成人させます。その間別のホムンクルスに任務を遂行させます。寿命がどこまで持つかは存じませんが・・・・」

こうしておっさんは、この謎のホムンクルスを手に入れた!

いや、一寸知識がね・・・一寸というか、可也だけど・・・・


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