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白河 小次郎
クルーザーの管理は?
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「賢者殿、そのような事気にするでない。賢者殿が自分の元の居た世界に戻ることは最初から知っての事ゆえ、賢者殿が気に病む事ではないのう。それより、いよいよじゃな。里にも賢者殿の世界との繋がりの影響が出ておってのう。ちょうど5年前と同じような感じじゃ。」
「やはりもうすぐ繋がるのかな?」
「いや、普通に普段から細くはあるが繋がっておろう?それが恐ろしく太くなるのじゃ。今はその準備段階と言った所か。里中の空気が乱れておってのう。最後まで何が起こるやもしれぬゆえ、賢者殿におかれては向こうの世界に戻るまで油断せぬよう心してほしいのじゃ。」
流石はエルフの長。今まで知らなかった事実がここにきて・・・・
そして最後に・・・・
メーネアには最後に作った船を使ってほしくてね。
あえて最後に渡したよ。
「旦那さま、本当にこんな船を頂いてもよろしいのでしょうか?」
「うん。今までメーネアがおっさんにしてくれた事を思えばこんなんじゃあ話にはならないんだけど・・・・」
「いえ、もとはと言えば父が召喚などをしなければ旦那さまが巻き込まれる事も無かったはず。」
「それはいいんだよ。亡くなった人たちには申し訳ないけど。」
「・・・・・ごめんなさい。」
「メーネアが謝る事ではないよ。それより、1週間後に向こうに戻る予定だけど、その時に子供と共に館に来てほしんだよ。」
「わかりました。今はようやく政も落ち着きましたし、数日ならあけても大丈夫です。」
一時はインダルチャンス王国の存続の危機だったけど、メーネアのおかげでかなり持ち直してよかったよ。
館に戻って色々考えたけど・・・・結局空飛ぶクルーザーは管理をジスラン君に任す事にしたよ。
まあジスラン君に言わせば、別に管理者を設けるとの事。
まあそうだよね。全てジスラン君がやってたら身体がいくつあっても足りないし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飛行船(シラカワクルーザー)
12隻作成されたと伝わる空を自由に駆け巡る事の出来る船。
製作者は コジロウ シラカワとされる。
所謂シラカワシリーズの制作者の作品。
他に収納カバン、ゲート、シラカワシリーズの武具の製作者としても知られる。
現在11隻が残っている。
シリアルナンバー1は行方不明。
制作者と共に消えたらしい。
ナンバー2、ナンバー3はシラカワ領内で管理。
ナンバー4、ナンバー5はセアリアス帝国・プレジール城で管理。
ナンバー6はロニー商会所有。
ナンバー7はロートレック領で管理。
ナンバー8はドラゴンの里のカトリーンが所持。
ナンバー9は夜叉の国で運用。
ナンバー10はエルフの里で保管。
ナンバー11はインダルチャンス王国所持。
ナンバー12はシラカワ領内で要請があった時に貸し出し用としての運用。
噂では、ナンバー0があるらしい。
シラカワの同郷の者に譲渡したらしい。
セアリアス帝国年代記 コジロウ シラカワ関連の記録より
「やはりもうすぐ繋がるのかな?」
「いや、普通に普段から細くはあるが繋がっておろう?それが恐ろしく太くなるのじゃ。今はその準備段階と言った所か。里中の空気が乱れておってのう。最後まで何が起こるやもしれぬゆえ、賢者殿におかれては向こうの世界に戻るまで油断せぬよう心してほしいのじゃ。」
流石はエルフの長。今まで知らなかった事実がここにきて・・・・
そして最後に・・・・
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あえて最後に渡したよ。
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「いえ、もとはと言えば父が召喚などをしなければ旦那さまが巻き込まれる事も無かったはず。」
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「・・・・・ごめんなさい。」
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「わかりました。今はようやく政も落ち着きましたし、数日ならあけても大丈夫です。」
一時はインダルチャンス王国の存続の危機だったけど、メーネアのおかげでかなり持ち直してよかったよ。
館に戻って色々考えたけど・・・・結局空飛ぶクルーザーは管理をジスラン君に任す事にしたよ。
まあジスラン君に言わせば、別に管理者を設けるとの事。
まあそうだよね。全てジスラン君がやってたら身体がいくつあっても足りないし。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飛行船(シラカワクルーザー)
12隻作成されたと伝わる空を自由に駆け巡る事の出来る船。
製作者は コジロウ シラカワとされる。
所謂シラカワシリーズの制作者の作品。
他に収納カバン、ゲート、シラカワシリーズの武具の製作者としても知られる。
現在11隻が残っている。
シリアルナンバー1は行方不明。
制作者と共に消えたらしい。
ナンバー2、ナンバー3はシラカワ領内で管理。
ナンバー4、ナンバー5はセアリアス帝国・プレジール城で管理。
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ナンバー7はロートレック領で管理。
ナンバー8はドラゴンの里のカトリーンが所持。
ナンバー9は夜叉の国で運用。
ナンバー10はエルフの里で保管。
ナンバー11はインダルチャンス王国所持。
ナンバー12はシラカワ領内で要請があった時に貸し出し用としての運用。
噂では、ナンバー0があるらしい。
シラカワの同郷の者に譲渡したらしい。
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