97 / 1,134
スキルの検討
おっさん、オリアーナとゲートについて考える
しおりを挟む
翌日朝の早い時間、オリアーナを見かけたので、おっさんの工房に来てもらったよ。
で、ゲートを見せて、意見を聞いたんだけどね。
「ご主人さま、いっその事ギルドカード使ってゲート動かせれない?」
「オリアーナ、どうしてカード?」
「あたいが思うに、これってすごく便利なんだけど、絶対悪用する奴が出てくると思うんだよね。」
「うんうん。」
「ゲート利用するのにギルドカート使えば、誰が何時どのゲート使ったかわかるしね、悪用しても捕まりやすいでしょ?」
流石はオリアーナ、商人なだけあって、目線が違うよ。
「じゃあついでに表示プレートくっつけて、表示プレートにカードかざして、使うようにしようか。」
こうして改良双方向ゲートは完成した。
おっさん、これの応用で、ゲートを複数用意して、カードで行き先を選べるのも作ってみたんだけどね・・・・できたし、使えるんだけどね・・・・思いっきり失敗しちゃったよ。
何故って、一度に使用する魔石の量が半端じゃなく、精神力の場合、一度使えばもう身動きできなくなるほど消耗してね。ありていに言えば燃費が悪すぎて、たぶん双方向ゲートの100倍のエネルギー消費なんだよね。
これは暫くお蔵入りで、後々改良してみよう。
「これ売れるかな?」
「ご主人さま、売るのは考えたほうが良いとあたいは思うよ。」
「えー折角できたのに売らないの?」
「ううん、違うの。これは、どこか特定の場所に設置して、利用者はその場所に赴くようにするの。そうすると、設置場所は人の集まる場所になるだろうし、管理も必要になるし、それなら管理は国がしちゃったほうが良いのかなって思うのね。」
「ほうほう。」
「で、ここからが本題なんだけど!」
「えっ!さらに何があるの?」
「ゲートを使うのに、使用料を払ってもらったらと思うんだよね。国にも収入になるし。」
「いいねえ!」
「それでね、ここが肝心なのだけれど、ご主人さまはゲートを国に売って終わりではあんまりなものだと思うから、1割とか2割とかね、料金のうちの一部をご主人さまが貰うのよ!」
「えーなんか著作権料みたいな感じだなあ。」
「著作権料?」
「ああ、向こうにあったんだよ。最初に作った人にその権利があってね、後からその権利を使いたい人はその人にいくらか使用料を払うってね。」
「へー、便利な制度が向こうにはあるんだね!じゃあ、ゲートを国に渡しちゃって、その使用料の一部をご主人さまが受け取れば・・・・凄い!あたい、自分で言っといてなんだけど、物凄くお金になりそうな予感がするよ!しかもね、表示プレート使えば、どれだけ使ったかも分かっちゃうし、誤魔化しがきかないし!」
おおお!何か凄い事になっちゃってるぞ!これって相当儲かるよな?
今まで誰も使わなかったんだろうか?
「なあオリアーナ、今までこんなゲートってなかったの?」
「ゲートはあったのはあったんだけどね、移動距離が短かったのよね。その割に凄い金額かかっちゃうし。結局誰も使わなかったわね。でも、今回のは、絶対普及するわ!商人の勘がそう言ってるのよ!!」
何かオリアーナ、熱く語ってるよ!
さしあたってはこの街と皇帝のいる城付近に設置して試してみる感じかな。実際どの距離まで使えるとかはこれから試してみないといけないしね。
「今日は色々忙しいから、改良は夜にやってみるよ。また明日の朝、来てくれない?」
「勿論よ!朝と言わず夜も一緒に色々頑張っちゃうよ!」
いやあ、色々頑張っちゃったら、改良できないんじゃない?ほどほどにね。
で、ゲートを見せて、意見を聞いたんだけどね。
「ご主人さま、いっその事ギルドカード使ってゲート動かせれない?」
「オリアーナ、どうしてカード?」
「あたいが思うに、これってすごく便利なんだけど、絶対悪用する奴が出てくると思うんだよね。」
「うんうん。」
「ゲート利用するのにギルドカート使えば、誰が何時どのゲート使ったかわかるしね、悪用しても捕まりやすいでしょ?」
流石はオリアーナ、商人なだけあって、目線が違うよ。
「じゃあついでに表示プレートくっつけて、表示プレートにカードかざして、使うようにしようか。」
こうして改良双方向ゲートは完成した。
おっさん、これの応用で、ゲートを複数用意して、カードで行き先を選べるのも作ってみたんだけどね・・・・できたし、使えるんだけどね・・・・思いっきり失敗しちゃったよ。
何故って、一度に使用する魔石の量が半端じゃなく、精神力の場合、一度使えばもう身動きできなくなるほど消耗してね。ありていに言えば燃費が悪すぎて、たぶん双方向ゲートの100倍のエネルギー消費なんだよね。
これは暫くお蔵入りで、後々改良してみよう。
「これ売れるかな?」
「ご主人さま、売るのは考えたほうが良いとあたいは思うよ。」
「えー折角できたのに売らないの?」
「ううん、違うの。これは、どこか特定の場所に設置して、利用者はその場所に赴くようにするの。そうすると、設置場所は人の集まる場所になるだろうし、管理も必要になるし、それなら管理は国がしちゃったほうが良いのかなって思うのね。」
「ほうほう。」
「で、ここからが本題なんだけど!」
「えっ!さらに何があるの?」
「ゲートを使うのに、使用料を払ってもらったらと思うんだよね。国にも収入になるし。」
「いいねえ!」
「それでね、ここが肝心なのだけれど、ご主人さまはゲートを国に売って終わりではあんまりなものだと思うから、1割とか2割とかね、料金のうちの一部をご主人さまが貰うのよ!」
「えーなんか著作権料みたいな感じだなあ。」
「著作権料?」
「ああ、向こうにあったんだよ。最初に作った人にその権利があってね、後からその権利を使いたい人はその人にいくらか使用料を払うってね。」
「へー、便利な制度が向こうにはあるんだね!じゃあ、ゲートを国に渡しちゃって、その使用料の一部をご主人さまが受け取れば・・・・凄い!あたい、自分で言っといてなんだけど、物凄くお金になりそうな予感がするよ!しかもね、表示プレート使えば、どれだけ使ったかも分かっちゃうし、誤魔化しがきかないし!」
おおお!何か凄い事になっちゃってるぞ!これって相当儲かるよな?
今まで誰も使わなかったんだろうか?
「なあオリアーナ、今までこんなゲートってなかったの?」
「ゲートはあったのはあったんだけどね、移動距離が短かったのよね。その割に凄い金額かかっちゃうし。結局誰も使わなかったわね。でも、今回のは、絶対普及するわ!商人の勘がそう言ってるのよ!!」
何かオリアーナ、熱く語ってるよ!
さしあたってはこの街と皇帝のいる城付近に設置して試してみる感じかな。実際どの距離まで使えるとかはこれから試してみないといけないしね。
「今日は色々忙しいから、改良は夜にやってみるよ。また明日の朝、来てくれない?」
「勿論よ!朝と言わず夜も一緒に色々頑張っちゃうよ!」
いやあ、色々頑張っちゃったら、改良できないんじゃない?ほどほどにね。
93
お気に入りに追加
4,093
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる