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アグルトンへ戻る

ゲスの勘繰り

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僕はデイフィリアと共に、戻る。

戻った先には・・・・ゲスい論戦が行われていた。


「やっぱするっしょ?男と女・・・・あの二人、見た目は同じぐらいの年齢なんだしさ?」

「確かにそうでうですが・・・だからと言って、この状況下で子作りするでしょうか?」

「・・・・してほしいな・・・・」

「そうだな・・・・」

「わたしも・・・・」


・・・・
・・・・

部屋に戻るタイミングを逸してしまいました・・・・

僕はわざと物音を立て、戻って来た事をアピールします。

「次は、エウラリアだね。」

「・・・・ヤッたの?」

「しないよ!しないって言っただろ?そう言うのは別の日で。」

「してくれるの?」

「・・・・別の日でね・・・・さ、行くよ!」

「う・・・うん・・・・」

今度は違う場所へ向かいます。

やはり夕焼けを選んだのだけど・・・・

デイフィリアとは違う雰囲気の・・・・

雲海の上。

雲が夕日に染まり・・・・普通は見上げる雲を足元に、その雲が夕日に染まり何とも言えない幻想的な雰囲気。

「あ・・・・何これ?ちょっとルドメロ、何これ!すごく綺麗なんだけど!」

そう言う彼女の顔も夕日に染まり・・・・すごく綺麗だった。

デイフィリアとよく似た顔つきながら、エウラリアはデイフィリアより5つ上なわけで、その分大人びて見える。

「エウラリア・・・・どうだい?」

「うん!すごく綺麗で素敵ね!デイフィリアもこの景色を見たのかな?」

「デイフィリアには違う場所で渡した。ここは君と僕だけの場所さ。」

・・・・背中がむず痒くなりそうな、キザったらしい言葉。

「そっか・・・・2人だけの場所・・・・ね。」

「そうさ・・・・この景色は綺麗だけどね、エウラリアはそれ以上に綺麗さ。」

「それ、本気で言ってる?」

「ああ・・・・本気だよ。正直4人の中で一番の好みだよ。」

「それ皆に言ってるんじゃないの?」

「言ってないし、言わないな。デイフィリアはまだ・・・・幼い。あと数年経てば分らないけど。エルフの2人は、完璧に整いすぎて、笑っちゃうよ。整いすぎて笑うって変だけど。それとね、エウラリアは・・・・僕に対しても素のままで接してくれるだろう?エメリナはまあ・・・・ああ云う奴だから、彼女も素で接してくれるけど、デイフィリアは僕に負い目があるし、ローサは僕に命を救われたという・・・・そう言うのがあってね。」

「そ・・・そうなの?」

「ああ・・・・僕にとって君が・・・・一番魅力的に映る女性さ・・・・さ、手を出して・・・・」

「うん・・・・」

僕はエウラリアはのほっそりした手を取り・・・・

「僕と結婚して下さい。」

「結婚します。」

指輪をはめる。

そして・・・・

するつもりはなかったけど、思わず抱きしめてしまった。

驚くエウラリアだけど、抱き返してくる。
そしてキス。

・・・・駄目だ、これ以上は・・・・

既の所でエウラリアを引き離す。
危ない・・・・

僕も男の子だからね。性欲はある。

だけどここは我慢。別の機会に・・・・

「もっとしても良かったのよ?」

「自分との約束さ。正直危なかった。今はまだ君と最後までしたくなったからね。だけど・・・・それは別の日に。」

「む・・・・ねえ、4人とも未だ抱いてないのよね?」

「残念ながら。」

「じゃ・・・じゃあ!最初に私を抱きなさいよね!どうせデイフィリアは最後なんでしょ?」

「何でわかったんだい?」

「・・・・あの子の予知よ。ルドメロの事だから知ってるんでしょ?処女を失うともう発動しないって。」

「・・・・まあ、ね。」

「変な所で気を遣うのね。まあいいわ。さ、戻りましょ?またさっきみたいにヤッてる?とか言われてそうだし。」

僕はエウラリアをの手を取り・・・・手をつないだまま戻った。
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