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王都の近くのダンジョン
どうしましょう・・・・大変です!
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ああ・・・・何て事・・・・まさかルドメロ様が気を失ってしまうなんて。
あ、でも、ルドメロ様は治療は無理って・・・・それを無理やり行った結果がこうなのね。
どど、どうしましょう。
”魔力が無くなったのだ。しばらく待つしかあるまい”
そうですよね・・・・
あ、エメリナさんが、先ほどルドメロ様からアイテムを奪った男性に詰め寄っていますね。
ドラゴンの血を奪おうとしたわけですから・・・・あれの価値を分かっていたのでしょうか?
人が作るエリクサーという薬がありますが、ドラゴンの血は、人にはエリクサーと同じような作用をします。
エリクサーですら、貴族の館が建つほどの価値があるのですから、ドラゴンの血も似たような価値があるでしょう。それを奪おうとした・・・・
しかも今、目の前にそれを必要としている人がいたというのに、です。
私がそんな事を考えていると、ルドメロ様が気が付かれたみたいです。
「う・・・・うう・・・・ん?ん???」
・・・・何か様子がおかしいですね。
あ、立ち上がりました。
何やら身体を調べています。
「ルドメロ様、いきなりお立ちになるのは・・・・」
「ん?ああデイフィリさんですか。ちょっと待って下さい。身体の調子と、動きを見ています。それと・・・・少ないですね・・・・」
「え・デイフィリさんですか?そんな他人行儀に呼ばなくても・・・・」
・・・・これはどうした事でしょうか?
何やら様子がおかしいです・・・・
えっと何やら体操?を始めたようです・・・・。
そして、歩き出しましたが、あ、転倒しました・・・・
「うーん・・・・時間がないのですが・・・・慣れないのはきついですね。さて・・・・あのぼんくらにお灸を据えないといけません。デイフィリアさん、着いてきますか?あ、その前に、ローサさん、ドラゴンの血を使ったのですけど、その後は大丈夫ですか?」
・・・・ローサさんという方も混乱しているようです。
「ええ、大丈夫。それより貴方、大丈夫ですか?何やら先程とは別人ですけど?」
「それはよかった。後説明している時間が惜しい。デイフィリアさんとローサさん、着いてきてくれますね?」
・・・・違和感満載です。
【彼どうしたの?様子が変だけど?】
【ローサさんもそう思いますか?まるで別人です。】
【敵意はありませんね。しばらく様子を見ましょう。】
「えっと確かここに・・・・あった。」
・・・・ルドメロ様は何かを飲みました。
”マスターよ、それは魔力回復のポーションだな。そのようなものを所有しておったのか?”
「ええ、そうですよ。ルドメロは忘れているようですが・・・・まあ僕の事ですけどね。それとシロ、周囲の警戒と、デイフィリアの警護を頼んだよ?ポチ、君は僕についてきなさい。暫くしてまた僕は倒れますから、その時しっかりサポートしてあげて。」
”マスターよ、其方何者だ?”
「僕は僕ですよ?時間がないので説明しませんが。さて・・・・あの愚か者を・・・・」
「?ルドメロさんか。すまないな、こいつが・・・・」
目の前で急にルドメロ様は素早く動き、信じられない事に、あの男性の頸を掴んで持ち上げました。
あ、でも、ルドメロ様は治療は無理って・・・・それを無理やり行った結果がこうなのね。
どど、どうしましょう。
”魔力が無くなったのだ。しばらく待つしかあるまい”
そうですよね・・・・
あ、エメリナさんが、先ほどルドメロ様からアイテムを奪った男性に詰め寄っていますね。
ドラゴンの血を奪おうとしたわけですから・・・・あれの価値を分かっていたのでしょうか?
人が作るエリクサーという薬がありますが、ドラゴンの血は、人にはエリクサーと同じような作用をします。
エリクサーですら、貴族の館が建つほどの価値があるのですから、ドラゴンの血も似たような価値があるでしょう。それを奪おうとした・・・・
しかも今、目の前にそれを必要としている人がいたというのに、です。
私がそんな事を考えていると、ルドメロ様が気が付かれたみたいです。
「う・・・・うう・・・・ん?ん???」
・・・・何か様子がおかしいですね。
あ、立ち上がりました。
何やら身体を調べています。
「ルドメロ様、いきなりお立ちになるのは・・・・」
「ん?ああデイフィリさんですか。ちょっと待って下さい。身体の調子と、動きを見ています。それと・・・・少ないですね・・・・」
「え・デイフィリさんですか?そんな他人行儀に呼ばなくても・・・・」
・・・・これはどうした事でしょうか?
何やら様子がおかしいです・・・・
えっと何やら体操?を始めたようです・・・・。
そして、歩き出しましたが、あ、転倒しました・・・・
「うーん・・・・時間がないのですが・・・・慣れないのはきついですね。さて・・・・あのぼんくらにお灸を据えないといけません。デイフィリアさん、着いてきますか?あ、その前に、ローサさん、ドラゴンの血を使ったのですけど、その後は大丈夫ですか?」
・・・・ローサさんという方も混乱しているようです。
「ええ、大丈夫。それより貴方、大丈夫ですか?何やら先程とは別人ですけど?」
「それはよかった。後説明している時間が惜しい。デイフィリアさんとローサさん、着いてきてくれますね?」
・・・・違和感満載です。
【彼どうしたの?様子が変だけど?】
【ローサさんもそう思いますか?まるで別人です。】
【敵意はありませんね。しばらく様子を見ましょう。】
「えっと確かここに・・・・あった。」
・・・・ルドメロ様は何かを飲みました。
”マスターよ、それは魔力回復のポーションだな。そのようなものを所有しておったのか?”
「ええ、そうですよ。ルドメロは忘れているようですが・・・・まあ僕の事ですけどね。それとシロ、周囲の警戒と、デイフィリアの警護を頼んだよ?ポチ、君は僕についてきなさい。暫くしてまた僕は倒れますから、その時しっかりサポートしてあげて。」
”マスターよ、其方何者だ?”
「僕は僕ですよ?時間がないので説明しませんが。さて・・・・あの愚か者を・・・・」
「?ルドメロさんか。すまないな、こいつが・・・・」
目の前で急にルドメロ様は素早く動き、信じられない事に、あの男性の頸を掴んで持ち上げました。
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